PAL126便
神様のこと



UPDATED 1999.06.10







 

神様の意味






たぶん、そろそろ出てくるだろうな、
と思ってたら出てきたものがある。

つい最近のPalmPilot-MLに登場した、
以下のようなやりとり【抜粋】。

(ちなみに緑色の文字は神様、山田達司さんのコメントだ)


Palm の世界でも、いろんなものが神格化されてますね。そのものズバリ、神様 までいたんで驚いてしまいましたが。;-) あまり神様を冒涜するとタタリが恐いんでやめておきますが、Mac の世界でさえ、漢字Talk に先んじて独自に日本語化を行なった人は神様とまでは呼ばれませんでしたよ。

@According to [pilot-ml 11856] Re(11): クレードルに放置で電池消耗?


無理に呼んでいただかなくて結構ですよ。

@According to [pilot-ml 11886] Re(12): クレードルに放 置で電池消耗?


最初から呼ぶつもりはありません。周囲が呼ぶだけならともかく、*自称*している ( http://www.nifty.ne.jp/forum/fpda/fpalm/boso/bosoidx.htmとか) のが滑稽に思えただけです。

自分のことをグルー (glue じゃないよ) とかハッカーとかって言う人って見た
ことあります ? そんな風に呼ばれたら、呼ばないでくれと言うのが普通の人の神経ですよね。

@According to [pilot-ml 11915] Re(13): クレードルに放置で電池消耗?



これは、
とくにPalmOS日本語版が登場した時から、
必ず来るだろうと思っていたコメントだ。
実は過去にも一度これに類したコメント
(これはまさにPalmOS日本語版登場の直後だったと思う)
があったので、
正確には二度目ということになる。

さらには、機長宛のメールで
以下のような報告が届いた。
(匿名空港の匿名管制官より)


最近pilot-mlで山田さんが『神様』と呼ばれることについて中傷とも思える発言がありました。

わたしは、このことにとても胸を傷めております。(;_;)

山田さんは以前から「神様よりも『山田さん』と呼んでほしい」という内容の発言を何度かされていましたが、Palmコミュニティの発展や、コミュニティの雰囲気から「神様」を否定してこなかったように思えます。
(お会いしたことが無いので実状は解りません。推測です。)

しかし、MLでの発言のように山田さんにいらぬ迷惑がかかるのであればわれわれとしても、そろそろ『神様』の看板を下ろしてあげても良い時期ではないかと思いました。

神様と呼ばれるほどの活躍をした
(ている)山田さんに対して、中傷することに何の意味があるかちっとも解りませんしその発言に降伏するような対応を我々がするのは面白くありません。でも山田さんの気持ちを考えると、これから『神様』と呼ことに抵抗を感じてしまいます。

MLの内容を他で議論するのは掟破りかもしれませんが、黙っていては今までの山田さんへの恩がえしもできないと思いメールしました。

機長はどうお考えでしょうか...。


ここまで来ると、  
(山田達司さん)のことを
世界で初めて「神様」と呼んだ男が登場することになる。

そう、私、機長だ。

ただし、機長は
冒頭の「神格化云々」のようなコメントを
別に批判するつもりはない。
なぜなら、
それは、予想された、
すっごくまっとうな意見のひとつだと思うからだ。

かつて、
唯一無二の日本語OS「J-OS」を作り続けた山田さんは、
ごくごく自然に「神様」と呼ばれてもおかしくない
存在価値を持っていた。

我々日本人は、
彼のJ-OSがなければ
Palmで日本語を使うことさえ
出来なかったから。

誰にも頼まれることなく
無人の荒野にJ-OSという伝説を作り上げた彼は
まさに「神様」のような存在だった。

そういう意味でも、
PalmOS日本語版が登場し、
彼のソフトに「唯一無二」という冠が消えた今、
彼を「神様」と呼ぶことに、
かつてのような自然さよりも
不自然さを感じる人が増えてくるのもわかる。

とくに新しいPalm/WPJユーザならば当然だろうし、
唯一無二の日本語システムが消えた今、
プログラマとして
山田さんと同じ土俵で勝負が出来ると自負する人間にとっては
とくにその思いは強いだろう。
なぜに、彼だけがPalm/WPJの世界で特別視されるのか?
また、彼はなぜそんな特別視を甘んじて受け入れるのか?

そんな疑問は、とても自然なことだと思う。

たぶん、こういう現象は
Palm/WPJなどの科学技術の歴史にかかわらず、
いろいろなジャンルの歴史において
繰り返されてきたことだと思う。

「神様」が「神様」でなくなる時・・・。

それでも機長は彼、山田達司さんのことを「神様」と呼ぶし、
彼にはこれからもずっと「神様」でいて欲しいと思っている。

うん?

