Timetable Classic
-時刻表25-
(99/4/1-)



Click the above GIF to go to menu

■注意■上から時系列で並んでいる。

1999年4月1日(木曜日)

時刻表・始動!

これまでも何度か告知してきたように、本日限りでこの「時刻表」は終了して「時刻表」になる。何が変るのか?というと、これまでお送りしてきたPalm/Pilot関連の諸情報がここから消える。

・・・えええっ???!!!

申し訳ない。とうとう機長の限界が来てしまった。

限界って?

ここんとこのPalm/Pilotユーザの急激な増大と、機長のお仕事(本職の方ね)の増大が思いっきり押し寄せてきて、機長のキャパシティを越えてしまったのだ。メーラーもPalm/Pilotに関する情報であふれ出してきた。ほとんどPalmPilot-ML状態だ。

実を言うと、この限界状態はしばらく前から続いていたのだが、WPJの登場で新規ユーザも増えてきたし、なんとか3月一杯まで頑張ろう!と思ってやってきた。

で、とうとう4月1日がやってきた。
エイプリルフールの日だったりもするんで、別の日に変えようとも思ったが、まあ、ちょうどいいタイミングなので、思い切ってここでやってしまおうと思う。

というわけで今日からパーム航空が変わる。

で、今後はパーム航空は、かつてのパーム航空のように、特集記事(つまり定期便特別機中心になる。つーわけで、これまでのように毎日更新!とはいかないかもしれないが、できる限りのフォローはしていかねば!と思っていて、新しいシステムをずっと考えてきた。

その新システムがこれだ!

「PAL-NEWS」始動!

「PAL-NEWS」って何?・・・実は掲示板だ。そしてこの掲示板には、これまでの「時刻表」のように、機長が見つけたPalm/Pilotに関する最新情報を書き込んだりする他、これまではいちいち機長が書き直していた世界中のパーム航空管制官からの報告をここに直接書き込んでもらう。

ただし、いろいろ条件がある!

1)必ずニュースの出典元をURLとともに書いて欲しい!

2)他の情報サイトからの転載の場合は、その転載元のサイト名とURLも
  書くように!

  例)

Mainichi Daily Mail Mobile(http://dm.mainichi.co.jp/mobile/)に「企業に売り込み図る日本語版PalmOS端末」という情報が出ている!国内Palm/Pilot事情に関するとっても重要な情報だ!

@According to Palmfan http://www.palmfan.com/

  こんな感じでお願いしたい。<URL>は表示されると、末尾に「;」が
  つくが、あんまり気にしないように。

3)出来れば、「投稿者の名前」は「○○空港の○○管制官」のように
  お願いしたいが、これは義務ではない。まあ、努力目標でね。

4)なお、一般公開できない情報出来ない情報については、これまで通り、
  機長宛秘密アドレス(secret@palm.org)でも受け付ける。

5)UserGroupに関する情報や、地元に住んでるPalm/Pilotユーザいますか?
  的な情報は、これまで通り、PAL地下掲示板を開放するので、
  そちらに書いて欲しい。

6)PAL-NEWSは、投稿数が500件を超えると、自動的に古いものから消えて
  いくので、そのつもりで。

7)つーわけで、「おめでとう!」とか「お願い」といった内容は、
  「PAL-NEWS」には書き込まないで、
  機長宛公開アドレス(secret@palm.org)まで送って欲しい。

8)要するに、「PAL-NEWS」はニュース専門の掲示板にしたいと思う。

9)以上のような条件に外れた投稿の場合は、機長が独断で削除する場合も
  ある。

そんな厳しい条件でも、俺は(私は)書き込むぞ!って勇敢な管制官たちの書き込みを待つ!

ただ、将来的には、日本でもたくさん増えてきているPalm/Pilot系ニュースサイトの方に移管できるようになればいいと思っている。そうして、パーム航空は特集記事のサイトとしてやっていければな、と思っている。そういう過渡期的なシステムだ。

なお、これまで続けてきた企画「信濃富士特集」「Palm/Pilotの殺し文句コンテスト」などはこのまま継続していくので、ご安心を。

そして、しばらく使用停止になっていた「遺失物取扱所」(パーム航空のための全文検索システム)も復活した。同時に、Yozさん「Sherlock Plug-in for パーム航空」もバージョンアップ(Ver.1.1)して、このサイトに対応した。(98.1.25付けで「使えません」という表示があるが、ちゃんと使えるのでご安心を!)
 


1999年4月2日(金曜日)

一夜明けて

昨日起こったパーム航空のHack事件のために、昨日は史上最多ヒット数と思われる12065ヒット(6569アクセス)を記録した。(これまでの最高は99年2月3日の8723ヒット:5446アクセス)毎年4月1日に起こるパーム航空のHack事件に関しては、機長のサーバ管理体制を批判する向き多い。原因および犯人はいまだ不明。一説には機長の狂言説も聞かれたが、機長はあんな趣味の悪いことはしない。

ところで昨日は福本さんに笑わされた。最初はマジでひっかかっちゃったよ。あと、大阪Palm IIIさんを始め、昨日はいろんなPalm/Pilot系サイトでトラブルが続いたらしい。なんでもasahi.comも「外国人閣僚」とか発表しちゃったらしい。楽しい一日だった。夜には数時間、Banjo〜○○○○オフ会に途中参加出来た。これも楽しかった。妙な時間からの参加で申し訳ない。ソバを鍋に入れる前に到着出来ただけでも許して。いきなりの登場で驚かしちゃった皆さん、申し訳ない。

なお、パーム航空の今回のリニューアルについては、さまざまなご意見をいただいている。おおむね、ご理解をいただいていたようで、ひとまずホッとした機長だ。やっぱり、突然の発表だけにちょっと心配だった。

さっそくPAL-NEWSの方も利用してもらっているようで、これにもホッとした。これは、ほし@えすあーるえすさんの発見だが、昨日機長が紹介したようにURLを< >で囲むと、一部環境でトラブルが起こるらしいので、避けるように。どうしても、という場合は()などの、<>意外の括弧でくくった方がいいようだ。申し訳ない。
 


1999年4月3日(土曜日)

PDAマシン機会均等法

この4月1日から、改正男女雇用機会均等法が改正になって、第5条(募集及び採用)で、「事業主は、労働者の募集及び採用について、女性に対して男性と均等な機会を与えなければならない。」ってことになったらしい。つまり、女性を不利に扱う表現はやめよ!ってことらしい。たぶん、いいことだと思う。

で、パーム航空に関連するコトバでは、「スチュワーデス」ってコトバを募集広告などで使うことが法律的に禁じられてしまったらしい。これからは「客室乗務員」だとか「フライトアテンダント」ってことになるらしい。4歳の姪っ子が「私は将来、国際線の客室乗務員になる!」って言ってたり、会社の同僚が「おいおい、JALの客室乗務員とのコンパ、仕込めたぜ!」なんて言ってる姿はなかなか想像できないが、とても複雑な気持ちだ。こんな気持ちになったのは、「E電」以来だ。

ところで、昨日のBanjo〜ナマモノオフ会でそんな話しをしていて、機長はあることに気がついた。たった今話した「スチュワーデス」のように、自分では気がつかないうちに相手のことを差別してしまっているコトバって、他にもあるんじゃないか?!・・・たかが「言葉」とは言え、自由と平等のパーム航空(?)としては、そういうものは自主的に減らして行かなければ!

たとえば、「CE」とか「Palm-sized」とかってコトバを、機長が口にしたり文章にしたりする時には、どうしても「偽物じゃん?」とか「バッタモンのくせに」とか「スピード遅すぎ!」とか「なんだよ、砂時計って?!」とか、ひどい時には「電池がすぐ切れるならACコードにつないどけ!」とか、とてもひどいことをイメージしてしまう。こういう差別的な意味を含んだコトバは、数万円もの投資をしてPalm-sized PCマシン(=WindowsCEマシン)を買った皆さんに対してとても失礼なコトバなので、「CE」とか「Palm-sized」と言った差別的表現はこれからできる限り避けるようにしようと思う。

同時に、Bill Gatesなんて表現も、機長の場合、これを口にしたり文章に書いたりする際には、どうしても差別的な意味を含んでしまうので、これもできる限り使わないようにしようと思う。(ま、できる限り、ネ)

とは言え、現実問題としては、中身はともかく「WindowsCE」って名前だからこそ向こうは売れていたりもする。そういうところは、「スチュワーデス」に似ている。・・・う〜ん、難しい。

【機内放送】

定期便PAL112便
「信濃富士4〜SH-Keysについて・その4〜」をアップロード。

特別機PAL-S04
「Baggage〜Download〜」「Mumin's Dic for SH-Keys」を追加。
 


1999年4月4日(日曜日)

Important Message

「Important Message From」で始まる恐怖のメールウイルス(?)、Melissaの犯人が捕まったらしい。たぶん、世界中で今頃、あんまり怖くない「Important Message From」が流れているんだろうな。ちなみにMelissaはトップレスダンサーの名前だったらしい。そんな記事を読みながらふっと思う。真っ昼間のアパートに踏み込むFBI、ちょっと乱暴にアパート廊下で壁に手を突かされる犯人。配達されたまま飲まれずに終わった牛乳の瓶(現場がニュージャージー州なのでいちおう置いてみた)。いかにもアメリカのB級映画風の逮捕シーンを想像してしまった。これから20世紀が終わるまでに何人のこういう人間が登場するんだろう?あんまり登場して欲しくはないが・・・。

さて、重要なお知らせと言えば、新装なってクリアケースが光ってるFPALMで、先日ZDNETが流したPalm Computing社長Robinさんのインタビューの日本語版を見つけた。うん、いい話だ。で、一番驚いたのはPalm VIIが今夏にも発売というコメント。忘れもしない去年のディベロッパー・コンテストでは今年末にもβテストが、なんて書いてあったがそのβテストはもう終了しているという。Palmな梁山泊・Handspring社に、Palm Computing社の主要メンバーがドドドって流れ込んだ時は、人的復旧にはずいぶんかかるだろう、なんて言われてたけど、意外と建て直しには成功しているらしい。

日本のユーザとしては、こういうPalm VIIのような通信モノはいくら発表されてもそのままじゃ使えないんだが、これだけ早くリリースされると、20世紀のうちには日本でも対応したりして・・・なんて夢も見られるってもんだ。通信モノのPalm/Pilotといえば、通信機能のついたPDAであるPalm VIIの真逆とも言える、PDA(PalmOS)をしょった携帯電話であるpdQも、もうなくリリースされるという。日本ではまだまだPDAと言えば見せびらかすための「オトナのオモチャ」の類を出てないような気がするが、世界的には確実に「仕事の道具」に向かっているようだ。先日、廣瀬さんがiModeで地下鉄東西線の最終電車を確認しているのを見て、これからはPalm/Pilotもこんなのとも対決しなきゃいけないんだよな、と思った。

ところで、PAL-NEWSPAL地下掲示板というパーム航空の2つの掲示板については再考しなきゃ、と思っている。自分でも2つも掲示板があるのは面倒くさいと思ってるし。実際、整理や情報伝播の効率も悪いし。今、考えているのは、UserGroup情報(オフ会とかイベントのお知らせ)をPAL-NEWSに移して、PAL地下掲示板は純粋なフリートーク掲示板にしてしまおうかな、と思ってるが、どうだろう?ま、こんなシステムさえも所詮は過渡期のものだと思っているが・・・。

らっ。

【機内放送】

定期便PAL112便
「信濃富士4〜SH-Keysについて・その4〜」を追加改訂。

SH-Keys用辞書の改訂版「mumin8000」と神様が作ったSH-Keys用ユーティリティについて紹介している。

 


1999年4月5日(月曜日)

窓側の鬼門

何回目だろう?Windowsの圧縮ファイルを作ってうまくいった試しがない。で、昨日もSH-Keys用の辞書をダウンロードして貰えるように、Mac用フォルダの圧縮ファイル(hqx)とWindows用フォルダの圧縮ファイル(lzh)を作った。そしたらどっちともアウトだという。Windows用はともかく、Macintosh用まで?・・・その後、ようく考えてみて、Macintosh用は何かのトラブルというより、最近5.0にバージョンアップしたStuffItExpanderが完全な下位互換じゃない(古いバージョンとの互換性が完全ではない)ためと思われたので、MigさんのMacPac2.1用日本語パッチでもおなじみ「DiscCopy」による圧縮ファイルに変更した。

さて、残るはWindows版だ。実は、最近機長はこの苦手な作業(Windows用の圧縮ファイルを公開する)に関して、ささやかな進歩を成し遂げていた。つまり、SoftWindows(Macintosh用のWindowsエミュレータソフト)上で圧縮することが出来るようになったのだ。でも、第1号は失敗した。テキスト書類の書式がちゃんとWindowsになっていなかったのだ。で、これを治して第2号を作った。今度は、lzh圧縮ファイルの作成に成功!おまけに、これを解凍してみるとちゃんと解凍できた!ようし!っとばかりサーバにアップロードした。ところが、ダウンロードした人からちゃんと開けないという報告。あれれ????

