[240] 418 Jeffに会いたい! 2000-10-16 (Mon) なんでも書いてみるもんだ。
実は、本日(10月16日)、ハンドスプリング社のVisorPrismとVisorPlatinumの2機種の新Visor発表会があり、そこに、あの!Jeff Hawkinsが初来日するという情報は、複数のPalmNinja達からの報告で掴んでいたのだが、肝心の招待状が機長のもとにはない!ほんのすぐ側まで、憧れのJeff Hawkinsが来ているのに会うことが出来ない!
う〜ん、空腹時に鰻屋の店先を素通りするような焦燥感に、機長がイラついていた先週末、事態は日曜日になって急展開した。機長がJeff Hawkinsの熱烈なファンであり、きっと会いたがっているだろうと想像してくれた「某そっちの業界関係者」が特別に都合をつけてくれて、機長を、同発表会の会場に紛れ込ませてくれるという段取りをつけてくれた。やった〜!
そして本日、ついさっき、機長は憧れのJeff に会うべく、都内某所で開かれたハンドスプリング社の発表会会場に紛れ込んできた!
機長は、恋人と遭う前のティーンの少女のような、揺れる心を抱きしめたまま会場内を見渡した。すでに場内は記者達で一杯!その注目度の高さを伺わせる。最初に演壇に立った日本法人社長の小見山さんも、「この後、皆様お待ちかねのゲストが控えてますから、手短に行きましょう」と思わせぶりに語る。う〜ん、もうすぐ憧れのJeffに会える!正確には見られる〜!(入場が遅れたので、ずいぶん後方からではあるが、生Jeffには変わりない!)
小見山さんの話は、おもにPalm OSとVisorの現状について語る。印象的だったのは、PDAシェアの話。どっかの出版社のデータだったと思うが、1年前の国内PDAシェアと、今年の国内シェアを比較したデータが、ステージ中央のスクリーンに映し出される。
まず、1年前の国内PDAシェアが円グラフで表示される。
●1999年9月
WindowCE(40%)
PalmOS(16%)
その他の独自OS(44%)
…うん、たぶん、「その他の独自OS」はほとんどがザウルスなんだろうな、と思いつつ見つめる。意外と、WindowsCEマシンはザウルスに追いついていたんだ〜!
そして、1年後の国内PDAシェアの円グラフが表示される。
●2000年9月
WindowsCE(14%)
PalmOS(72%)
その他の独自OS(14%)
…うををを!9月データというのは、m100やCLIEが出た後の、かなり新しいデータなんだろうな、と思いつつ、そのあまりに劇的な円グラフの変化に感動する。
そして、ここで機長は「ある謎」に気付いていた。それは「WindwosCE」マシンと「その他の独自OS」マシンのシェアが、1年で劇的に降下しながらも、その両者の比率はあまり変わっていない、ということだ。うん?このデータ、実は適当に作ったんだじゃないの?という疑惑(ちゃんとした出版社のデータだったと思うので、そんなはずはないが…)が機長の頭の中をよぎった。
でも、やがて、その数字の謎の意味は解けた。それは、続いて登場した、シェアを100%上限ではなく、実際の販売数グラフの中で表示した場合のデータだ。つまり、この1年でPDA市場は爆発的に拡大した。その数字を母数とした中でのシェアを表示したグラフだ。
正確な数字は忘れたが、PDA市場の規模はこの1年で爆発的に拡大している。だから、1999年9月と2000年9月の販売数は、およそ数倍に膨れ上がっている。その中で「PalmOSマシン」のシェアは信じられないくらいの勢いで膨らんでいるのだが、「WindowsCE」と「その他の独自OS」の販売数はまったく変わっていない。その結果、それぞれのシェアは40%から14%に、44%から14%に落ちているのだ。これが、さきほど書いた数字の謎の正体だった。この1年で爆発的に増えたPDA市場はPalmOSマシンのみに支えられており、逆に言えば、「WindowsCE」マシンも「その他の独自OS」マシンも、人気がなくなったのではなく、PalmOSマシンのブームとは関係なく、地道に同じ割合で売れているだけなのだ。
この数字を見ると思いだす。PDAのみならず、PCの世界でしばしば見受けられる「とにかく高機能のマシンは確実に一定数売れるが、こうした高機能マシンを買うガジェット好きはだいたい定数が決まっているので、その数字に騙されるな!」という、アメリカPC界の鉄則がまさに当てはまるように思える。PalmOSマシンは、この鉄則の外にいたから売れたのでは?と思う。
とても知的な口調の小見山社長は、PalmOSマシンの爆発的なシェア拡大の理由を、主要5社による独自性の強いマシン達による競合がプラス要員だろうと、きわめて冷静に語った。そして、これが一番驚いたことなのだが、そうした主要5社のシェア数字を彼は発表した。再び中央のスクリーンに円グラフが表示される。データは、さきほどのデータと同じ「2000年9月」という最新データだ。このデータを選んだのが凄い。2000年9月といえば、m100とCLIEが同時に登場し、上から下から挟み撃ちされたVisorが苦戦していると思われる時期だ。小見山社長は、あえてそのデータをスクリーン一杯の円グラフに表示した。その結果は、予想通り、ソニー社の単独勝利だったが、僅差の2位にハンドスプリング社が続き、やや遅れてパームコンピューティング社、さらに少し離れて日本IBM社とTRG社が続いている。う〜ん、この数字は意外だった。ハンドスプリング社のマシンは、2000年9月の他社からの猛攻でもしっかりと耐え抜いていたのだ。逆に言えば、2000年8月までの売り上げは…
最後に、小見山社長は現在Visorを扱っている店舗数の150を、年内には300店舗に拡大したい!という、薬のヒグチみたいな目標を語ってから、ゆっくりとこう告げた。
「それでは皆さま待ちかねのメインキャストの登場です!」
冷静な口調だが、その瞳は熱い。
そして、Jeffが登場した。
【続く】
reference:
■ハンドスプリング,16Bitカラーを実現したPalmOS互換機を発表
■パムポケ:Handspringの新機種「Visor Prism」「Visor Platinum」発表会
■Visor-Japan.com:New VISOR!!
[239] 417 ★パクスポ速報★011 PC EXPO直前号 2000-10-16 (Mon) パクスポ2000!公式サイトにおいて行われてきたパクスポ2000!第二部の参加申込が、いよいよ16日(月)17:00を持って締め切られる!
なお、 同サイトには、「第2部参加のご案内」というページが追加されている。申込を済ませた方もまだの方も、いま一度読んで欲しい、とのことだ。会費(予定)や受付方法の発表もあるので要チェックだ!
さて、パクスポ2000!公式サイトには、公式キャラクターのSyncarzも登場、プログラマ・ほしさんによる「お絵かき募集企画のギャラリー」もオープン、スポンサーによるバナーの数もますます増えている!本番を間近に控え、どんどん盛り上がっていくパクスポ2000だ!
また、「スタッフ募集」のページには、パクスポ2000!イベント当日(10/21)だけでなく、「WORLD PC EXPO 2000 」開催中(10/17〜10/21)に、同会場内で有志スタッフによって運営される「ユーザーブース」のお知らせも出ている!
【パクスポ2000!ユーザーブース】
●「WORLD PC EXPO 2000 」開催中、同会場内ではパームコンピューティング株 式会社ブース【東4 ホール/No.4201 】の一部場所をお借りして、有志スタッフ によるユーザーブースを設けています。
Palm OS マシンについての質問受け付けや周辺機器を使用したデモンストレーシ ョンなど、ユーザーの立場同士で気軽に情報交換ができると思います。「ユーザーが2 人も集まればこれしかないでしょ!」赤外線ビームでの名刺交換もお楽しみ下さい。 会場限定で『パクスポ2000 !特製ソフト』が配布されるかも?!
また、チャットルームを設置して、PC EXPO会場にいるスタッフとチャットが できます。
・・・Palm de chat!内「パクスポの部屋」
スタッフ一同、おまちしております!!
さあ右手で握手!左手でビーム! 合言葉は「-Sync you? Sync me-」
・・・ということだ。
さらに、同「スタッフ募集」のページには、まだまだ募集中のスタッフ(■ステージの企画あんど進行=雑用係)もあるので、一緒に盛り上がりたい人はチェック!
いよいよ第二部参加申込は〆切へ!伝説をこの目で目撃したい人はお早めに!
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[238] 416 1998年のPalmロボット。 2000-10-16 (Mon) すでにいくつかのサイトで紹介されている以下の記事。
■簡単に作れる「Palmロボット」
簡単に言うと、カーネギー・メロン大学の研究者らが「Palmで作る簡単なロボット」のDIYキットを製作,解説書を公開したってニュースだ。
これを読んだ機長は、2年以上前に書いた、ある定期便のことを思い出していた。
■パーム航空「定期便PAL053 暇ネタ」
これを読んでもらえばわかって貰えるのだが、今から2年半も前の1998年5月に、Palm(当時の名称はPalm Pilot)を使ったロボットを製作した人間がおり、それは、なんと!日本人だった。
同定期便では、当時、日本のパーム界で大きな話題となっていたゲームソフト「ASAPP」(「TSM」の作者しゃぁみんさんの作品:詳しくはMuchy's Palmware Review!を参照のこと)について触れた「核は怖いよ」という記事中のコラム「ASAPPブームはここまで来た!」の中で、問題のロボットを紹介している。
■PalmPilot & PIC なページ
ここにある「PalmRoboなページ」に、作者suuさんが作ったその雄姿が出ている。その後、98年末には同サイトがPalm Gear H.Q.でも紹介されて世界中のPalmユーザにとって大きな話題となり、やがて同サイトには英語ページも出来た。(詳しくは、「時刻表014」98/12/20-06や98/12/22-01を参照のこと。今でこそ当たり前になったが、日本のPalm系サイトがソフトウェア以外で世界中から注目されたのは、これが初めてだったとように思う)
そんなsuuさんの快挙から2年以上たって、PalmRobotは世界共通語になった。
↑Palm Pilot Robot Kit
[237] 415 機長初のゲームなコラム 2000-10-16 (Mon) とにかく最近は、Palm関係の出版物が、それこそウゴのタケノコのように出版されて、それらを紹介しているうちに、肝心の自分が絡んだ出版物について紹介するのを忘れていた。
その出版物とは…
アスキームック
「Palmスーパー仕事術」(ASCII社)
発売日■2000/10/13
形態 ■A4変 (128ページ)
付属品■CD-ROM×1
価格 ■(税抜) 1,500円
ISBN ■4-7561-3619-2
内容 ■Palmを仕事で活用するためのノウハウをすべて教えます。付属CD-ROMには、お役立ちツールが満載。
この本は、まさにタイトル通りというか、Palmを仕事で使いたい人に特化したムックだ。
この中で機長は「ちょっと一息 Coffee Break」という、息抜きコーナーを担当している。全5ページ。
●ちょっとした空き時間でも楽しめる「隙間ゲーム」で退屈知らず(P.54)
●これさえあれば退屈な会議も怖くないPalmで楽しむ「会議ゲーム」(P.55)
●あなたの掌(てのひら)が今日から図書館になる!Palmで読書を楽しむ(P.83)
●数あるPalm用ソフトウェアのどれを選ぶか?Palmwareが入手できる最強サイトたち(P.102)
●ユーザー同士をつなぐコミュニケーションツール!Palmコミュニティの魅力を探る(P.103)
機長にしては珍しいゲーム紹介などもやっている。画像も豊富に入っているのでお暇な方は是非読んでもらいたい。
他にも、というか、機長のコラムはどっちかというと異色な部分で、メインストリームの部分は、Palmの聖地とまで呼ばれるIKESHOPモバイルプラザの古川店長や、「PalmBook」でその切れ味鋭い筆裁きを見せた井上真花さん、PalmfanのM.Hiroseさんや、FirstPalm!のはじめさんなど、Palm世界では有名な執筆者たちがズラリと勢揃いしている。
とにかく、ビジネスでPalmを使ってる人必読のムックだ。
[236] 414 Palmの親戚のPC? 2000-10-16 (Mon) 普段はMacintoshユーザの機長にはちょっと気付かないようなニュースをPalmNinja参号から知らせてもらった。
■FlexATXの小型スタイリッシュPCがベアボーンで登場!薄型CD-ROMドライブとミニPCIを採用、CPUは1GHzもOK
PalmNinja参号からのメールには下記のような文章があった。
「このPCベアボーンは、パームの親戚だと言えます」
うん?うん?…これのどこがPalmなんだろう?と、さっきの記事を注意深く読むと、その末尾に下記のようなURLがあった。
□PA-120 Mini-Tower Enclosure(Palo Alto Products International)
http://www.padg.com/pc/nlxpa120.htm
あ!Palo Alto Products Internationalと言えば、Palmシリーズの多くのデザインをしている会社だ!(TopPageやProductページなどに多数にPalmシリーズの画像が出ている)
そして、久しぶりにこのサイトを調べてみると、こ〜んなページを見つけた。昨年末にPalmの筐体デザインが表彰された時のことを告げるリリースだ。ここをみるかぎり、同社がデザインしたのはPalm Pilot、Palm III、Palm VIIの3機種らしい。
[235] 413 忍者と観光客が乱闘、20人がけが 2000-10-15 (Sun)■忍者と観光客が乱闘、20人がけが 日光江戸村(asahi.com)
■<乱闘事件>観光客と従業員が乱闘、約20人がけが 日光江戸村(毎日新聞)
毎日新聞はタイトルもそうだが、忍者(忍者役の俳優)の乱闘参加に触れていない。一方のasahi.comは「忍者役の俳優を含む従業員6、7人と観光客が乱闘になったという」という内容を伝聞として伝えている
。果たして、「忍者役の俳優を含む従業員6、7人」のうち、「忍者役の俳優」が何人いたのかわからないが、結果として記事のタイトルは「忍者と観光客が乱闘」となった。ま、それだけのことだ。(真相はわからないが…)
↑ニャンまげ君も謝ってる?
※関係ないけど、ニャンまげ君の私設応援団ページ(http://www.nyanmage.net/)を見つけてビックリした。本家日光江戸村のサイトにはスクリーンセイバーもある。打倒!黒ネズミだな。
[234] 412 Jeffが見る夢 2000-10-15 (Sun) というわけで、このニュースを紹介するのは3度目になるのだが、続編が登場するたびに機長が毎度興奮する、「Pen Computing Magazine」誌に掲載された、Palmの父・Jeff Hawkinsの超ロングインタビュー「COVER STORY〜Jeff Hawkins〜The man who almost single-handedly revived the handheld computer industry」(通称「Hawkins Story」)の翻訳の第三部(完結編)を、Pal Mac2000のPal Macさんがついに成し遂げてくれた。まず最初に、恒例のひとこと。
Pal Macさん、本当にありがとう!たまらない!
さて、最終回となる今回の記事は、JeffがPalm社を辞めてHandspring社を創設する頃の話をメインに、彼と彼の製品の成功の秘訣、そして、彼のこれからについてを語っている。
今回の記事で最大の目玉は、Jeffのこんな言葉ではないだろうか?機長にとってそれはスクープだったと言ってもいい。
「もし彼らが我々をスピンアウトしていたら、僕はまだあそこにいただろう。」
これはPalm社が3Com社からスピンオフ(独立)する発表の翌日であり同時に、JeffたちがHandspring社からVisorを発表する当日だったその日、San Jose Mercury Newsの記者に語ったコメントらしい。
この言葉の中でJeffが「我々」と表現しているのはもちろん「Handspring社」のことだ。そして、「彼ら」と表現しているのは「3Com社」のことだ。となると、「あそこ」とは、現在の「Palm社」のことをさす。機長のリサーチ不足で、この事実は今回の記事を読むまで知らなかった。3Com社から独立したがっていたJeffたちのことを、3Com社がなかなか離さなかったという事情はなんとなくわかる(同社の中で末端部署だったPalm部門が急成長を続けていたから)が、そんな彼らがJeffたちが出ていった1年後にPalm部門を独立させる決断をした、という事実の理由が機長にはずっとわからなかった。そして、この記事もその理由を語っていない。だが、事実はそうだったとJeffは語っている。Palmの歴史を語る上で、今後もこの謎には注目し続けてたい。まさか、Jeffたちの消えたPalm部門に3Com社が魅力を感じなくなった…とも思えないし…。
今回の記事では、Jeffとその製品の成功の秘訣として、3Com社から飛び出したドリカム編成の男女三人(Jeff、Donna Dubinsky、Ed Colligan)の篤い信頼感と、その基礎となっているjeffのパーソナルな魅力についても触れている。
Jeff周辺の人々は、Jeffのことについて、以下のように語っている。
「Hawkins と一緒に働いてきた人々はみんな、彼は成功に運命づけられた男で、しかもとても親しみやすく、好ましいヤツだ、ということに同意するのだ」
「彼はかつてもそうであったがとても謙虚だ。あなたたちが‘普通の人’のような印象を持つその人が創造的な力や知性を放射しているように感じるなら、あなたたちは、周囲の全ての人に非常に強力な影響力を持つ人を見ているのだ。‘普通の人’のペルソナは、もし彼が‘幹部’または‘天才’のペルソナを備えているより以上に、彼の影響力を更に強いものにさえするのだ」
「Jeff は凄い夢想家でかつ天才的なナイスなヤツだ」
で、Jeff自身の自己分析だとこうなる。
「僕は他の誰とも同じようだと思っている。そして僕は他の誰でも使えるような製品を作ろうと努力している」
「どうにかしてもっと高いレベルを求めるような製品、なおかつそれは一方で使い手があって非常に広範な庶民に手に入れられるようなものを、エキサイティングな製品を作るにはどうすればいいだろう?」
…というような文章を読むと、ある種、20世紀的な特性を持ったPC界の二人のカリスマ、Bill GatesやSteve Jobsなどとは違ったタイプの新しいタイプのカリスマ像を機長はJeffに対して感じる。そう、彼のキーワードには「愛される」「親しみやすい」「普通の」と言った、これまでの天才や起業家にありがちだったパーソナリティとは異質な空気が感じられる。それはまさに、20世紀的コンピュータの中から生まれた「Palm」の姿にとても似ているように思うのは機長だけだろうか?