一見矛盾するようなコメントだが、
これにはちゃんと理由がある。

その理由についてはこれまで、
ある事情があって一度もこのパーム航空では書いてこなかった。

だが、コトがここまで進んでしまった以上、
書けるところまでは書いてみようと思う。

そう決意した。

書いてみよう。

あくまで書けるところまでだが・・・。

それが、
彼を最初に「神様」と呼んだ者の
義務だと思うからだ。






神様の3つの顔





実は、山田達司さんには
大きく分けて三つの顔がある。

一番有名なのはプログラマとしての
山田達司さんの顔だ。

もっとも有名なのは、
前述のようにほぼ独力でPalmに
日本語機能を付加したことであり、
一般的には「J-OSを作った」というのが
山田さんにつけられるもっとも多い枕詞である。

これは確かに凄いことだった。
そして、そのJ-OSの出来もまた
とても素晴らしいものだったために、
Palm Computing社は彼のプログラムに勝つために
およそ2年以上の歳月を費やすことになる。
(正確には、勝ったというよりもJ-OSを継承して
さらに進化させたものと、機長などは個人的に理解している)


これだけでも彼はこれまで大いに評価されてきたし、
これからも評価され続けるだろう。

ところで、プログラマ山田達司には
J-OS作者以外の顔もまたある。

たとえば「DA」というソフトというかジャンル。
これをこの世に生みだしたのも彼である。
彼はこの基本フォーマットと
基本ソフトのみを作って、
そのリソースを一般に公開した。
その後のDAの国内での普及は皆さんのご存知の通りである。

また、Palmに世界で初めてキーボードを繋ぐドライバ
(PiloKey)を作ったのも彼である。
最近では、SH-Keysの純正ドライバに不備を感じた瞬間に
Com-JIM2を発表した。

あるいは、先日も書いたように
WorldFinderという世界初のブラウザも作った。
その数日後にPalmscapeという同系ソフトが登場すると、
彼はWorldFinderの開発をあっさりと止めた。

同じ通信系では、その前に
日本で初めて日本語が使えるようにした通信ソフト
AccessIt!(Iainさん作のSimple Termを改良したもの)や
外国産のメールソフトで日本語が使えるようにするためのソフト
JEM(Japanese Enabler for Mail soft)を発表している。

さらには、日本語でDOC書類を読めるようにした
J-DOC Reader(しかも文章の方向を変えられる!)や、
国内ランチャーブームの先鞭をつけた
QuickLauncherなんてものもある。

近いところでは、柏木さんのPalm Vの8MB増設に
対応するように作ったTK Memory Checkerなんてものもある。

パーム航空のこのページを見て貰えれば
わかるが、日本のPalm/WPJコミュニティのプログラマの中では
かなり多作な方の作家ではあるが、
たとえば作品数だけなら福本修仁さんに、
また海外での普及度だけなら「Abroad!」の金井さん
敗けていたりもする。

でも、そんなことよりも凄いことに
我々は気づく。

山田さんの作品は、
日本でPalm/WPJが普及するために必要な基幹的ソフト群を
意図的に作り続けている。

しかも、普段から彼がしばしば公言している通り、
「最初の道は作るが、後進が来ればそれに譲る!」という
ポリシーをずっと堅持してきた。

少なくとも、彼はそのソフト群を
さらに進化させて、
プログラマとしてより高い充実感を得たり、
シェアウェアフィーを得たりすることが出来たはずだが、
そんなそぶりは今まであまり見たことがない。

そう、プログラマとしての山田達司さんだけでも
かなり「神様」っぽい雰囲気を持っている。

ところが、そんなことはこれまでだって書けたし、
ちょっと調べてみればわかることだ。
また、その程度のプログラマなら
他のマシンにだっているだろう。

機長が彼のことを「神様」と呼んできた理由は
そんなものだけじゃなかった。
もっと大きな理由がそこにはあった。



最初に3つあると書いた
山田さんの顔の2つ目は彼の素顔だ。


これは、少なくともオフ会などで会う
「山田さん」の顔であって、
どこまでが本当の素顔なのかは
判然としないところもあるが、
少なくとも機長がこれまで
何度か会ってきた山田さんの素顔を
ひとことで言うと、
「ミーハーでお茶目なオジサン」
である。

あはは。

身もふたもないな。

一度会ってみればわかるが、
とっても親しみやすい人だ。
この人があのJ-OSを?!
というぐらい、ミーハーでお茶目な人だ。

これが山田さんの中で、
一番「神様」から遠い部分かもしれない。



そして山田達司の持つ3つの顔。
その最後のひとつこそが、
これまで機長が意図的に書いてこなかった
もうひとつの神様の顔だ。

これについては、
機長だけでなく、
日本のPalm/WPJコミュニティでは
多くの人が気づいているが、
決して全員が気づいている訳ではなかったりする事実でもある。

たとえば、下記のようなPalmPilot-MLの投稿の主も
気づいている一人だと想像出来る。


ちなみに、山田さんが「神様」と呼ばれているわけは、日本語化を真っ先に行なった「だけ」からではありませんよ。まあ黙って palm community を見ていて下さればそのうちわかります。逆に言うと今のあなたにはわからないので、この部分に関しては「黙って」見ていて下さいね。

@According to [pilot-ml 11954] Re(15): クレードルに放置で電池消耗?