で、機長もやってみた。FTPでダウンロードした同圧縮ファイルを解凍してみた。ダメだった。「解凍できません!」なんで?・・・と、もう一度lzh圧縮ファイルを作成してみる。やっぱり解凍は出来る!コイツを再びMacintosh環境に持っていってFTPソフトでアップロード、こいつを再びダウンロードしてからSoftWindows環境に持ってきて解凍しようとすると「解凍できません!」・・・どうやら、Macintosh環境でゴタゴタしてる間に何らかのトラブルが起こってしまうらしい。原因は不明。

つーわけで、結局、まともな解決法も見つからず、フォルダに入っていた4つのファイルを直接ダウンロードしてもらうことにした。原始的だがこれが一番ましな方法だ。SHIGE@彩パームさんによると、このバラバラ書類方式は、なんとかなったようだ。(テキスト系書類がダウンロードされずにブラウザ表示されちゃう場合はあるらしいが、これは「テキストとして保存...」とかでなんとかなるよね?)

ところで、Macintosh用の新メーラーARENA1.5リリースを記念してEudraProのメールボックスをコンバートしてみるが、なぜか何度も引っ掛かる。う〜ん、インタフェースの素敵なメーラーなんだが・・・。

あと、1万近く数値の狂ってたアクセスカウンタ(上の方)を修正した。

じゃ。

【機内放送】

特別機PAL-S04
「Baggage〜Download〜」「Mumin's Dic for SH-Keys」ページを改訂。

このページから、MuminさんSH-Keys用自家製巨大辞書(mumin7000/mumin8000)をダウンロードすることができる。
 


1999年4月6日(火曜日)

信濃の春

SH-Keys周辺が相変わらず賑やかだ。というより、急展開って感じさえする。正直言って、SH-Keysのコンセプトは素晴らしい。まるで将来が楽しみな少女のような存在だ。だが、現実につきあうとなると、かなり厄介な問題が抱えている。つまりまだまだ大人の女じゃないのだ。

未経験のキー配置と、PalmOSの高速性に似合わない変換速度。その2つが、この魅力的なキーボードを買ったユーザの前に静かに、だが確実に横たわっている。このキーボードはこのままではいけない!そんな思いが、ここ数日、猛烈な勢いでいくつかの動きを加速化させている。

神様Com-JIM2でJ-OSユーザのみならずWPJユーザにも光明を当てようとしてくれている。確かにSH-Keysに待望の変換速度が加わったら、まさに鬼に金棒だ。今後のバージョンアップも含めて興味深い。もしかしたら純正ドライバを食ってしまうかもしれない。(がんばれ、純正!)一方、パムポケポチさんは、増田忠士さんタッチタイプ教本(β版)片手にタイピング速度を著しく向上させているという。(たぶん、機長はもう抜かれたな・・・)そして、muminさんは自分用に作ったSH-Keys辞書(8000語収録)をパーム航空で公開してくれた。しかも各自が辞書をカスタマイズ出来るようにcsvファイルつきだ。さらにPalMacさんたちのグループは同ホームページの専用掲示板を中心に、ユーザの声を企業に届かせようとしている。

それぞれがそれぞれの視点から、この愛すべきキーボード(だって片手でタイプできるんだぜ!ちっこいし!)の未来を見つめている。こうしたパワーが報われることを機長は今、一番強く望んでいる。

【機内放送】

特別機PAL-S04
「Baggage〜Download〜」「Mumin's Dic for SH-Keys」ページのMacintosh系ファイルのダウンロードが出来なくなっていたようだ。これを修正した!ご迷惑をおかけした皆さん、すまぬ!(お知らせ感謝!>ポチさん)
 


1999年4月7日(水曜日)

鉄道復活!

パーム航空の提携会社として昨年4月にデビューした、Datebk3用アイコン専用サイト「銀河鉄道 P.A.L.M.」がURLも新たに、復活した。というのも、昨年秋頃からサイト運営者のROBINさんが本職の忙しさで更新ストップしていたものが、久しぶりに復活したらしい。おそらくはDatebk3用アイコンサイトとしては世界一とも言えるこのサイト、今後は更新活動&新企画なども続けていくそうなので、楽しみだ。
※なお、この「銀河鉄道 P.A.L.M.」については、ココココなどを参照。

ところで、師匠、お誕生日、おめでとう!師匠とは、パーム航空の前身サイト「マックで機長」誕生のきっかけにもなったこのサイトの運営者のことだ!
 


1999年4月8日(木曜日)

Endoさんの近道

機長は、WPJ(WorkPad日本語版)の日本語システムは、さすがJ-OSシリーズの歴史を踏まえたものだけに、非常に素晴らしいものだと思っている。そして実際に、使ってみた人ならわかるはずだが、そのPalmOS思想を受け継いだ適度に賢い辞書とOS(IIIx)のスピードのおかげで、快適&高速な日本語入力を行うことが出来る。これはとっても素晴らしいことだ。

ところが、そんなWPJにも不満が2つほどあった。

A)
ユーザ辞書が環境設定アプリ(英語名=Preferencesアプリ)の中に入ってしまったために、ここに希望する単語を登録するのが面倒くさい。

B)
このユーザ辞書の参入によって、英語版OSではPreferencesアプリに入っていたShortCut機能が消えてしまったこと。

この2点が大いなる不満だった。そんな不満のひとつを、Fatal Error World!!Endoさんが解決してくれた。彼が作った「近道」という素敵な日本語名を持つソフトのおかげで、WPJにおいても英語版と同等のショートカット機能を活用することが出来るようになった。

このソフト、インストールすると、環境設定アプリに新しいポップアップメニューが登場する。もちろんその名は「近道」。ここで出来る作業は以下の7つだ。

1)一般ショートカットが使える。
「br=beakfast」や「dts=[日付と時間]」など、英語版PalmOSでおなじみのショートカットが当然のように使えるようになる!久しぶりの再会が懐かしい!

2)そのショートカットの編集。
これも英語版PalmOSのそれと同じだ。

3)その削除。
(これも同じ)

4)重複削除。
これは便利だ。名前の通り、重複作成してしまったショートカット項目を削除してくれる機能で、PalmOS 3.0以降に登場したリセットのたびに「.i」「.s」「.t」などの特定ショートカットがなぜか追加されてしまうというバグを、削除するためのボタンがついている。普段でもアプリ画面内に「重複ショートカット」という表示欄があって、ここに数字がたまってきたら、「重複削除」ボタンを押してお掃除してやるわけだ。たまにはこれをして重複ショートカットを処分しないとWPJの速度はどんどん落ちていってしまう。

5)ショートカット個数の表示。
「近道」画面には、いつもショートカットの個数と、特殊ショートカットの個数が表示されている。

6)重複ショートカット個数の表示。
上の(4)で説明した通りだ。

〜ここからはオプションメニューによる操作〜

5)特殊ショートカットを表示。
普段は表示されない特殊ショートカット(バッテリタイプ変更、など)が、このミュー操作で表示できる。しかも日本語の名称がついているので、とってもわかりやすい。

6)特殊ショートカットを隠す。
上の機能で表示した特殊ショートカットを隠してしまうメニュー項目だ。

7)ショートカットを復元。
特殊ショートカットは、これまでハードリセットをしないと復活できなかったが、この機能を使えば、ハードリセットの必要もなしに、一発で消えたショートカットが帰ってくる。ここではさらにPalm IIIx以降に登場した「.8」(バックライトモード変更)も帰ってきてくれるし、おまけに、Endoさんが「近道」のためにだけ作ったオリジナルショートカット(バックライトの点灯、電源オフ、ロック&電源オフ)も作ってくれる。う、嬉しい!

これはもう、明日からでもWPJに標準装備してもらいたいソフトだ。同アーカイブには「ShortCut+」という英語版ソフトも含まれている。また、同サイトの解説には「今のところ、以下の機能をもっています」なんて一文があるので、今後まだ新機能が追加される予定なのかもしれない。

※なお、機長の環境では、同アプリはちゃんと機能しているが、特殊ショートカットの一部を実験した結果、使えないという現象を確認した。それでも手放せないソフトには変わりない。
 


1999年4月9日(金曜日)

灯台もと暮らし

つい最近WPJを買ったというso-net空港の宮田管制官から、ちょっと面白い報告を貰った。


私もパーム航空を読んでPalmに興味を持ち、ある理由でWPJを買った一人です。

その、「ある理由」なのですが・・・

ある日、会社でパーム航空を見ていると、上司がそれを見て、結構反応してたんですね。

上司 「あ、これパームパイロットってやつだろ?」
私  「そうなんですよー、これ、すごく興味がありまして。」
上司 「英語版だけなんだよね。で、日本語はパッチを当てる、と」
私  「なんでそんな知ってるんですか?」
上司 「いや、同期のヤツが、なんかこれのことよく知っててね。
    この世界では有名らしいんだよ、山田って言うんだけど・・」
私  「か、神様?!」

ということで、私、神様こと山田達司氏と同じ会社だったのです!その瞬間運命と縁を感じて、Vis-a-VisでWPJをその日のうちに購入しました。

私の会社でも新卒学生向けパンフレットを作っているのですが、なんと、そのなかに見開き2ページで山田達司氏のインタビューが載っておりました。ちゃんとプロフィール欄にも「プライベートでは3com社のパームパイロットの日本語化を・・・」と書かれておりました。私が学生ならこれだけで志望しますね(笑)。とりあえず一冊がめておきました。

そりゃあ、神様と一緒の会社だったら驚くよな。
神様と一緒の会社ってことは、その会社は「神社」?!・・・な訳はない。

そんな神様は、SH-Keys純正ドライバを越える「Com-JIM2 β2」をリリース。一方、機長が昨日の「Endoさんの近道」で触れた「WPJのためのユーザ辞書登録簡便化」のためのソフト「Tango α」福本さんがリリースした。これぞ、不満があったら自分で作る!というPalm/Pilotコミュニティらしいアップデートだ。
 


1999年4月10日(土曜日)

UserGroupの未来

昨日、UserGroupの老舗CPUG(中部日本)さんから、三重支部静岡支部が誕生したらしい。でもって、それぞれの支部長が掲示板を設置した。

三重支部の掲示板だっちゅうぱぐ :D(支部長:PalmManagerTetsuさん
*しずおかぱ〜む情報*(支部長:そめやさん

 ※さらには北陸支部結成の話も・・・。
 ※実はすでに、横浜ラ・パーム多磨分室なんてものもある。

まあ、一言で言えば、この春のWPJ発売開始とともにPalm/Pilotユーザがどんどん増えてきて、これまでのUserGroupの枠組みではデカすぎる、そんな時代が来ただろうな。オフ会開くったって、「地方」単位だと中心部まで行くのは大変だ。おまけにオフ会の人数も「尋常じゃない人数」になってくる。のんびりお話してる場合じゃなくなってくる。そうなると、「地方」単位のUGの中に「都道府県」単位の支部があってもいいじゃないか?ってことになる。思いつきオフ会なんてのもすぐに出来るしね。そんな背景もあって、支部が出来た。さっそくWE-PUG(中国・四国地方)なんかでも検討課題になったようだ。なるべくしてなった、って状況でもある。これから各UGでも流行りそうだ。

ただ、こうやって支部なんかが出来ても、本部との交流はうまいこと取り続けた方がいいんじゃないかな、とも思う。支部〜本部だけでなく、他のUserGroupとの交流も。グループってのはやっぱ、風通しがいいに決まってるからね。実際、m-plug〜横浜ラ・パーム〜彩パーム〜東京ラ・パームなどが乱立する関東地区では、各UGのイベントとともにに、UGの壁(そんなものはもともとないんだけどね!)を越えたミニオフが続々と開かれている。そんな状況もまた楽しい。とにかく、楽しむためのUserGroupだから、自分も、そして他人も楽しくありたい。

そして、これは機長のあくまで主観的な願いだが、Palm/Pilotコミュニティはこれからどんなに大きくなっていっても、「排他性」「OS差別」「極端なマニアック」「女性が入りづらい空気」・・・などとは永遠に無縁であって欲しいと思う。これは機長が神様達から学んだことであり、そして何よりも機長がPalm/Pilotの世界に惹きつけられた理由でもあるからだ。

ところで、ずっと沈黙を守っていた東京ラ・パーム(Tokio Le Palm)もいよいよ動き出す。首都東京の第一回オフ会は4月23日!地元の第一回&言い出しっぺだけに機長もなんとか調整つけて行かねばと思っている!ProposerのMATさん、頑張って下さい!詳細と出欠は同掲示板まで!
 


1999年4月11日(日曜日)

Muchyさんのこと。

MuchyさんMuchy's Palmware Review!が、サーバ移転により、パーム航空と同じサーバ会社にやってきた。現実世界に置き換えると、棟は違うかもしれないが、同じ団地にやってきたって感じだ。何はともあれおめでとう!