そして、今回の記事最大のスクープはこの一言かもしれない。
「僕はこれについて(脳の研究と理論)の本を書いていたので、パートタイムで働いていた。そして、パートタイムでやることは、この本を永久に書き続けるようになる!、ということに気が付いた。残念なことに実際に起こったことは、彼らは Palm をスピンアウトしないだろうと僕らが判断したと言うことだ。私達は彼らが Palm をスピンアウトするように一生懸命頑張った。彼らはそうしないと、それは不可能だ、と言った。だから僕は Donna と Ed Colligan に『おい、僕らは新しいビジネスを始めようじゃないか?僕はそのためにフルタイムで働くよ。そして成功させようじゃないか!そしてその後に、僕は脳関係に戻ってこよう。』と提案したんだ。」
この一文を読んだだけでも、機長はますますJeffのことが好きになってしまった。そして彼のてのひらが生みだしたマシンのことも!
[233] 411 これが常識? 2000-10-14 (Sat) 検索サイトとして有名な「goo」には、「gooショップ」というオンラインショップがある。その特集ページで見つけた。
■PDA特集〜もうすでに常識!?
このページを見て、最初、「Palm特集」ページかと思った。そしたら、このページは紛れもなく「PDA特集」のページであることがわかった。その証拠に、人気ランキング第5位には…
[232] 410 PC EXPOとチャヒルさん 2000-10-14 (Sat) さて、PUXPO2000!が開催される会場でもある「World PC EXPO 2000」では、「PUXPO2000!」と同日の10月21日にスペシャルセッションとして、下記のような講演が予定されている。
■講演場所
B-2
■講演日時
10/21(土) 11:00〜12:00
■講演演目
「Palm Computing インターネット時代の戦略」
■講演要旨
Palm Computingは今後全てのハンドヘルドにインターネット接続機能を付加して行く。今回は、既にアメリカで始めている革新的インターネット総合通信サービスであるPalm.Netの概要とその日本での展開につき講演する。
…という情報は、以前、「定期便266 今年のWORLD PC EXPOは!」においてもお知らせした。
その時には講演者は「カールおじさん」こと、カール・ヤンコフスキーさん(米パーム・最高経営責任者)だったのだが、昨日急遽その講演者が変更になった。その新しい講演者とはこの人だ!
サジブ・チャヒル氏(米パーム 最高マーケティング責任者)!
チャヒルさんって誰?って人も多いと思う。(Apple系の人なら、あ、あの人では?と脳裏によぎった人もいるかもしれない。そう、その人だ!)
昨日、講演者の変更を知らせてくれた「WORLD PC フォーラム事務局」から届いたメールで、彼は以下のように紹介されている。
SATJIV CHAHIL
■講演者略歴
パームブランド戦略の立案・決定や顧客向けマーケティングプログラムの実施を統括する。常に創造的かつインパクトのある各マーケティングキャンペーンを企画、展開することにより、パームのイメージ向上に貢献している。それ以前には、IBM、ゼロックス、アップル、ソニーなどのハイテク企業各社で25年以上にわたってマーケティングの経験を積んでおり、特にアップルでは、ワールドワイド・マーケティング担当副社長を務めるなど、アップルブランドの維持に貢献し、アップルを日本で有数のブランドに押し上げた人物としても知られている。また、ニューメディア/インターネット/エンタテインメント事業部を創設、初代ゼネラルマネージャーとして、マルチメディアとインターネット向けページ制作における圧倒的なオーサリングプラットフォームとしての地位を確立した。アメリカ国際経営大学院(サンダーバード)、パンジャブ大学、ケンブリッジ大学でそれぞれ学位を取得。テクノロジー関連の国際会議や世界各国での講演機会も多い。
そう、日本ともなじみの深い人だ。
彼には個人サイトがある。また、よくわからんが、ファンサイトのようなものもある。その名も「In search of Satajiv CHAHIL」!(意味は「チャヒルさんを知りませんか?」って感じかな?準備中なんでよくわかんないサイトだけど…)
そんなチャヒルさんがどんなスピーチをしてくれるのか?…今から楽しみだ。
なお、パームコンピューティング社のサイトには、今回の「WORLD PC EXPO 2000」において同社がどのような形で出展するのか?…その概要が発表されている。
気になったところでは…
●「毎回m100が当たるゲーム大会」
●「Palmユーザーイベント「PUXPO」の展示」…うん?表現がちょっと変だぞ。PUXPOの展示って、ジオラマか何か?
●「(HotSyncステーションでは)皆様のお手持ちのPalmPoweredハンドヘルドにWORLD PC EXPO 2000の出展社ディレクトリー、フォーラム案内などのガイドをインストール」
●「弊社ブースにて、アンケートにお答えの方にもれなく粗品を進呈」…とくにWeb Clippingについての意見を聞きたいそうだ。ってことは、このブースで思う存分、Web Clippingが試せるってことか?
…など。
なお、同社のブースは「東4ホール #4201」ってとこらしい。同サイトには、そのイメージ画像も出ている。
※前述した「定期便266 今年のWORLD PC EXPOは!」では、かつては、カールさんの顔写真をPC EXPOのサイトから貼り込んでおいたのだが、同サイトがコンテンツを変更したため、こちらの文章では「カールおじさん」のまま、写真だけがチャヒルさんの写真になっている。
[231] 409 らしさ… 2000-10-13 (Fri) 今回、初めて「davidlynch.com」というドメインが存在することを初めて知った。
そう、このドメインは、アメリカのテレビシリーズ「TwinPeaks」や映画「Blue Velvet」などで有名な映画監督David Lynchの個人サイトだ。
現在はまだ準備中だが、そのルックスとサウンドは、ここが同監督のサイトであることを十分すぎるくらいに自己主張している。(とくにサウンド!)
そんな彼のサイトの存在を知ったのはこの記事だった。
■QT Live! -「Twin Peaks」ディレクターLynch氏がQTムービーを披露
現状のインフラでインターネット動画配信を行なう場合、ユーザーへの忍耐を強いることが多く、まだまだ実験段階だと認識した方が納得できるという考え方は多くの人にも支持して貰えると思うが、そんなインターネット動画配信について、Lynchは彼らしい文法でその魅力を語っている。
「私は,インターネットに心を奪われ,興味を持っており,これこそが未来だと考えている。今のところ,ビデオの品質はかなり泥臭いが,私はその質の悪さが気に入っている」
確かに、Lynchなら、インターネット動画の品質の悪ささえも、マジで気に入ってくれそうな気がする。その作品がどれぐらいの人たちに気に入られるかはともかく…。
[230] 408 Palmの達人たちが書いた「Palmの達人」 2000-10-13 (Fri) 最近、凄い勢いでPalm関連の出版物が登場しているので、そのすべてを紹介している暇はない!
でも、これだけは紹介しておかねば!ということで、まだ、読んでもいないのに紹介しておく!
タイトル:Palmの達人
Palm/Visor/WorkPad/CLIE/TRG Pro対応
関根元和&甲田浩編著
価格:2000円(税別)
CD-ROMなし
発売予定日:10月21日
出版:ソーテック社
Palm界の著名人たちが総力を上げて執筆した、Palmマシンを徹底的に使い倒すための
アイデア&テクニック満載。Palmの魅力を120%引き出すユーザー必携本。
10月21日より、全国有名書店、パソコンショップにて発売!
…ということで、本名だけではよくわからなかったりするのだが、
あの作品なんかで有名なあの作者さんとあの作品なんかでも有名なあの作者さんという、Palm界を代表する新旧のスタープログラマさんたちがタッグを組んで本を書いたのだ!
こりゃあ読まずばなるまいて!
それにしても、出版社の奴らときたら、どれほど、我々の財布を侵略したら気が済むのやら!と思いつつ、10月21日には本屋へGOだ!
[229] 407 パーコラ? 2000-10-13 (Fri) PDA JAPANが、Handspring社の次期Visorと噂されるマシンの写真を公開した。攻めてきてるな〜、さすがHandspring!m100の恨みをプリズムで晴らすようだ。
でも、この写真のGraffitiエリア部分の色の薄さがちょびっと気になる。光線の具合かもしれないが、こんなに薄いはずがないと思う。Palmfanも書いていたが、はめ込み疑惑は残る。
この種の、はめ込み疑惑の写真を、「iPAL-NEXT」では今後、「パーム・コラージュ」略称「パーコラ」と呼ぼうと思う。
[228] 406 誰がために映画は撮られる? 2000-10-13 (Fri) 勢いで、前回のタイトルを引用してしまったが、以下の記事を読みながら、本気で頭を抱えた。
■オークションで落札してハリウッド映画に出よう(上)
■オークションで落札してハリウッド映画に出よう(下)
理屈はあっている。実際に、映画やテレビドラマの役を、お金や、それに類する対価で獲得した人がこの地球上にこれまでいなかったと言ったら嘘になるだろう。
だけど、なんだかな〜。ま、こういう予算の集め方を初めて考えた人は偉いし、そういう意味では評価できるのだが、流行って欲しくはないな、こういうの。
逆に、機長も、「iPAL-NEXT」に記事を書ける権をオークションに出そうかな?これが商売になったら儲かるかも!
でも、まあ、いい記事を書いてくれたら、普通は、記事を書かせたこっちがギャランティを要求されるわな。で、「○○君、見てるゥ〜?」とかそんな記事ばかりが掲載されたら、結果的にはアクセス数が落ちると…。やっぱ、このスタイルは難しいらしい。
[227] 405 続・誰がために番組は流れる? 2000-10-13 (Fri) 「ミニ定期便403 誰がために番組は流れる?」で紹介したBS朝日社長の「受像機がない現状で、いったい誰に向けて放送するのか…。」と言うコメントと、そんなBS朝日の開局記念の目玉番組が「鉄道員」だというニュースは、機長にとってあまりにも衝撃的なニュースだったのだが、それに関して、機長の古い友人の一人であるPalmNinja参号から下記のようなメールを貰った。
PalmNinja参号は、なんとその記者会見の会場にいたらしい。そして生の社長コメントを聞いていたらしい。それによると…
>BS朝日の社長は「鉄道員」をよくご存じない模様で
>「ぽっぽちゃん」と紹介して記者たちの失笑を買っていた…
あはは…、「ぽっぽちゃん」は可愛いな。可愛いなったら、可愛いな。でも、大丈夫なのか、それで?
ま、そんなちょっとした言い間違えはともかくだ。デジタル放送の柱の一つであるとも言えるコンテンツ放送についても、
>話題のコンテンツ放送についても、記事量が少なく、
>よくあるニュースサイトのi-mode版程度しか記事は配信されないように
>思われ、PC利用者の目で見るとまったく失望の連続でした。
もしかしたら、つらいんだろうか?BS放送をするのって?だったらしなきゃいいのに…。でも、するには何か意味があるんだね、きっと。「ぽっぽちゃん」を放送する以上の意味が!
ちなみに、BS朝日のサイトにも、この日の社長記者会見の模様は紹介されている。アハハ、この人なんだ、「ぽっぽちゃん」!さすが目のつけ所が「:BS」!(これで「コロンブス」と読むらしい。コロンはわかるが、ブスはどうだろう?ただし、同記事中、鉄道員に「ぽっぽや」のフリガナがついてるのが笑える。「社長!鉄道員を読み間違えるのは社長だけじゃありません。きっとたくさんおりますのでフリガナをつけておきましょう!」なんて会話があったのかな?)
最後に、危険を省みず、日本のデジタル放送の最前線をリポートしてくれたPalmNinja参号、ありがとう!
[226] 404 150,000アクセス達成 2000-10-12 (Thu) さきほど、この「iPAL-NEXT」が、150,000アクセスを達成したようだ。読者の皆さん、感謝!
ところで、なにか特別なイベントをするつもりはないのだが、間もなく「パーム航空」のアクセス数とこの「iPAL-NEXT」のアクセス数の合計が、2,000,000アクセスに到達する。これもちょっと感慨深い。
そして、いつの間にやらミニ定期便も400を越えた。どこまで頑張れるかはわからんが、楽しめてるうちは書き続けるつもりだ。
※そうか、田中裕子は「飼い主」じゃなく、ポチに操縦されてる「飼われ主」だったのか〜!それにしても「裕子」って!ま、「麗奈」じゃない分、謙虚だとも言えるが…。「美奈子」だったら瞳に保険か?
※150,000アクセスを記念して、今朝より無料のアクセス解析バナーをつけてみた。デザイン的にちょっと「…」だったりはするのだが、無料なので我慢!我慢!ちなみに、このバナーの会社はクリクラ!で見つけた。
[225] 403 誰がために番組は流れる? 2000-10-12 (Thu) 「技術のための技術を、ユーザーは望んでいない」という思想は、Palmに流れるJeff Hawkinsの基本哲学のひとつだが、そんなことを下記のニュースを読みながら、ちょびっと思い出していた?
■[経営戦略] BS朝日が開局前に記者会見、対応テレビの普及進まず
電気量販店に行くと、これからはBSだ!何がなんでもBSだ!というお題目をしばしば聞くようになったのだが、現実はこんな状況らしいのだ。
同記事の中に出てくる「受像機がない現状で、いったい誰に向けて放送するのか…。BSデジタルの準備を始めて2年間、精神的に辛いものがある」というBS朝日の社長さんのコメントは生々しい。
そして、例によって、こういうケースで正確な数字が発表されることはない。過去にも普及に失敗したハードウェアに関しては、まず絶対と言っていいほど、その正確な実数が発表されることはない。PDAでもたまにそんなのがあったような、なかったような…
果たして、今年の12月1日に開局するBSテレビ局を見ることが出来るのは、果たして何人の人なんだろうか?ま、千人単位ってことはないと思うが…ないよね?そんなの?
一般に、BS放送最大の売りは「デジタルだ!」と聞く。デジタルってことは、双方向だとか高画質が可能だからこそアナログより優れていると聞く。そんなデジタル放送局のひとつの開局番組の目玉が映画「鉄道員」ってのは…BCNの記者じゃなくても、ちょっと感傷に浸ってしまいそうだ。
ところで、デジタルBS放送ってなんのために始めたんだろう?
[224] 402 たまにはヘビーなネタ(ブロンクスの青春) 2000-10-12 (Thu) 「ミニ定期便393 4年で全世帯?」で、アメリカ社会のものすごい犯罪状況について書いた。元ネタはこれ。
■ほぼ4世帯に1世帯が犯罪被害=過去1年間で−米世論調査
誰かがちょっと前に、「アメリカの犯罪率は最近急激に減りました」なんて言ってたけど、もしもその通りなら、5年前はどうだったんだろう?「ほぼ4世帯に3世帯が犯罪被害者で、残り1世帯が犯罪加害者」とか…そんな状況だったんだろうか?(あくまで想像だが…)
そんな機長の、下らない想像話ばかりしててもしょうがないので、今日はちょっと、というか、かなりシビアーな話をする。ま、たまにはいいよね、こんなのも?…って言われても、まだ書いてないから、答えようがないか?…ま、いいや、ここは機長の好きなこと書くページだから。
先日の「ミニ定期便393 4年で全世帯?」を読んで、日本人種、米国籍、ニューヨーク郊外在住のの望月さんという方からメールを貰った。とても胸に染みる内容だったので紹介する。
>表題の記事ですが、居住している地域によっては、年に数回被害に
>遭うのも不思議ではないです。
>
>これは極端な例なのですが、もう10年以上前の話です。
>ニューヨーク市サウスブロンクス地区出身の、18歳の若者から
>聞いた話です。
>
>18歳の時点で、彼の中学校時代の同級生男子の半数以上は
>既に死亡していると聞き、絶句したことがあります。
>勿論、死亡理由は様々です。殺人、麻薬の連続投与(オーバー
>ドーピング)、劣悪な労働条件での事故死、HIV感染症など。
>いずれにせよ、正常な死に方でないことは事実です。
>
>その彼も、この話をした数ヶ月後にオーバードーピング(クラックと
>いう合成麻薬)で死んでしまいました。
>
>社会構造までの言及は避けますが、どれだけ劣悪な環境で生きてる
>人たちがいるかいるか感じました。
ま、毎回、この「iPAL-NEXT」の記事がこんなディープな内容じゃ、疲れちゃうけど、たまにはいいよね、こんなのも。載せたくなったので載せちゃった。
これも、Palmを生んだ国、アメリカのもうひとつの現実だったりする。
うん、たま〜にはこんな気分の時もある。たま〜にだけどね。望月さん、素敵なメールありがとう。
[223] 401 そにがらみ。2 2000-10-12 (Thu) どちらもクリクラ!からの情報。
■CLIE純正キャリングケースが明日発売!?
ノーマルタイプのキャリングケース「SE-100」と、モバイルコミュニケーションアダプタ&携帯電話まで収納できそうなモバイルコミュニケーションキャリングケース「SE-110」の2種類。いずれもオープン価格。
ついでに、ペン付きスタイラス「SE-200」まで!いずれも10月13日の発売らしい。つーことは明日だ!
さらに、先日お知らせした、ネットワークイベント『 オープン・アップ・クリエ』についての告知ページが、SONYのサイトにも登場した!
■<報道資料>クリエのエンターテインメントが仮想体験できるネットワークイベント『 オープン・アップ・クリエ』を開催−ソニーネットワークイベント@es(アットマークエス)第3弾−
これによると…
ま、詳しいことは同ページで見てもらうことにして、注目は「CLIE MAGAZINE参加者コンテンツ」の中に見える「ケイン・コスギMuchy」さん!思わず「筋肉隆々のMuchさん」を想像してしまった。あと、個人的には江口寿史さんの名前に注目。やっぱり漫画かな。ドキドキ。…そっれだけならば、まだいいがァ!(←最後のフレーズは世代限定ネタ)
[222] 400 わかりづらい.jp 2000-10-11 (Wed) 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が、「汎用JPドメイン名導入に関する方針」を発表した。(@According to impress Watch)
う〜ん、基本的にはとってもわかりやすいはずのドメインが、とっても複雑になってるような気がするのは機長だけだろうか?「co.jp」が「.jp」になるだけなら、これまで以上に簡単になるはずなのだが、う〜ん。どっちにしても、登録期間後は大荒れしそうな気がする。さあて、どうなる?!
※「最大15字までの漢字または仮名による日本語ドメインにも対応」ってことは、今後「これはURLではありません.jp」というドメインもOKになるってことなんだろうか?そして、ソフトウェア達は混乱しないでこれらを認識することが出来るんだろうか?