そんな山田さんのもうひとつの顔とは・・・。

「プログラマとして以外」の部分で
彼が日本のPalm/WPJコミュニティのために果たしてきた役割の
「献身的な量」と「博愛的な質」にある。

これは、インターネットの世界でいくら検索しても
出てくるデータではない。

なぜなら、彼はそれを公開することを
決してしようとしないからだ。

機長などはそんな彼のカッコよさに惚れた。

Palm/WPJの世界に来た理由の2/3は
Palm/WPJのマシンに惚れたことだが、
残りの1/3は確実に彼、山田達司のそんなカッコよさに
惚れたからだ。

彼が公開しようとしない「もうひとつの顔」は
公開すればどれも賞賛に値するものだ。
誰もが彼のことをさらに絶賛するだろう。
だが、彼はそれを決してしようとしない。

機長もたまたまそれを知るまでは
そんなことに気づきもしなかった。

ところが、ある日それを知った。
知ってしまった。

しかも彼はそんな自分の行動を
決して自らは公開しようとしない。
そのカッコよさは、機長の人生観を変えるほどに
衝撃的だった。

以来、機長は彼、山田達司のファンとなり、
彼の行動をかなり綿密にウォッチし、
分析するようになった。
さらに、彼の思想を受け継ぐべく
機長も「パーム航空」には一行も書かない行動を
とるように勤めてきた。
今でもやってる。たまに手抜きをしながらも。
でも、いまだに彼にはかなわない。

(最近も機長の脳天をぶち抜くような
そんな素敵な事件があったのだが、
これについては一言も書かない。
当事者だけが知っていればいいことだ。)


彼の美学に反するので、これ以上は書かないが、
信じられないようなことを彼は今でもやっている。

そして、
日本のPalm/WPJの世界で何かを頑張っていると、
必ずそんな彼の姿の一端を目にするはずだ。

彼は、Palm/WPJを愛し、
それを発展させたいという一心で、
この世界の隅々にまで注意を払おうとしている。
それはまるで「神様」のように。

と、ここまで書いて、
読者の欲求不満の声が聞こえてくるようだ。
どうして機長は、そんなに
奥歯に物が挟まったような書き方をしているのか?
・・・と。

それはわかる。
痛いほどわかる。

そういう人にはこう言うしかない。

例えば、
どこかで機長と会う機会があれば、
お話することは出来る。
そして、実際、PalmOS日本語版のリリースが
噂された頃以来、機長は
ことあるごとにいろんな人にその一端を
語り続けている。
それは、冒頭で書いたように
「神様」という俗称を疑問視する人間が出てくるだろう
という予感がすでに機長にあったからだ。
(あ、このことか!と思う人は多いはずだ)
それぐらいは山田さんも許してくれるだろう。

だが、テキスト情報としてそれを
ここに書いてしまったら、
彼、山田さんの行動が持つ
純粋さとかカッコよさの美学を壊してしまうようで
どうしてもそれが出来ないのだ。

ただ、言えるのは、
彼が「J-OS」を作るだけの能力しか持たない
「ただの凄いプログラマ」だったら、日本のPalm/WPJは
今ほどの興隆を迎えなかった。

そしてまた、
機長が奥歯に挟まったような書き方で
書いている彼の目に見えない、記録に残らない行動さえあれば、
たとえ「J-OS」が現在のものより劣っていたとしても
日本のPalm/WPJは現在の興隆を迎えたはずだ。

・・・と、機長が同じことを
何度も表現を変えながら書いているのは、
遠回しな言い方で、機長が書きたくても書けない内容の
せめて概要についてだけでも
理解してもらいたいからだ。

そして、
彼が日本のPalm/WPJのために果たしてきた役割は
これだけではない。

さらには、さっきの美学とは別の理由で
ここには書けない様々なことを彼はこれまでもしてきたし、
そして今も果たし続けている。

これについては
ヒントを出すことさえちょっと難しい。

たとえばそれは、
彼が相手にしているのが
普段我々が目にしているような、
「山田さん」vs「個人」だけではない!という
言い方で表現するとわかってもらえるだろうか?