でも、機長やMuchyさんが住んでる団地だから、僕も(or私も)引っ越そうかしら!というのはちょっと早計だったりもする。というのも、両サイトとも非常に転送量の多いサイトだから、うっかり同じサーバなんかになろうものなら、最悪のアクセス状態を経験することになるかもしれない。実際、うちとMuchyさんがまったく同じサーバだと、それだけでも時間帯によってはお互いにかなりの悲劇をこうむるかもしれない。(ま、そうなったらなったでサーバ会社がなんとかしてくれると期待しているが・・・)

さて、そんなMuchyさんがとうとうMacintoshを手に入れたという。もともと彼はWindowsユーザだったので、ずっとWindows中心のレビューで来たが、これからはMacintoshへの習熟度に従ってMacintosh系ソフトのレビューもしてくれそうだ。Macintoshユーザとしては万々歳だ。あとは、MuchyさんがMacintoshの習熟にどれくらいかかるのか?が焦点だ。Muchyさんが困っているようなら、Macintoshユーザは助けてあげよう!

しかも、前にも紹介したと思うが、まもなくそんなMuchyさんの本が出る!題して『WorkPad+Palmシリーズ最強化パック420』(アスキー出版)!編者は牟田嘉寿さん。そう、Muchyさんの本名だ。「Webの全記事を全面改訂し、紹介したものの中から、8割以上のPalmwareを書籍付録CD-ROMに収録しています。480本を解説、収録本数は 420本」ということなので、Palm/Pilotユーザなら必ず手に入れるべき一冊と言えるだろう。さらに「その他Webには掲載していないゲームも追加しており、さらには初心者向けにHackソフトやDAソフトの具体的な使い方、PilotGear.H.Q.とそれ以外での送金方法の解説も追加しております。初心者から上級者まで満足していただける一冊となっていますので、是非お手元に一冊、皆さんの Palmのお供にして下さい」という紹介文もMuchyさんからいただいた。これは期待できそうだ。(表紙写真や詳細などはココを!)

そんなMuchyさんは、ある意味、この1年間の日本におけるPalm/Pilotの象徴とも言える存在だ。何がって?・・・今から一年前のMuchyさんが何をしていたか、皆さんは知っているだろうか?とくに最近Palm/Pilotの世界に来た人にとってはすでにあまりにも巨大すぎる存在のMuchyさんだが、今から1年前、Muchyさんは今これを読んでいる皆さんとまったく同じ存在だった。つまり、すでにPalm/Pilotユーザではあったが、ネット上の情報をパラパラと目を通しているだけのごくごく普通の1ユーザだった。(ね、今のあなたと同じでしょ?)

そんなMuchyさんが動き出したのは、機長の記憶が正しければ去年の5月あたま頃(昨夏の機長のHD事故により、その頃の記録が残っていないので正確な日付は不明だが・・・)だった。機長の元に一通のメールが届いた。いや、機長だけでなくいくつかのPalm/Pilot系情報サイトにそれは届いたはずで、その内容は、「日本語のPalmwareサイトを作ってみようと思います。現在製作中のサイトを一度ご覧になって感想を下さい!」というものだった。で、覗いてみると、デザインの統一感はあるが全体的な構成なんかにどことなくぎこちなさの残るサイトが工事中ながらもそこにはあった。本人に訊いてみると、「HTMLを触るのはまったく初めてなんです!」ということだった。実際、「トップページのロゴを別のものに変えたら?」と提案したら、「その方法がわからないんです」という答えが帰ってきた。当時の機長は「そんなんで本当に大丈夫?」と正直思ったもので、実は「過去の海外のPalmwareサイトを見ると、その運営はとてもハードなもののようです。始めるなら、かなりの覚悟が必要だと思います」という今から思うと赤面したくなるような余計なお世話の一言を送った記憶がある。ところが、Muchyさんの「覚悟」は機長の想像を遥かに越えた強いものだった。そして昨年の5月中に、かなりのPalmwareレビューをアップして、5月の末頃(since表示によると98/5/24)に、Muchyさんのサイト「Muchy's Palmware Review!」はデビューした。

以来、1年も経たないうちにアクセス数は40万を越え、そしてとうとう本の出版と来たもんだ。その間わずか11ヶ月。これはまさに、この1年間の日本のPalm/Pilotワールドの成長に似ている。その意味では、たった今、この記事をなんとなく読んでいるあなたが、来年の今頃には自分のサイトで100万アクセスを記録したり、本やビデオを出版してたり、なんてことも夢じゃなかったりする訳だ。もしくは、これからのこのコミュニティの成長具合によっては、あなたがPalm/Pilot関連会社の社長になってるなんてこともないとは言いきれない。まるで、アメリカ本国におけるかつてのPalm/Pilotの急成長にも似た現象が今、日本でも起こりつつある。とっても楽しいじゃねえか、この野郎!(・・・って誰に言ってるんだろう?)
 


1999年4月12日(月曜日)

当たり前ではない当たり前

このページで、WPJ(WorkPad日本語版)に関する不満について触れたのは、ほんの数日前(99/4/8)だ。機長の不満だった2つのうち、「ショートカット問題」Endoさん「近道」によって解消された。そしてもうひとつの不満「手軽なユーザ辞書登録問題」に対処すべく福本さん「Tango α」今関さん「MiruTanDA WPJ対応テスト版」がほぼ同時にテストリリースされ、その問題解決に向けた第一歩を踏み出したところだ。たが、実はまだどちらのソフトも正式版ではない。というのもこの2つのソフトの作者がいみじくも同時に語っていることだが「ユーザー辞書のフォーマット等は独自調査」なので、まだまだ完璧な作品とは言えないそうだ。それにしても、この対応速度は凄い。実は、機長の場合、あんまり望んでいたものではなかったが、WPJユーザが望んでいたもうひとつの不満点「キーボードボタンの無意味問題」に関しても、すでにEndoさんの「KeyboardToCalc Hack」によって解消されている。

今さら説明するまでもなく、これらのソフトは3Comでも日本IBMでもなく、あくまでも個人プログラマによって作られたものだ。ある意味、これはPalm/Pilotの世界においては、きわめて「当たり前」のことなのだが、ようく考えてみると凄いことだ。とくに、今回のWPJおよびそのPalmOS日本語版はその仕様がまだ公開されていない。まだ、というよりこのままずっと公開されないかもしれない。でも、個人プログラマたちが、あくまでボランティアな解析によってその構造を解明して、対応ソフトを作ってしまう。他のPDAマシンでは「奇跡」としか思えないようなことが、Palm/Pilotの世界では日常茶飯事のように「当たり前」に起こってしまう。そして機長もまた、その恩恵を当たり前のように受けているのだが、たまにはこうした「当たり前ではない当たり前」を成し遂げてくれる偉大なプログラマさん達に感謝しても罰は当たらないだろう。

ところで、いまだ公開されていない「ユーザー辞書のフォーマット等」については、福本さん今関さんともにかなりてこずっているようだ。そんな時にふと思う。Palm/Pilotコミュニティがアメリカでもそして日本でも、いわんや世界中で成功した理由とはなんだったのか?その他のPDAと違って、その仕様をどんどん公開していいったせいではなかったか?そのおかげで世界中にPalm Computing Platformのための無数のプログラマ達が生まれ、このPlatformを他社にはマネの出来ない豊穰な世界に変えたのではなかったのだろうか?・・・そう考えてくると、PalmOS日本語版だけがその仕様を公開していないのはちょっと不自然だ。他社にマネされたくないだけなら守秘契約を結すぶという条件でもいい。もうちょっとなんとかならないのか?と思う機長だ。まあ、こういう問題ってPalmOS日本語版だけじゃなく、「Palm Vの開け方」なんかについても言えることなんだが、もうちょっとオープンでもいいのでは?と思ってしまう。もっとも、Palm Vの開け方のように、短時間でその秘密を暴ことが出来るうちは、これはこれでメーカーと個人ユーザの間の楽しいゲームとも呼べるのだが、気がついたらPalm-sized PCマシンよりも閉じていた、なんてことにならないことだけを機長はつとに願う。

その後、福本さん「Tango」は、初期バグを解消して、名称から「α」は
 取れたが、いまだαバージョン(アルファ=初期テスト中)らしい。
 一方、今関さん「MiruTanDA WPJ対応テスト版」は、テスト版のため
 まだ一般リリースはしていないようだ。

【機内放送】

定期便PAL113
「時刻表99まとめ〜[電池の寿命]」をアップロードした。
 


1999年4月13日(火曜日)

Palmな相棒の復活

MacintoshでPalm/Pilotなユーザにとって、Palm Buddyというソフトは特別な存在だ。3Com標準の「PalmDesktop2」のように、デスクトップで直接データを編集することは出来ないが、CradleによるHotSyncを通して、デスクトップ上に自分のPalm/Pilotの中身を持ってきて、その中のファイルをバックアップしたり、削除したりが簡単に出来る。ある種、Palm/Pilotのリモートコントロールみたいなことがこのソフトを使えば出来るわけだ。Windows環境のようにさまざまなバックアップソフトを持たないMacintoshユーザにとって、とくに高速&高機能のMacPac2.1が登場するまでは、Palm BuddyこそがWindowsユーザに自慢できる唯一のソフトだった。

機長はそんなPalm Buddyデビュー以来、とっても愛用してきた。とくに悪名高き先代「Pilot Desktop 1.0」時代には、ほとんどコイツをメインにバックアップ作業やらインストール作業をしていたほどだ。ところが、ここ半年ほどは、それほどまでに愛おしいはずのPalmな相棒(Palm Buddy)をまったくと言っていいほど使っていなかった。

理由は・・・「使っていない」というより「使えなかった」のだ。それは昨秋のある日のことだ。その日を境にして、あんなにも手軽だったPalm Buddyが、なぜかまったく使えなくなってしまった!とっても哀しいことだが、それが現実だった。ちょうどその頃、「MacPac2.1b」に乗り換えたばかりだったこともあって、「まあ、いいか」と、不満ながらも諦めてきた。ところが昨日、突然Palm Buddyが使えるようになった。そしてわかったこのトラブルの原因は、実に下らないものだった。

その原因とは・・・。

実はこれまで、機長はこのPalm Buddyが使えないトラブルの原因を、いろいろ疑ってきた。そんな中で一番疑わしいものといえば、トラブル時期とほぼ同時に使い始めた「MacPac2.1b」の存在である。きっとコイツのシリアルポートの使い方が変更になって、そのせいではないか?と疑っていた。そこで、Srial Port Monitorをつけたり消したり、いろんな実験をしてみたのだが、相変わらずデスクトップのPalm Buddyはウンともスンとも言ってくれない。その他、Ethernet関連やら、Palm Buddyの転送速度やら、いろんなところを疑ってみた。だが、やっぱり結果は同じ。

ところが昨日、ふっと思いついて確かめてみたところ、これらのトラブルの原因が機長自身のチョンボであることがわかった。すなわち、Palm/PilotにインストールされたPalm/Pilot側のPalm Buddyアプリのバージョンが古かったのだ。そう、昨年の秋、機長はハードリセットの悲劇に遭遇している。そして、その時の復旧活動で、機長はどういう訳だか、最新のPalm Buddy(Ver.1.1)ではなく、古いバージョン(Ver.1.0.2)の方をPalm/Pilot側にインストールしてしまったらしい。そのために、デスクトップ側のバージョン(Ver.1.1)と、Palm/Pilot側のバージョン(Ver.1.0.2)が食い違ってしまい、その結果として、半年間のPalm Buddy不通という悲劇を生んだ。マヌケと言えば言える。(その後のPalm III〜初代WPJ〜代替機WPJの過程でもこのマヌケな悲劇は繰り返された。つまり機長はバージョンの違いに気づかないままデータをマシンからマシンへと移し替えてきた)

で、ここまで事情がわかった段階で、最新版のPalm Buddyアプリ(Palm/Pilot側)をWPJにインストールしてみたら、これがまあ、なんともあっさりと一発で繋がってしまった!・・・と行きたいところだが、最初は何度もFatal Errorでつまづいた。レベルメーターがぐいぐいと動き出して、いったんは繋がりそうになる。だが、そのメーターが右端の終点に辿り着くまでの間にFatal Errorが出てしまう。何度やっても同じ結果だった。せっかく光明が見えてきたのに、ここまでか・・・と諦めかけた機長だった。ところが、ここでもまた機長の「もしや?」が登場した。もしや、と思った機長は、Palm Buddyの転送速度をデスクトップ側&Palm/Pilot側ともに「57.600bps」から「115.200bps」に変更してみた。すると、一発で繋がった。しかもかつてのメモリ容量8MBのPalm III時代と違い、標準WPJなのでとっても速い。まさにスイスイ状態で面白いように繋がった。こうして、機長のPalmな相棒が帰ってきた。もう離さないぞ!


