PAL145便

PalmAirLine
presents

Palm of the Year 1999










賞金も賞品もない表彰





と言うわけで、
見事Web of the Year1999のコンピュータ部門で
ベスト10入りを果たせなかった「パーム航空」だが、
その記念という意味なんかある訳もないのだが、
勝手に「Palm of the Year 1999」を発表しようと思う。

審査委員=機長のみ。

・・・というかなり独断と偏見に満ちたものだから
あんまり信用しないように。

ハード部門



Palm Platformマシン



今年は、純正日本語版がついに登場した年だ。
それだけでも記念すべき年なのに
本格的な互換機まで初登場した。
えらいこっちゃ!
そして実は海の向こうアメリカでは
通信機能内蔵型(Palm VII)までリリースされていた。

そんな中、あえて今年のナンバー1を決めるのは
なんとも難しいのだが、
あえて、あっさりと決めてしまおう。

最優秀賞:

WorkPad日本語版 c3
(日本IBM社)

・・・という結果になった、というか決めた。
まあ、1位と2位はそんなに違いがある訳じゃない。
わずかな差は1位のc3Jが「格好いい」という理由で
多くの新しいユーザを連れてきてくれた点にある。

次点:

WorkPad日本語版
(日本IBM社)

次点ではあるが、未だにこのWorkPad日本語版(30J)の
潜在力は消えてはいない。
とくに今年は代替ケースがたくさん市場に登場したせいで
Palm/WPJを手軽に着替えられるこのマシンの魅力は
捨てがたい。
また、来年には登場するであろうと言われる
内蔵型PHSカードが登場すれば
このマシンの再評価は間違いないだろう。

秋になって、
「VIsor」&「TRGpro」という
本格的互換機が登場したが、
その評価は日本語版リリースが噂される
来年以降になるだろう。
そして来年になれば
SONY互換機が、カラーPalmが、
市場に飛びだす!


周辺機器



最優秀賞:

NM207
(Nokia社)

おいおい、これは周辺機器じゃなくて
列記とした携帯電話本体だろう?
というツッコミも出そうだが、
文句なしに今年のナンバー1周辺機器は
このマシンだった。
このNM207と連携するだけで
Palm/WPJはモデム等なしに
ネットワークマシンに変身する。
日本全国で品切れ騒ぎが続いたのも記憶に新しい。
なお、SnapConnect for c3Jの発売が
もうちょっと早ければ
NM207の興隆もここまで行かなかっただろう、
という説もある。

次点:

ThumbType
(オカヤ・システムウェア)

今年上半期のキーボード大賞は間違いなく
「SH-Keys」(しなの富士通)だったはずだが、
秋になってこの革新的なキーボードが登場して
一気にキーボード戦争はmmピッチの時代に
突入した。
この超緻密製品がどこまで一般化するかは
まだまだ未知数だが、
その革新性は国内のみならず
海外でも高い評価を受けた。


スタイラス



最優秀賞:

ぺんとぴあ
(パイロット社)

皮肉にも、かつて
スリーコム社からPilotの名前を取り上げた
パイロット社が作ったこのスタイラスは
これまでのどのスタイラスよりも
優れていた。
何よりもクッション機能が素晴らしい。
ちょうど巷で流行った「Tap Step Music」に
最適だったこともあって、
市場をいきなり席捲した。
トランスルーセントタイプも美しい。

次点:

Dual Action Stylus(Palm Computing社)
すたぼQ(SIMPLE COM社)

Palm Vタイプとともにデビューした
「Dual Action Stylus」は
その太さがとにかく秀逸だった。
とくにボールペンとの兼用である以上、
この太さはとても重要だったように思う。
だが、なぜかリセットピンがないという
不思議な大欠陥を持っていた。
一方の「すたぼQ」は
その球を活かしたデザインが
衝撃的だった。
とくに差し込んだ状態の愛らしさは素晴らしい。
ただ、多少の個体差の問題があり、
これが難点といえば言える。
ただ、Visorにもピッタリということで
年末になって再注目されてきた。


ケース



最優秀賞:

Y.Sahashiさんデザインの
ウエダ企画系のケース群
3Web中村屋
(デザイナー・Y.Sahashiさん)

「3Web」と「中村屋」、
2つのブランドから出ているが、
同じ「ウエダ企画」系のOEM製品だそうだ。
皮の質感、仕上がりともに、
とても素晴らしい出来だ。
とくに機長はコンビ作品が好きだ。
ケースというと海外のものが注目されがちだが、
ここの製品は注目に値する!