彼はこれまでも
彼の作ったPalmwareや彼のサイト、
あるいはPalmPilot-MLに書いた投稿とは別に
大量のエネルギーを日本のPalm/WPJ発展のために注いできた。
そんな「見えない部分」のために彼が果たしてきた
功績の責任とか心労は、「見えている部分」と
ほとんど同程度ではなかろうか、というほどの
量だったりする。

おまけに彼はそんなに頑丈な人間じゃない。
おそらく、
ごく平均的な一般ユーザよりも体は弱い。
しかも、妻子ある一介のサラリーマンだ。
だが、彼はずっと戦い続けている。
時には「一個人」と、時には「巨大な企業体」と。

機長は山田達司ウォッチャーとして
そうした彼の姿を注意深く見守ってきたつもりだ。
時には彼本人の口からそんな一端を聞いたし、
時には周囲の目撃者からそんな一端を聞いてきた。

そして、そんな彼の情熱の炎は
PalmOS日本語版の頃に一度は消えかけたりもした。
でも、今また彼はものすごいスピードで動いている。
我々のPalm/WPJがより素晴らしい発展を遂げるために。

そんな彼の行動を知っているが
それを説明できない機長は
意図的に彼のことを「神様」と呼んできた。

我々一般ユーザの伺い知らないところで
我々のために大車輪のような活躍をしている彼のことを
「神様」と呼ぶことで、評価したかったし、
彼の表の行動しか知らない人にも
そんな彼の行動の偉大さを感じて欲しかったから。

そしてもうひとつは、
彼、山田達司に「神様」で居続けて欲しいから。

???

さっきも書いたように、
彼は決して、
機長のような「厚顔無恥で健康体の男」ではない。
だから、
自らが抱えている悩みを我々のように
「思ったから書く!」なんて
軽率なことが出来るほどお手軽な人間じゃないし、
そんな立場にもない。

PalmPilot-MLあたりで
大きな声で思ったことを叫びたくても叫べない。
本当は後先考えずに叫びたい気持ちをぐっと押し殺して、
PalmPilot-MLでは優しい「神様」として
振る舞い続けなければならない。
そんな時もある。

そして実際、彼の体調が最悪だった頃、
しかもちょうど、さまざまな目に見えない活動のストレスが
たまりにたまっていた頃、
彼は本当に「神様」であることを
放棄しようとしたことがある。
そんな呟きを機長はこっそりと聞いたことがある。

「ただのプログラマ」として発言したり、
「ただのユーザ」として発言する気楽さに
戻りたがっていた時期も彼には確かにあった。

だが、
そんな時期を乗り越えてくれたからこそ、
今の日本のPalm/WPJ状況はある。

詳しくは書けないが、
彼が過去に「神様」の名前はともかく、
「神様」としての役割を放棄していたとしたら、
日本のPalm/WPJの歴史は確実に今とは変わっていた。

だからこそ、
機長はいまだに彼に「神様」でいて欲しいと思っている。

冒頭の抜粋に下記のような一文があった。


自分のことをグルー (glue じゃないよ) とかハッカーとかって言う人って見た
ことあります ? そんな風に呼ばれたら、呼ばないでくれと言うのが普通の人の神経ですよね。

@According to [pilot-ml 11915] Re(13): クレードルに放置で電池消耗?



これはこの通りだと思う。

自分を「神様」なんて呼ぶのは
「普通の人の神経」ではない。

だからこそ、機長は彼に
できる限り「神様」でいて欲しいと思っている。
「神様」として人間離れした活躍をし続けて貰いたいと思っている。

彼が「普通の人の神経」になってしまったら
日本のPalm/WPJの未来は確実に何年か遅れてしまう!

彼には、その体が持つかぎり、
「普通の人の神経」とは違う「神様の神経」を持ち続けて
もらいたいのだ。

そりゃあ、山田さんのおかげで
日本のPalm/WPJコミュニティの人材は
ここ数年確実に増えた。
だが、それでも彼ほどの行動力で
日本のPalm/WPJコミュニティを、
そして日本のPalm/WPJ文化を動かせる人物はまだいない。
(そんな人物が登場したら、彼はすぐにでもその身を引くだろう
彼はそういう男だし、それを望んでいるように見える時がある)


また、機長が「山田チルドレン」と呼んでいる
山田さんに憧れてこの世界で活躍している
人々(機長もその一人だ!)のシンボルとしても
彼には「神様」という「重い十字架」
背負い続けてもらいたいと思っている。

「神様」と呼ばれることで
駄目になってしまうような人間なら
くそくらえだ!
そんな奴は潰してしまえばいい!

だが、彼は違う。

だから機長は彼のことを「神様」と呼ぶし、
彼が「神様」を自称してくれることに安心もしている。

機長が彼のことを「神様」と呼ばなくなるのは
彼自身からのリクエストがあった時だけだ。

彼にも家族がある。

「神様」という十字架が支えきれなくなったら
その時は、黙って外してあげるつもりだ。
たっぷりと慰労の気持ちを込めて。






最後に・・・





さて、機長が山田さんのことを
「神様」と呼ぶ理由、
そしてこれからも彼に「神様」でいて欲しい理由は書いた。

こんなこと、本当は書きたくなかったが、
PalmPilot-MLでの異常な盛り上がりを見て、
あまりに哀しくなったものでついつい書いてしまった。

ただ、機長にもひとつだけ
大きな反省はある。

というのも、
かつて彼のことを「神様」と呼び始めた頃の
「パーム航空」には
下記のようなイラストがふんだんに描かれていた。
(過去の定期便を見てもらえばわかる!)