P.S.
ところで、
Muchyさんが久々に提唱しているのを記念して、「一筆啓上運動」の簡単なバナーを作った。自由に使ってもらって結構だ。で、リンク先は自由だが、推奨URLは<http://palm.org/f_pal_classic/f_pal_flight_000/p071_freedom.html>だ。別に強制ではない。リンクしなくても全然構わない。ちなみに「一筆啓上運動」の1999年のキャッチフレーズは「YOU CAN MAIL」・・・英語的に正しいかどうかは知らないが、まあ、プロ野球チームの監督が考えそうな和製英語(機長訳=「あなたはメールの送り方を知っている」)ぐらいに解釈してもらえると嬉しい。

 


1999年4月14日(水曜日)

もうひとつの未来

海の向こうアメリカで、ROBINおばちゃん銀河鉄道 P.A.L.M.ROBINさんじゃなく!Palm ComputingのボスであるRobin Abramsさん!)が、「Demo Mobile '99 conference」というイベントでこんなコメントを発表したらしい。

We will have clones in six to nine months.
ここ6〜9ヶ月以内にPalmOSのクローンマシンが登場します。

このニュースを報じている「RED HERRING」は、すでに発表されているOEM企業(つまり、Symbol、Sun、 Qualcomm、IBM、Franklin Covey、Handspring以外の企業にもライセンスを売っていくいくつもりなんだろうと書いている。そしてこれは、現在Palm/Pilotの1/4しか売れていないWindowsCEマシンなどライバル達とのこれからのシェア戦争に勝ち続けるために必要な戦略であろうと。

・・・やっぱりSteve Jobsの林檎屋マークのPalmが出るのだろうか?

ところで、先日、PAL-NEWSの方で触れた『いまどきのPDA選び(前編)』というインプレスPC Watch(4/6付け)の記事は、Palm/Pilotユーザ達に大いなる話題を呼んだ。まずは一度、原文を読んで貰った方がいいのだが、この記事、とっても妙な記事だ。ちゃんと深読みすると、筆者はPalm/Pilotの良さに気づいているのがわかる。でも、深読みしないでサラサラっとこの記事を斜め読みした場合、Palm/Pilotはダメで、結果的にWindowsCEマシンの方がいいと書いているようにも読める。読めば読むほど、筆者の意志と文章表現がズレているという、とっても不思議な記事だ。「エッシャーのだまし絵」に近い世界がここにはある。

たとえば、筆者は「今すぐに面白くて使えるプラットフォームを探しているなら、Palmシリーズが唯一の存在であることは確かだ」と、他のマシンに関してはまったく使っていないPalm/Pilotへの賛辞表現を書いておきながら、他の箇所では、どんなに贔屓目に見ても筆者はそうは思っていないでしょ?という無機質な表現でPalm/Pilotの欠点を書き、(カタログから抜き書きしたような)WindowsCEマシンの長所を書いている。

そこで機長はPAL-NEWSではこう結論づけている。

「この筆者もいろんな「しがらみ」から苦労して文章を書いているのかな〜なんて思ってしまった機長は考え過ぎだろうか?・・・たぶん考え過ぎだろう」

・・・と。

そしたらこの記事の『いまどきのPDA選び(後編)』が出た。これを読むと、機長の予想は外れていなかったことがわかる。筆者がこの春に結果的に買ったPDAマシンは2台で、一台はザウルス・アイゲッティ、そしてもう一台はWorkPadだった。あんなに絶賛(とも読めた)WindowsCEマシンだけは買ってもいないのだ。

そして例によって不思議な表現が並んでいるのだが、ザウルス・アイゲッティについて、筆者がまともに褒めていることはただひとつ、「安い!」というただ一点だけだ。あとは、たまに褒めているような箇所があってもほとんど何も褒めていない。で、後者のWorkPadに関しては、前回のかなり異常な文章からは想像も出来ないほどにちゃんと褒めている。そして欠点としては、満足出来る環境を獲得するにはそれなりの「手間とお金」がかかる。でも「(仕事として捉えると本末転倒だが)情報を集めて環境を整えていく過程が楽しめる」ので、それは不満ではない、というニュアンスでまとめいる。さらに次の章では、堂々と「なぜPalm-size PCではなかったのか 」についても書いてある。バランス感覚は今回もちゃんと活きているが、少なくとも『前編』のあの不思議な文章(入学試験でこの文章の作者の意図を書け?と出題されたら誰も正解を出せないのではないか?という奇妙さ)に比べると、きわめて歯切れのいい文章だ。知らない人に読ませたら、同じ筆者の文章とは思えないほどだ。

う〜ん、今回の記事を読んだ感想。

日本の学校では「企業圧力の中でライターが必死に書いた商品紹介記事」の読み方なんかも教えるべきかもしれない。それにしても、日本IBMがWorkPad日本語版を出してくれて良かった!もしも、日本IBMがWPJを出ててくれなかった1999年4月を想像してみよう。いくら神様がJ-OSをどんなに進化させていようが、雑誌やネットマガジンなどで「Palm/Pilot」や「WorkPad」の文字を見る機会は、現在の1000分の1ぐらいだったはずだ。それは商品の良さ悪さじゃなく、単純に資本力と宣伝努力、企業パワーの問題だ。
 


1999年4月15日(木曜日)

日本発世界初

今日は時間がないので、ちょびっとだけ更新。やっぱり日本人の機長としてはリモコンコン(英語名=PalmRemote)を応援したい。機長の記憶が確かならば、Palm/Pilotの赤外線機能を使った世界初の家電コントロールソフトは、間違いなく岡田さんリモコンコンだった。日本代表として頑張って貰いたい。なんのことかわからない人は、Palm-Q(パームキュー)掲示板(4/14〜)を読もう。


ところで、「一筆啓上運動99〜YOU CAN MAIL〜」のバナーを置いてくれたサイトの皆さん、感謝です。

MuchyさんMuchy's Palmware Review!
プロブレムさんのPalmCommu
わしみさんてのひらを太陽に
Pal MacさんPal Mac
ポチさんパームをポッケにつめこんで【追加】

時々、「日本語はともかく、英語は苦手なんで・・・」というお話を聞くことがあるが、そんなもの気にする必要はまったくない。これは過去にもちょっとだけ紹介したことがあるが、機長がやってるアイコンサイト「I's Icons」にイタリア人から届いた英語のメールは、こんな一文から始まっていた。

English is a foreign language to me too, so I'll be very brief.
(英語は僕にとっても外国語です。だからとにかく手短に書くよ)

なんか、可愛いじゃん!で、実際にとっても手短な手紙なんだが、機長はとっても嬉しかった。
 


1999年4月16日(金曜日)

揺れる想い

とうとう機長のWPJ(WorkPad日本語版)のMemoPadに「J-OS」カテゴリが帰ってきた。ご存知のように、WPJにはPalmOS日本語版がついているので、J-OSは必要ない。だからJ-OSのユーザ辞書を拡張するための「J-OS」カテゴリも必要ないわけだ。でも、こいつが帰ってきた。これがどんな意味を持っているのかというと、問題は、片手タイプのキーボードSH-Keysだ!

機長はずっとSH-Keysを使いこなすための努力を積んできたのだが、なかなか進まなかった。つまり慣れてはきたけど、「すっげえ便利!」には使えてこなかった。いろんな事情がある。キーボード操作にはそれなりになじんできてもいたのだが、やはり純正ドライバには限界(根本的な変換スピードと辞書に存在しない単語の処理方法)を感じてきた。

そんな機長には、もうひとつの選択肢があった。つまり、神様のCom-JIM2だ。これはSH-Keys純正ドライバの替わりを果たしてくれるものだ。でも、なかなかコイツに手を出せないでいた。理由はWPJの容量がすでに限界だったので、Com-JIM2を使うために必要なJ-OS用の辞書をインストールする余裕がなかったのだ。

ところが、先日、Palm Buddyが久しぶりに使えるようになった(時刻表4/13「Palmな相棒の復活」)おかげで、せっかく鍛えてきたSH-Keys辞書を確実にバックアップしたまま手軽にSH-Keys関係のソフトをすべて削除してみることが出来るようになったのだ。そこで、実際にやってみた。

つまり、SH-Keys関連のソフトを全部引き抜いて、替わりにCom-JIM2(b2)とJ-OS用の辞書(機長がずっと使っていたtazさん「真辞書」=360KB)をインストールしてみたのだ。で、使ってみた。そしたら・・・

使いやすい〜!

何よりも速い!そして、辞書に載っていない単語の入力も手軽に出来る。さすが神様!とんでもないものを作ってくれた。しかも、結果として、機長の場合、容量的にも、

SH-Keys関連のソフト  Com-JIM2 + 真辞書

・・・なのだ。これはいいことづくめじゃないか?この空いた余裕を使って、「真辞書」の替わりに桂川さん「dic-tk ME EA4」(521KB)のような巨艦辞書をインストールすることも出来る。

最初の頃、キーボード内容が画面に表示されることはタッチタイピングに関してマイナスではないか?とも思ったのだが、純正ドライバを使う場合だって、結局は変換結果を画面で確認する必要がある。そう考えると、この仕様はとくにマイナスだとも言えなくはない。唯一のマイナス点は画面の半分近くをCom-JIM2が独占してしまうことだが、こういうキーボードを使う時ってたいていは長文を入力する時、つまりMemoPad中心だから、画面の多くが取られちゃうことはそんなに痛くはない。

さらに、機長がCom-JIM2の導入に関して悩んでいたことも、実際にやってみたら余計な心配だった。その悩みとは、ユーザ辞書を使うためにはJ-OS本体も再びインストールしなければならないのでは?という悩みだが、実はこれ、本当に余計な心配だった。Com-JIM2は賢い奴で、J-OS本体がインストールされていなくても、J-OSスタイルのユーザ辞書を用意しておくだけで、Com-JIM2はその辞書をちゃんと認識しくれる。という訳で、冒頭の「J-OS」カテゴリの話になるのだ。

おまけに、おまけに!Com-JIM2はただのDA書類なので、HotSyncのたびにON/OFFの切替をする必要もない。(残念ながら、純正ドライバの場合は、HotSyncの前にOFF、その後にONの操作が必要だった)

う〜ん、機長としては、今度はSH-Keys純正ドライバの逆襲を期待したい!

  ※Com-JIM2については、Pal Macにかなり詳しい解説がある。
  ※
Com-JIM2はすでに「b3」がリリースされているが、かなりバグってる
   ようなので、最初は「b2」から使ってみることを推奨する。


PS:日本ベスト8おめでとう!
PS:
WE-PUGさんもとうとう正式オフ会(4/23)、こっちもおめでとう!
 


1999年4月17日(土曜日)

祝だ!

すでにいろんなサイトでも取り上げられているが、PalmPilot Gear H.Q.に凖国産ソフト「DA」というカテゴリが登場した!DA生みの親である神様を始め、各種DAの英語化に貢献した「DA L10N 4En」の皆さん、そして「Cute Et Funky DAs」を立ち上げた山門さん、おめでとう!機長もなんだか嬉しい!そしてこれからが本当の勝負!

そんなDAのひとつで、機長が今とっても夢中なソフト「Com-JIM2」はいよいよb4にバージョンアップ。とっても快適だ。右利き用はやっぱり右利きには嬉しい!

ところで、上のニュースとは関係ないけど・・・

時刻表4/15「もうひとつの未来」で触れた『いまどきのPDA選び(前編)』『いまどきのPDA選び(後編)』の筆者の方(本田さん)からご連絡をいただいた。非常に客観的であり、とても理性溢れる文章であの記事の背景をご説明いただいた。そして「巷で言われるようなMSの圧力」は受けてはいないし、他の記事ではMS製品に関してかなり厳しい意見などを書いたことがあるが、それについて上司などからプレッシャーを受けたことはなかった・・・と言った、機長の知らない裏側を知ることが出来た。

「おまけ」で書いてくれた各PDAへの感想(感謝です!)も、とても客観的なもので、Palm-size PCは「386や286時代のWindows 3.0マシンみたい」なもので、「時期尚早ですが、あと1年ほどして進化すれば、こちらを買うかもしれません。マルチベンダーなことも好感が持て」る。ZAURUSは「たとえるならオアシス」のようなもので、「価格だけではなくて実際に使って便利」だった。そして、Palmには「昔のAT+PC DOSのような魅力を感じて」おり、「個人的には将来の発展性でどうなるのか不透明に感じますが、現時点での解決策としては優れて」いる。・・・ということだ。とっても納得の出来る文章だ。

ところで、近いうちに「引用することが可能であれば、機長のような意見をまとめて、続編を書いてみたい」ということなので、とっても楽しみだ。そして本田さんへ、本田さんの記事をオモチャにして、申し訳ない!本田さんがオトナな人で、本当に良かった。
 



1999年4月18日(日曜日)

420の力

アスキーさんのおかげでMuchyさん編纂の「WorkPad+Palmシリーズ 最強化パック420」(4月22日発売)を一足先に拝見させてもらった。すんげえ本に仕上がっている。総計480本以上のPalmwareがスクリーンショットつきで解説されている。(全部数えた訳じゃないが・・・)それだけでも凄い。これが、255ページの中にこれでもかこれでもかって感じで並んでいる。これを見ながら、そうか!日頃何気なく見ているMuchyさんのサイトの凄さを改めて痛感する。あのサイトはすでに、こんな巨大な神殿のような中身を持っていたのか・・・・。そして、同書についている付録のCD-ROM「WorkPad Power UP! Pack」には420本のソフトが詰まっている。(全部数えた訳じゃないが・・・)ソフトを取りだしやすいようにhtmlファイルにまとめてある。好きなブラウザにこいつを読み込まさせれば、クリックするだけでローカルダウンロードが可能だ。これだけの内容で2600円なら、機長はお得だと思うのだが、どうだろう?