次点:

Dooney&Bourke Palm V Case
(Dooney & Bourke)

年末に来てLousi VuittonやCOACHが
Palm V用のとても美しいケースをリリースしてきたが、
その登場までは質感と配色で
出色な出来をしていたのはこのD&Bの製品だった。

ただし、蓋がどうしてもパカパカと開いてしまうのは
ちょっと難点だったが・・・。



ソフト部門



これは悩んださ。
なんたって、今年は数多くのソフトウェアが
このPalmワールドに登場した。
国外国内を問わずプログラマ人口も
爆発的に増えたので、
ほんとに悩んだ。

そこで
Muchy's Palmware Review!
Palmwareジャンルを参考に、
いくつかのジャンル別に表彰することにする。


置き換えアプリ



最優秀賞:

Datebk3日本語版
(Pimlico Software/冨永さん)

あれ?置き換えソフトのはずなのに
なぜに日本語版が?
というのも、今年はある意味、
ローカライザーの年だったとも言える。
これはちょうどWorkPad日本語版のリリースにも
ピタリと一致していた訳で、
その意味で、素晴らしいソフトではあるが、
設定項目の多いDatebk3などは
日本語化されてなんぼ?という存在のものだった。
それをいち早く日本語化して、
Palmwareの素晴らしさを初心者ユーザにも
広めた彼の功績は大きい。
Datebk3の他にもSuper Addressなど。
さらに彼はその後のローカライザーにも
大いに貢献している。
そんな彼の功績も讚えつつ。

次点:

AddressJ(CHEEBOWさん)
NoM207(トラミンさん)

これまで置き換えソフトと言えば
海外作品の独断場だったが、
今年になって日本語版とJ-OS環境が共存する日本の
特異性に注目した二つのソフトがリリースされた。
それぞれ一長一短はあるが、
これからに期待できるソフトだ。
とくに海外ソフトに比べて、
両ソフトの凄いところは、
最新の技術によって
赤外線名刺交換にも対応しているところ。
また、後者はとくにNM207ユーザと
オフ会などで名刺交換の機会が多いユーザに
特化しているのが魅力。


DOCビューワ



最優秀賞:

LineUp
(E.Misakiさん)

今年はPalMacさんらの奮闘により、
Palm/WPJで小説を読むことも
一大潮流となった。
そんな時代にぴったりな、
とくに、日本語ユーザのためのソフトと言えるのが、
このソフトだった。
なんと、世界で初めて縦書きに対応した
DOCリーダーだ。
やっぱり読書は縦書きでなけりゃ
というユーザにはピッタリ。
同じ縦書き文化圏の韓国語・中国語版への
対応も素晴らしかった。

次点:

Crs-MeDoc
(高橋大樹さん)

吉田裕一さんの「MeDoc」を基礎に
穴澤映夫さんの「Haut-MeDoc」の進化を受け継いだ
国産の高機能DOCリーダー。


お絵書き手書きメモ



最優秀賞:

NeoNote
(おばたさん)

このジャンルは国産の「HandMemo」や
舶来の「DiddleBug」など
実績のあるライバルが多い分野だが
機長はあえてこの「NeoNote」を
あげてみた。
このソフトの凄いところは
手書き文字認識をかなりの精度で
実現している点だ。
その分だけ辞書容量をかなり
食ってしまうのだが、
その精度の高さには驚かされた。
ただし、この分野に関しては
手書き感覚の個人差があるので、
このソフトでなければというのはない。
各人が好みのタッチが実現できるソフトを見つけるべきだ。