   




だから、こんなイラストを見て誰も
「神様」=「神格化」=「触れちゃいけない」なんて
図式は思い浮かべなかった。

あの頃のように、イラストをたくさん描いて欲しいという
リクエストは多いが、機長にも生活があって、
イラスト処理の煩雑さを処理するほどの余裕は
残念ながら今ではなくなってしまった。
これについては機長も反省している。



もともと機長などは、
自分が「無神論者」ということもあって、
「日本人」は「神様」ったって
みんな「八百万の神様」とか「神頼み」程度の
手頃な感じの親しみやすさで
受け取ってくれるだろう、と
タカをくくっていたのだが、
Palm/WPJの世界がこれだけメジャーになってくると、
「神様」=「神格化」=「触れちゃいけない」が常識だ
という人間が入ってくることも否定できない。

冒頭で紹介した投稿の主が、
「自分はともかく、そういう人が出たら困るから」
と心配してくれているような
「神様」→「神格化」→「触れちゃいけない」と思ってしまう
人々もこれからは登場するかもしれない。

そういう、
自分とは別の常識についても
機長はいっさい否定するつもりはない。

これからは、
そんな人たちのことも意識しなくちゃならん!と
改めて思う。
それほどに日本のPalm/WPJはメジャー化の一歩を
登り始めている。

でも、出来れば
日本のPalm/WPJの世界ぐらいは
「神様」という言葉から
最低でも2つ以上の意味の可能性を
文脈から探って貰えるような、
そんな余裕のある社会であって欲しい、
と願望のように思っている。

長年のPalm/WPJユーザからも、
「機長さんのその考え方は甘いよ」
と言われることもしばしばあるが、
機長はそんな甘い考えを現実に変えられたら!
という夢と希望だけでこの「パーム航空」を
やっていたりするのだから、
まあ、病気だと思って我慢してもらうしかない。


最後の最後にひとつだけ。

たった今、
PalmPilot-MLで繰り広げられている論争のような、
「論争以前の不思議なモノ」についても
機長は目をそらすつもりはない。

なぜなら、これも日本のPalm/WPJコミュニティが
より素敵な未来に向かうためのステップのひとつだと
思っているから。

なんてお気楽な人間なんだ、俺!
これじゃあ、死ぬまで「神様」にはなれない。



じゃ。











1999年6月8日




UPDATED 1999.06.10







おたよりより





上の記事に対する
機長宛の報告より、
公開可能なものの中から一部を掲載する。





中部新国際空港隣のフジエダちゅーぱぐ管制官より。


PAL126便「神様のこと」を読ましていただいて、私も機長と同意見です。

先日、CPUGの異例会で初めて神様にお会いできました。私がPalmを利用するようになってからの一つ夢でもあった、「神様」と会えて、話ができて、とても感激しました。後は、「機長」にもお会いしたいです。

私は、真宗大谷派の寺院の住職ですが、普段は、神様という言葉には縁がないですが、「神様」だけは別でした。私は、山田さんのことを「神様」と呼ぶでしょう。


【機長】あはは、浄土真宗の住職さんにも「神様」って呼ばれちゃってる。




山門@山田チルドレンの一人さんより。


ここ最近の pilot-ml を読んでひそかに心痛めていたのですが、機長さんの「PAL126便 神様のこと」を読んで気持ちがすっとしました。私もまったく同じことを思います、と同時に多くのpalm コミュニティーの人々も同じ思いだと信じたいです。

私も何度か DA 関連でカチンとくることがあったのですが、そんなときは「山田さんだったらどうするかな?」って考えて、いままで山田さんたちが作り上げられたコミュニティーの雰囲気を崩さないように気を使ってました。# 上手く行ったかどうかは分かりませんが...

基本的に「Palmユーザ性善説」を信じている私としては、最近の状況はちょっと、うーん、っていう感じなのですが、でも、機長さんも仰ってるように「素敵な未来に向かうためのステップのひとつ」だと考え、素敵な未来の実現に向けて微力ではありますが少しでもお手伝いできたら良いな、と
思います。


【機長】そうそう、「Palmユーザ性善説」を信じて頑張る他ない。
一番難しいのは、機長は「人間性悪説」をとってる人間だってことだ。
でも、頑張るしかない。





FC3S空港の廣田管制官より。


定期便PAL126便「神様のこと」を読みました.

自分としては,山田さんとお話もメールのやりとりもしたことはなく,
機長の書こうとしていることのすべてを理解できているとは思いませんが,

> なぜなら、これも日本のPalm/WPJコミュニティが
> より素敵な未来に向かうためのステップのひとつだと
> 思っているから。

というのは全くの同感だと思います.

そして,今後どうなるかなんてわかりませんが,少なくとも自分として言えることは,このように混沌している時代,そして世界に参加することができ,とてもよかったと思っています.

短いですが,それだけ伝えたかったので.