そんなMuchyさんの本で、もうひとつ興味深かったのは、いつのまに国産Palmwareがこんなに増えていたのかってこと。420本のうち何割が国産ソフトなのか知らないが、かなりの数の国産ソフトがいつの間にか出来ている。そして、聞きなれた日本人プログラマたちの名前がたくさん並んでいる。その中に一本だけ機長の名前もある。・・・ははは。まあ、ご愛嬌だが。


【P.S.NEWS】この週末だけでもm-plugPUGOCPUGPalm-Qと、全国でUser Group絡みのオフ会が花盛りだ。なんか、とってもいい感じになってきた。
(参照=
Palm/Pilot日本占領計画PAL地下掲示板掲示板

【P.S.NEWS】とうとう「b4」に上がった神様の
Com-JIM2が快適だ。とくに、すでにほぼ完成の域を迎えつつある日本語入力では、SH-Keysとの相性は完璧だ!そして注目は、今後熟成が始まるであろう英語入力!果たしてこれがどんな形になるのか?!注目だ。
 


1999年4月19日(月曜日)

ちょびっとサーフィン

今日は、日本のPalm/Pilot系サイトで、ここ最近、変化のあったところをいくつか紹介する。

■Palmfan・・・一筆啓上運動のバナー貼っていただいた。感謝!
■Palm Pilotのページ・・・「明日公開予定」のまま消息不明。お元気だろうか?
■Muchy's Palmware Review!・・・とうとうグランドオープン!これで機長とはご近所(同じサーバ会社)になった。まもなくが出版されるし、豪華プレゼントも企画中だとか・・・。
■パームをポッケにつめこんで・・・デザインがリニューアル!涼しい感じ。
■てのひらを太陽に・・・こちらもデザインがリニューアル!爽やかなページ!そして、とうとう機長のバナー作りのテク(実はとっても簡単)が解析されてしまったらしい。一筆啓上運動のバナーとそっくりのバナーにはビックリした!
■大阪Palm III・・・関西Palmショップ情報「買うゾウ!」が独立したページになった。ショッピングバッグを提げたゾウさんが可愛い。
■Fatal Error World!!・・・ここの「こんなアプリほしいゾ」形而板」は、WPJに関する最近の画期的ソフトたちが次々と誕生している魔法の掲示板。
■Pal Mac・・・機長も愛用のCom-JIM2の最新版b4のスクリーンショットが追加された。これは機長もお気に入り!ところで、Pal Macさん、しばらく旅(お仕事)に出るらしい。
■Palman・・・こちらも一筆啓上運動のバナーを貼ってもらった。感謝!あ、そうそう、MATさんが作った2つ目のUG、東京ラ・パームの第一回オフ会はいよいよ今週金曜日だ!(詳しくはPAL地下掲示板に)
■WE-PUG・・・トップページのデザインが変わった。白地に「黒・濃いめの赤濃いめの黄」の3色を組み合わせた配色はとてもキレイ。でも、前のピンクバージョンも捨てがたかったな。あれは誰にもマネが出来ない!ま、どっちにしてもmikiさんの配色はいつも素晴らしい。
■PowerBook100's World News・・・正確にはPalm/Pilot系サイトではないが、時々貴重なPalm/Pilot系情報を掲載してくれる!4月17日付けのニュースで、例のPalmOSのライセンス問題をまとめてくれている。

そして!

■祝・復活!PalmNavi・・・昨年衝撃的なデビューを飾り、サイトオーナーである濱橋さん所有のPalm IIIの破損とともに長い活動停止状態にあった、あの伝説のPalm/Pilot系サイトが帰ってきた!今度は「白いPalmNavi」だ。先日Pilot Pro Shopさんが行ったPalm IIIプレゼントの正体もわかる!
■祝・誕生!PAHOO!(仮)・・・それにしても、最近Palm/Pilot関連のサイトが増えたな〜と思ってたら、そんなPalm/Pilot系サイトを分類してくれるPalm/Pilot専門のリンクページが登場した。仕掛け人はPalmTips平野さんSIMPLE COM秀司郎さん。ただし登録は「混乱を避けるため、管理者自身の登録のみ」だそうだ。ここのサイト名を聞くと芸能人水泳大会を思い出すのは機長だけだろうか・・・。

ところで・・・

微妙な感じだが、まもなく、4月19日(月)から20日(火)にかけて、600.000アクセスがやってきそうな雲行きだ。というわけで、いつものように60.000アクセスのスクリーンショットを送ってくれた人には、おなじみ(と言っても実際に獲得した人しか知らないが・・・)の寸志を送らせてもらう。

ちなみに前回50万アクセスのスクリーンショットを送ってくれたエール空港の中山管制官からは、機長から寸志を贈ったあとで、下記のようなメールが届いた。


最初は私も半信半疑でした。でも機長さまからのあのアイテムが到着
した日から私にはとても手の届かないと思っていた憧れの椰子V子さん
を手中にし、家族(椰子飛行士&椰子III子)とのコミュニケーション(Hot
Sync)もバッチリ。これまで度々記憶喪失になっていたのもウソのよう、、、
といったバラ色の人生です。
                 N山 K男 (28歳) 海外在住

・・・あはは。そんな大層なものじゃないってば!
 


1999年4月20日(火曜日)

大御所2題と新進サイト

3月22日にパーム航空から突如リリースした金井さんの世界情報データベースソフト「Abroad!日本語版<機長版>」4.2にバージョンアップ!変更事項は、KDDスーパージャパンダイレクトの説明ファイル(KDD_SJD.txt)の追加、国番号・地域番号の一部訂正、インターフェースの改善、為替レートの更新などだ。例によっては、パーム航空からのみダウンロード出来るフリーウェア。

世界中から注目を浴びるカスタマイズ可能なグラフィカルランチャー「Home」がいよいよ正式版リリース。他にも福本さんのサイトには注目!

お知らせ貰いながら紹介が遅くなったが、DaNnAさんのPalm/Pilot系情報サイト「Palm!」は凄い。しばらく見ない間にどんどん成長して、まるで、最盛期のパーム航空「時刻表」のような勢いだ!デザインセンスも機長好み!

それにしても最近、新進のPalm/Pilotサイトが元気だ。

WorkPadでござる!・・・Mac×Palmユーザ必見の孤軍奮闘爆笑日記。
Palm de COOL!・・・オシャレにPalmを使いこなしたい人のためのページ
Palmで行こう!・・・Piloシリーズソフトの作者としてもおなじみのCHEEBOWさんの、Palmwareあり、開発裏話あり、小説あり、のなんでもサイト。必見!
PalmCommu・・・Palm/Pilotをグラフィカルに解釈しよう、提案していこうという斬新なサイト。

以上が、最近の機長の注目サイトだ。

そういえば、600.000アクセスは火曜日に持ち越したようだ。

★★★

最後に、
桂枝雀さんご冥福を謹んでお祈り申し上げます。心から尊敬できる素晴らしい才能でした。お暇な方は一度CD-ROMでもお聴きになってみて下さい。本当は元気な頃の生舞台を見て欲しかった。千人単位のホールでも爆笑と感動を伝えられる貴重なアーチストでした。
 


1999年4月21日(水曜日)

快挙!

とても素敵なニュースを聞いて、機長はとても興奮している。ネット上でスキップ踏みながらいきなり踊りだしたいような気分だ。昨日の時刻表「大御所2題と新進サイト」でちょうど触れたばかりの、福本修仁さん作の、とってもグラフィカルなランチャーソフト「Home」が、なんと!「Plus Pack for PalmVII(tm) Computing(r) Organizers」というCD-ROMに収録されることになった!え、どういうこと?・・・そう、機長も最初、その意味がわからなかった。が、やがてわかってきた。そう、まもなく米国でリリースされる次期Palm/Pilotマシンである「Palm VII」のバンドルCD-ROMに収録されることになったというのだ!これをめでたいと呼ばずに何をめでたいと呼ぶんだ?

今回の同ソフトの正式版リリースにはそんな背景があったらしい。いや〜、このニュースってば凄い!凄い!凄い!今から数日前、サッカーのU-20日本代表がメキシコに勝って世界ベスト4に進んだくらいに凄い!そしてめちゃくちゃ嬉しいニュースだ。だってあの、僕らの福本さんのソフトが、Palm VIIにバンドルだぜ!・・・と、やや冷静さを失いつつある機長だ。

ところで、今回のニュースに関して当の福本さんから、とても面白い話を聞いた。「Home」がPalm VIIにバンドルされるという知らせを聞いた福本さんが、最初にとった行動はなんと!・・・「PalmVIIという事で新しいOS・ハードウエア(特にLCD関連)でもちゃんと動作するのか心配で、とりあえずDotEditorにIR機能を追加して、近所のショップに行き展示機のWorkPad-Jに背景画など一式転送してこっそりとデバッグを行ったりしていました(^^;。」・・・あはは!って笑ってしまうのは失礼だが、なんか泣けるじゃねえか、って泣いてるんだか、笑ってるんだか、どっちなんだ、俺?!あのとっても温厚なデジタル紳士・福本さんがそんなことをしていたとは!広島方面のショップでWPJを買うと、意外なオマケがついてくるかもしれないぞ!

改めて最後に、世界に羽ばたいた福本さんに拍手!さあ、次は誰の番だ〜?!そしてU-20サッカー日本代表も頑張れ!

ところで、

時刻表4/17「祝だ!」の後半部分でも紹介した本田さんのレビュー『第1回:いまどきのPDA選び(前編)』『第2回:いまどきのPDA選び(後編)』に関して、わざわざ本田さんが同コラム(PC Watch「本田雅一の週刊MOBILE通信」)で、パーム航空の同コラムへの感想についてのフォロー記事「第3回:続・いまどきのPDA選び(レポートの書かれた背景)」を書いてくれた。プロライターの方に、素人のお遊びの相手までさせてしまい、大変申し訳ないことをしてしまったな、と機長、大赤面だ。と、同時に、こんな思いっきり趣味サイトの意見にまで耳を傾けてくれた同氏およびPC Watch編集部の懐の深さに感謝だ!この記事を読むと、同氏の言いたかったことの本旨がようくわかる!

おまけに、

昨日、パーム航空は60万アクセスを記録した。見事スクリーンショットを撮影したのはKuzugaya空港の小森管制官だ!同管制官には恒例の寸志を贈らせてもらった。

さらに、

[pilot-ml 9658] Palmな話2題で知ったMobileNewsの記事「WorkPad日本語版登場の経緯とPelm V機はまだですか?」は凄い!おなじみ日本IBMの黄門様こと竹村さんへのロングインタビューだが、これまでは直接会わないと聞けなかったWorkPadの舞台裏がすべてわかる!ものすごい記事だ。これを読むと、21世紀に向かう世界のPC市場におけるPalm/Pilot/WPJの位置づけが見えてくる!そしてPCコンパニオンという概念の意味も。さらにはPalm V相当のWorkPadのことまで。絶対必読!
 