[221] 399 パクスポ2000!は香港でも注目! 2000-10-11 (Wed) パクスポ2000!公式サイトの管理もしているLife with PalmPilotのMichiroさんによると、香港のPalm系サイト「PalmGuess」(このリンクだと、通常の日本語環境では文字バケするヨ)にも「パクスポ2000!」の話題が出ていたらしい。
michiroさんが撮ったスクリーンショットはコチラ!この画像だと、中国語の漢字も文字化けなしに読める。
michiroさんによると、最後の行の漢字は「香港でもそろそろこういうのやんない?」てな意味ではないか?ということだ。
なんか、いいよね?インターナショナルな感じで。
※同写真へのリンク許可をくれたmichiroさんに感謝!
[220] 398 そにがらみ2題 2000-10-11 (Wed) ASCII24によると、ソニーマーケティングは、CLIEが提案するパーソナル・エンターテイメント”をテーマとした、ユーザー向けイベント「ソニーネットワークイベント@es“オープン・アップ・クリエ”」をウェブ上で開催すると発表した。期間は10月17日から12月25日までの10週間というロングラン。
(@According to クリクラ!&Palmfan)
ハードウェアのみならずその使い方までを含めた生活スタイルを提案していくソニーらしい企画。Palm文化の新しい形態として期待!このイベントの開催予定地はココ!
クリエデベロッパーサイトでは、第1回「クリエ」プログラムコンテストの応募がスタートした。詳しくはココ!
(@According to クリクラ!)
これまでユーザの自然発生のみで進んできたPalm文化に、SONY=CLIEが新しい新風を注いでいる。
[219] 397 ★パクスポ速報★010 号外! 2000-10-11 (Wed) パクスポ2000!公式サイトにおいて、いよいよ本日11日(水)正午から、パクスポ2000!第二部の参加申込が始まった!
ふふふPalmやUpup Palm Load!などのナショスポ系サイト(敵?…笑)には、下記のような告知も出ている。
忘れとるかもしれんが、10月11日から
第二部の参加申込受付を開始するらしいぞ!
第一部の参加申込はいらんから、間違うなよ!
そう、パクスポ2000!公式サイトによれば、イベント概要は以下の通りだ。
2000年10月21日(土)
有明・東京ビッグサイト内会議室(詳細未定)
第1部 14時〜16時(事前登録不要/入場無料の公式イベント)
第2部 17時〜19時(事前登録必要/会費制の交流イベント。飲食あり)
※ゲーム/トークショウ/プレゼント大会等々を予定しています。詳細は後日パクスポ2000!公式サイトで発表します。
参加人数: 300人(予定)
…ということだそうだ。
なお、同サイトには、PUXPO2000! の公式コピー -sync you? sync me-についてのなかむうさんのコラムページへのリンクも出来ている。
ますます盛り上がるパクスポ2000!に要チェックだ!
機長が掴んだ情報ではかなりのハイペースで登録が進んでいるようなので、参加希望者はお早めに!
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[218] 396 犬と本 2000-10-11 (Wed) ついに、モバイル犬こと、「パムポケ」のポチねえさんが、Macのみならず、ついにPalm本も書いたらしい。犬なのに…。
しかもタイトルが「モバイル犬ポチのMac de Palm!」と来たもんだ。おまけに協力者にはCHEEBOWさん、イラストにはnomさんと、オールスターキャストだそうだ。これは買わねばなるまい。
Macユーザーのためのパーム解説本の決定版!(田中裕子著)
「モバイル犬ポチのMac de Palm」2000年10月23日発売!
ソフトバンクパブリッシング・本体価格2,400円・ISBN4797313390
※ところで、田中裕子って誰だろう?
ついにでPalm絡みの書籍としては、「Palm Magazine Vol.2」も早々と登場した!
この雑誌の中に、「FPalm」のみのたんさん・「PiloWeb」などのCHEEBOWさん、「秋葉マップ」などの難波さん、そして司会の齋藤考明さんによる「達人座談会」というとっても素敵な企画もあるのだが、「CHEEBOW」さんの名前に「チューボウ」とフリガナがふってある。堺正章さんじゃないんだから!(それとも改名したのか?)
アスキームック「Palm Magazine Vol.2」
株式会社アスキー・9月27日発売
特別付録■CD-ROM 1枚付
本体価格■1280円(+税)
他にも、株式会社宝島社からは「Palmスタートガイド」が出ている。書店では株式会社アスキーの「Visorスタートガイド」と並んで平積みされていることが多いが、出版社もサイズも違うぞ。
TJ MOOK「Palmスタートガイド」
2000年11月3日発行・933円
他にも、本屋を覗くとPalm本で本当に一杯だ!
[217] 395 ★パクスポ速報★009 2000-10-11 (Wed) パクスポ2000!公式サイトに以下のようなお知らせが出た。
■第一部「パーム一発勝負」プレゼンター募集!
パクスポ第一部演目の「パーム一発勝負」へ参加する方を募集しています。これはステージ上で新作 Palmware やハードを1〜5分でデモ(プレゼン)してもらう企画です。我こそは、と思った方はステージ担当スタッフまで、メールでお問い合わせください。
なお、時間に限りがあるため、応募多数の場合はご希望にそえない場合がございます。
…ということだ。
さらに、いよいよ「パクスポ2000!第二部参加申込」が11日(水)から始まるそうだ。Don't miss it !
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[216] 394 てのひらで繋がる 2000-10-10 (Tue) 少し前だけどPalmfanに紹介されたり、現場でぱ〜むでもTopページで紹介されている、いしかわさんのサイト「ishiyam@いしかわの山登り」 に入山してきた。
いいな〜、いしかわさん!とってもアナログな環境でデジタルの可能性を探ってるところがたまらん!それにしても、ネパールにもネットカフェがあるのか!感動だ。そして何より、いしかわさんが送ってきたネパールの山々や地元の人たちの写真に感動。
足腰の弱い機長にはとてもマネの出来ないことだが、Palmを通してこういう別世界を体験させて貰えるのは、たまらん!いしかわさん、ありがとー。そして、無事、帰ってきてネ!
※ちなみに、機長の風邪の治し方は、風邪引いてないフリをし続けること。3〜4日はやり過ごせる。でも、後で確実にこじらすけどネ。これは、治し方とは言わないか…
[215] 393 4年で全世帯? 2000-10-10 (Tue) 下記の時事通信の記事を読みながら思った。
■ほぼ4世帯に1世帯が犯罪被害=過去1年間で−米世論調査
過去1年で、4世帯に1世帯が犯罪被害に遭ってるとすれば、4年で一周して、全世帯が犯罪被害に遭ってるってことになるんだろうか?
でも、そんなことはありえない訳で、だとすると、4年経っても犯罪被害に遭わない世帯がいるってことになる。
…ってことはだ!そんな4年で一度も犯罪被害に遭っていない家庭のかわりに、4年で2回以上犯罪被害に遭ってる家庭があるってことになるわけで、4年に2回ってことは、だいたい2年に1度は犯罪被害に遭ってる勘定になる。大変だな〜、アメリカ暮らしも。
[214] 392 Visor's Fanが独自ドメイン取得 2000-10-09 (Mon) とてもカラフルなデザインでVisorに関する情報を伝える「Visor's Fan」が、1万ヒットを獲得。同時に、独自ドメインを取得したらしい。(旧アドレス→新アドレス)
(@According to goさん)
[213] 391 お断り 2000-10-08 (Sun) …とか、珍しく普通の新作情報書いちゃったけど、このサイトはニュースサイトじゃないので、いろいろ送ってもらっても書けないことの方がほとんどだ。すまぬ。
[212] 390 もっとダサ字! 2000-10-08 (Sun) あらいぐまさんからメールを貰った。あの「Dasaji」がバージョンアップしたらしい。
■B-Palmからダウンロードできる。
あらいぐまさんよりのメール
「よめるのダサ字ですがあじぽんさんが作ってくれたバランスのいいフォントに差し換えました。こっちのほうが断然いいのです。」
※カラー表示の画面では文字が灰色になって読めなくなる可能性があるので、気をつけた方がいい。既知のバグだが直すつもりはないそうだ。
「あと、「Mac de Yomen」というつまらないパームウェアもアップしました。わらい。」
[211] 389 ★パクスポ速報★008 2000-10-08 (Sun) 「ミニ定期便382 うん?」でこっそり紹介したnom画伯の新サイト「Syncarz and Beam's Site」に出ている同画伯作のキャラクターは、「パクスポ2000!」の公式キャラクターに指定されているそうだ!うん、可愛いぞ。でも、サイトの文字を見てると…。
ところで、「第二部参加申込」が11日(水)から始まるそうだ。Don't miss it !
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[210] 388 Vitrual PC経由でスクリーンショット! 2000-10-08 (Sun) 「ミニ定期便387 Jeffの見つけた夢。」で紹介したJeffインタビューの翻訳者Pal Macさんのサイトには、「『ソニパ』がきたぞ」というカラクリレビューが出ている。
第一話で触れられている「Memory Stickの操作性の悪さ」などは、機長も思い当たるところがあるのだが、本当の母艦であるMacintosh上に、Windowsエミュレータソフトである「Virtual PC」を入れて、その仮想の母艦OSの中にSONY謹製Palm Desktopをインストールし、USB接続でHotSyncしている機長の場合、輸送手段に今のところ、MemoryStickを使うことがないので、あまり不便は感じてない。でも、MemoryStickの使用の便宜はもうちょっと計ってもらいたいものではある。(とくに、ここに置いた辞書が使えないことは、PalmOSマシンに初めてMemory Stickを搭載した意味の30%ぐらいを無駄にしているように思う!頼みます、SONYさん)
さて、そんな「『ソニパ』がきたぞ」の第一話は、MemoryStickを経由したスクリーンショット画像の作り方の不便について書いてある。それを読むと、ちょっと寒けがするほど、大変そうだ。でも、機長のように「USB接続によるHotSync」だけを使っている場合、スクリーンショットをダウンロードし、影の母艦であるMacintoshまで持ってくるのは意外と簡単にできている。
今日はその方法を書こう。
【機長流のカラクリ(PEG-S500C)からカラーのスクリーンショットをMacintosh上に持ってくる最短の方法】
環境:G4 Mac/Virtual PC/Windows98/CLIE専用PalmDesktop(USB接続によるHotSync)
材料:「ScreenShot Hack」(実は機長も、ずっと「daScrShot」派だったのだが、カラーを撮る必然性からこれに変えた)
準備:
1)Windows上で、「ScreenShot Hack」同封の「UserData.dll」というファイルを、「windows\system (Windows 95/98の場合)」 というディレクトリーにコピーしておく。
2)Windows上で、同じく「ScreenShot2BMP」のスクリーンショットコンバートソフトを、任意の場所に置いておく。同時に、ショートカットをデスクトップに作っておく。(もともと同ソフトをデスクトップ上においた場合、この必要はない)
3)Macintoshのデスクトップ上で、「林檎出張所(仮)」というフォルダを作っておく。
4)再び、「Virtual PC」に戻って、「編集」〜「初期設定」メニューを使って、たった今作ったMac上のフォルダ「林檎出張所(仮)」を「共有フォルダ」に設定しておく。
5)Windows上で、まだCLIEの方でスクリーンショットを撮っていない状態で、「ScreenShot2BMP」を実行すると、コンバートしたファイルをどこのフォルダに入れるのかを設定するダイアログが出る。ここで「林檎出張所(仮)」というフォルダを設定しておく。(デフォルトでは「c」フォルダが設定されている。また、ここでこの設定をしなくても、初めてコンバート作業をする際に、このようにフォルダを設定すれば、次からはあらためて設定することなどなしに、コンバートしたファイルは「林檎出張所(仮)」に送られる!)
やや面倒くさいかもしれないが、準備はこれだけだ!これだけしておけば、あとは意外と楽勝だ。
前提:すでにCLIEの方でスクリーンショットの撮影が終わっており、さらにWindows上でのHotSyncが終わっているという前提で、これから説明する。
スクリーンショットをMacintosh上まで持ってくる(たぶん)最短の方法:
1)Macintosh上で、「Virtual PC」を立ち上げる。
2)Windowsのデスクトップにある「ScreenShot2BMP」というアプリを実行する。
3)これだけで、あとはMacintosh上の「林檎出張所(仮)」というフォルダにコンバートされたBMPファイルが入っているので、これを「GraphicConverter」などの画像ソフトで開くだけ。
…これだけだ。
Virtual PCの機能である「共有フォルダ」をうまく使うことがミソだ。
※さらに、「GraphicConverter」についている機能「convert more...」をうまく使いこなせば、大量のBMP画像をMac用の画像フォーマットに変換することも、意外と簡単だ。
※あ、そうそう、関係ないけど、昨日「iPAL-NEXT」はおかげさまで140,000アクセスを達成した。
↑こ〜んな感じでスクリーンショットをMacintosh上まで持ってこられる!
[209] 387 Jeffの見つけた夢。 2000-10-08 (Sun) Pal Macさんが「Pen Computing Magazine」誌に掲載された、Palmの父・Jeff Hawkinsの超ロングインタビュー「COVER STORY〜Jeff Hawkins〜The man who almost single-handedly revived the handheld computer industry」の翻訳第1弾を発表したのは、10月4日だった。あれから3日、ついに第2弾(同サイト内「旬の話題」からリンク)が発表された!
不思議な幼年時代から偉才を放った学生時代までの話は第一弾で紹介された。今回はJeffがPCの世界に入ってきてからPalm(1号機の名称は「PILOT」)を生みだすまでの話だ。
彼が最初に携わったPDAマシンの名前は「GRiD」と言った。後のPalmOSマシンが持つ主要な特徴とも言うべき「単純な OS、比較的能率的な処理装置、取り外しできるストレージ、そしてペンインテーフェイス」を持っていたが、残念なことに「サイズは小さくはなかった。バッテリーも長持ちしないし、軽くなく、簡単でもなかった」。
その結果、「GRiD」を失敗した。その経験を経て、90年代の半ばに「成功のための最高のチャンスは、ハンドヘルドコンピューターにあり、ペンベースのコンピューターにとっての最大の市場は、消費者むけのものとなるだろう」と確信したJeffは、いよいよ行動を開始した。
やがて彼は「販売、管理、交渉能力は、Jeff の熱中、ビジョンおよび技術力と完璧にフィットするものだった」女性・Donna Dubinskyと運命の出会いを果し、彼女と共同で、PDAへの夢を現実化するために「Palm Computing」という会社を創設した。
この時代、Jeffは二度目の失敗プロジェクトに絡んでいる。コンシューマを意味する言葉でありながらそれを実現できなかったPDAマシン「Zoomer」での失敗である。だが、彼はこの失敗を経て、決定的な核心を掴んだ。つまり「この過程から私が学んだことは、これらのコンピューターは小さな PC ではない、ということだった」。
さらに、技術的には、この時期、「Graffitiの最初のバージョン」を作り出し、これはZoomerとNewton上で動作した。さらに「最終的に HotSync となるであろう、ワンタッチシンクロナイゼーション」につていての仕事も開始している。
だが、Jeffの希望とは相反する「どんなハンドヘルドも多くのコネクションを持っているべきだ」という主張を持つ役員達は、彼の夢を認めようとしなかった。そんな時、彼はその後、伝説ともなるある言葉を、投資家であり友人のBruce Dunlevieから聞かされる。有り余る才能を持ちながらも、1ソフトウェア会社の社長に過ぎないJeffの「十分な製品を誰も作ろうとしない時どうするべきか?」という質問に、Bruceはこう言った。
「不平を言うのはやめたまえ。製図板の前に戻って、自分たちの手でやるんだ」
このひとことがPalmを生みだした最後のきっかけとなった。Jeffはすぐさま自宅に戻ると、製図板の前に座る替わりに、自分のワイシャツのポケットにちょうど入るサイズに「木片」を削りだし、木製の箸を削って小さな「ペン」を作り上げた。
スタンリー・キューブリックの映画「2001年宇宙の旅」で、一匹の類人猿が骨のかけらを大空に投げ上げた瞬間に、大宇宙を飛行する宇宙船の姿に変わったように、このJeffが削りだした小さな木片と同じものが今、西暦2000年の我々のてのひらの中にある。最後に、Palm成功の秘訣のひとつだった「Graffiti」についてJeffが語った以下の言葉には、彼独自の哲学が象徴的に込められている。
「Graffiti の素晴らしさは手書き認識のようには動作しないという事だ。(中略)これはキーボードの代替なのだ。」
この時期、やがてPDAの時代が来ることに気付いた者は多かったはずだが、既成の概念を捨ててまでPDAをゼロから作り上げようとした者は、彼一人だった。だからPalmは成功した。
…相変わらず、機長は感動の連続だ!
最後に、あらためてPal Macさん、ありがとう!多少遅れてもいいから、第三部を!!(機長と同じ気持ちの読者は、速攻でPal Macさんにメールだ!)
[208] 386 舞台の影から拍手を贈る時とき。 2000-10-07 (Sat) 以前、「ミニ定期便 348 ハードウェア的ブラウザ?」で紹介したソニーの提案型新製品「エアボード」について、素敵なお知らせを貰ったので嬉しくなって報告する。
報告をくれたのは、Palmの世界のみならず、PC界に向けて革新的な日本語入力システムである「POBox」シリーズをリリースし続けてきた増井俊之さん!彼からの報告によると、ナント!「エアボード」の日本語入力システムは、あの「POBox」なのだという。
残念ながら、製品仕様書にはその名前(POBox)はないそうだが、同製品の日本語入力システムは間違いなくあの「POBox」であり、「Palm用インラインPOBox」はPalmOSの特性としてGraffiti入力にも対応しているが、やはり同シリーズのメイン入力システムは50音のソフトキーボードである。この「エアボード」搭載の「POBox」でも、ソフトウェアキーボードからの入力により、独自の辞書&アルゴリズムでユーザーが次に入力したいと思っている単語を予測、その候補を選択していくだけで、スイスイと日本語入力が出来るという、まさにあの「POBox」なのだという。
なんか、ものすげえ嬉しいぞ!