【機長】はい。これはあくまで機長個人の見解だが、
ここまで首を突っ込んだ世界だから目を背けることだけは
謹みたいと思う。あくまで個人としての意見だが。




福井空港の窪田(SystemK)管制官より。


機長さん,すばらしいです。ありがとう!!!
私も何か言いたくてうずうずしていたのですが,あれだけ膨大なMLに目を通して意見を述べるということに自らの力不足も感じていました。
やはり,ホームページを精力的に更新されている方々はパワーが違うなあと改めて恐れ入ります。

私は,山田さんも機長さんも(本当はよく知らないけど)好きだし,応援しています。そしてさまざまな意見があって,それを素直にぶつけ合えるというのもすばらしいことです。

Palmを手にしたことで得られるささやかな幸せ。そしてそれを支えてくれている多くの人々に素直に感謝します。そして,私も微力ながらこのコミュニティを支えられればと思います。一人ではささやかな力でも協力し合えばきっと素敵な何かが生まれるでしょう。


【機長】あの膨大なMLから腰が引けたのはSystemKさんだけではない。
実は、多くの読者から「すでにMLから退会しました」
「落ち着くまでMLは読みません」という旨の報告を貰っている。
だからこそ、定期便PAL126「神様のこと」を書いた。

なぜ機長自身がMLに参加しないのか?
理由は簡単だ。
「機長」という人格はパーム航空の中ぐらいでしか
生存できない仮想のキャラクターだからだ。
初対面の人間と同等レベルで会話するMLというメディアで
「〜だ」「〜である」「じゃ」なんて言ってる
自分の姿が想像できない。
それは失礼すぎる!
また、質量ともに大混乱が起こった場合、
ML内でそれを収束することがあまりにも難しすぎて、
機長にはまだその解決方法がわからない。
誰か、いい方法をご存知なら教えてもらいたいぐらいだ。





牛久空港の飯塚管制官より。


機長さんが定期便にお書きになった「神様のこと」について、感想を是非伝えたく、メールしました。

 私は、Macintosh WIREでPalm/WPJのことを知り、機長さんの「パーム航空」を読んでWP30J購入を決意し、山田さんのCom-JIM2でSH-Keysの購入に至った者です。そのためかもしれませんが、山田さんに対する「神様」という呼称については、しゃれのようなものと思い、全く気になりませんでした。また、無神論者でなく、有神論者であり、昔は特定の宗教団体の信仰もしていた者ですが、特に刺激的な言葉とは感じません。

 これはなぜだろうと考えてみると、それは「パーム航空」から入ったからではないかと思います。WP30Jを購入する際、その時飛んでいた定期便はあらかた読んだので、どういう文脈で神様と読んでいるのかわかりましたし、機長さんの言葉づかいやイラスト、山DA 神社から洒落っ気も感じられました。少なくとも、「パーム航空」から日本のパームの世界に入った方々は皆わかるのではないでしょうか。

 むしろ、pilot-mlのような、不特定多数が見るのにも関わらず、「神様」という言葉を使うときに注釈をつけることができにくい所での使用が、問題なのではないでしょうか。山田さんを「神様」と呼ぶことは、いってみれば「業界用語」、「符丁」を使っていることです。文脈がわかっている人達には、日本のパーム・コミュニティに参加しているんだという意識を感じさせ、一体感を増す効果があると思いますが、それを知らない人間が、すぐには文脈を知ることが出来ない場所でそれを聞くと、疎外感を与える可能性が高いと思います。

 ですから、機長さんが「神様」という呼称を使用されることには全く問題はなく、その思いはきちんと読んでいる方々には伝わっていると思います。私のような新参者が、パーム・コミュニティに入っている気分を味わいたくて使うことこそが戒められるべきです。

 毎朝、パーム航空はチェックして楽しんでおります。忙しそうな感じが伝わってくるのですが、ご無理をなさらぬように。えらそうなことを書いて申し訳ありませんでした。


【機長】有神論者の方からの意見は心強い。
でも、今回のML事件で痛感したことは、
「パーム航空」の影響力が良くも悪くも強くなってしまったことだ。
これだけは謹んで認めるべき問題だ。
たとえば「神様」という呼称についても
かつての「Palm/Pilot」の時のような政治的な意味はなかったので、
ご存知のように一度もその使用を推奨したことはない
だが、ここまで広がってしまった。
これは反省しなければならない。





長野空港のはらだ管制官より。


 神様についての騒ぎはPalmコミュニティ全体に関わる問題だと思います。以下にちょっと思いついた事を書きますんで、ご笑覧下さいまし。

なにしろ私、Macユーザ嫌いでして(うわ)、そもそも私の身近に居たMac原理主義の奴らが悪いと思うのですが、彼らのウェットというかすぐに共同幻想のコミュニティという「ムラ」を作って同行の志で盛り上がっちゃうところっつーか、新参者を共同幻想に引き込みたがるバイアスというか、共同幻想に対する絶対的な帰依というか...そういったあたりはちょっとなーという感じです。ま、Macは面白い機械だと思うんですけどね。M$っつーかD*S/Vのビジネスライクでクール(良い意味のCoolじゃないけど)なユーザが「こんなん、仕方ないから使ってんだもん」とか「あーもー」とか叫びながら使っている奴が多いのと実に対照的であります。