1999年4月22日(木曜日)

重大メールが2通届いた

今日は重大ニュースが二つ。

ひとつは、すでにMuchyさんとこにも出ているが、WorkPad液晶の修理価格についての重大ニュースだ。

修理費用は

かつてパーム航空を含むいくつかのサイトやPalmPilot-MLでもたびたび紹介された情報に、WorkPadの液晶が破損した場合、4万いくらもの修理費を取られるという話があった。機長も同様の破損事故経験者なので、この値段はどういうこっちゃねん?!アンタら、ヤクザかい?!と思っていた。正直な話。近場では今月初めに大阪の某量販店で修理を依頼したac空港の松岡管制官が、その某量販店で見積もってもらったら4万4千円(定価5万円の商品にこの値段!)の見積もりをもらったという報告をくれている。しかも某量販店の中間手数料が1万円と聞いて、同管制官はキレたのなんのって。で、彼はその後、IBMに問合せている。すると答えは「IBMの見解によるとワーク・パッドは構造的に液晶とメインカードの分離ができず、修理する時には中身をすべて入れ替える必要があるのでそれだけの費用(3万3千円)がかかる」と言われたらしい。松岡管制官じゃなくても怒るよ、こりゃ!・・・と思っていたら、昨日、日本IBMの関係者から至急連絡が入った。

残念ながら機長は不在だったので、そのメールを確認したのは22日朝になってしまったが、その要旨は下記の通りだ。日本IBMにも物事の中庸というものがわかる人間がいたようだ。


機長のサイトやその他のPalm関連サイトで一時期言われておりました「WorkPad液晶の割れによる修理の費用が法外である」という旨のユーザー様方の書き込みには正直、胸の痛む思いでした。

その後いろいろ調査し、実は、修理料金等の明確な規定が徹底していない時期に、液晶割れを起こしたユーザーさんの修理が先に持ち込まれて来てしまい、算出根拠が明快で無い場合に、通常行われる「本体価格からの両率計算」から算出した想定価格が一人歩きしたのが「法外価格」の原因であるとわかりました。

その後社内のいろいろな人に検討を依頼し、このほど、「液晶割れの修理代金」を本体交換を基本とする修理サービス+弊社のクーリエ宅急便による配送費用を含め、18800円(消費税別)に決定しました。皆様にはいろいろお気を煩わせましたが、まだまだ不足とは考えますが、何とか法外価格とは言われない額にまで一同努力致しましたので、もし液晶割れで困っておられる関係者の方がいらっしゃいましたらご案内下さい。

WEB等でも内容を要約して頂き、ご案内頂ければ幸いです。尚、既に仮修理価格で実際に修理された方で支払いを済まされている少数のお客様には弊社の方から責任を持って該当差額金をお詫びの書簡とともにご返却の手続きをとらせて頂いております。

・・・ということだ。

機長はずいぶんホッとした。まあ、自分のマシンの修理代が安くなる嬉しさもあるが、日本IBMがこれまでWorkPadのために見せてくれた数々の誠意の中で、修理費の問題が異常な例外ぶりを示していたのが、とっても気になっていたので、過去にも遡る今回の措置には、やっぱり信じてて良かったという思い、ヒトシオである。

機長の個人的な感想を言わせてもらえば、日本IBMでもWPJを扱っているチームの誠意や熱意はずっと感じてきたが、会社が巨大すぎるがゆえに、ひょんなことから始まったトラブルが思わぬサイズにまで拡大してしまったというのが真相ではないか?無理してまで彼らの肩を持つつもりはないが、自社の非をしっかりと認めた上での今回の表明にはとても好意を持った。これからも頑張って欲しいぞ、日本IBM!


では、もうひとつのニュースだ。こちらもかなりの重大ニュースと言える。でも、上のニュースに比べると、あまりにも後味の悪いニュースだ。

始まりは昨日の時刻表4/21「快挙!」で紹介した、福本さんのランチャーソフト「Home」Palm VIIにバンドルされたというニュースだ。このニュースを初めて福本さんから聞かされた時、機長は既報のようにネット上で小躍りして喜んだ。ところが!である。そんなニュースをパーム航空に載せた数時間後、信じられないような内容のメールが機長の元に飛び込んできた。

差出人は、最近バージョンアップしたばかりの「Abroad!4.2日本語版<機長特別版>」の作者としても有名な金井さんだった。金井さんが何かした?いやいやまさか!とにかく読んで欲しい。


今日の機長さんのページで誤りがあったのでメールします。

bundle CD for the Palm VIIの件ですが、これは私も受けました。私も名前から
PalmVIIにバンドルされるものだと思っていたのですが実はPalmVIIとは別に売る物だと言うことが解り断りました。
以下が向こうから来た文章と私の質問とその答えです。もしかしたら福本さんはこの件について知らないかもしれませんので機長さんの方からお知らせしてあげてください。これは明らかに誤解を生む名前で、誤解して当然だと思います。

のわのわのわのわ、のわんだと〜?!

上記の、「向こうから来た文章」は下記の通りだ。


I am currently working on a new Macmillan bundle CD for the Palm VII due out later this Spring. I recently came across an application of yours that I would be interested in including in this new plus pack. It is the application "Abroad." Since this plus pack has a wide variety of personal use applications planned for it, I thought Abroad might be a great fit.

When we license something like this, we pay a flat fee or a royalty rate to include the software, and we offer technical installation support at Macmillan so you don't need to do anything other than provide the software. Does this sound like something of interest to you?

【機長訳】
は現在、春の終わりを目指して、マクミラン社のPalm VIIのためのバンドルCD(Macmillan bundle CD for the Palm VII)のために仕事をしています。私は最近、あなたのソフトに出会い、それを新しいplus packに入れてみたら素敵だろうなと思っています。(以下略)

で、金井さんから「向こうへの質問」がコレ。


I have some questions and suggestions

1) Do you distribute this CD only by bundling to Palm VII (or other versions of Palm OS machines)? If so, I would like to include the code which check the installed machine Palm VII or not to support the updated version of Abroad! on the web.

【機長訳】
このCDをPalm VIIやその他のPalmマシンにバンドルするつもりですか?
(以下略)

で、「向こうからの返事」がコレ。


This software bundle *will not* be shipping with the Palm VII. It will be soldas a separate item in retail stores by Macmillan Digital Publishing, so you could find it on the shelves of your local computer software store, office superstore, or in retail chains such as Wal-Mart, etc. We will sell it for $39.95USD and it will include 8-10 software applications.

【機長訳】
このCDをPalm VIIにバンドルするつもりはありません。マクミラン・ディジタル・パブリッシング社から(Palm VIIとは)別物として小売店を通して販売するものです。(以下略)

というわけで、「bundle CD for Palm VIII」だが、「Palm VIIとは別のまったく別売りアイテム」だったというわけだ。

この件に関して、福本さんの公式コメントがさきほどPalmPilot-MLに出ていた。


こんにちは、福本です。

 パーム航空で紹介していただいた「HomeがPalmVIIのボーナスCD-ROMに入ることになった」という件ですが、あれは私の勘違いでした。

 マクミランという会社からだったので、PalmIIIについていたCD-ROMもマクミランの物だったし、メール中に

>We are now working on a new bundle for the Palm VII

 という表記があったためすっかりそう思い込んでしまっていました。バンドルという言葉を聞くと「製品に無料でついてくる物」という認識だったのですが、改めて単語を調べてみると「たば,つつみ」という意味なのですね。つまり「ソフトウエア集」の様な場合にも使われるということなのでしょう。

 舞い上がってしまった私は、嬉しくて機長さんに「バンドルCD-ROMに収録されることになった」とメールを出してしまいました。なので、決して機長さんの早とちりなのではなくて全て私からのガセ情報だったわけです。


 絵のデータを作成して下さった皆さん、並びにパーム航空をご覧になったみなさん、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

#ちょっとがっかり...

[pilot-ml 9744] 【謝罪】Homeバンドルの件

・・・と、心優しきPalm紳士の福本さんは「私(福本さん)の勘違いでした」と書いているが、疑い深い人間の機長などは、普通「bundle CD for Palm VIII」って言われたらPalm VIIにバンドルするって思うって!などと思うのだが、まあ、機長も福本さんと同じくネイティブな英語野郎ではないのでなんとも言えない。なんだかな〜・・・と思うのみだ。

機長としては、福本さんからの吉報を聞いて、あんまり嬉しかったもので、「さっそくこのニュースをパーム航空に書いてもいいですか?!」などと余計なお節介をしてしまったために、福本さんを始め、読者の皆さんに混乱をさせてしまったことを大変申し訳なく思う。

反省!


なお、

今回の2つのニュースは一刻も早く伝えたかったのだが、ちょうど仕事がかなりのビジー状態だったため、ずいぶん遅れてしまった。急を要するニュースにも関わらず公開が遅れてしまったことを関係各位の皆さん、申し訳ない!
 


1999年4月23日(金曜日)

ふぅ。

本日夜の東京ラ・パームに向けて地獄のお仕事状態が続く。というわけで、各種メールなどへのお返事もほとんどストップ中。当然、U-20の試合のビデオもまだ見れず、このまま土曜日の決勝見るのか?それもつらいな、などと思いつつ、とにかく東京ラ・パームに向けて一直線でお仕事中の機長だ。ところで、今日は広島で黄門様オフ。そしてPAL-NEWSには、岐阜(4/25)〜東北(4/29)〜沖縄(4月末〜5月中旬)〜横浜(5/15)〜と、オフ会のお知らが続く。
 


1999年4月24日(土曜日)

恵比寿の熱い夜

1998.09.16 大阪PUGOが第1回定例会を開催。
1998.11.14 名古屋CPUGが第1回定例会を開催。
1998.12.19 横浜ラ・パームと札幌HPUGが第1回オフ会を開催。
1999.01.30 埼玉彩パームが第1回オフ会を開催。
1999.02.06 仙台センパーム第1回ユーザミーティングを開催。
1999.02.23 広島WE-PUGミニオフ会を開催。
1999.03.20 Palm-Qが福岡と沖縄でミニオフ会を開催。

そして、1999年4月23日、大きなオフ会としては一番最後に、帝都東京で東京ラ・パームが開催された。機長も、なんとか仕事をやっつけて久々のオフ会参加。それにしても総勢32名の大人数には驚いた。1次会のラーメン(恵比寿「香月」)から参加させてもらった機長は、12名のメンバーで2次回会場に到着すると居酒屋さんのテーブルがひとつ用意されただけ。「こんなテーブルで全員入れますか?」と質問したら、「周りのテーブルにすでに座ってますよ」という返事。で、振り返ってみると、他のお客さんだと思ってた人たちが実はPalmな人々ばかり!どわっ!と、まず最初に驚かされた機長だ。そして、横浜の犬&画伯女史+αの皆さんが徹夜作業で作ってくれた「銀ラメ光り物衣装・機長バージョン」にはただただ感激!店内で着るのはともかく、店外で着てると、酔っ払いグループにカラダを触りまくられるわ、風俗店の前では客引きと間違われそうになるわ、楽しい数時間だった。(実は、飲み席が見つからなくて入った喫茶店の3次会でいったん別れて自宅に帰宅した後、別場所で飲んでいたKentaroさんたちからの呼び出しで4次会にまで行ってしまった機長だ。ここ数日の仕事の頑張りが効いて、この日はなんとか時間をたっぷりとれた!いつもこうだといいのだけれど・・・)

というわけで、初物開催の恒例「大人数のオフ会」らしく、大混乱のままにわ〜わ〜ぎゃ〜ぎゃ〜と大騒ぎしているうちに終わってしまったが、いろいろ楽しかった。おなじみの関東圏のUserGroup(m-plug、彩パーム、横浜ラ・パーム)の有名人たちもいれば、初参加の大物たち、そして初めてオフ会に参加した若葉マークユーザ皆さんもいる。女性出席者も、機長が確認しただけでも合計7名はいた。まずは大盛況の32名出席を、ハナキンの恵比寿でなんとか処理してくれたMATさん、ご苦労様でした!(日本で唯一、2つのUserGroupを立ち上げた男!新記録樹立だ!)

今回初めてお会いできたPalmな大物としては、MacPac2の日本語化キットMigさんmanae岩間さん!・・・こういう大規模オフ会での機長の定番として、前回会った際にちゃんとお話できなかった人からまず優先的にお話しようと思うので、初物のお二人とは今回はあんまりちゃんとお話できませんでしたが、やっぱりこのお二人にとうとう会えたことは感動的でした。大きな体に優しい目をした包容力のあるMigさん、実は固めのお仕事のはずの岩間さんが雨の恵比寿駅前でデイバッグをしょったままで歩きながら焼け焦げの残るノートブックで「manae恵比寿バージョン」をプログラミングしてくれた姿には感動しました。歩きながら作ったそのソフトが数分後にはビームで配られているという赤外線な状況も凄かったけど。

あと、この会場で聞いた噂としてはトラミンさん「秋葉マップ」に隠されたMacの有名ゲーム「Tower」シリーズも真っ青のイースターエッグとか、あと、CHEEBOWさんの楽しい計画とか、最近オフ会に出れてなかった機長が実は初めて見た&触って無性に欲しくなってしまったPalmV本物とか、見るもの聞くもの、楽しいものばかりだった!

これからも地元だけに、できる限り出席したいと思う機長だが、どうなるかは神のみぞ知る。・・・つったって、神様じゃなく、一般的な神様のことだが・・・。

PSその1:ところで、昨日のオフで機長の携帯留守電に「はぐれちゃった」というメッセージを入れてくれた方、どなただったのでしょう?実は、あのままずっと銀ラメ衣装を着ていた機長は留守電とは離れ離れのままだった。で、あとでメッセージを聞いたのですが、音声が聞き取りづらくて、誰?だったのかも不明です。もし良かったらメール下さい。(あれ、掲示板を見るとトラミンさんたちかな?)