なぜって、同ソフトは機長も使ったりして、一時期は開発用のMLにも参加したりしていた。で、同ML参加者でああだこうだと意見を言ったりして煮詰めた(っつっても、機長など、大したアイデアなど出しちゃいないのだが、それでも参加気分はあった!)ソフトが、こんな形で晴れ舞台に立つというのは、何とも言えず嬉しいものだ。もちろん、機長がソフトウェアを自ら作ったりする能力があれば違うのだろうが、自分じゃそんなものは作れそうもない頭だけに、こんな形とは言え開発の一端を担えたことを誇りに思う。
そこまで聞いてしまうと、触りたくなってしまう。確かに、どこでも、たとえベッドの上でも日本語の入力手段を与えたいという時に、最小限の入力操作だけで済む同システムはピッタリなのかもしれない。う〜ん、お店に置かれたらさっそく触りに行こう!
[207] 385 とうとう来日! 2000-10-07 (Sat) アメリカ版が今年の上半期だったことを考えると、正直、ずいぶん遅くなったな〜というのが印象ではあるが、折り畳むと厚めの文庫本サイズ(93mm×130mm×9mm/224g)まで小さくなる夢のフルキーボード(広げたサイズは352mm×130mm×9mm/同重量)である「Palm Computing ポータブルキーボード」が、日本でも発売されることになった。
同キーボードはとにかく、革新的なアイテムだ。以前、某所にも書いたが、これとPalmさえあれば、国際線の長時間のフライト中でも、バッテリをほとんど気にすることなく、テキスト入力が出来る。おまけに、狭いエコノミーのシートでもそれほど周囲に迷惑をかけることがない。
今回のリリースは、前述のようにずいぶん待たされた印象もあるが、発表のプレスリリースを見て、ま、納得した。同キーボードには「ATOK Pocket for Palm Computing ポータブルキーボード」(名前が長すぎ!)が標準バンドルされるのだ。これは素晴らしい!CLIE版とはやっぱり違うのかな?その辺の詳細はまだよくわからない。
発売予定は、10月下旬
予定価格は、12,800円
バンドルは、「ATOK Pocket for Palm Computing ポータブルキーボード」、「ネオプレーンキャリングケース」「ドライバ」「マニュアル」
対応機種は、Palm Vx、Workpad c3 50Jの2機種
気になる情報としては、Palm IIIcやPalm m100対応版の発売時期は未定、だそうだ。
※とうとう、パームコンピューティング社のサイトにも解説ページが登場した!
[206] 384 カラクリ視認性向上委員会?再び 2000-10-07 (Sat) 「ミニ定期便375 カラクリ視認性向上委員会?」について、おおにしよしひささんから、下記のようなメールを貰った。
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クリエのキャプチャ画面から、「Launch'em」をお使いだと知りました。ぼくも「Launch'em」を使用しているのですが、これにはご存じのように様々なPlugInが、標準のもの以外にあります。
■Launch 'Em Gadget Plugin Repository
こちらの、「Screen Depth Plugin」というのをインストールなさいますと、右下のガジェットのエリアに「SamplePat」のグレー表示の時のようなアイコンが現れ、それをタップすると、白黒と4色グレー、16色グレー、256色を自分で選択することで切り替える事が出来るようになり、非常に便利です。ぼく自身もクリエのカラー機を使っていて、環境により見にくい時にはこのガジェットで切り替えて使っています。
(Pilot5000の頃から使用しているぼくにとっては、巷で騒がれている、カラークリエの液晶は、ほとんど違和感がありません。pilotのあのバックライトなしのモノクロ液晶や、PalmIIIのコントラストの低いモノクロ液晶と比べたら、遙かに見やすく思えるのです。それよりも、ぼくにとっては本体の材質がVxのように金属であってほしかったです。かなりハードに使いまくるので、側からだめになっていってしまうのです。)
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灯台下暗し!
[205] 383 ★パクスポ速報★007 2000-10-07 (Sat) 「パクスポ2000!」公式サイトでパクスポ事務局より、下記のような人材を至急募集している。
■バンケットスタッフ急募!!
お仕事としては、「第2部の飲食をとりまとめ」ていただける方! 宴会の幹事などで、「お店との交渉ができる方」が希望です。 若干名!!puxpo2000web@somethingfine.com まで、ご連絡くださいませ。よろしくおねがいします〜!
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[204] 382 うん? 2000-10-06 (Fri)こ、これは?
どうやら、こっちの犬ではないらしい。
[203] 381 新大陸と法王庁 2000-10-06 (Fri)■ICANNドメイン公募,一番人気は「.biz」
■携帯電話のための「.1」ドメイン
■新トップレベルドメイン案の公募開始
■新ドメイン導入で予測される混乱
22世紀の歴史の教科書で、「.com」や「.biz」の光芒は、20世紀以前の歴史における「国家」や「宗教」と同次元で語られているかもしれない。TLD(トップレベルドメイン)の総数がまだ三桁ほどしかなかった伝説時代の神話として…。
ま、何はともあれ、あと一週間ほどで新大陸が生まれ、その数ヶ月以内には、その新大陸の土地を目指して、世界中のコンロンブスと山師たちが駆けつけるはずだ。
※それにしてもTLDとTDL(東京ディズニーランド)はちょっと似てる。
[202] 380 21世紀の矛と盾 2000-10-06 (Fri)■海外セキュリティ情報−電子メールを“切り刻む”ソフトウェア発売される(AbsoluteFuture社)
■中国がネット規制を強化(上)
いつの時代にも、被害者の権利と加害者の権利を別々に守ることは出来ないらしい。
[201] 379 ★パクスポ速報★006 2000-10-06 (Fri) 「パクスポ2000!」公式サイトで、下記のような人材を至急募集している。
■受付嬢募集(新規)
PUXPO第2部(会費制のイベント)の受付嬢を募集中です。
「今までオフに参加したことがないけど…」という方も大歓迎です。受付は、いろいろな人にお会いできるとてもオイシイポジションですよ。(^^)
興味を持たれた方は L-Palmの掲示板か、パクスポスタッフ受付担当まで直メールでお問い合わせください。
■ステージの企画あんど進行(雑用係)
21日のステージの裏方さんです。若干名。下見、打ち合わせはチーフがやりますので、地方からいらっしゃる方でも大歓迎、おまちしております。ぜひ、よろしくっ!
我こそは、と思った方は puxpo2000web@somethingfine.comに、「ステージスタッフ問い合わせ」と題したメールをお送りください。
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
※公式ページの協賛バナーも増えてきた。ワクワク。
※これまであまり書いてこなかったけど、「パクスポ実行委員会こぼれ話」をちょっとだけ。対外的には「公式ページ」にチョロチョロと発表されるだけの同委員会の活動ぶりだけど、舞台裏は?というと、すでに参加しているたくさんの実行委員たちが、それぞれの部署で、本当にものすごい勢い&スピードで動いている。まさに「おとなのぶんかさい」!専門職や本職を有効活用してくれる人から、とくに技術はないけど動き回るよ〜って人まで、年齢や性別を越えてワイワイと、でも気合い入れて仕事してくれている。実行委員会専用のMLなんかもあるのだが、みんながあまりにも熱心に仕事をしすぎたために、事務連絡を中心とするMLの流量が1日で200通を越えた、なんてこともあった。でも、その翌日には、各部署ごとに新規のMLが複数立ち上がっていたりするという、混乱と発明と行動力の実行委員たちだ。本当に頭が下がると同時に、ほとんど仕事らしい仕事もしていない機長としては、ちょっと眩しくて羨ましかったりもする。とくに、今回のパクスポは、昨年のパクスポや幕2Kとはすっかり代替わりした印象の若々しい顔触れ(年齢だけじゃなく!)なので、余計に嬉しかったりもする…。
※あ、そうそう、これまでちゃんと書いたことなかったけど、いい機会なので書いておく。女性のためのPalmユーザーグループである「L-Palm」のURLがこの秋から「http://palm.org/L-Palm/」に変わった。これだけ見ると、なんだか機長が裏で糸を引いてPalm使いの女性ユーザ達を香港に売り飛ばすための秘密結社にされてしまったのかと思われがちだが、もちろん、そんなこたーない!これは、「L-Palm」のサイト管理者が前任者から機長の嫁さんに変更になり、しかも元々のサーバが使えなくなってしまったという事情があったために、「だったらうちに誰もが覚えやすいURLがあるんですよ!」という嫁さんの一言で決まってしまった、というのが理由だ。もしも、機長がよからぬ考えを起こしたとしても、機長の横には大目付(嫁さん)がしっかり座っていて監視しているのでご安心を!
[200] 378 RaceFever 2000-10-05 (Thu) 「ミニ定期便362 を!今日だったんだ?!」「ミニ定期便366 自動車競争熱」で紹介した自動車レースゲーム「Race Fever」の続報!
【これまでのあらすじ】
10月2日にリリースされた「Race Fever」は機長の待ち望んだゲームだった!が、なぜか「登録に失敗」するわ、「CLIEにだけは対応していない」わ、でなかなか遊ばせて貰えない。その後、CLIEにも対応して貰えたが、実際にカラクリで遊んでみると「Fatal Error」!そう、アメリカではまだ発売されていないカラクリには対応していなかったのだ。そうこうするうちに登録作業にも成功して、どうにかサブマシンであるPalm IIIcで本格的に遊ぶことは出来た。ところが今度は、マニュアル操作しか出来なくて、「Race Fever」名物のスタイラスだけでハンドルからギア、ブレーキまでを操作する快感操縦が出来ないのだ!なぜだ〜?!
【第6コーナー】
理由は簡単だった。デモ版ではいきなりスタイラス操縦が出来たのに、登録してみるとそれが出来ない。そんなバカな!と思ったら、車選択場面(レースカーアイコンつきの丸いボタン)を開いてその謎に気付いた。デフォルト選択の車がManual版の車だったのだ。そこで、左右の矢印で車を選ぶと、選択できる「3GM」と「H1M」にはそれぞれManual版とAUTOMATIC版の2種類があったのだ!ここで、AUTOMATIC版の車を選択すれば、前述のようにハンドルからギア、ブレーキまでの操作をスタイラスだけで快感操縦できた。「Race Fever」はこれでなくっちゃ!テレビゲームのレースモノの定番として、AUTOMATICタイプじゃ全コース制覇は難しいかもしれないが、ハードウェアボタン操作だけでガシガシ運転するよりは、機長の場合、スタイラスオンリーのシンプル操縦による爽快感の方が嬉しい。
なお、日本人ならオープニング画面のSETUPで選択できる「MPH」と「KM/H」のうち、後者を選択しておこう。そう、スピードがいわゆる時速で表示されるようになる。
[199] 377 やどかりの呟き。2 2000-10-05 (Thu)「ミニ定期便371 やどかりの呟き。」で現在販売あるいは販売準備中のCLIE用ケースを紹介したが、今日はその続き。
機長が大ファンでもある日本ケース界の巨匠であるY.Sahashiさんがデザインの作品などが登場している。
■YSFactoryにY.SahashiさんデザインのCLIE用ケースが発表されている。厚み部分を極限まで薄くしてくれているみたいだし、カッコいし、欲しいぞ、これ。販売の予定はあるんだろうか?
@According toPalmfan2000.10.5記事より
ソレとコレを一緒にしちゃなんだが、たぶん安い値段では購入不可能なY.Sahashiブランドの購入は、予算的に苦しいぞ、という人のためのCLIEケースも見つけた。
■Unlimited Mac & Palmに「合計210円のCLIE用ケース」という超廉価ケースが紹介されている。これなら今すぐ手に入りそうだ。Palm系プログラマとして有名な福本修仁さんがデザインした、というよりも、ひねり出した苦心の労作。
[198] 376 きれいな液晶 2000-10-05 (Thu) PDAの液晶について、2つのメールを貰った。
●その1●読者Aさん(名前公開してもいいのかな?)からのメールより
機長はこのようなことをご存じでしょうか。
SHARPが以前自社のコンピュータ開発部門で開発されたコンピュータの型番は全てMZで始まっていました。(X1,X68000シリーズはどうなんだ?と言われるかもしれませんが、あれは家電部門が作ったテレビが写るコンピュータ。扱いとしては家電)
そしてその自社開発していたMZシリーズもDOS/Vの波に押され結局は終焉を迎えるわけですが、シャープはその歴史あるMZの型番を残そうと考えたらしいのです。
頭文字を一つづつ取って、一つはMebiusに。もう一つはZaurusに。
そしてそれらは『液晶のシャープ』を世に知らしめるためのシリーズとして君臨しているのです。
そんな話。
この話は現在シャープに勤めている私の父親から聞いた話。
なにか素敵な感じがします。
それだけに、単に市場シェアーだけを観るのではなく、目のつけどころをシャープにした新製品を生みたいと考えているのでは?
今まで培ったZaurusの技術や蓄積などは、単発のPDAのメーカーとしてはシャープぐらいになってしまいましたものね。
ほんと、シャープには「売れる」製品よりも「シャープ」な製品を期待したいですね。
ときどき「目のつけどころが?」な製品が無いとは言えませんが・・・ (笑)
…「Mebius」と「Zaurus」にそんな意味があるとは、知らなかった。
●その2●STさんからのメールより
NECから、下記のような反射型カラー液晶が発表されています。
ちょうど、ザウルスのそれと同等なスペックのようです。
PalmサイズのPDAに関しては、静観しているNECから、
PalmOSマシンが出るといいですね。
写真のアイコンが、なんとなく、Palmのそれに似ていると
感じたので、送付させていただきました。
NECのリリース「反射型TFTカラー液晶ディスプレイ事業への参入について」
…それ、いいな。画像を見ると、ちょっと横長すぎるような気もするけど。
[197] 375 カラクリ視認性向上委員会? 2000-10-05 (Thu) あまり有効活用されているとは言えない、このページ専用の掲示板「iPAL-BBS」(もともとは「iPAL」がiモード専用サイトだった頃の名残で残っている!)に、ドロンパさんと機長の間で、下記のような提案があった。
▼●ドロンパ
1 10/03 01:56
お願いですから、ねえ(汗。
www.ardiri.comにある「Toggle」も
試してみてください。今いちマイナーなので…(涙。
▼▲機長
2 10/03 04:52
時間が出来たら試してみます。
▼▲ドロンパ
3 10/03 10:19
宜しくお願いします〜。
シルク&ハードボタンに割り当てて、
周囲が薄暗い時に起動するのがオススメです。
▼▲ドロンパ
4 10/03 10:20
あ、「シルク&」じゃなくて、
…「&」でなくて「or」です。
なんてケアレスミス…(自爆。
▼▲機長
5 10/03 16:11
使用してみました>Toggle。ところで、ドロンパさんが薄暗い時にオススメというのは、カラーを消してモノクロにして視認性を上げるという意味ですか?
■▲ドロンパ
6 10/03 23:56
その通りです。<モノクロで視認性
薄暗い時にバックライトのパワー不足を、シルクボタン1発で起動させて、
補う…というのが、最近の私のモード(死語)なのです。
…というようなやり取りだった。「機長」なんて名前があるので、墜落飛行機のフライトレコーダーみたいになっちゃったが、要するに、この「Toggle」というソフトを使うと、アイコンのタップ一発で、いきなり画面表示の色数が変わる。
↑256色カラーであるこの状態で「Toggle」のアイコンをタップすると…
↑途端に、こうなる。で、もっかいタップすると…
↑今度はこうなる。ならばと、さらにタップすると…
↑こうなって、またまたタップすると…
↑元に戻る。(以下、繰り返す)
とにかく、それだけのソフトだ。余計な設定とかがない。アイコンをタップするだけだ。ドロンパさんも書いている通り、シルクボタンやハードウェアボタンに割り当ててしまえば、ボタン一発で切り替わる。とくに、画面内に薄い配色のカラーが多い場合など、画面が白黒2色になってくれると、文字の視認性をそれなりに上げてくれる!
※関係ないけど、福本さんのソフト「SamplePat」とアイコンがソックリ…。たぶん偶然だけど。
※さらに、ひとつだけ言っておくと、この「Toggle」というソフトの作者だるAaron Ardiriさんは、過去の「iPAL-NEXT」に、あまり楽しくない情報(「ミニ定期便228 手のひらの悪意」)に絡んで登場している。これだけ読むと、とても怖い人とも言えるが、彼はPalmOS用の開発環境のための重要ソフトのひとつである「RilRC」の世話人だったり、「DonkeyKongJr.」シリーズなどのPalm用ゲームや、問題となったトロイの木馬にも絡むPalm用ゲームボーイエミュレータ「Liberty」の作者グループの一人として、この事件が起こるまでは、世界のPalmプログラマ界から尊敬される功労者として有名な人物でもあった。そんな彼の作品である「Toggle」の使用については、読者自身の判断に任せる。ちなみに機長の環境では問題なかったが…。
[196] 374 カラクリ受注、再開 2000-10-05 (Thu) 「Sony Style PDA Flash News」によると、長らく止まっていた「PDA Style」でのカラクリ(PEG-S500C)の受注が、10月5日(木)17時(予定)より再開されるらしい。購入はココで。
また、同じく10月5日より、「CLIE」カスタマーコーナーを新設して、「「クリエ」オーナーの皆様に、とっておきの特典」を提供してくれるらしい。どうやら、各種ソフトの「優待提供」らしいぞ。
[195] 373 ★パクスポ速報★005 2000-10-05 (Thu) 「パクスポ2000!」公式サイトで、第二部参加申込に関して、下記のような発表があった。(10/4 20:31発表)
■第二部参加申込、11日(水)受け付開始決定!
詳細は追って同サイトで発表予定。
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
※を!英語版ページまで出来てる?!