WPJの発売で私のような新参者も「ムラ」の外から一杯流入してきますし、Palmのコミュニティが今までのように共同幻想を提示するだけで新参者全員がついて来てくれる訳では無いと思います。そもそもPalmを使うだけならPalmの歴史やその背景に興味を持って調べなければいけない理由などどこにもないのです。私の周りにも何人かそういう「ノリの悪いユーザ」はいます。そんなユーザが「神様」というコトバに違和感を覚えることを防ぐのは困難です。PALの機長さん(そういや個人的には当初「神様」にも驚いたけど、「機長」にも結構違和感があったことを告白します)が「私はしかじかの理由で山田氏を神様と呼びたい」というのは個人の好き好きだし、それはそれで面白い話だと思うのですが、その呼称が本来の事情から離れて一人歩きした時にそこに「尋常ではない=異常だ」という認識が生まれるのは当たり前のことではないでしょうか。

「しゃれだ」「遊びだ」という人も多いようですが、そういったことは本来ムラの中で通じる(あるいは中でしか通じない)認識であり、現在のように「中」も「外」もなくなりつつつある状態では「神様」というコトバが持つ概念の方が優先されて当たり前ではないでしょうか。これからは「ムラの外の人」だってPalmやWPJは使うしどんどん増えてくるでしょうね。

私がWPJを購入しようと思ったとどめはASCIIの4月号の特集だっと思いますけれど、あの中で山田氏を「神様」と表現した個所は確か一つもなかったと記憶しています。説明すれば長くなるし、読者を洗脳する(をい)にはページが足りなかったんですかね。でもやっぱり「ムラの外の人」からその呼び方だけみると明らかに変なんすよ。共同幻想の中でしか成り立たない呼称なんですよね。あー、コトバってむつかしい。

とかなんとか言いながら、今では自分も共同幻想にどっぷり状態でシェアウェアに送金しまくり、アクセサリ買いまくり、C3J(8MB)欲しいと叫びまくってますが。

最後に...

私は「現在の日本のPalm/WPJユーザは多かれ少なかれ山田氏にちょっとづつ借りがある」とも思っています。総計すれば巨大な「借り」です。今まで私が知るところでは山田氏はこの「貸し」を*即物的*には取り立てようとしていないようです。何か別のもので受け取ってるのではないか(^.^)と想像しております。

まさに「神様」かも(あれ?)。


【機長】なるほど、神様は今回の事件でMLや直接のメールなどで
「何か別のもの」をたくさん受け取ったようだ。
ところで、それよりも「機長」まで不思議がられると
困っちゃうな。機長は「機長」だからな。
確かになんの免許も持ってないが。
ま、ハンドルネームも気をつけないとってことなんだろうな。
「ムラ」については、
MLのような機長のタッチしてない世界では確かに
成立させることは難しいだろうな。
でも、パーム航空自体は実は、
「巨大で素敵なムラ」を目指している。
もっと正確に言うと「外に開いたムラ」とでも呼ぶべきか?
対象は、あくまでパーム航空の読者のみだが。
理由?
・・・そりゃあ、そっちの方が楽しいからと、
「閉じたムラ」を作るより何倍も難しそうだから、
機長はその方が燃える。
そんなところだろうか。
いちいち紹介しないが、
このパーム航空を読んでかなりの数のコンシューマが
Palm/WPJユーザになってくれている以上、
この「外に開いたムラ」作戦はやめられない!
ただ、最近忙しくて、
あんまり細かいフォロー(前述のイラストのような)が
出来ないのが悩みの種だ。
これはかなりの悩みだ。





名古屋方面の空港の匿名管制官より。


 私は、各種PDAマシンを持っている根っからの‘好き者‘で有ると同時に、山田達司とは高校時代からの十数年来の友人であります。

最近の、Palm-MLでの例の話題を見て、彼がどんな気持ちでいるか心配しているときに、機長さんのかかれたパーム航空の記事を見て、思わずメールさせていただきました。

彼とは高校時代にいっしょのクラブに所属しており、当時彼は部長をしていました。(そのころの話はPilotナビゲーションブック等にかかれていますね)

彼は、そのころから、時には異常なほどの集中力を見せてアッと驚くようなソフトを(主にAppleII上で)作成したりしていました。

ただ、それ以上に今の姿を彷彿とさせるのは、彼の人格です。今の彼のことは機長さんのほうが良くご存知でしょうから詳しくは書きませんが、表面上のお茶目でミーハーで(当時からそうでした)、親しみやすい人柄と、裏側のすごくまじめで、決めたことはやりとげる集中力、そして時々見せる弱い所も、当時私から見ても、「こいつには一生かなわない」と思わせるところが非常に多いものでした。