次点:

syodo
(JJKING Softwareさん)

このソフトには実用性はほとんどない。
ただ、面白い!というこの一点だけで選んでしまった。
ま、一度遊んでみてよ。


画像ビューワ



最優秀賞:

AlbumToGo
(CLUB PHOTOSさん)

これまでもデスクトップの画像を
Palmへ持っていこう!という作品は数多くあったが、
その決定版として登場したのが
このソフトだ。
コンバータの出来がよく
Palm/WPJの描画能力限界まで
美しい画像を提供してくれる。
素晴らしいの一語だ。

次点:

ImagerX
(Water Louさん)

今では
定番ソフト「ImageViewer」に逆転されてしまったが、
このソフトがこの春に登場した時には感動した。
これほどまでに美しく画像をPalm/WPJで表示できるのか?!
「AlbumToGo」も出たことだし、
ま、今では無理してこのソフトを使う理由はそんなにないのだが、
デビュー当時の感動は今でも忘れない。


環境設定



最優秀賞:

PalmTheme
(FocV Projectさん)

年末ギリギリの登場だが、
Palm/WPJに「素敵な無駄」を
持ち込んだその意味はとても大きい。
Macintoshユーザにわかりやすく言えば
「Kaleidoscape」であり、
Windowsユーザにわかりやすく言えば
「デスクトップテーマ」だ。
これを使えば、Palm/WPJ内部の
デザインが美しく(あるいは楽しく)
変身する。
しかも、そのテーマは簡単に
誰もが作れるようになっている。
この点の評価も高い。
今後カラーPalm時代への対応が楽しみだ。

次点:

ShortCut+
(Katsuhiro Endoさん)

実はそろそろ忘れられかけているかもしれないが、
WorkPad日本語版には
日本語ユーザ辞書のスペースを作るためか、
英語版には存在する「ショートカット」の頁が
存在しない。
それを補完すべくかなり早い段階に対応したのが
このソフト(日本名「近道」)だ。
しかも、同マシンOSのもうひとつのバグとも言える
ハードリセットするたびに無駄な重複ショートカットが
増えていくというバグにも対応していて、
そんな無駄な重複ショートカットを一気に削除してくれる。
たった今、久しぶりに確認したら
うちのWorkPadには186個もの重複ショートカットがあった。
これを全削除したら、なんと5KBもスペースが広がった。
感謝である。


Hack



最優秀賞:

WPJHack
(Katsuhiro Endoさん)

この作家の作品はいつも
ユーザの痒いところを掻いてくれる。
まるで耳かき名人のような人だ。
「ShortCut+」でWorkPad日本語版のバグを
処理してくれた彼は
WorkPad日本語版の持つ
操作性の不自由さにもメスをふるってくれた。
各種機能はどれもちっぽけだが
同マシンユーザの操作性を格段に進歩させてくれる。

次点:

Localize Hack
(山田達司さん)

WorkPad日本語版の欠点のひとつは
もともとJ-OS用に作ったローカライザーを
使えないことだったが、
このHackのおかげで
本当に助かった。
やっぱり最後は神頼み。

この部門はDAと並んで
本当にたくさんのリリースがありました。
だもんで、まだまだ評価したいソフトは
たくさんあります!
「App/DA Launcher」(Hoshi Takanoriさん)
「ButtonDA Hack」(今関弘明さん)
「HiraPa2」(奥地耕司さん)
など・・・


DA



最優秀賞:

MiruTanDA
(今関弘明さん)

これもWorkPad日本語版に特化したソフト。
J-OS時代には簡単にできた
ユーザ辞書の編集が
同マシンではとても面倒くさくなってしまった。
それを解消してくれたのがこのソフト。
DAという特性にもピッタリ。
WorkPad日本語版のデフォルトにしても
いいぐらいのソフトだが、
そのためにはDAもデフォルトにしないと・・・。
困った。

次点:

KDIC DA
(川島浩さん)