[194] 372 WindowsはWindows、CEはCE… 2000-10-04 (Wed)■ゲートウェイが『Visor』のパッケージ販売を開始
このニュースの登場を、「驚くべきことに」と解釈すべきなのか、「まあ、自然の流れとして」と解釈すべきなのかは難しいところだが、Microsoft社によるPocketPC戦略の柱である「WidowsOSにはWindowsCE OSがピッタリ!」というキャッチコピーを完全に無視した今回のゲートウェイ社の判断は、Microsoft側から見れば、これは明らかな造反劇と言える。
これまでに自社開発のPalmOSマシンを発売してきたIBM社、SONY社の造反劇には、自社製品を売るという大義名分があったが、今回のゲートウェイやデル(ここもPalmを売ってたのネ。初めて知った!)の反乱にはそんな大義名分はない。単純に「その方が儲かるから」という利益主義から生まれている。そういう意味では、IBMやSONYの造反よりも、Microsoft社にとって衝撃的なニュースかもしれない。
デスクトップやノートパソコンはWindowsOSでも、ハンドヘルドマシンは必ずしもWindowsCEの必要はない。もしくは、PalmOSの方がいい!と判断したゲートウェイの判断を機長は大いに支持したい。
機長がビル・ゲイツならこんな時、こう呟いていただろう。「この世に司法省さえなけりゃ、昔みたいにうまくやれたのに〜!」
※アメリカGatewayのPDAsコーナー。
[193] 371 やどかりの呟き。 2000-10-04 (Wed) すでに書かれていることだからくどくどとは書かないが、CLIE付属の標準ケース(その形状から機長は「ヘッドギア」と呼んでいる)は、そのデザインのユニークさと、単純な落下ぐらいなら液晶を守ってくれそうな衝撃吸収性は素晴らしいが、CLIEの弱点である厚み(15.2mm!)を、より強調してしまうという意味では、減点だ。
そんな声を聞いてか聞かいでか、CLIE用ケースの発売の発表や準備中の噂が増えてきた。今日はそんな、すでに各所で発表されたCLIE用ケースをまとめてみる。
■オーソドキシーがCLIE専用ケースを発売準備中。
オーダーメードモデルがPDA工房のオーソドキシーページに登場。購入も可能。
@According to クリクラ!2000.9.12記事より
■京都丑やでCLIEケースの開発中。
@According to Palmfan2000.10.1記事より
■ウエダ企画でCLIE用レザーケース発売準備中。(現場でぱ〜むにレビュー)
@According to Palmfan2000.10.4記事より
■CLIE-ML(くりまぐ)でオリジナルCLIE専用ケースの製作アンケート
@According to Palmfan2000.10.4記事より
■そしてもうすぐ、PDA Styleの先行予約特典キャリングケースが届く。(10月中…とは10月のいつ頃?)
[192] 370 Jeffの見た夢。 2000-10-04 (Wed)まず、最初にこれだけは言っておこう!
ありがとう、Pal Macさん!
…スッとした。まずはこれを言いたかった。
うん?早く理由を説明して欲しい?うん、嬉しいので、すぐする!
「青空文庫パーム本の部屋」の運営者としても知られるサイト「Pal Mac」の主宰者・Pal Macさんが素晴らしいことをやってくれた!
アメリカの定番PDAマガジンのひとつである「Pen Computing Magazine」誌に掲載された、Palmの父・Jeff Hawkinsの超ロングインタビュー「COVER STORY〜Jeff Hawkins〜The man who almost single-handedly revived the handheld computer industry」(ご覧のようにタイトルも長いが、この、Shawn Barnettさんによってまとめられた同記事は、豊富な写真を含む全9ページの大作だ!)の完全日本語訳計画を進行し、その第一部(全3部からなる)を発表してくれたのだ!
Jeff Hawkinsファンの機長はこの事実を単純に喜んでいる。しかも、普通の喜びじゃない。なぜか?!…その理由を知るために、話を少しさかのぼろう。
機長が「ミニ定期便090 日本で山田、米でJEFF」という記事を書いたのは今年の7月17日だった。ここで機長はこう書いている。
うををを!Palmfanによると、雑誌「Pen Computing Magazine」の最新号が「Jeff Hawkins」特集らしい。(中略)う〜ん、欲しいぞ、「Pen Computing Magazine」!日本で入手できるかな〜?
そう、機長の近所にある本屋で「Pen Computing Magazine」なんて、そうそう手に入るものじゃない。でも、Jeff Hawkinsマニアの機長としてはなんとしても読みたい!欲しい!そんな思いでこの記事を書いた。そしたら…。
なんでもいちおーは書いてはみるものだ。ある在米邦人のPalmマニアの人が出張帰国のついでに機長に「これ、読み終えたから」と、同雑誌をプレゼントしてくれたのだ!機長が狂喜乱舞したのは言うまでもない。さっそく、前述のように全9ページにわたってびっちりと英文で埋まった記事を翻訳しようと思った。誰かのためじゃなく、自分のために!
そのためにはまず、テキスト化したい。そうしておけば電子辞書を使った辞書引き作業も引きも楽になるし!ところが、これが意外と大変だった。この「iPAL-NEXT」みたいに書きたいことをただ書きなぐるのとは違って、いくら興味のある文章とは言え、ただ黙々と雑誌の英文を正確にタイピングするのはかなりの重労働だった。機長に、もうちょっと英語力があれば意味もわかって少しは気持ちも楽になったかもしれないが、最初の数行はともかく、途中からは意味不明の単語が頻出して、それを黙々とタイピングするのは、まるで「写経」をしているようで、イ〜〜〜〜ッ!となってしまった。そしてとうとう、この「英文写経」に力尽きて、挫折した。それが9月の初旬。
そうこうしているうちに、9月中旬!ようやく、当該記事が「Pen Computing」のウェブサイトに掲載された。ところが、その頃になると機長のお仕事もキチガイ的に忙しくなってきて、それどころじゃなくなってしまった。という訳で、翻訳作業は、もうちょっと時間的余裕の出来る冬頃まで待つか〜と思っていたところに、「Pal Macさんがまさにこの記事の翻訳作業をしている!」という情報が入ってきた。さっそく機長はPal Macさん宛にメールを送った。「お願い、翻訳途中でもいいから発表して!」
こうして、心優しきPal Macさんのおかげで、機長はJeff Hawkinsインタビュー翻訳の第一章を、今日めでたく読むことが出来た。読んでみて思った。かなり専門用語(しかも、いくつかのジャンルにわたる!)が多い。これは機長の手には負えない作業だったかも…。そして改めて、こんな大作を忠実に翻訳してくれた(おまけに、PenComputingの許可をとり、画像もフォローしてくれている!)Pal Macさんに大感謝だ!
さて、Pal Macさんの労作を読んで、機長はますますJeff Hawkinsのことが好きになった。やっぱり彼はただものではなかった。かつて機長が知った微かな知識(当時のJeffに関する資料はアメリカでもだいたいこんな程度のものだった)では、「小さなPDA用ソフトウェア会社の社長だった男が、当時のPDAがあまりにも売れないことに業を煮やして、自ら専門外のハードウェアを作ってしまった。それが初号機Palm Pilotだった」(参照=パーム航空「定期便PAL015 特別企画「Pilotの歴史」(その1)」)という程度のものだったが、この程度の知識で彼を知ったかぶりするなんざ、百万年早いわ!と自分で自分にツッコミたくなるほど、彼のキャリアは複雑で素晴らしいものだった。そして、彼が今日Palmを作ったのは偶然でも何でもなく、彼が目指した夢の中では、ある種、必然だったのではないかと思うほどだ。(←最後の方は、ちょっと言い過ぎだけど…)
Jeffが彼の人生のスタートラインで見ていた原風景は、まるでWoody Allenのモノクロ映画に出てくる幼い日々のおぼろげな記憶のように、猥雑さとノスタルジー溢れる魅力的人物と不思議な発明品たちに彩られていた。夕闇のロングアイランドの岸辺にたゆたうステージ船。その上で演奏していたジャズオーケストラの奏でる哀愁のある調べに、Palmというマシン誕生のきっかけがあったなんて今の今まで思いも寄らなかった。
そして彼が「学問」の世界に入ってからの行動は、予想外の展開を見せる。さまざまな学問に興味を示した彼が、最終的に選んだ学問は「神経生物学」だった。この学問の中で「自動連想記憶」という概念について思いを巡らせていたJeff青年は、その後、新大陸に生まれたばかりの新しいジャンルの中で、人間の脳が行なっているメカニズムをコンピュータンにおいて代行させようとした。それがやがて「Palmという20世紀最後の革命的アイテム」を生みだすきっかけになった。
…と、長い長いインタビューを、機長なりの強引さでまとめてみたが、そんなことにかかずらわってる暇があったら、Pal Macさんの労作である「カバーストーリー〜Jeff Hawkins〜ほとんど片手でハンドヘルドコンピュータを復興した男」を読もう。機長の「まとめ」のいい加減さと、Jeff Hawkinsという男の偉大さの一部が見て取れるはずだ。
最後に涙のリクエスト■Pal Macさん、もしよろしかったら、第二部〜第三部も期待しています!(みんなも、Pal Macさんにリクエストを書こう!)
※あ、関係ないけど、昨日、この「iPAL-NEXT」が130,000アクセスを達成した。こちらには感謝!
[191] 369 ★パクスポ速報★004 2000-10-04 (Wed) 「パクスポ2000!」の実行委員長・研修医さんのサイトWorP@holicで、以前募集していたスタッフのうち、下記スタッフについての募集〆切が告知されていた。
済■ユーザーブース常駐
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[190] 368 てのひら教授、登場! 2000-10-04 (Wed) 名前の通り、Macintosh系のニュースサイトである「MacWIRE」(米国版)のコラムニストのリストに、我々Palmユーザならきっと気になるはずの新人が加わった。その名はLarry Beckerさん。彼のコラムのタイトルは「Palm Professor」という。日本語なら「てのひら教授」???…そう、Palm系連載コラムの誕生だ。
■Palm Professor:新コラム登場 - まずは自己紹介から【日本語版】
■Palm Professor:Palmベストバイ【日本語版】
Mac系のコラムニストと聞いて、最初、機長の敬愛するコラムニスト「Mac the Knife」のようなシニカルなキャラクター&文体を想像したのだが、まだ始まったばかりの彼のコラムは「Professor」という名前にふさわしく、きわめて理知的であり、正確にPalmというハードウェアを分析している。今後、どんな風に進化&展開していくのか、とっても楽しみだ。巻末の著者紹介によると「(彼は)全米で認められたPalmトレーナー」だそうだ。
[189] 367 ザウルスよ、どこへ行く? 2000-10-03 (Tue) PDA JAPANで見つけた下記の新型ザウルスのモックアップはマジで凄いことになっている!
■シャープ,今冬リリース予定(?)の新型ザウルスを展示。MPEG4再生とキーボードを搭載(ZDNet)
縦型使用を前提にしたところなんかは、もはやPalmを無視できなくなった焦りが出まくっているし、そして何よりも内蔵キーボードが凄い!まるでThumbTypeの実写版とでも呼ぶべきか?
この恐るべきキーボードについては、「説明によれば,携帯電話などでキー入力に慣れたユーザー向けに,手書き入力以外の選択肢を用意した」そうだ。
う〜ん、わずか12個を片手の指1本だけで操作する携帯電話のキーと、ものすごくちっちゃな30数個のキーが同じレベルで語られていること自体も凄いが、ホント、記者も書いているように「漢字を直接入力できるザウルス十八番の手書き認識機能と,場合に応じてソフトウェアキーボードを利用すれば,特にキーボードが必要とは感じられなかった」はずなのに、どうしちゃったんだろう、シャープさん?
さらに、追加機能方面では、Type2カードやらSDカードまで追加している。こりゃもう、「詰め込めるものはなんでも詰め込んじまえ!」という、ザウルス本来の由緒正しき思想を極限まで極めようとしている。というより、極めすぎてイっちゃってるような気さえする。
う〜ん、ここまで来ると、サブノートを持ちますか?ザウルスを持ちますか?という究極の選択が見えてくる。そしてバッテリ問題はどうなっているんだろう?そういう意味では、ザウルスの敵はPDAマシンというよりも、サブノートやノートパソコンそのものと言えるだろう。
さらに、Palmユーザとして、人ごとながら心配してしまうのは、「縦型の各種アプリケーションはこれから開発という段階のようだ」という一文だ。確か、ザウルスさんも今年になってようやく開発環境をオープン&支援して、シェアウェア、フリーウェアの増産を始めたばかりのはず。それを一回チャラにして、また自社だけで黙々とソフトを作るなんて…、そういう意味でも、このザウルスは、ザウルスの由緒正しき伝統である「専用ワープロの進化形たれ!」を忠実に守りすぎたマシンだと言える。それにしてもザウルスったら、どこに行っちゃうんだろう?ま、日常使用というより、買ってすぐ職場で見せびらかすマシンとしてはこれ以上のものはない(内蔵キーボードを開いた瞬間なんか、絶対「ををを!」って嬌声あがると思う)し、自宅でデスクトップ替わりに使っても遜色ないぐらいのマシンだとは思うが…。
シャープさんは、せっかく素敵なカラー液晶技術を持ってるんだし、PalmOSマシンを作ってくれたら嬉しいんだけどな〜。ダメ?
↑これまでのザウルス筐体と比べると、ハイテックだし、かなりクールな印象を受けるマシンだが、内蔵キーボードやら妙に数の多いハードウェアボタンやら、これを操作する人間の姿を想像するとちっともクールじゃない!…ってことにどうして気づかないんだろう?
[188] 366 自動車競争熱 2000-10-03 (Tue) 「ミニ定期便362 を!今日だったんだ?!」で触れた自動車レースゲーム「Race Fever」の続報!
【これまでのあらすじ】
10月2日にリリースされた「Race Fever」は機長の待ち望んだゲームだった!が、なぜか「登録に失敗」するわ、「CLIEにだけは対応していない」わ、でなかなか遊ばせて貰えない。そこで!
【第1コーナー】
登録も出来ぬまま、まずはサブマシンであるPalm IIIcでプレーしてみる。快調だ!「Race Fever」特有のスタイラス操作が快感!未登録番版なので、画面を進むとどこかで引っ掛かるのかな?
さて、今度はメインマシンであるカラクリにインストール。これまでPalm IIIcで使えてCLIEで使えないソフトなんてまだなかったように思うので、ま、とにかくやってみよう!とばかりにインストールして、チェッカーフラッグアイコンをタップしてみた。「Fatal Error」!…赤旗中断だ。
【第2コーナー】
その後、「Race Fever」のサイトで、「Sony Clie now supported」の文字を見つけたので、さっそく再インストールして挑戦したが…やっぱり「Fatal Error」!…赤旗中断になった。うん?前のバージョンのファイルでも残っていたか?よくわからんが、早くCLIEでも遊べるようにならんかな?
なお、未登録のデモ版はシングルカーでしかプレーできない。当然のようにグランプリには参戦できないようだ。う〜ん、それにしても謎の多いソフトだ。
【第3コーナー】
その後、同サイトの登録ページではなく、普段使っているPalm Gear H.Q.の登録ページから登録作業を行なってみた。なんとか処理だけは無事終わったようだ。あとは、「Regist Key」を受けとるだけだが、その前にCLIEにはちゃんと対応してくれるんだろうか?
【第4コーナー】
あ、そうか!アメリカじゃまだカラクリ(PEG-S500C)が発売されてないから、「Race Fever」のサイトに書いてある「Sony Clie now supported」の意味は、「モノクリ(PEG-S300)対応」って意味だったのか〜?!(Thanks to えりえりさん!) てことは、カラクリがアメリカで発売されないことには対応してくれないのかな〜?
そうそう、未登録のデモ版の場合、「SINGLE RACE」「EXAMS」「CHAMPIONSHIPS」「2P RACE」「2P DUAL」という5つのモードのうち、「SINGLE RACE」のみプレーが出来る。でも、同モードでも、「TRIAL」と「QUALIF」だけはほぼ問題なくプレーできるが、肝心の「RACE」になると、さあ、これからだぞ!というレースの途中で終わってしまう。う〜ん、残念!というか、その思いっきり冷水を浴びせかける感じがレジスト魂をくすぐる〜!
というわけで、今のところ、サブマシンのPalm IIIcでデモ版を遊ぶしかないが、スタイラス操作は新鮮&興奮だ!
【第5コーナー】
とうとうレジストキーが届いた。
【注意】機長の場合、Palm Gear H.Q.の登録ページから申し込んだためか、その後、あらためてメールが届いて「お前のregistration codeを教えなさい。そしたらRegKey(Regist Key)を送るから」と書いてあった。この問題のregistration codeは、Registerメニューを選ぶと出てくるこ〜んな感じの(「A0:AA:23:BC:E5:A7」)文字列だ。送ってきたメールにこれを書きこんで、そのまま返送すると、アメリカ時間の昼間だったせいもあるかもしれないが、速攻でRegKeyが送られてきた。あとは、これを入力するだけ!
これで、無事遊べるようになったのだが、なぜかオートマが効かなくなって、全マニュアルになってしまった。うん?何か操作を間違えたかな?スタイラス操作の場合、マニュアル操作は難しすぎる!
[187] 365 てのひらのてっぺん。 2000-10-03 (Tue)【訂正】最初に掲載した記事では、機長のプレスリリースの読みが甘くて、今回のテーマである「Palm Computing Wireless Summit 2000」のことを、あたかも「プログラマ&ディベロッパ向けの開発会議」のように描写したが、これは「機長の早とちり」だった。Palmfanの記事を読んでアワワと気づき、改めてプレスリリースを読み直して赤面したので、記事中いくつかのポイントを書き直した。誤解を与えてしまった皆さん、すまぬ!さて、ここからが本題だ!
今年もサミットの季節がやってきた。
サミットと言ってもコレじゃない。コレはもう終わった。これから始まるサミットとはもちろん、これだ!
「Palm Computing Wireless Summit 2000」
昨年末には「Palm Source TOKYO Summit 99」というサミットが開催された。これは国内Palm開発者による頂上集会(だから「サミット」)だった。アメリカ本国以外で開かれたのは初めてだった昨年のサミットの模様は、「パーム航空〜PAL141便 Palm Source TOKYO Summit 99」に詳しく書いた。アメリカ本社からやってくる様々なエクゼクティブによるキーノートを中心に、様々なプログラムが組まれ、途中にはレセプションなどもあって、その現場ではディベロッパとショップの密談、果ては企業から個人プログラマへの勧誘作業などが行われたりする。昨年の同イベントで印象的だったのは、パーム社の副社長・マーク・バーコウさんから我らが山田達司さんに長年の功績が讚えられ、Palm開発者の名誉の印である「Blue Palm」が贈られた瞬間だった。機長もわがことのように嬉しかった。
さて、昨年末のサミットはプログラマ&ディベロッパ対象のサミットだったが、今回のサミットはちょっと違う。国内初開催となる「コンテンツプロバイダ対象の開発者会議」だ、そうだ。…はて?コンテンツとは何か?というと…
今回のサミットの名称を見てもらってもわかるように、今回のテーマは「ワイヤレス」だ!