PSその2:例によって、諸事情により機長の顔写真等はウェブ上での公開は禁止です。勝手なお願いですみません。どうしても、という場合は、顔にモザイク等をお願いします。


さて、

昨日、Palmな人々が熱く燃えたのは帝都東京だけではなかった。日本IBMの堀田さん竹村さんが訪ねたWE-PUGのオフ会も、大変な大盛り上がりだったようで、掲示板を見るだけでもその興奮が伝わってくる。その会場でいったいどんなことが語られ、どんなことが起こっていたか?の断片だけでもわかるので、必見のWE-PUG掲示板だ。で、それより同サイトのトップページにはビックリ。最初はご不幸でもあったのかと思った。

ところで、

PalmPilot-ML「[pilot-ml 9827] いよいよ 8MB Upgrade 発進ですね」で知った日本初のPalmVの8MB Upgradeサービスがまもなく始まるというニュースにも感動した!柏木さん、頑張って欲しい!日本でもWPJ以降、Palmがどんどん売れてきて、こういうビジネスもどんどん始まるんだろうな。これからますます目が離せない日本のPalmワールドだ。

そして今夜はU-20の若者たちが・・・。
 


1999年4月25日(日曜日)

転向者の手記

今日はこんな報告を紹介する。函館空港の北管制官から。


私は、長年愛用してきたザウルスから、このたびワークパッドに乗り換えた者です。およそ1ヶ月使用して、気がいたことを何点かご報告いたします。パーム航空では、ザウルスねたがほとんど登場しない事や(あたりまえか。)、雑誌などの特集記事でも、WinCE VS Palmと言う図式がほとんどで、ザウルスのメディアでの露出度が低いことから、ワークパッド購入を検討しているが、いまいち躊躇しているザウルスユーザーも多いことと思います。私は、初代ザウルスから数えて4台のザウルスを使用してまいりましたが、ここにきてシャープが何を血迷ったか、とんちんかんな新機種(アイクルーズ)を発表、そのPDAの基本を置いてきぼりにしたような
アプリの構成や、電池問題、サイズなどなど、さまざまな不満が爆発したのがそもそものきっかけです。
(ここらへんの事情は、まるとさんのページで詳しくわかります。)

それはさておき、
まず第1に驚いたのがその起動の速さ!。電池を入れて初めて電源を入れたときは、あまりの速さに体がつんのめっちゃいました。(ちなみに、わたしは、カシオペアE-51も持っておりますが、こちらは論外です。タバコに火をつけられるくらいおそいです。)ザウルスMI-610も相当速いと思っていましたが、その日以来ザウルスを触る気になれません。見たいときに見たいものがすぐ出ると言う部分では、紙の手帳を上回っているのではないでしょうか。第2に、何てことはないスケジュールや、アドレスのなんとつかいやすいことか。週表や、月間、または一日表示でほかの日を選んでいても、ハードキー一発で当日に戻ってくるのがなんとも気持ちよいですね。最近気がついたのですが、スケジュールを開く時間帯によって、ちゃんとタイムバーがずれていくのもすごい。第3に、電池の持ちのよさ。私の場合、初期的なデータの移行にずいぶんと酷使いたしましたが、3週間いけました。ちなみにMI-610の場合は、通信をすると1日一回充電、通信なしで3日に一度の割合で充電しておりました。PI-3000でも2週間はきつい。電池がなくなると言う恐怖から開放されただけでも大満足です。第4に、これは幾多となく語られていますので今更私が言うのもなんですが、シンクロのすばらしい事につきます。第5に、ひとつだ欠点が。ワークパッドを使い始めてから、紙にアルファベットを書くとグラフィティ文字になることでしょうか。

小さなマシンでなんでもできたらそりゃいいでしょうけど、3comの言うところの、ほどほどさ加減・気持ちよさとはこれだったのかとワークパッドをさすりながら思う次第であります。

そうそう、ここまでPalm初心者の人にPalmの良さを語ってもらっちゃった以上、機長としてはあえてザウルスさんやPalm-size PCなんかのフォローをさせてもらおう!

・・・とは言いつつ、何をフォローする?・・・う〜ん、あえて言えば、他のマシンは別に「紙の手帳」はライバルじゃないんじゃないのかな?紙の手帳をライバルにしてるのはPalmだけ。・・・いかん、フォローになってない。


東京ラ・パームのド派手機長
※写真公開を禁止してるので、イラストで描いてみた。
しかも珍しくPhotoShopだぜ。(普段はClarisWorksなんだが)
本当は「青ラメ超ネクタイ」に搭載したミニランプが
点滅する予定だったが配線トラブルのためこの日は無灯。
現在、ポチさんが修理中なので次回はこれが派手に点滅する予定。
え、次回もこれを着るのか・・・?!

ところで、

サッカーU-20日本代表について。(仕事の合間に前半だけ見れた!)
敗けちゃったけど世界2位だよ、2位!誰か文句ある?
でも、小野の不在はやっぱり響いたような気が・・。パス回しのテンポがやっぱり普通になっていた。前日までは神がかってたもんな、テンポと左右の切替え!

あ、そうそう、

恵比寿のウォーキングプログラム伝説
(4/24「恵比寿の熱い夜」を参照)の主・岩間さんから、「manae恵比寿バージョン」とオマケの「manae機長バージョン」を貰った。機長バージョンは笑った。そう来るとは!ちなみに、WPJでも、J-OS辞書さえ積んでいればmanaeは使える。これも発見!ところで、「manae機長バージョン」って、欲しい人いる?岩間さんも書いてたけど実用性はゼロなんだけどね。

 


1999年4月26日(月曜日)

非常時に備える

さて、先日の東京ラ・パームで、オフィスで「仕事中にパーム航空を読んでいて上司に怒られそうになったという話」を聞いて、これはイカン!読者を大切にするパーム航空としては何とか手を打たねば!と、機長は一大決意。実は昨日、Emergent Pageというものを作ってみた。かなりの手抜きだけど、これで、上司に見つかりそうになったらEmergent PageリンクへGO!だ。普段はIBMバナーの真上にあるリンクをクリックすれば上司にバレても大丈夫なはず。もっとも上司の視力と英語力がオースマン・サンコンさん並にすごかった場合は諦めてもらうしかない。

ところで、

Palm Pilotのページのところに出てたVAIOより薄い「Lombard」って、いったいいつ出るんだ?!ご存知の人がいたら機長まで。

ところで

いったいいつなんだ?とお嘆きの貴兄に、遅れっぱなしのPalm/Pilotの殺し文句コンテスト最新情報!とにかく応募コピー数が多い(最終的には400を越えそう!)ので、間違いが起こらないように現在、データベース化を手作業で行っている。とにかくこれだけでも大変な作業で、これさえ終わればすぐにでも入賞作品を確定できるのだが・・・。というわけで、しばし待て!・・・今月中にはカタをつけたいが・・・。
 


1999年4月27日(火曜日)

Palm/Pilotという名のもとに

最近、ソフトにウェブにオフ会に、と大活躍のCHEEBOWさん「Palmで行こう!」の「Pilo雑記」に「Palm/Pilotという表記、すごく気に入っていたんだけど、なんでもいろいろと問題があるらしい」というコメントが出てくる。この問題は機長もすでに確認している。どうやら「Palm/Pilot」という言葉が生まれた背景でもある「Pilot名称問題」と同じ理由で、この言葉には少なからず問題があるようだ。で、実は機長も「Palm/Pilot」に変わる次期用語をさっそく考え始めている。理由は以下の3つ。

(1)「Pilot名称問題」で3Comを困らせたくないから。
(2)最近では日本の場合、WorkPad日本語版ユーザも増えてきたので
   「Palm/Pilot」という言葉でWPJを含むのがちょっと難しくなってきた。
(3)初代PILOTユーザやその時代を知っている人間が少なくなってきた。


もともと「Palm/Pilot」の提案者である機長自らのいきなりの転向は大変申し訳ないとは思うが、以上のような理由があるので、ご了承願いたい。「Pilot」という名称を捨てるのは、とっても残念ではあるのだが、これも時の流れだ。やむなし。

さて、新しい名前について。
CHEEBOWさんも書いているが、一般的には「Palmシリーズ」という総称が定着しつつある。機長もこれを否定するつもりはないし、たぶん用語の統一という意味では、できる限りこれを使っていこうと思っているが、と、同時にわがパーム航空では、この総称以外にも「Palm/WPJ」という言葉を使っていこうかなと思っている。が、混乱させたくはないので、別に誰にも強制も運動もするつもりはない。「Palm/WPJ」とは「Palmシリーズ、もちろんWorkPad日本語版を含む」という程度の意味だ。だから、今回は「宣言」とかするつもりはない。

ところで、

SH-Keysのためのドライバ「Com-JIM2」「b6」にバージョンアップした!ユーザの意見から生まれたオリジナルキー無視のキーボード配列は大冒険だったが、ちょっと触ってみた感触では大成功だと思う。そろそろ正式版に向かってGOしてもらいたいものだ。理由?・・・配列を速くマスターしたいから。


そんな、

同ソフトの作者である神様がPalmPilot-MLで提案したアイデアを、速効で形にしたMatsushita@m-plugさんの特設ページ「Palm/Pilot・WorkPad日本語の入力方法のアンケート」が登場した。神様ったら、Com-JIM2にも目星がついて、また何か素敵なことを企んでるな!・・・と機長は睨んでいるが、どうだろう?

おまけに、

PalmNaviが本格再開に向けての準備を着々と進めている。このマシンはもしかして?!
 


1999年4月28日(水曜日)

Palm/WPJという名のもとに

昨日の時刻表「Palm/Pilotという名のもとに」については、多くの方からコメントをいただいた。古くからのユーザの方には「なぜユーザ間の呼称にまで法律問題が関与してくるのか?!」「パナソニックの携帯型カセットプレイヤーをウォークマンと呼んだら逮捕されるのか?!」「なぜ、ユーザが企業に拘束されなければならないのか?!」などという威勢のいいものもあった。

で、パムポケなんかもこの「Palm/Pilot」問題についてはフォローしてくれているが、新しいユーザの人には今回の話の真意が見えていないって人も多いので、改めてまとめておくと、こうなる。

1
「PILOT」という名称のマシンが当時のUS Robottics社(その後3Com社と合併吸収された)からリリースされたのが1996年。

2
でところが、日本人ならご存知の万年筆の(株)パイロットという会社がすでに存在&しかも同じような業種だったため、同社から名前を変えろ!という訴訟が起こった。

3
だもんで、2代目マシンは、Palm Computing社(US Robottics社〜3Com社の子会社)のPilotという意味の「PalmPilot」という名称でリリースされた。(1997年)

4
が、
1997年9月に裁判の結果は、(株)パイロット側の全面勝訴で、「PalmPilot」という名前さえも許してはくれなかった。そのかわり、すでに販売している「PILOT」(初代)や「PalmPilot」(2代目)という名前は認めるが、今後リリースする製品からは「パイロット、Pilot」という名称は入れてはいけない、という判決が降りた。だもんで、3代目マシンの名称は「Palm III」になった。

5
そんな背景を受けて、機長は正式名称はともかく、当時の我々にとってなじみ深かった「Pilot」という言葉を忘れたくない!
(当時の各種サイト名称はPilot○○とか○○Pilotなんてのがほとんどだったし、このマシンのために活躍した人間をPiloteerと呼ぶ、素敵な風習もあった!そんな時代だった・・・ってほんの1年ほど前のことだが・・・)また、これまでの経緯から「PILOT」「PalmPilot」「Palm III」と、マシンの名称もバラバラなので、これらをまとめて表記する俗称が必要だった。そこで機長が考え出したのが、「Palm/Pilot」という俗称だった。これなら正式名称から「Pilot」という言葉が消えても、俗称として我々の胸に「Pilot」という誇り高き名前が残るじゃないか!

6
で、おかげさまで、「Palm/Pilot」という名称は普及してくれて、日本はもとより、(ほんの一部だが)海外でも使われるようになった。

7
ところが、この俗称が普及しつつづけてしまったことが結果的には良くなかったらしい。これが(株)パイロットの心証を悪くしているらしいという噂が伝わってきた。この結果、3Com社ではユーザの気持ちを踏みにじるのも悪いし、かと言って法律的にこれ以上もめるのも・・・という葛藤が起こっているという噂だ。

8
この噂の真偽を確かめてみようと思ったが、正直言うとよくわからなかった。

9
で、最初は「ユーザが勝手に決めた俗称は何だっていいはずだ!」と考えていた機長だが、最近考えていた「ある問題」を思い出して、そっちの理由から、これまで機長が推進して使ってきた「Palm/Pilot」という俗称を使うことをやめることにした。その理由とは、昨日も書いた通り、「パーム航空は初心者でも読めるサイトを目指しており、日本の初心者の多くがWorkPad日本語版を買う時代に、Palm/Pilotって言葉はわかりづらいよな」という問題だ。これは最近つとに感じていた。で、実際、「Palm/PilotおよびWorkPad日本語版」はなどと面倒くさい書き方をしてきた。これは、当初の「長ったらしい呼び方は嫌だからPalm/Pilotと呼ぼう!」という思いとは逆の結果になっている。

10
ならば!と、機長は「Palm/Pilot」という名称をやめて、「Palm/WPJ」と呼ぶことにした。

この新呼称「Palm/WPJ」について、しゃぁみんさんからは、なぜかWindowsCEマシンである「WorkPad z50」なんて製品を出すIBMの馬鹿さを考慮して、「Palm/WPJ」という名前は適切ではないのでは?そこで「PalmOS Device」と呼んではどう?・・・との提案をいただいた。またプロプレムさんからは「PalmOSバイブル」を出典に「Palm Computing Platform デバイス」または「Palmデバイス」と呼んでみては?・・・という提案をいただいた。

これらの問題については実は機長も考えた。で、世間一般の俗称としては「PalmOS Device」や「Palmデバイス」、「Palmシリーズ」と呼ぶことをまったく否定しないし、パーム航空でもそれらを使うことはあるだろう。厳密にはそっちの方が正しいから。

でも、パーム航空では「まったくの初心者WorkPadユーザ」でも仲間意識を持ちやすい「Palm/WPJ」という俗称をこれからは使っていこうと思っている。で、昨日も書いたように、この「Palm/WPJ」という呼び名には「Palm/Pilot」という呼称が持っていた思想性(?)なんかはないので、他の方にお奨めもしないし、また新しい企業から別のPalmシリーズが出てきたら、その時はその時でまた新しい呼称を考えようと思っている。要するに、「Palm/WPJ」とは、これまでPalm/Pilotと呼んできたものにWorkPad日本語版を含めた、便宜的な総称である。ご理解いただけただろうか?