WorkPad日本語版に付属している
辞書の出来は、そのメモリ容量の
大きすぎる点を覗けばかなり素晴らしいものだ。
だが、機長は結局「KDIC」を
使っている。なぜか?
理由はこの「KDIC DA」が付属しているからだ。
これを使えばどんなソフトからでも
 辞書が引ける。
まさにDAの申し子のようなソフトだ。

う〜ん、このDA部門にも
該当ソフトは多い。
だもんで、惜しくもここで
表彰できなかったソフトは多い。

「digira/pochira/nomra」(しゃあみんさん作)
「calendra」(しゃあみんさん作)
「NenGo! DA NG」(FUTURE NOW)
「IrSwitch」(Katsuhiro Endo)
「DB DA」(Yoshiaki Miyaguchi)
「DA TRAIN Time/DA TRAIN Viewer」(今関弘明さん)
「daMemopad」(今関弘明さん)
「Melody DA」
(Hide Itohさん)
「Com-JIM2」(山田達司さん)
「UR-HardKeyDA」(かみやんさん)
「FKey」(Katsuhiro Endoさん)
「TOKIO DA Palm」(CHEEBOWさん・非公開)
「ezConv DA」(Hide Itoさん)


通信系



最優秀賞:

Palmscape
(奥一穂さん作)

今年劇的な復活劇とともに、
素晴らしいバージョンアップと
正式版のリリースに
こぎつけたこのソフトのパワーは底知れない。
単なるブラウザというよりも
手のひらサイズのコミュニケーターへの
進化はこのソフトによって決定づけられた
ように思う。
今後、通信機能が内蔵される時代になると
その意味はますます増大するものと思われる。

次点:

DataDive!
(薄井智雄さん)

正直に言おう。
実は機長はまだ未使用だが、
でも、多くのサイト運営者の報告は読んでいる。
そんなアバウトな状況での判断だ。
では、このソフトの何が凄いのか?
なんと言っても、
いわゆるFTP機能とで言うのか、
サーバへのファイルのアップロードと
ダウンロードを同時に可能にしてくれた。
この功績はきっと次世代に繋がるはずだ。


デスクトップ連携



最優秀賞:

PiloWeb
(CHEEBOWさん作)

これは、Macintosh系のユーザには反発もあるだろうが、
今年春の日本語版発表とともに
爆発的にユーザを増やすきっかけとなったのは
やっぱりこのソフトだったと思う。
ある意味、このソフトの登場により、
それまでのMacintoshユーザよりもWindowsユーザの方が
少ないのでは?と言われたPalm/WPJワールドの
パワーバランスが逆転したような気がする。
それに、香取慎吾までこのソフト使っちゃった訳だし。
ま、撮影現場だけだとは思うが・・・。

次点:

MacPac 日本語化キット R6
(Migさん)

1位がWindowsだからという訳ではないが、
次点はMacintosh用ソフト。
ひとことで言えば、スリーコム社の怠慢を
この人、Migさんが一人で支えてくれた。
昨年末いきなり登場した
MacPac2.5を素早くそして正確に
ローカライズしてくれた
Migさんの功績は今年も大きかった。
とくに、初心者でもわかりやすいようにとの
思いからインストーラを工夫してくれたり、
美しいアイコン(YoSSsYさん作)を
つけてくれた功績はデカイ!


データベース



最優秀賞:

JFile Pro
(Land-J Technologiesさん)

定番データベースソフト「JFile」がついに
メジャーバージョンアップした。
下位互換の弱さはちょっと「?」だが
とても素晴らしい作品に仕上がっている。

次点:

Drag&Drop/TableViewer
(福本修仁さん)

正確にはこれ、データベースソフトではない。
Drag & Dropのプラグインのひとつとして
コピーしたMemoPadの文章を
解釈して表形式で見せてくれる。
データベースほどの高機能を
望まない、表さえ持ち歩ければ
十分!というユーザには最適の一本だ。


情報ソフト



最優秀賞:

AkibaMap
(安く買おう会)