来年2001年上半期からサービス開始を予定しているパームのワイヤレスなネットワーク・ソリューション(Web ClippingやPalm.Netのような展開)を中心に、それに参加してくれる各コンテンツプロバイダへの情報開示がそのメインテーマだそうだ。昨年末のサミット時には日本でもすっかりおなじみのPalm Computing社副社長・マークさんらがやってきたが、今回は、同社最高マーケティング責任者のサジブ・チャヒルさん(ちょっと前まで、Apple社幹部だった人だよね、確か)や、最高執行責任者・コンテンツ・アクセス担当のバリー・コトルさんら、同社の幹部メンバーがやってきて、パーム社のワイヤレス戦略の世界的展開はもちろん、SDカードやBluetoothなどのデバイス戦略についても語ってくれるらしい。さらに、来年度から始まる新サービスのキーカンパニーであるNTTドコモの人間による特別講演も予定されているらしい。
パームコンピューティング社から届いたプレスリリースによると、新サービスと同時にワイヤレスハンドヘルド(ワイヤレス通信機能を持ったハンドヘルドマシンの意味だと思う)を使って、ユーザは「インターネット上の各コンテンツに接続、電子メールの簡単な送受信やさまざまな情報の提供を受けられる他、物品やサービスの購入など、電子商取引の使用も可能に」なるそうだ。まさに、夢のワイヤレスハンドヘルド時代がもうすぐそこまで来ている!
同サミットの詳細
「Palm Computing Wireless Summit 2000」
日時■2000年10月19日(木)
場所■東京全日空ホテル
さらなる詳細は、そのうちパームコンピューティング社のサイトにも出るだろう。
↑昨年末のサミットではPalm社とSONY社の同席だけでも大事件だった。
(PCWEEKの記事より)
[186] 364 名前ってば! 2000-10-02 (Mon) PDA JAPANにも出ていたasahi.comの記事「iモード「勝手サイト」規制します〜携帯ネット業界団体、指針策定へ」の内容もちょっと気になったりはするのだが、それよりも気になったのが「勝手サイト」というネーミング。
どういうことかといと、この記事では「iモードに代表されるモバイルインターネットでは、自由に情報開示ができる「勝手サイト」が急増している」と定義されているので、要するに、普通のネットサイトってこと?でも、iモードに限らずインターネットなんて、「勝手サイト」の方が普通だと思うんだけど…。インターネット上に自由に作ったサイトが「勝手サイト」なんて呼ばれたんじゃ、つらいよな。う〜ん、名前ってば!
そういえば、これも気になったな。この記事「<タレント養成校>沖縄アクターズの札幌校が開校 110人集合」に出てた「沖縄アクターズインターナショナル札幌校」という名前。「沖縄」で「札幌」って時点でもすでに間違ってるけど、しかも「インターナショナル」って、どこにあるんだろう、このガッコ?さらに、本家の「沖縄アクターズスクール」自体が、唄やダンスのイメージが強いのになぜか「アクター」で、どっちかというとアムロちゃんやSPEEDのイメージが強いのに「アクトレス」じゃなくて「アクター」で…、いったい何の学校なんだろう?名前ってば!
でもって、「KDDI」と来たもんだ。「DDI」と「KDD」と「IDO」の合併だから「KDDI」ってなら、「O」はどこに行ったのか?…というツッコミはトヨエツに任せておくとして、そんないい加減なネーミングばかりしてると、「勝手に合併させまショー」が普通に見えちゃうじゃないの?!…ンとに、名前ってば!
[185] 363 からくりのみてくれ。 2000-10-02 (Mon)すまなんだ〜!
機長としたことが…。
普段から、機長のメールボックスには、いろいろな情報が集まったりしているのだが、そんな中に、機長がずっとノーマークだった「とある情報」があった。
その情報が書かれたメールには、「クリカラで少しでも奇麗に」というタイトルがついていた。機長のところに到着した日付を確認すると「9月13日」。機長がまだカラクリ(PEG-S500C)を使い初めてまもなくのことで、液晶どころか他にも様々なポイントを研究しながら、カラクリの日常使用を始めた頃で、機長も手一杯だった。
…とか、言い訳をする機長が情けないほどに、実際に、そのメールに書いてあった提案は、カラクリユーザに有意義な内容であった。つい最近、そんな時期に大量に寄せられたメールを読み直していて、その提案のことを思い出し、実際に実験してみて、機長はがく然とした。
簡単に言うと、このメールは「カラクリの見づらい液晶で文字の認識率を上げる方法」という夢のような提案だった。実際、機長は最初これを読んだ時は、まさか!と思った。理屈はわかるけど、そんなに大したことないでしょ?と思った。
ところがだ!
それを実際に試してみたところ…劇的に変わったのだ!カラクリのテキスト文字がとても読みやすくなった!
さて、今日は、紹介が遅れた反省も込めて、その内容を全文紹介する。差出人は「J」さん。
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こんにちは、Jです。
今回のクリカラで7代目になります。機長のいうとおり液晶は暗いですね。でも屋外使用と
サイズを考えるとIIIcにもどれないのも事実です。
ではせめてクリカラなりに綺麗にみたいのがユーザー心。いつもならバラシにはいるのですがまだ買ったばかりなのでソフト的にやってみて結構いい感じな方法をみつけたのでぜひためしてください。
以下
まずクリカラは画面が緑がかってますね。コントラスト調整でも限界があります。しかもpalmはウィンド関連が青系なのでいわゆる”眠い”絵ずらになっちゃいます。文字等の黒もよけい暗く感じます。
そこで色彩による錯覚を利用すれば!と思いフリーのGUIカラー変更ソフト(あらいぐまさんのmitekure使用)でtitle色を明るい色に
次が肝なんですがtext色(普段黒で表示されてるところほとんど)を
黒ではなく”赤みがかってる黒”に設定してみてください。
なんでかは長くなるので省きますが
若干緑かかった液晶地色とのコントラストが高くなってちぃと暗いとこでも読みやすくなるし(なんとなく)他の色も含めて鮮やか(になったような)なきがします。
せっかく手に入れたんだから
できるだけ快適に使いたいですよね。
>mitekureのfontcolorの設定は
colorパレットの右端の上から10番目くらいの赤黒がいいみたいです。
でも”上下キー”は同感です。
====================================================
用意するものは、西海岸のお茶目なプラグラマ・あらいぐまさん作のPalmware「Mitekure」。これだけ。このソフトはもともと、PalmOSのカラーマシンで、フレームカラー、テキストカラー、選択カラー、ハイライトカラーの4色を強制的に変更してくれるソフトだ。
↑B-Palm内にある「Mitekure」のページより
これをインストールして開き、「テキストカラー」ボタンをタップして登場するカラーパレットから、Jの言う通りに「赤っぽい黒」を選ぶ。ただそれだけで、あなたのカラクリ内の文字(普段は黒で表示されているもの)が劇的に読みやすくなる。雰囲気的には、文字そのものにエッジがたったような印象を受ける。
↑これが普通のカラクリモニタ【再現】
↑で、これが「Mitekure」でテキストカラーを「赤っぽい黒」に変えた場合のカラクリモニタ【再現】
同カラーパレット内には「赤っぽい黒」と言ってもかなりの色数があるのだが、Jさんもお奨めしてくれている右端の列の上からちょうど10個にある「赤っぽい黒」(RGBスライダーで設定するなら#660000)はかなりいい感じだ。(他の「赤っぽい黒」でも可能なので、自分にあった色を見つけよう!)
結果として、デフォルトのテキスト文字は少し赤茶けた印象を持つようになるが、その鮮やかな発色を考えると、そんなこと屁でもないように思う。また、黒以外の色つきの文字に変化はないが、ま、それはしょうがない。とにかく、PDAなんだから、テキストの視認性だけは出来るだけ上げたいと思うのは人情だ。さらに、さっきも書いたように「Mitekure」を使えば、フレームや選択部分、ハイライトカラーも変更できるので、いろいろ遊んでしまうことも出来る。が、そのせいで視認性まで落としたら意味ないけどね…。
[184] 362 を!今日だったんだ?! 2000-10-02 (Mon) 「Palmを囲う!」10月1日付けの日記より。
でも、日本時間だといつなんだろう?
【追伸】
とうとう出た!…でも!
げ!Palmを囲う!をよく見たら…
「Sony Clie not supported yet」と来たもんだ!
それ以前に、なぜかクレジットカード番号を入力するとエラーが起きる。こんなこと今までなかったのにな〜。まさか、CLIEユーザってことがバレてる?なわきゃ〜ない!
→「ミニ定期便366 自動車競争熱」に続く。
[183] 361 あと三ヶ月… 2000-10-02 (Mon) 20世紀も残りあと3ヶ月、名残を惜しみつつ食う。
[182] 360 己のPDAを知る? 2000-10-02 (Mon) CLIEに関する記述で、たびたび述べてきたこととも一致するが、これほどPalmOSマシンの種類が増えてくると、「あなたにとってのPDAの役割によって買うべき機種が決まる」という法則はますます意味を持ってきているように思う。
でも、いきなり「あなたにとってのPDAの役割」と言われても、なかなか自分ではわかっていなかったりする。もちろん、これからPDAを初めて買います!って人は、実際に使ってみない限り、自分がPalmOSマシンを使うことによって得られるモノがなんなのか?なんてわかりっこないが、もしもあなたがそこそこPalmOSマシンを使い込んでいるなら、一度、PalmTechさんがリリースしている「Watcha! Package2」をあなたのマシンにインストールしてみることをお奨めする。
このパッケージには2つのソフトが入っていて、「Watcha! Hack」というHackソフトがあなたのPalmOSマシンを監視して「アプリケーション起動に関するデータ」を採取してくれる。「こうして採取されたデータをわかりやすく表示してくれる」ソフトが「Watch-Ya! Viewer」で、このソフトを開くと、いくつかの分類であなたが、あなたのマシンの中でアプリケーションをどんな風に使ったかを表示してくれる。
■アプリケーションが起動された回数を表示
■アプリケーションが最後に起動された日時を表示
■アプリケーションの消費電力を目安の値(単位は 1/100 V)を表示
■アプリケーションの利用時間を累計で表示
■起動回数に基づくランクを3段階の★で表示
これらの分類に基づくソートも出来る。
たとえば機長の場合、
「アプリケーションが起動された回数」ベスト3
1)「Launch'Em」(ランチャー)
2)「Datebk4」(予定表置換ソフト)
3)「メモ帳」(標準)
「アプリケーションの消費電力を目安の値」ベスト3
1)「Datebk4」(予定表置換ソフト)
2)「Launch'Em」(ランチャー)
3)「Palmscape」(ブラウザ)
「アプリケーションの利用時間」ベスト3
1)「Datebk4」(予定表置換ソフト)
2)「メモ帳」(標準)
3)「Launch'Em」(ランチャー)
…というような結果になった。
その結果、機長が自分のマシンに何を求めているかはだいたいわかる。ただし、機長の場合もそうだが、クレードルの上でつけっぱなしにしていると、結果にはずいぶん誤差が出てくる(機長の場合、クレードルの上ではいつも「Datebk4」をつけっぱなしにしている!)ので、それには要注意!
なお、「Watcha! Hack」には、簡単なスタイラス操作だけで「前回使ったアプリケーションに瞬時に戻る機能」や、「最近使ったアプリケーション○○個を表示して、そのアプリケーションまでジャンプ出来る機能」まで付いている。しかも、そのためのスタイラス操作は好みの設定に変更できるという素敵なオマケ機能もついている。これはお得だ!
[181] 359 あの人は暇? 2000-10-01 (Sun) 日本Palm界のアホ系サイト(失礼!)でもとくに異色の存在だったあほぱ〜さんの「あほちゃいまんねんPalmでんねん!」は、7月17日を最後に更新も止まってしまい、果たしてどうなってしまったのか?!と心配していたら…、心配したこっちが馬鹿だった、というか、でも、笑った。なんなんだ、この人は?!
■おもながHP
※話題の「クロスバー」が当るキャンペーンも実施しているぞ。
[180] 358 手のひらの三国志【アメリカ版】 2000-10-01 (Sun) 日本では高いシェアと裏腹に街角で見かけないのはなぜ?と、「ミニ定期便352 アンチモバイル型PDA?」で漏らしたPocketPCマシンだが、アメリカではCompaq社の最新型「iPaq」がかなりの健闘をしているという情報が伝わってきた。
■PDA市場はPalmの手のひらの上
記事中のグラフを見ると、これまで圧倒的な、よくぞ独禁法に触れなかったな〜と思わせるPalmOS Platform軍団の中で、リリースされたばかりの「iPaq」が孤軍奮闘、頑張っていることがわかる。
一方、Handspring社とPalm社の折れ線グラフの歴史を見ると、なぜにPalm社が超廉価版Palmであるところの「m100」を出して来たのかがよくわかる。結果として、「m100」はPalm社の長期低迷をストップし、Handspring社の天井知らずの上昇カーブを初めてストップした。両者の上下幅は、ちょうど10%。つまり、「m100」が見事に「Visor」購入者を食い散らかしたと言える。
こうして低価格という魅力を失ったHandspring社が、次のリリースで何ゆえ65,536色カラーのマシンをリリースするかも、わかろうと言うものだ。あそこまで低価格に抑えた「m100」とまともに低価格競争をしたら自己破滅は見えている。ならば!という戦略が読み取れる。そして、記事中にもあるが、あとはHandspring社の専売特許であるSpringboardモジュールを、Palm社のSDモジュールより先にどこまで充実出来るか?にかかっている。
ところで、前述のグラフにSONY社のCLIEの名前がないのは、まだ全米発売される前の記事のためだが、CLIEどうなんだろう、アメリカで? 535&Palmの9月29日の記事でPDA Buzz">PDA Buzzでのモノクリ(PEG-S300)の評価が低いことを心配してあったが、機長も実は心配している。
というのも、カラー液晶に問題があるカラクリ(PEG-S500C)はともかく、モノクリは、そのPalmOS機種の中でもずば抜けた液晶と見やすいバックライト、さらにジョグダイヤル、メモリースティックなど、値段はともかくお得勘一杯のマシンなのだが、アメリカ発売となると致命的な問題を抱えている。ATOKがついてない?そんなことは小さなことだ。何よりも大きな問題なのは、筐体が小さすぎることだ。日本人でも手のひらの大きな人にはちょっと小さすぎると言われているあの筐体が、アメリカ人の手のひらにどう思われるのか?…とても興味がある。日本では馬鹿売れしながらアメリカではそれほどでもないサブノートVAIO C1のようなことにならないだろうか?その結果は、来月を待とう。
そして、今年の末から来年にかけて、PDAバトルの舞台は手のひらから無線ネットワークへと広がる。それに関しては、すでにPalm社もHandspring社も動き始めている。そして、心機一転の気合いを込めて、ブランド名称まで変えてきたPocketPC陣営がどこまでシェアを奪えるのか?ますます盛り上がるアメリカのPDA市場だ。
[179] 357 拳銃、手錠、そしてPalm 2000-10-01 (Sun) 米テキサス州のハイランドパーク警察署では、アメリカの警察史上初めて警察官にPalmを持たせて犯罪捜査などに使っている、というニュース。
■警察官のポケットにPalmが進出、「PocketCop」登場
専用ソフトとしてPublic Safety Group(PSG)社が開発した「PocketCop」を使用し、無線通信可能なPalm VIIにこれをインストール、メールの送受信はもちろん、「盗難車のナンバーや運転免許証の照会などが、手軽にすばやく行える」そうだ。
記事中で思わずうなってしまったのは、「犯罪者を監視しているときなどの音声による連絡がとりづらい際に、Eメールの送受信の能力が役に立つ」という下り。確かにそうだ、それこそ、電子メール活躍の場所だ。でも、アメリカだったら、警察だけじゃなく追われてる方だってPalm VIIで味方と連絡を取りあってる可能性も!さらには警察無線を傍受してたりして…。
[178] 356 このページって… 2000-09-30 (Sat) 先日、読者の方から下記のようなメールをもらった。
「iPAL-NEXTになってから、パーム航空の頃に比べると内容的に、初心者にはちょっと難しくなったような気がしますが…」
その通り!実はそれ、図星だ。「パーム航空」時代は、初めて読む人でも読みやすいように、つまり、初心者からヘビーユーザまでが楽しめるようにと、いろんなことを気にしながら書いていたものだが、「iPAL-NEXT」になってからは、そういう努力をあまりしていない。
「iPAL-NEXT」は、「パーム航空」のようなサイトを続ける精神的&物理的余裕がなくなった機長が、書きたいことを書いてるだけなので、時として、初心者にとっては訳がわからなかったりする。ここはそういう性格のサイトなので、許せ!
さて、なんでこんな話をしたのかというと、昨日(たぶん昨日だと思うが…)、「パーム航空」のアクセスカウンタが1,800,000を越えた。今年の2月7日に無期限休航をして以来、およそ8ヶ月、表紙のリンクぐらいしか書き直していないホームページが300,000アクセスもいただいた、というのは「ありがたい」を通り越して、奇跡的なことだ。本当にありがとう!
現在、この「iPAL-NEXT」が120,000アクセス強なので、あと少しで、両サイト合わせて2,000,000アクセスという大台に乗っかることになる。計算も難しいし、とくにお祝いはしないけど、感謝感激だ。
[177] 355 この名前は… 2000-09-30 (Sat) やや遅れながらも続々とリリースされるVisor用Springboardモジュールだが、音方面では「SoundsGood audioplayer」というMP3プレイヤーが9月27日に全米でリリースされた。ただそれだけの情報を、機長がここに書くはずがない。でも、ここに書いた。それには理由がある。
この「SoundsGood audioplayer」という商品名を聞いた瞬間に、機長はニヤリとしてしまったのだ。そう!この名前は初めて聞いた名前じゃない。あの日、ロブ灰谷さんから聞かされたあのソフトの名前と一緒じゃないか!ロブさんにとっては忘れられない思い出のあのソフト!