ところで、パムポケでポチさんが「Palm/WPJ」に「ファミリー」をつけた「Palm/WPJファミリー」はどう?というのは嫌いじゃないので、たまに使うかもしれない。

ぶっちゃけた話、パーム航空は初心者からヘビーユーザまで!を対象にしているので、「厳密な呼称」よりも「疎外感のない呼称」が必要なのだ。法律問題はそのための「きっかけ」でしかない。だから、もしもWorkPad日本語版が登場していなければ、機長はいまだに「Palm/Pilot」と呼び続けていただろう。そんな、ユーザが考えた俗称にまでもしも口を出すようなら(株)パイロットへの不買運動だって機長は辞さない、そんなアホウなところが機長にはある。

じゃ。

PS:過去記事から「Palm/Pilot」を削除したり、変更したりする気は毛頭ない。
また、他のサイトなどが「Palm/Pilot」を使い続けることを否定もしない。だって、そんなの自由だもん、と思うからだ。
 


1999年4月29日(木曜日)

ころばぬさき

WorkPad日本語版の修理について、いくつかの報告を貰った。

まずは、4月22日の時刻表「重大メールが2通届いた」にも登場したac空港の松岡管制官から。


 WPJの修理が返ってきましたので、報告させて頂きます。
 4月17日(土)にJ&Pのメディアランド5階のIBMの所に持ち込み、4月21日(水)に見積もりがきました。4月23日(金)にその値段
(諸費税いろいろこみで2万円ちょい)でいいという返事をファックスで送った所、4月27日(火)に修理が完了したという電話があり取りに行きました。
 完全に新品と交換され、保証書も新たにつくというサービスぶりです。そのうえ、土日を結構含んでいた上にファックスで返事するのが遅れたにも関わらず、10日間で修理完了しました。
 素晴らしいの一言です。一時期は日本IBMの商品なんて二度と買うものかと心に誓ったのを恥ずかしく感じます。これなら、WPJが日本のPDAを制覇するのも時間の問題と感じます。
 喜びのあまり、メールを送ってしまいました。\(^_^)/

また、別の日吉空港の某管制官からは、日本IBMから18800円で修理をするとの発表があった後に、某有名電機量販店で修理の見積もりをしたら5万円以上の見積もりが出た、との情報をもらった。その後、保証書に出ていた日本IBMのサポートセンターに連絡をとったら、ちゃんと18800円で修理をしてくれる旨の話を聞いたそうだ。修理の際は、自由裁量で修理代金を決められる小売店よりも日本IBMに直接話を持っていった方がいいようだ。メモ、メモ!

東京空港のあべじん管制官からは、それ以外の選択肢についての報告を貰った。


 彩パーム4/19でも紹介されていますが、ラオックスの延長保証はいいオプションだと思います。2年ほど前niftyのFPILOTで私も紹介したことがあります。

 現在値崩れもしていなく、またサポートも比較的必要なくなったWPJ等なんかにはフィットした購入方法かもしれません。

 延長保証制度は店独自での修理サービスプログラムで3年間の保証が受けららます。また店頭で確認した範囲では、故障のみでなく破損、水没や盗難、紛失等にも適用されるところがすごいです。PC、やノートPC等は5年保証でPDAは3年保証ですが、やはり破損や紛失等の危険が大きいPDAには有利な保証だと思います。

つまり、液晶が割れちゃった!
    落としちゃった!
    トイレでかがんだら胸ポケット落っこちて
    サンダーバード4号になっちゃった(水没)!
    またはジェットモグラになってしもうた(^_^;)!
    酔っぱらって家に帰ったら、ポケットになかった!

・・・等の非常事態でも修理が保証料金範囲なら無料というすごい保証なのだー。紛失や、修理不能時は、「保証限度額範囲のクーポン券をあげるのでそれにお金を足してまた新品を買ってね!」ということでした。おそらくPDAがいっぱい売れると制限がいろいろ追加されると個人的には予想するのでいまが使い時かもしれません。
 
 ちなみに私はノートPCにこの保証を付加しています。我がPalm Pilot Pro はCWバンドルセットを購入したので、他のお店でした。でもいまはPilotもラオックスで延長保証つけとけばよかったと、ちょっと後悔しています。というのは私の液晶の真ん中は黒くなって表示できません。液晶がはげているんです、でも1文字弱の大きさなので気にしないよう努力して使用しています(^_^;)。液晶交換は高いけど、延長保証だったら躊躇なく修理していたと思います。

 このへんは、あまり知らない方が多いかもしれませんので、是非PALでも紹介してください。んでもって、「他の店でも似たのがあるよ!」情報が集まればもっとGOODだと思っています。

・・・こんな選択肢もあるらしい。実際のチャレンジの前にはご自分で確認してから挑戦して欲しい。機長はよく知らないので。

これから夏に向けて服も薄着になる。そうなるとポケットサイズのPDAであるPalm/WPJにとっては落下事故の危険性がますます高まるはず。こんな転ばぬ先の杖についてもちょっと考えておくべきかもしれない。

ところで、

スリーコムジャパンさんよりお知らせを貰った。これ!

まだ席に余裕があるらしいので、興味のある人は是非!
パームコンピューティング副社長のMark Bercow(バー公)さん(左写真)を始めとする皆さんが「Palm Computing Platform 現状と背景」と題して、パームを中心とした最新技術とユーザー事例 についてのスピーチをするらしい。これは楽しみだ。

この、パームコンピューティングセミナー(5月20日)についてはコチラのページを参照!

あと、

これはNAS芹沢さん大阪Palm IIIに出ていた「来た来た来た!ここも来た!」というニュースには思わずニンマリしてしまった。来てます、来てます!(C)Mr.マリック。

最後に、

ゴールデンウィークスペシャルプレゼントとして、イラストだけじゃなく、ちゃんとした画像が見たい!というリクエストが多かったため、先日の東京ラ・パームにおける機長の画像を期間限定でお届けする。ゴールデンウィーク期間内だけの公開だ。なんか、奈良の仏像みたい。
 


1999年4月30日(金曜日)

拝啓!

実は昨日は、仕事の隙間を縫って数名のPalm/WPJ関係の方に会うことが出来た。おなじみのm-plugの面々のことは置いといて(すまぬ!)、初めて会ったPalm/WPJコミュニティの大物たちのことをちょいと書く。

一人はFatal Error World!!Endoさん「DB Explorer」「MultiClipHack」「DateTimeHack」「LaunchMenu」「DAOmikuji」「daScrShot V0.4」などの痒いところに手が届く作品群でおなじみ、機長とは「山DA神社」を合作し、今年に入ってからも「DateFormatHack」「ThumbMail」、WPJ用の「KeyboardToCalc」「近道」をリリースして大活躍中だ。そんなEndoさんと機長は初対面である。会ってみて驚いたのは「ずえ〜んぜんプログラマっぽくない」のだ。どっちかっていうと、歌舞伎町で産婦人科医をやりながら、外人娘にもヤクザ野郎にも平等に接してくれるドクター熊ヒゲみたいな人だった。しかもイタズラっぽい目をしている。素敵なオトナだ。この人、まだまだ何か素敵なことを企んでくれてそうだ。楽しみ。

で、この日は、もう一人Palm/WPJコミュニティの大物プログラマに会うことが出来た。「TRAIN for PalmPilot 」「DA TrainTime」「D ClipBoard」「ButtonDA Hack」「AlarmSetDA」「daMemoPad」「UserDictTools」などでおなじみの!もうわかるでしょ?!ぱ〜むくーへん今関さんだ!やっぱり初対面!(機長との関係では、あの幻のソフト「PalmAirLine The 1st Anniversary Hack」を機長のために作ってくれてフリーウェア公開してくれた人!)こんな大物二人と会えるなんて機長はなんて幸せ者なんだ!今関さんもまた、あの緻密なソフトウェア群からは想像もつかないような大きな体に優しい目をしたナイスガイだった。Endoさんも今関さんも、どちらもオトナだし、ユーモアがあって、やっぱりPalm/WPJコミュニティの人はいい人&興味深い人ばっかりだ!とまたまた確信を深めることが出来た。現場ではいろいろマル秘話を聞けたり、マル秘○○を見れたりして大満足。これからのPalm/WPJの未来は明るいぞ!(なお、昨日からそんな今関さんのサイトが引越を始めた。新サイトはその名も「拝啓PalmOS様」!ロゴがカッコいいぞ!あとページがずいぶんスッキリした)

ところで、その同じ現場で、m-plugに最近入ったという「m-plugのビジュアル系青年」(by Kentaroさん)に会った。まだ24歳だという。そして美少年だ。ある日、たまたまパーム航空を読んでしまったために若くして悪の道に染まり、母艦も持っていないのにPalm/WPJを買うという無謀な生き方をして転落への一歩を歩み始めた青年だ。それにしても、母艦もないのにPalm/WPJを買うなんて最近の若い奴等と来たら!そこで機長は彼のことを「人間魚雷君」と呼ばせてもらうことにした。

あ、

話は前後するが、今関さんからその後、メールを貰った。今関さんとこでも、Endoさんのところでも、最近自作プログラムに関するユーザからの感想メールが増えているという。とってもいい話だ!

そこで、今日は最近届いたこんなメールを紹介する。dti空港のGlee山田管制官からの報告だ。


月刊ASCIIでの特集をみてWPJを購入してからHomePageを見させてもらっています。

さて、パーム航空で先ごろ一筆啓上運動の話を目にしまして、早速普段愛用しているPalmwareの作者さんにお礼のメールと機能アップのお願いをかねてメールを送りました。

そのPalmwareは"BMP to Image Viewer image"でご存知かも知れませんがWin上でのImage Viewer形式へのコンバーターです。
(標準添付のものよりはるかにきれいにコンバートしてくれます。)ImageViewerが16色対応になり、WPJが16色表示可能と言うことで、対応をお願いしてみました。

すると作者のまぴさんからお返事を頂きました。
16色に対応しようと思ったそうなのですが、誰かほかに使ってくれてる人がいるのかわからないので、ためらっておられたらしいのです。メールを送ったのは私が2人目だそうです。急がずに待ってくださいとのことでした。

このことで一筆啓上をやって良かったと思っています。そしてこれほどPalmを使う人が増えても、作者にリプライを返す人が少なく、また作者も使用状況がわからないということがあるのだということを実感しました。わたしはソフトを創ったりできないので、PalmとPalmwareの発展のために、できうる限り一筆啓上
(できれば機能アップの要望や、バグレポートを添えて)を続けていきたいと思います。

そうそう、Muchyさんや機長が「一筆啓上運動」を推進している理由は、この辺にもある。「情けは人のためならず」なんて言葉もあるが、「一筆啓上運動」はプログラマさん達のためだけにあるのではなく、結果的にはユーザにその恩恵は帰ってくる。なぜなら、我々の送ったメールによって、プログラマさん達がやる気になるからだ!何も、封筒買ってきて切手貼ってポストに投函してくれ、なんてかったるいことは言わない。メールの送信ボタンを押すだけでいいのだ。そこからすべてが始まる。機長などはわがままなので、欲しいソフトや機能があったらどんどん注文する。ダメな時はダメだが、うまくいくとそれが出来てしまうし、おまけに魅力的なプログラマさんたちともお友達になれる。いいことづくめだ。

あ、そうそう、

遅れていたPalm/Pilotの殺し文句コンテストの審査がずいぶん進んだぞ!結局、応募コピー総数498!という、とんでもない数字になっていた。そりゃ審査に時間がかかるって!結果発表はまもなくだ!たぶん数日内には出来るのでは?と思う。あくまで、思う。PalmColorsよりは先に出来ると、思う。

じゃ。
 


Timetable Navigator


OLDER(もっと古い記事へ)
NEWER(もっと新しい記事へ)
NOW(現在の時刻表へ)

MENE(時刻表のメニュー画面へ)