グレースケールに対応した秋葉原マップは
とても美しくて斬新な演出に満ちている。
秋葉原ショッピングの必需品と
言ってもいい。

次点:

Abroad! 日本語版・J-Mate
(Yoshimitsu Kanaiさん)

J-Infoの海外版だった「Abroad!」は
海外ユーザからのリクエストに答えつつ、
高機能情報ビューワとなり、
親ソフトである「J-Info」を越えてしまった。
そんな「Abroad!」が日本語版となって
逆輸入されたのがこのソフト。
ユーザインタフェースも秀逸。
「J-Mate」は「J-Info」の機能短縮版。

この分野にも秀作は多い。
中でも今年度中期の話題をさらった
先発
「TRAINシリーズ」(今関弘明さん)と
後発
「TimeTable Viewer」(仙石浩明さん)との
開発競争は印象深かった。
他に
「Map Pilot」(ayamaさん)など。

※ayamaさんのサイトを教えてくれた
Ken@大宮さんに感謝!


JFileデータ



最優秀賞:

Sports on the Palmの一連の作品
(Sports on the Palmさん)

これはもう凄いの一語に尽きる!
素晴らしい仕事ぶりだ!
まあ、とにかく見てよ。

次点:

Palm競馬の一連の作品
(Hiroo Hayashiさん)

これも凄い!
競馬好きなら必見!

今年になって、この種のデータものが
大量に登場した。
惜しくも入賞を逃したデータも多い。
「全国うまいらーめん探検隊」(MATさん)
「赤穂浪士データベース」(ふふふさん)
後ろの方はオマケ。


DOCデータ



最優秀賞:

青空文庫パーム本の部屋
(青空文庫さん/Pal Macさん/他)

今年の流行のひとつだった「Palmで読書」の
ためにもっとも大きな役割を果たしたのが
このPal Macさんが作った、
「青空文庫パーム本の部屋」のページだった。
このページは、有名な
「青空文庫」
Palmユーザ用ページであり、
Pal Macさんが同文庫の作品群を
Palm/WPJ用フォーマットに変換して
これを並べている。
同名のCD-ROMもリリースされた。
その基礎となった
「青空文庫」の労作はもちろん、
その作品群をPalm/WPJ用に変換して陳列した
一連のムーブメントに!
(※「青空文庫」についてはコチラを参照のこと)

次点:

難波貴美子・哲夫さんの一連の作品
(難波貴美子・哲夫さん)

「半七捕物帳」シリーズを始め、
日本文学の名作など、
数々の作品をDOC書類化した。
もちろん上記「青空文庫〜パームの部屋」にも
収められている。


ゲーム・エンタメ



最優秀賞:

Tap Step Music
(しゃぁみんさん)

これはもう誰にも異論はないだろう。
Palm/WPJの限界を知り尽くした上に作られた
現時点では史上最高のゲームだと
機長は考えている。
ほとんど国内販売だけに終わったのが
残念だが、これが海外にも
流通すれば一大旋風が起こるに
違いないと機長は思う。

次点:

Rays
(畑中浩行さん)

惜しくも次点に終わったが、
このゲームのユニークなインターフェースと
爽快感は出色だった。
なんと言ってもスタイラスで
ビームを発射するという発想の勝利だった。
誰にでも出来て誰にでもハマれる。
とっても素晴らしいゲームだ。
ゲームバランスや敵キャラの演出も
印象深い。

ここにも漏れたソフトは多い。
「Pilomns」「Tetrin」(Hide Itoさん)
「SimCity Classic」(Atelierさん)
「Potelo」(FocV Project)
「AMIDA DE GO」(YOUCHAN & 山田達司)
「BINGOシリーズ」(Robbyさん:非売品)


脱力系



最脱力賞:

Palm君1号
(ru0さん)

脱力系って何だ?
う〜ん、なんだかわからんが、
基幹ソフトがすべて出揃って
内容充実・差別化の時代に入ったと言われた
1999年らしい、アンチ充実のソフト達だ。
中でも、このソフトはそんな脱力系ソフトの
文字通り「顔」となった。