ここで詳しく説明したいのだが、とっても長い話なのでここには書かない。どうしても知りたい!という人は「Visorスタートガイド」を読もう。ここに書いた機長のコラム(「Rob's Melody in Blue」)に詳しく書いてある。
※いかん!2話連続で宣伝モノになってしまった!悪気はないんだが…。
[176] 354 パーム諸島だより 2000-09-30 (Sat) 雑誌「MacPeople」の10月15日号が全国の書店で発売された。同誌でMuchyさん&機長が連載中の「林檎っぷりのいいパーム」(P.162-163)には、絵と文を機長が書いた「パーム諸島で抱きしめてッ!」の最新コラムが載っている。
第8回目の今回のテーマは「男と女とパームと恋と」。パームと恋にどんな関係があるのか?…気になる人は要チェックだ。
また、お隣のページにあるMuchyさんのレビュー「マックで素敵なパーム生活」のテーマは「禁断のシステム拡張ハックの世界へ」という怪しげなタイトル。Palm初心者ならマックユーザじゃなくても要チェックのHack講座になっている。
そして、今回も同誌の付録CD-ROMには、Macintoshユーザなら必携の「Palm Desktop 2.6.1J」が収録されており、記事中にも、Palm用ファイルメーカーとして注目されている「File Maker Mobile」や「Palm m100」情報なども載っている。
[175] 353 ★パクスポ速報★003 2000-09-29 (Fri) 「パクスポ2000!」公式サイトで、下記のような人材を至急募集している。我こそはと思ったら、「○○スタッフ問い合わせ」というタイトルでコチラのアドレスまで!
■広報担当
期間:今すぐにでも 急募!!!
各メディアへの広報活動とともに、 特に文章を書いてくれる方を若干名です。 委員長からのたってのお願いです〜よろしくおねがいします。推薦でも〜。
■ステージの企画あんど進行(雑用係)
21日のステージの裏方さんです。若干名。下見、打ち合わせはチーフがやりますので、地方からいらっしゃる方でも大歓迎、おまちしております。ぜひ、よろしくっ!
■WORLD PC EXPO内 Palm Computing社ユーザーブース常駐
期間:10月17日(火)から21日(土)
時間:午前10時30分から午後6時(最終日は17時)まで
半日も可。特に、平日のご協力できれば幸いです!
また、16日(月)には、ブースのセッテイング要員もあわせて募集!
とくに平日の16日から20日のスタッフを絶賛募集中です。
ブースにいらした方への応対、シツモンを伺う、ふふふPalmって素敵さとアピールするなどなどのお役目です(*^^*)
…だそうだ。
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
[174] 352 アンチモバイル型PDA? 2000-09-29 (Fri) M.HiroseさんのPalmfanに、「99年度携帯情報端末市場、41%増の126万台」という記事に絡んで、下記のような文章があった。
(同記事内にある「OS別に2000年度の出荷見込みを算出すると、Windows CEが42万台、Palm OSが36万台となり、次第にザウルスの50万台と拮抗する勢力に成長しつつ」という文章について)「店頭の様子を見ても、WinCEマシンがPalmデバイス以上に売れてるようには見えないんだけどな....。」
この謎については、機長もまったく同感だ。これは、ずっと気になっていたことだ。確かにザウルスはちょっと前まで街角でしょっちゅう見かけた。とくにオフィス街ではオジサン系を中心にたくさん見かけたものだ。だから、かなりのシェアを獲得している、というのはわかる。
でも、PocketPCマシン(旧名「Pocket-size PC」)に関しては、街角で見かけた数が本当に少ない!以前から「Palmなんかよりもずっと売れているらしい」というデータはしょっちゅう見かけるのだが、本当に街中で見かけることが少ない。
確かに、電気量販店などではちょっと前までPalmよりも大きな売り場でPocketPCは各種売られていた。それは知っている。でも、ザウルスコーナーほどは賑わっていなかったし…。
もちろん、PocketPCがそれなりに素晴らしいマシンであることは機長も知っている。前にも書いたが、最新機種なんかは、これまでのものとは比較にならないぐらい、かなり素敵な仕上がりに近づいていることは知っている。でも、実際にはこれまで、街中で同マシンを見かけた回数は極端に少なかった。(極論的には、Palmのシェアが著しく低かった時代でも、PocketPCを街角で見かける回数はPalmとほとんど変わらなかった。ただし、電器量販店や雑誌の表紙では本当にたくさん見かけた)
実は、そんな数少ないPocketPC目撃体験の中で、一度だけ極めて至近距離で目撃したことがある。それは同じ職場内でのことだった。その時、その持ち主は、カバンの中から大きなケースを取り出して、その中からPocketPCをうやうやしく取りだした。まるで普通のノートパソコンのように彼はそれを扱い、作業が終わると、再びそれをケース、そしてカバンの中にしまった。彼はその後も数度見かけたが、彼のマシンを見たのはその一度きりだった。
そんな数少ない経験で断定するのは、あまりにも無茶なことだが、こんな想像は当らないだろうか?
PocketPC系のマシンは売れている!Palmよりも全然売れているのだが、街中であまり見かけない。これは普通に考えると、とても奇妙なことだ。…以上のような状況から考えられることはこうだ。つまり、PocketPCマシンはたくさん売れている。だが、その多くは、PocketPCという名称とは裏腹に、Pocket以外の場所(カバンの中や、机の上)に置いてあるのではないだろうか?
実際、機長が触ってみた感触では、高価で重くてバッテリの持ちがよくないPocketPCは、安っぽい材質&重量のPalmに比べて、「簡単にポケットなんかにつっこめない重厚感」が漂っていた。この想像は間違ってるんだろうか?
CLIE以降、本当にPalm系マシンを街中で見かけることが多くなった。その分、ザウルスを見かける回数は確実に減っている。ところが、PocketPC系のマシンは依然として見かけない。やっぱり、記事にも書いてある通り、日本版が発売されたら、これまでほとんど姿をみたことがなかったPocketPCが突然、街角に溢れるんだろうか?…う〜ん、とっても謎だ。
※前述の記事では、「PocketPC」の時代!とか言いながら、文章の後半では「PDA市場はザウルス、Windows CE、Palm OSの三つ巴の様相を呈し始めた」とまとめている。また、冒頭で紹介した「2000年度の出荷見込み」について触れた文章でも、「Windows CEが42万台」と書いている。まさか、都合のいいところだけ「PocketPC」じゃなく、「WindowsCE」を搭載したすべてのコンピュータ(つまり、キーボードつきのもの!)まで含めてるのでは?それはそれで、かなり奇妙なマッチメイキングだな、と思う。そして、「WindowsCE」搭載のキーボードつきコンピュータ自体もあんまり見かけないんだけどな〜。これは機長の回りだけなんだろうか?
[173] 351 Map on the Palm 2000-09-29 (Fri) カラー版のCLIE(PEG-S500C)に絡んで、ひとつ提案がある。
それは、少し前の「iPAL-NEXT」記事にさかのぼる。
「その替わり、カラー版(PEG-S500C/D)を買うつもりだ!(中略)カラーにはまず美しさよりも、モノクロでは表現できなかった表現の豊かさだけを要求する。(美しい画像を見たい!ってよりも、カラー地図を見たい!とかってこと)」(ミニ定期便175「どっちのPEG?」)
「機長がカラクリを買った理由は、1つには地図をカラーで見られるマシンが欲しかったこと。」(ミニ定期便 298「カラクリの液晶〜CLIE第三報〜」)
…というわけで、機長がカラクリを買った最大の理由は、「地図」にあった。つまり、地図以外なら機長はモノクロでもそんなに困ることはなかった。(いざカラクリを使い始めると、とくにゲーム方面でモノクロに戻りにくいというのは事実だが…)
さて、せっかくカラクリを買い、そしてデスクトップの整備も済ませたのだから、さっそく地図を使おう!バンバン地図をインストールして使おう!
もともと機長がPalmを溺愛する最大の理由は、デスクトップ上のデータをがんがん放り込んで、ポケットの中のちっぽけな筐体に詰め込める!ということにあった。テキストデータを中心に、Palmには様々なデータを流し込める。中でも、もともと歩きながら閲覧することの多い「地図」という画像データは、まさにPalmのためにあると言ってもいい!歩きながらノートパソコンを開く気になんかなれないから!
そこで、これまで機長は、仕事やプライベートのために必要な地図データを、デスクトップからPalmにどんどん流し込んできた。そんな中、何はなくとも「単色の地図データ」は便利だった。(しかも、ウェブ上のお店や会社地図の多くはだいたい単色か、せいぜいが2色の地図データだった。)モノクロ〜2色地図なら、ほとんど特殊な処理をしなくても、軽〜くフォーマットをコンバートして、インストールアプリに放り込んでおくだけで、簡単にPalmで地図データを閲覧することが出来た。「明日の打ちあわせ場所が変わったぞ!」なんて時や、「オフ会のお店の地図が届いた時」は、すぐさま地図をPalmに流し込んできた。
※原画であるパームコンピューティング社の地図は黒+青2色だが、これをFireVierwer形式でPalmにインストールすると、モノクロ地図と同じく、ほぼ原画同様に描画される。
ところがだ!地図がいつもモノクロとは限らない。とくに、ウェブなどに特別な地図が見つからない時は、いわゆる市販の地図ソフトのデータをPalmに流し込むことになるのだが、細かい地図ほど複数色のカラーで配色されていて、その場合、減色作業がとっても面倒くさい。そのため、どうしても必要な地図!の場合は、画像ソフトをフル稼働して色置換をしたり、フィルタリング加工したりと、面倒くさいことをしてきた。あまりにも複雑な地図の場合には画像ソフトで自作するなんてこともあった。こんなことをしていたら非効率なこと、この上ない。
だから、機長はずっとカラー液晶のPalmマシンが欲しかった。で、Palm IIIcの液晶は気に入ってはいたが、筐体のサイズとデザインが気に入らなくて、今回、カラクリ(PEG-S500C)を買った訳だ。
さっそくカラクリに地図をインストールするぞ!…と気負い込んだはいいものの、CLIE付属の画像ソフト「PictureGearPocket」は、デスクトップ上の「PictureGearLite」と連携して、デスクトップの画像をとっても手軽にCLIEまでもって切れてくれる便利ソフトなのだが、もともと「いわゆるスナップ写真」用に出来ているので、どんなサイズの画像もPalmサイズに縮小してしまう。これでは地図内の文字までちっちゃくなってしまって「地図データ」のコンバートには適さない。また、Palm IIIcのデフォルト画像ソフトに抜擢されて一躍有名になった画像ソフト「AlbumToGo」も、その画像処理の上で前はかなりのものなのだが、上と同じ理由で「地図データ」のコンバートには適していない。
そうなると、Palm界の画像ソフトの雄、「AlbumToGo」の躍進にビビリながらも依然としてPalm界の標準画像フォーマットの地位を守り抜いている「FireViewer」(旧名=ImageViewer)に頼るしかない。.jpegの元画像データを 「FireConverter」 にドラッグ&ドロップすると、すぐさま独自のPalm用画像フォーマットに変換してくれる。これをCLIE内部にインストールすると、モノクロ機種ではとても再現できなかった細かい道とそれに重なる文字などがクリアに表示されている。いっさい、画像処理をすることなく、ここまで表示してくれれば十分だ!と、機長はご満悦だった。
さらに、機長は今、CLIEのためにわざわざ本来の母艦であるMacintoshの中に、仮想Windowsソフトである「Virtual PC」というソフトを使っているのだが、これのおかげで、上記のようなFireViewer標準のコンバータを使っているのだが、これを使うと、Macintosh時代に「GraphicConverter」というソフトを使って、七面倒くさいコンバート作業していたよりも、コンバート作業は手軽だし、実はカラクリ購入の理由にもなったのだが、コンバートの際の画像変換作業の結果が美しいのだ!この意外な副産物には驚いた。これまでの画像変換作業が嘘のように、手軽に画像(この場合は「地図」!)をCLIE内にインストールできる幸せを機長はつかんだ!
※Macintosh環境でGraphicConverterによるコンバート作業がうまくいかなかった例。機長のせい?
※「MapFan II」の地図をモノクロでコンバートした例
※「MapFan II」の地図をカラーでコンバートした例
ところで、実は機長にはCLIE購入とともに、これまで説明した方法とは別の種類の「地図データ」を入手したいと思っていた。それは、インターネット上にある画像サイトから、必要に応じた地図データを引きだすことだった。有名なところでは…
■マピオン
■LYCOS MAP
■MapFan Web
■駅前探検倶楽部…ここは駅前地図専門
…などがある。機長が普段デスクトップでもお世話になっているこれらの地図サイトから、自由自在に地図データをダウンロード&閲覧出来たら、鬼に金棒だ!そう思った。ところが、そうは問屋がダウンロードさせてくれなかった。なぜなんだ?!と機長は叫んでいた。なんでよりによって地図データばかりがちゃんと表示されないのか?!なんでだ〜?!
そのこの答えは、CLIEのサポートページにあった。CLIEの標準ウェブブラウザである「Palmscape」は「Java Script, Java Applet, Macromedia Flash, ShockWave, QuickTime, サウンド再生」に対応していなかったのだ。残念!これは別にSONYのせいではないが、とても残念なことだ。先ほども書いたように、PDAにとって「地図」というアイテムはとても大事な意味を持っている。その際に、ネットから地図を気軽にダウンロードできたら、これにまさる幸せはないと思うのだが…。
※「マピオン」 の地図をデスクトップでダウンロードしてから、コンバート&インストールしてみた。こんな風なカラー地図がモバイル環境でダウンロードできたら嬉しいのだが…。他のPDAではこれを実現しているものもあるだけに悔しい。
というわけで、とっても期待してただけにネットから地図をダウンロードできないことはショックだった。そこでリクエストだ。ハードウェアやソフトウェアのみならず、ウェブサービスまでを含めた総合PDAを目指しているように見えるCLIEには、モバイルの必殺技とも言える「地図データ」に関して、ネットからの閲覧方法を何か考えて貰えないだろうか?もちろん、MemoryStickによる地図データ集という手もあるだろうが、出来ればいつでもウェブ上から手軽&気軽に日本中の地図データをダウンロードできるサービスなんかがあったら最高なんだが…。次期「Palmscape」に対応してもらうという手もある。また、CLIE Plaza!にその種のサービスが追加されるという方法もあるかもしれない。とにかく、どんな方法でもいいから、CLIEに地図をダウンロードできる方法論が見つかると嬉しい。あ、でも、そもそもこういうPDAで地図を見たいという、機長のような需要は少ないのだろうか?
を!とうとう120,000アクセスだ!感謝。
[172] 350 Palmの未来を覗き見る 2000-09-29 (Fri)■こんなデバイス見たことない――PCIAで将来製品続々発表
この記事は、Palmの未来に思いをはせる時間を省略してくれるかもしれない。というのも、現在シカゴで開催されている「Personal Communications Industry Association(PCIA)」のパネルディスカッションのひとつである「Messaging Gizmos and Gadgets」の司会役だったというGary Krakowさん自身が書いた記事だからだ。
PalmOS Paltoform絡みでは、Handspring社から発表されたばかりのVisor用携帯電話モジュール「VisorPhone」の使用ルポが短いながらも読める。
「一番のポイントは,携帯電話機能とPDA(個人情報端末)の電話帳機能が統合されている点だ。GSM技術は,ボイスメール,通話転送,FAX,発信者番号通知,インターネットアクセス,電子メールなどをサポートする」
「その性能は完璧だった」
「友人は「素晴らしい音質だ」と言っていた」
「(また、Handspringは27日のセッションでは)Airprime社がVisor向けの携帯電話モジュール「SB100」を披露すると発表。SB100はCDMAシステムに対応する。価格とリリース予定日はこれから発表される」
…などのコメントが並んだ。機長も、Palmにそのまま耳と口を当てがうスタイルには疑問があるのだが、音質はともかく、そのあたりの使い心地はどうなのだろうか?それと、「携帯電話機能とPDAの電話帳機能が統合」というあたりがどの程度のものなのかが気になる。
Vsior絡みでは、Glenayre社が「Visor向けのポケットベルモジュール」を発表したらしい。これには、居場所探知の機能もついているらしい。
Palm Computing社に関しては、以下のような情報が紹介されている。
「新製品は発表しなかったが,「Wireless Worldwide Chat」や企業メールシステムへのアクセスの改善,専用のプッシュデータアプリケーションなど,開発中の一部の製品/技術について紹介」
「「Bluetooth」に関する発表を2001年上半期に行なう見通し」
「Bluetooth担当のエンジニアらは現在,最近取り沙汰されている同技術のセキュリティ問題の解決に取り組んでいる」
…など。
記事中にもあるが、ここ数ヶ月でPalm社は「Bluetooth」技術への距離感をややとりはじめ、携帯電話との統合方向へとシフトしつつあるように思える。この辺の駆け引きの意図についてはとても気になる。ま、普通に考えると、バグの影響かどうかはともかく「Bluetooth」陣営の動きが予想よりも進んでいないと考えるのが普通だが、それとは別に、最近の動きを見ていると、携帯電話陣営とPDA陣営の未来を舞台にした仁義なき縄張り争いが進んでいるため、と考えることも出来るかもしれない。
さて、Palm社と携帯電話の関係性については、「ミニ定期便342 HotSyncという思想」や「ミニ定期便341 手のひらの闘争」を参照のこと。
この記事には、他にもMicrosoft社が開発中、噂の「Stinger」の初期バージョンの写真など、PalmOS Platform以外のモバイル端末に関する情報がいっぱいだ。
[171] 349 脱PC時代へ 2000-09-29 (Fri) 前回の「ミニ定期便348 ハードウェア的ブラウザ?」で、ソニーのエアボードなる脱PC型製品を紹介したばかりだが、今度はあの!3Com社(Palm社の元親)も、脱PC型製品「Audry」を発表した!というか、間違えてウェブに上げてしまったために、結果的に発表したらしい。
■スリーコムのネット機器『Audrey』がサイトに登場
なんでも台所用のウェブサーフィン機器らしい。う〜ん、インターネット機能付き冷蔵庫よりは後発だけど、単独な分だけ、まあ、利用価値もあるかな、とは思うが、いくらネット先進国のアメリカでも、わざわざ室内の中でも住環境が必ずしもいいとは言えない台所で、ネットサーフィンをしたいと思うんだろうか?
そのうち「キッチンサーファー」なんて言葉も出来るかもしれない。つーか、前回書いた「朝食風景のエアボード」じゃないが、油とかついてネチャネチャになったネット機器ってのはやだな〜。
※脱PC路線といえば、こんな記事も見つけた。
■何にでもコンピューターを組み込もう
[170] 348 ハードウェア的ブラウザ? 2000-09-29 (Fri) ソニーが「エアボード」なる製品を発表した。どう説明したらいいんだろう?一台でTVと無線インターネットが楽しめる「パーソナルITテレビ」なんだそうだ。パッと見た感じは、分厚い下敷き型の液晶モニタ(10.4型)って感じかな?