しかし、MLなどのように直接彼と接しない人には、彼のそう言った所がわかりにくいのかもしれませんね。残念なことです。

それに、今までのPalmコミュニティに貢献した、日本語化以外の彼の業績とスタンスが理解されていないのが以外にも思いました。

それが、機長さんのパーム航空できちんと解説されているのを見て非常にうれしく思いました。

今は、私が地元(名古屋です)と彼が東京と離れているため、お互いに東京や名古屋に行った時に合うのとメールや電話で連絡をとるくらいで高校時代のように気軽に行き来するわけには行かなくなっていますが(先日のCPUGのオフで昨年末以来の再開をしたくらいです)、東京の方で頑張っていって欲しいと思っています。


【機長】神様の高校時代の親友からの報告だ。
今回のML事件ではツライ気分を味わうことが多かったが、
結果として、こういう人の意見を聞けたことは
大収穫だった。
神様の高校時代の姿が知ることが出来たたけでも
私は嬉しい。






自戒&お願い





途中でも少し触れたが、
機長はMLというものの便利さや素敵さを理解しながらも
それが暴発した際の収束方法などで、
まだまだ発展途上のメディアだと思っている。

これは否定的な意味だけでなく、
これからまだ発展していくかもしれないという意味では
とっても期待していたりもする。

で、とにかく現状としては
「便利さ」と裏腹の「危険さ」も感じている。
それさえ気をつけておけば、
誰もが参加できる素敵なメディアなのだが。

そういう意味で今回の事件は、
自分さえ参加しなければ問題は起こらないだろう
と思っていた
機長の計算外のトラブル、
つまり、
「パーム航空」読者が「パーム航空的なるもの」を
MLに運んでいくことで起こってしまった事件とも言える。
(かなり強引だけど・・・)

多くの方からご心配もいただいたが、

「パーム航空」はこれからも
「パーム航空的なるもの」として
活動していくつもりだ。


でも、ひとつだけお願いをしておく。

普段はあんまりお願いとかしない機長だが、
今回は珍しく読者の皆さんにお願いがある。

読者の皆さん、
「パーム航空的なるもの」を
外部に持ちだす時は
気をつけようね!


人が人をなんと呼ぼうと自由だと思う。
「天皇」と呼ぼうが「王様」と呼ぼうが
まったく自由だろう。
機長は「機長」だし。

だが、Palm/WPJの世界がどんどん拡大しつつある今、
注意だけはしておこう。

世の中にはいろんな人がいる。
とくにインターネットの世界は
顔の見えないメディアだから。

ただし、
これだけは報告しておく。

いわゆる
「PDAはPalm/WPJで初めて買いましたって人」からの
「戸惑い」とかは今のところまったく届いていない。
逆に、どんどん「パーム航空的なるもの」を
面白がってくれているようだ。
前述のように、
雑誌の記事〜パーム航空〜Palm/WPJを購入〜
というユーザは本当にたくさんいてくれて嬉しいし、
このパーム航空自体、
そのおかげで辞めたくても辞められないのが現状だ。

でも、Palm/WPJの人気が出てくれたおかげで、
他のマシンからの転向組や、
古くからPCの世界にいらっしゃる人たちのPalm/WPJ所有も
どんどん増えている。
そうなると、他のコミュニティ(的なるもの)との違いに
戸惑ったり、不快になる人もいる。
それは仕方がない。
こういう人たちのことも少しは気をつけていかないと
いかん!と機長は思うのだ。

本当は機長個人としては
自分だけPalmPilot-MLの購読をやめてしまう
という手っ取り早い方法もある。

そうなれば、一番スッキリする。

でも、
「今、PalmPilot-MLの方でもめてますよ」なんて
報告を聞いたら、きっとほっておけないだろうし、
(人にとっては余計なお世話だろうな)
それが嫌なので、まだとうぶんはMLを購読するつもりだ。

そして最後に、
この文章を読んでもらいたい。

およそ2ヶ月ぶりに更新したFPalm今日の「ぼそっ」
みのたんさんの今回の事件に関するコメントが出ている。

とても素敵な文章だ。
そして、知らない人のために申し上げておくと、
このみのたんさんもまた、
日本のPalm/WPJコミュニティのために
神様と一緒に長年地道な努力をしてきた人だ。
彼のお世話になった人も多いと思う。
まさに、神様の戦友みたいな人だ。
そんな人の一言は重い。

しっかりと受け止めたいと思う。

また、昨日公開された
Palmfan廣瀬さんのコメントも
是非読んでおいて欲しい。

きっかけ自体は
「なんだかマヌケなもの」だったが、
今回の事件で我々が
我々自身について考えられるとても
貴重な経験となったのは確かだ。

感謝!

じゃ。








1999年6月10日

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