残念脱力賞:

PaPsychic
(ru0さん)

実は
脱力系の作家群はたくさんいるが、
結局1〜2位ともru0さんの作品になってしまった。
でも、「PaMovie」をリリースしたこの人を
脱力系の作家とだけ
思い込むのは機長の早計かもしれない。


機長特別表彰



ここまでのジャンル分類から
漏れているがどうしても機長が表彰したい
ソフトをアトランダムに表彰する。

優秀賞:

MemoPadなどの、面倒くさいカテゴリ処理を手軽にしてくれる
「GOLIgory」(ABplus Inc.さん)

システムレベルでグレースケールをサポートしてくれる
「Gray Contrast」(福本修仁さん)

ローカライザーを誰でも手軽に作れるようにした
「G-Mk Localize」(Gaku Taniguchiさん)

MID作曲ブームの先鞭をつけた名作ソフト
「Melody Editor」(Katsuhiro Endoさん)

※ABplusさんのURLを教えてくれた
ありんちょ@横浜さん、感謝だ!


特別表彰



山田さんの今年の仕事
(山田達司)

WorkPad日本語版の登場で
もう仕事がなくなった、とか言いながら、
今年もこの人の活動は精力的だった。
純正日本語版に対応した「Localize Hack」のリリース(3月)、
大容量化時代に対応した「TK Memory Checker」(3月)、
純正日本語版ユーザのための「WorkPadナビゲーションブック」
増大するプログラマのための「PalmOSバイブル」の発刊(3月)
SH-Keysに対応した「Com-JIM2」のリリース(4〜5月)、
加速するPalm/WPJ報道に対応した「Palm/WorkPad on Media」掲示板(5月)、
操作性を向上させた「J-DOC Reader2.0J 」のリリース(6〜7月)、
PalmIIIxやPalmVに対応した「J-OS IIIx」のリリース(7月)、
恒例「The World of WorkPad c3」の発刊(8月)、
Palm/WPJ用プリンタに対応した「FreedioDA」のリリース(8月)、
FPalmで「Visor」の国内初レビューを書く(9月)、
「PC EXPO TOKYO 99」で座談会に出席(9月)、
国内初のユーザのお祭り「PUXPO'99」でも活躍(9月)、
「PalmOS3.3に対応したローカライザー」をリリース(10月)、
キーボード時代に対応して「PiloKey」をバージョンアップ(10月)、
「Visorに対応したローカライザー」をリリース(11月)、
来るべき時代に備えた「JEM7」をリリース(11月)、
影になり日なたになり「PalmSource'99」でも活躍(12月)、
・・・と、彼の仕事のほんの一部を書いてみた。
驚くべきはその仕事の量ではなく
相変わらず彼の仕事は派手なようでいて
きわめて地味だが重要な、
Palmプラットフォームのための雑巾掛けを
黙々と続けている。
しかも、これは対外的に発表されている彼の行動だけだ。
これ以外に膨大な数の仕事を彼はこなしているのを
機長は確認している。
それは公式的なビジネスだったり、
プライベートな交流だったり、励ましだったり。
なんなんだ、このエネルギーは?!
今年の夏、彼を「神様」と呼ぶこと云々の話
あったのも日本語版リリースの年、
1999年らしい話題だったが、
2000年になっても我々は
まだまだ彼のお世話になることが多そうだ。
というか、彼はすでに来年の我々のための
作業をすでに黙々と始めている、はずだ。
しかも、この人は普通のサラリーマンだったりする。
しかも、やや病弱な。
やっぱ、あんたすげえよ!


サイト部門



そして今度はサイト部門だ。

ニュース系



最優秀賞:

Palmfan
(M.Hirose)

やっぱり、と思うかもしれないが、
これはもうしょうがない。
昨年末に倒れて一時は
Palm/WPJ界への復帰は難しいかも
と言われながら見事な復活劇を遂げた。
凄い仕事を当たり前にこなしている凄いサイト。

次点:

WorP@holic
(yashimacさん)

ここのニュース情報の早さと広範囲さは
注目に値する。
とくに「パーム航空」が休航に入って以降は、
ほとんどこのサイトの独断場だったと言ってもいい。
あれだけの量の更新は本当に大変だと思うが、
息長く続けてもらいたいサイトのひとつだ。



ソフト紹介系



最優秀賞:

Muchy's Palmware Review!
(Muchyさん)

今年の春で満一周年を向えたばかりのサイトだが
今年の活躍ぶりは凄かった。
ご存知のように出した本はバカ売れして、
さらにはこれまで手つかずだったMacintosh部門にも進出、
さらにハード方面のレビューも充実してきた。
これからもこの調子で頑張ってもらいたい。

次点:

ろばみみ
(ろばさん)

Muchy's Palmware Review!が内容充実の方向に向い、
一方で、ますます世界中のPalmwareのリリース量が
増大していく時代、わずか数行のコメント日本語訳ながら
このサイトの「Palmware Flash」のソフト紹介量は
本当に助かった。(かなりの英語力を持っているようだ)
なお、ろばさんはMuchy's Palmware Review!で
Macintosh部門の担当もしている。


コラム/リポート系



最優秀賞:

パームをポッケにつめこんで
(ポチさん)

すでにPalm/WPJ界で顔役的な存在のこのサイトだが、
デビューは実は昨年秋である。
ちょうど満1年というサイトだが、
そのコラムのユニークさなどは、
実はMacintoshの世界ですでに培った力ゆえで、
新人扱いするのは申し訳ないぐらいの
強力なサイトだ。
妹分の
「Nom World!」ともども
これからもPalm/WPJ界に楽しい嵐を吹き荒らしてもらいたい。
姉妹の総合力で2位奪取!

次点:

大阪Palm III(NAS芹沢さん)
Hajime's Palm!(はじめさん)
Palm Tips・Palm Fellows!ハ(平野さん・秀司郎さん)
Palm Vの飼育日記・Visorの飼育日記(O-Yanさん)

ここは激戦区になった。
「大阪〜」という言葉で間違えそうだが、
全国区サイトとしても十分に通用するコラムの「大阪Palm III」、
かなり詳細な特集リポートが特徴の「Hajime's Palm!」
(なお、同サイトのオーナーであるはじめさんは
今年
「Palmware ML」もスタートさせている!)、
ビギナーユーザに優しかった「PalmTips」と
その後継サイトである「Palm Fellows!」、
ユニークな視点の企画やコメントが光った
「Palm V(Visor)の飼育日記」など強者揃いだ。
省略しているが「パーム航空」もこのあたりにいる、たぶん。


バカ系



最優秀賞:

ふふふPalm
(ふふふさん)

突然デビューした異色のサイト。
こういうバカ系サイトの存在こそが
Palm/WPJらしいと思うのだが、
どうだろう?

次点:

WorkPadでござる!
(ilovemacさん)

バカ系といえば、こちらが先輩。
独特の文体と凝りに凝った企画性で
いないないぱ〜む(仮)メンバーとともに
世代交代期にあった今年のPalm/WPJ界を
支えてくれた。


改造系



最優秀賞:

Palm de COOL!
(モーリーさん)

今年は「オシャレな改造」もテーマだった
そんな中でもっとも活躍し、
指導的役割を果たしたのがココだった。
今年末には世界中からも注目された。

次点:

Daiya HP
(ohtaniさん)

上記の「Palm de COOL!」とともに
世界から注目されたと言えばこのサイト。
機長もここの「クリアボタン」のファンだ!
とても美しい。


特別表彰



Palm/Pilot Club
(Ozakiさん)

長年に渡って、ビギナーユーザから
ヘビーユーザまでの質問を一手に
引き受けてくれたOzakiさんの同名サイトが
今年、ついに幕を閉じた。
現在は
「ThinkPad Club」の中に
「WorkPad専用」というコーナーが残っている。
本当にお疲れ様!
なお、Ozakiさんは
「The Palm/Pilot Webring」の管理人でもある。


カムバック賞



FPalm
(みのたんさん他)

去る人もあれば
復活する人もある。
今年はこの伝統のサイト「FPalm」の復活が
機長はとても嬉しかった!


ビジネス系



最優秀賞:

MASTER
(有限会社マスター)

今年の国内Palm/WPJ界から
世界でもっとも知られた人物と言える
「世界で初めてPalm Vの筐体を開いた男」・柏木さんが
開いたメモリ増設ショップ。
彼に続いて、世界で国内で数々の
同類ショップが誕生した。
柏木さんが世界デビューを果たした
記念すべき頁は
「PDA's Heaven」

次点:

Vis-a-Vis
(有限会社Vis-a-Vis)

これまで
「イケショップ」「Pilot Pro Shop」
独断場と言えたPalm/WPJのネットショップ界に
新風を注ぎ込んだ。
この店の登場以降、
Palm/WPJ系ショップが次々と
ネット上に生まれた。
ついでに、祝!店長の結婚。


その他



ここでは
これまでのジャンル分類に入らなかったが、
機長としては特別に表彰したいサイトを
アトランダムに表彰。

優秀賞:

palm-music
(白石知雄さん)

今年の特徴として
テーマに特化したサイトの登場があった。
そんな中でも徹底的に「Palmと音楽」にこだわった
ここの活躍は出色だった。

椰子の木陰の居酒屋さん
(おかPさん)

最初は関東圏のPalm/WPJユーザの溜まり場として
スタートしたが、今では全国レベル、
果ては海外からの参加者も多い
Palm/WPJ界最大の社交場となった。


ユーザグループ部門



今年は昨年から始まったユーザグループの活動が
第一次ピークを迎えたと言っても過言じゃない
一年だった。

ただし、ユーザグループ個々の活動までを
機長は把握している訳ではないので、
大きなイベントについてだけ
表彰を儲ける。

最優秀賞:

瓜生良治さん
PUGO代表)

つい最近、「幕張2000」が発表されたばかりだが、
今年2月の「幕張計画99」がまさに
今年のPalm/WPJコミュニティの爆発的盛り上がりの
先鞭をつけたと言える。
夏の「パクスポ99」でも、
司会役などを中心に大活躍!

次点:

kentaroさんm-plug代表)
水澤泰敬さん
ティー・シー・ワークス所属)
パクスポのために働いたすべての人たち

kentaroさんは
言わずとしれた夏の大イベント
「パクスポ99」の実行委員長として活躍した。
そのストレスやプレッシャー、
忙しさは想像を超えたはずだ。
そして、
素人集団をプロの力技で
あそこまでのイベントまでに仕上げてくれたのが
水澤さんを始めとするティー・シー・ワークスの
皆さんだった。
そして、パクスポの成功は
物凄い数の人々の努力のたまものでもあった。
ただただ感謝!


・・・と、以上の皆さんには
勝手に表彰させてもらったが、
冒頭に書いておいたように
賞品も賞金も出ない。
あしからず。

また、あくまで
機長の独断だから
漏れた皆さんは気にしないでね。







1999年度Palm/WPJ界
10大ニュース






さて、最後に
年の瀬らしく
1999年パーム航空の10大ニュースで
しめよう!

1位 WorkPad日本語版が発表(2月23日)

2位 PUXPO'99の開催(9月11日)

3位 幕張計画の開催(2月20日)

4位 
PalmSource '99の開催(11月30日)

5位 殺し文句コンテスト(5月3日結果発表)

6位 Palm Vのリリース(5月)

7位 「TSM」にハマる(10月)

8位 SH-Keysのリリース(3月)

9位 神様論争が起こる(6月)

10位 休航宣言(7月14日)

・・・ま、こんな感じかな?

え。休航宣言が夏に出たまんまじゃないかって?

・・・その答えはまもなく発表する予定。
(そればっかだな〜)






じゃ。


1999年12月30日


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