ターミナルアダプタのようなベース基地と、液晶つきの下敷きは無線LANで繋がっており、そんな液晶の方で、テレビはもちろん、インターネットブラウジング、メモリースティック経由でデジカメの静止画像を表示したりできるそうだ。当然のように、操作はジョグダイヤルからでも出来るようだ。
う〜ん、家中どこでもテレビやインターネットブラウジングが出来るってことは、…便所(大きい方!)でいいかも?あと、ベッドの上に寝転がりながら、とか、「雑誌のように室内で持ち歩ける万能液晶モニタ」って感じの、新しい提案商品らしい。
ただ、気をつけないと寝ぼけた朝にバキッ!という哀しい音とともに成仏してしまいそうな不安もある。
SONYの脱PC家電製品の実験製品としては注目したいが、わざわざ買うためには、「目新しいから」以外の理由がまだない。朝食食べながらこれでネット新聞を読むってのは、カッコよさげではあるが、かなり無理があるような気がする。だって、みそ汁こぼしたらどうする?!
[169] 347 カラクリ10日目のリポート 2000-09-28 (Thu) カラクリ(カラー版のCLIE/PEG-S500C)を使うようになって、はや10日余がたった。今日はその感想について書く。
まずは液晶の話。
機長はどう思っているのか?というと、今でも「もうちょっと液晶がマシだったら!」とたまに思うことはあっても、通常の使用ではまったく気にならない状態で使っている。これを一言で説明するとすれば「慣れた」んだと思う。
たとえば、今更のように気づいたのだが、Palm Vx時代にはほとんど使うこともなかった「太字のアルファベット」や、「日本語の大文字フォント」を使うことが増えた。これだけで視認性は大きく変わる。(逆に言えば、CLIEカラー液晶の視認性の悪さをこれは示しているんだけど…)また、そもそも、カラー化したことで、「Datebk4」という予定表の置き換えソフトを使って、 文字をカラー化している。そのことで、逆に見づらくなる瞬間だってあるにはあるのだが、逆に、パッと見た瞬間に色で識別できるという利点もある。
また、この個性の強いカラー液晶のせい、という訳でもないだろうが、カラクリでは「コントラスト調整ボタン」がメニューアイコンの真下にある。あまりにも液晶が読みづらい照明環境の時は、これを使って調整する癖もすでに覚えてしまった。また、日常使用では、自分にとって「ここがベストのコントラストだ!」という場所も覚えてしまったりしているので、使い初めの頃よりもこの「コントラスト調整ボタン」を使う必要がなくなってきたというのも事実だ。(コントラストの朝清に関しては、福本修仁さんの「SamplePat」にずいぶんお世話になった!)
ただし、さっきも書いたように、機長がカラクリ液晶に違和感を感じる時もたまにはある。それがどういう時かというと、まず、「真っ暗な場所で大量の文章を読む時」だ。これだけはいただけない。機長の場合、日常使用の中でこういうケースがほとんど皆無だったおかげで、今のところ、カラクリ液晶の視認性で困ることが少ないとも言えるのだが、逆に言うと、日々の生活でしょっちゅう「暗闇で読書などをする習慣がある人には絶対にお薦めは出来ない液晶」であるとも言える。ま、同じ暗闇でもスケジュールや電話番号を確認する程度ならそんなに問題はない。バックライトはそれぐらいの視認性を確保してくれている。ただ、視力が弱い人は気をつけた方がいいかもしれない。
それと、前にも書いたが、「カラー画像を美しく見たい!」という希望に、カラクリはほとんど答えてくれない 。マルチメディア性という点に関する限り、カラー画像を見ることは出来る。しかも、Windows環境で「PictureGear」というソフトと連携すれば、とっても手軽に見られるよ、という程度の覚悟と割り切りが、このカラクリのカラー液晶には確実に必要だ。この点に関しても、機長は「PDAで美しい画像を見たい!」と思ったことはないので、ほとんど困らない。
さて、機長以外の人間のカラクリ液晶についての感想にも、機長は敏感に話を聞いてきた。そうすると、かなりハッキリとした二種類の人間がいることがわかった。
まず、「すでにPalm IIIcやPocketPC、ザウルスなど、美しいカラー液晶の存在を知っている人間」は、カラクリの液晶に対して、かなり強烈な違和感を示す。これは間違いない!と言ってもいいくらいの反応だ。ま、機長だって、その他の短所長所に目をつむって液晶だけの好き嫌いを言ったらPalm IIIcどころか、ザウルスの液晶が一番だと思う。でも、ザウルスの、かつての専用ワープロ機のようなユーザインタフェースに馴染めない機長の場合は、しかも、美しい液晶の必要性を感じていないので、カラクリを選んでいるだけだ。(でも、一番いいのはシャープがPalmOSマシンを出してくれることだ!と思ってる。なんてわがままな…)
一方、「これまで既成のPDAに触ったことのない人」の反応は、異常なくらいにさっきの人たちの反応と違っていることに気づく。まず、とある20代前半のOLは「この液晶、どう?」という機長の質問に、「大っきくていい」と答えた。「見づらくない?」と質問すると、「コレ(と、彼女が持ってるカラー液晶の携帯電話を指差して)よか全然いい!おっきいし」と、液晶画面の大きさをやたらと強調した。これはかなり意外な反応だった。さらに、30代前半の男性会社員は「そろそろPDA捜してるんですよ」と言いながら機長のカラクリを見つめている。「こんなちっちゃくてもカラーなんですね」と感心していた。そして、とある電気量販店に来ていた25歳ぐらいのカップルは、隣に置いてあるモノクリ(PEG-S300)など眼中にないかのように二人でアアだコウだ言いながらカラクリを触り倒して、「欲しいけど値段がな〜。こないだVAIO買っちゃったし…」(by 男性)などとこぼしていた。そこはVAIO売り場内のCLIEコーナー。少し離れたモバイルコーナーには、Palm IIIcやPocketPC、ザウルスと並んでカラクリ&モノクリが置いてあり、その場で液晶の比較なども出来てしまうのだが、そちらの方には気づいてさえいない。こんな場面を目撃した人も少なくないと思う。(逆に、VAIOコーナーじゃなく、PDAコーナーに辿り着けた人はカラクリのおかげで、Palm IIIcやその他のカラーマシンの美しさに必要以上に惚れ直したかもしれないが、その現場には残念ながら出会えなかった)…以上、機長が出会った人々は、偶然、そういう人たちだったのか、それとも、SONYの人がわざわざ機長の周辺にそういうサクラを置いたのかどうかは知らないが、現実に機長はそういう反応を見てきた。
ま、一言で言えば、彼らは「機械に疎い人々」だ。「だから、カラクリ液晶の水準の低さに気づかなくても当然だ!」と突き放してしまうことも簡単だ。でも、「そんな彼らにとってのPDA入門機」になるなら、それこそ「SONYの戦略」と一致する。だから、この液晶でいいんじゃん?とまでは思わないが、この液晶でリリースしたのは、その結果(売り切れ店続出!)から考えて、彼らとしてはそんなに間違っていなかったとも言える。勝算はともかく、需要は確実にあったのだ。(SONY製品というだけで店頭で確認することもなく購入してしまうSONYマニアも含めて…)
そして、これはCLIEをハードウェア単体の製品として見るべきか、ウェブリソース&サービスである「CLIE Plaza!」や専用の「Palm Desktopソフト」、果てはMemoryStickを通したVAIOシリーズとの連携までを含めた「総合商品」として認識するかでも大きく分かれてくる。Palm本来の思想は「ステキなハードウェアにはステキなユーザ文化が育つ」という発想だったが、SONYは同じプラットフォーム内の後発メーカーとして、別の選択肢を選んだ。それだけのことだとも言える。
ま、いろいろと賛否はあるだろうが、メーカーごとに癖のある製品が登場してこそのプラットフォーム文化ではないかと、機長は思う。まもなく、ハンドスプリング社は65,536色カラー液晶マシンをリリースする。おそらくはPalm社もPalm IIIc以外でカラー液晶のアプローチはしてくるはずだ。たとえば、PalmV筐体のカラーマシンとか。そんな時にSONYがどうするのか?とっても楽しみだ。液晶のレベルアップが先か?音楽が先か?それとも…(普通はまず液晶だろうな、やっぱ!モモちゃんも入ってきやすいし)
で、結局最後は、PDAにあなたが何を望むのか?あなたはどんな環境で使うのか?という問題に行き着く。たとえば極論として、PDAでこ〜んな凄いゲームをしてみたい人もいる。PalmOSマシンは本来、その真逆の思想を貫いてきたが、かと言ってSONYがPalm思想にピッタリと完全に一致したマシンを作っていたら、それはそれでステキなことであると同時に、おそらくそれだけではSONYがPalmOS Plataformに参入した意味がないようにも思う。SONYはジョグダイヤルやメモリースティック、小さい筐体、バッテリ持続時間、デスクトップとの連携、独自のネットワークコミュニティなどで、後発メーカーなりの独自性を大いに発揮したが、そのかわり、カラー版の液晶はずいぶんレベルが低かった。そのために、既成Palmユーザや既成PDAユーザからはかなりの失望の声を聞いた。でも、代わりに、新しい顧客を連れてきた。それはそれで評価すべきことだと思っている。さらに、結果として カラクリは、正当派PalmOSマシンの魅力も再評価させた、とも言える。
という訳で機長は、今のところ、カラクリ液晶に不満を感じながらも、この「ちっぽけなカラー液晶マシン」を日常生活の中でごくごく自然に使っている。
すでに筐体のサイズが変わった(とくに横幅!)のと同時に、筐体の持ち方も変わっているのだが、使い初めて10日もたつと、液晶と照明のベストな角度も指が完全に覚えている。人間が機械に合わせることの是非はともかく、慣れてしまえば「色のついた液晶」はそれなりに価値を主張してくれている。いくつかの局面で、これまで使えなかったカラーが使えたことで、かなり有意義な気分に浸ったりもしている。少なくとも機長の使用目的と環境ではそうだ。
でも、深夜に突如停電!部屋中が真っ暗になって電気が回復するまでの間、DOCリーダーで読書でもしたいな〜と、思ったらその時はカラクリを買ったことを大いに後悔するかもしれない。こういう場面でのカラクリは本当に役立たずだ。悪評高いバックライトのおかげでまあまあの視力さえあれば文字を読むことは出来るが、大量の文字を読むのは夕暮れの部屋で電気もつけずに寝転がって漫画本を読むぐらい眼球を酷使する。ま、すべてのカラクリユーザは停電中の読書の必要に備えて、懐中電灯ぐらいは用意しておくべきかもしれない!
※機長の場合、この10日間ほどの試行錯誤で掴んだ「自分にとってのベストなコントラスト」は、「コントラストの調整」ダイアログの「ト」だ!わかる人にはわかると思うが、同ダイアログの最上段に書いてある「コントラストの調整」という文字のちょうど1個目の「ト」の中心軸のあたりにレベルメーターの中央が来るようにしておくと、多くの場所(機長の場合、その多くは蛍光灯の下だ!)、視認性が自分にとってのベスト状態になる。でも、これはあくまで機長個人の場合だが…
※松井さん、フォロー感謝!>「コントラスト」には2つ「ト」が!…確かにその通りなので、訂正した。ちなみに、松井さんのベストコントラスト(通称=ベスコン)は「ン」と「ト」の間だそうだ。やっぱ人それぞれなんだな〜と思う。
[168] 346 ぱわじょ!【速報】 2000-09-27 (Wed) かつて機長は「ミニ定期便300 CLIEのサイズ〜CLIE第四報」において、以下のように書いた。
「ジョグダイヤルで上下ボタンの全機能を代行してやらなければならない。将来はともかく、今のところはこれは難しい。(そのうち、誰かがソフトウェア的に代行してくれそうな気もしているが…)」
あと、CLIE(当時はPEG)発表会の席上以来、気になっていたジョグダイヤルの未完成(ジョグダイヤルが一方通行で単独操作が練られていない!)という問題もあった。
というわけで、この時点ではまだ「誰か、お願い!」「きっとPalmのプログラマならそれぐらいのことはすぐにしてくれるだろう」というような気持ちで書いていたのだが、まもなくあの山田達司さんが、まさにこの種のソフトウェアである「PowerJog」をリリースする。すでに少し前から機長はα版のテスターとして協力してきたし、今も同ソフトは機長のカラクリ内にインストールされている。そして、一刻も早いリリースをお願いしてきたのだが、慎重派の彼がようやくGOサインを出して、明日、β版が正式リリースされる。
とにかく便利だ。机の上にCLIEを置いて文字入力したりする時はほとんど役に立たないが、屋外で片手閲覧したり、屋外で立ったまま入力したりする時に、これは多いに役立ってくれる。かつて山田さんは「Com-JIM(Commuter's Japanese Input Method)」シリーズで、Palmの片手操作に徹底的にこだわろうとしていたが、その進化版と言える。左手なら親指で、右手なら人差し指だけで、文字入力以外のほとんどの機能を片手操作だけで可能にしてくれる。これは、ほとんど彼のライフワークとも言える操作だ。通勤電車で両手を使えることが少ない、ウサギ電車の国ニッポンならではの、待望の機能と言える。
また、前にも書いたように、CLIEの上下ボタンは(筐体サイズの小型化と、デザイン性を重視したために、)あまりにも小さくて、しかもボタンピッチが浅すぎて、とても使いづらい。それを解消してくれる道具でもある。
操作は簡単だ。電源ONの状態で、とにかくジョグダイヤルを押し続ける。ジョグダイヤルの押し込みがやや重すぎることと、電源OFF状態ではちっとも反応してくれないのはCLIE本体の問題だからしょうがないとしても、「ジョグダイヤルを押し続けるだけ」というとっても手軽な操作だけで、同ソフトは立ち上がる。あとはジョグダイヤルの上下操作だけで、各種機能が立ち上がるようになっている。詳しくは、クリクラ!に出ているスクリーンショットを見てもらえばわかるように、下記のような操作が可能になる。
■キャンセル(取り消し)
■メニュー(このモードに入ると、ページ内のメニュー項目をジョグダイヤルだけでくまなく移動することができ、よきところでダイヤルを押し込むことで決定することが出来る)
■ボタン(同じように、このモードではジョグダイヤルを上下するだけで、ページ内のボタンを巡回することが出来、希望場所でダイヤルを押し込めば、そのボタンをタップしたのと同じ意味になる)
■ホーム(どんなページにいようとも、このボタンを押せばホームに戻れる。「ドラクエ」における「リレミト」呪文のようなもの)
■アプリ起動(このモードに入ると、画面にインストールしてあるアプリケーションが表示される。希望するアプリケーションで押し込めば、それが立ち上がる)
■DA起動・停止(このモードに入ると、もはや説明の必要もないと思うが、DAを立ち上げたり、立ち上げたDAを引っ込めたりできる)
■電源オフ(名前から想像できる通りの結果になる)
■一時停止(これを選ぶと、その選んだアプリケーションにいる間は、何があろうとPowerJogの機能が無効になる。別アプリに移動すると再び有効になる)
■ヘルプ(これを選ぶと、とても詳しいヘルプが読める)
だいたい以上のような機能が入っている。前述のような満員電車の車内や、片手で携帯電話やボールペンを握りしめたままCLIEを使う際の強力なサポーターになってくれるはずだ。明日リリースされるβ版は10/31までの期間限定版で、正式版ははVis-a-VisやSONY Styleにおいて正式発売されるそうだ。
【追加】
…と、書いたばかりだが、CLIEのジョグダイヤル拡張ソフトは、他に、Takahashiさんの「Jog Launcher」というhackソフト(ランチャー機能と全アプリへの上下キー対応)がリリースされていた!
欲しいと思ったら自分たちでリリースしてしまう。それがPalmワールドのいいところ。
(@According to パーム亭よりさんの「〜 PPR Clipboard 〜」)
[167] 345 mはもっとすごいらしい 2000-09-27 (Wed) 先日「ミニ定期便338 驚きの数値」で、CLIEカラー版(PEG-S500C)とPalm IIIcという、2機種のカラー版PalmOSマシンの「驚異的なバッテリ持続時間」についてご紹介したばかりだが、同実験を行なった山田達司さんが、今度はモノクロ版PalmOSマシンの同実験にも着手した。
そう!今度のターゲットは「Palm m100」だ!そして、その実験結果はまたまた信じられない数値に!さすがに「丸二日」には及ばなかったが、かなりそれに近い数値だ!Palm IIIcのおよそ倍!カラクリよりおよそ半日ぐらい長い!
[166] 344 ★パクスポ速報★002 2000-09-27 (Wed) 「パクスポ2000!」実行委員長の研修医さんが、WorP@holicで、下記のような人材を至急募集している。我こそはと思ったら、研修医さんまで!
■UGブース常駐
期間:10月17日から21日
時間:午前10時30分から午後6時(最終日は17時)まで
※ただし16日には、ブースのセッテイングあり
また、全日OKじゃなくても部分OKにも対応してくれるそうだ。
詳しくはWorP@holicを参照のこと!
Reference:
パクスポ2000!公式サイト
パクスポ2000!掲示板
パクスポ2000!の公式告知サイト
※本日、機長はたまたま都内某所で、パクスポ2000!実現のために奮闘する実行委員長を見かけた。一張羅のスーツ姿がまぶしかったぞ。そんな実行委員長に応援のメールも!
[165] 343 すてきなどうらく。 2000-09-27 (Wed) 「道楽」という言葉は、時として否定的な意味にとられることが多い。「大事な道」があるのに、それに精を出さないで「楽な道」を歩くなんてもっての他だ!という意見もしばしば聞く。でも、今回機長が紹介する「道楽」は「楽な道」ではない。「楽しい道」かもしれないが、決して「楽な道」ではなかったと思う。おとなが真剣に道楽を極めたら、本当はちっとも「楽な道」じゃないはずだ。でも、眉間にシワ寄せるようなそんな「つらい道」であってはならない。「楽しい道」だからこそ、この道は歩きたくなる。
…と、長ったらしい、機長独特の前フリで始まったが、さて、これから紹介する道楽とは…
この人の「道楽」だ!
この人、掌極道のはるやんさんが、本業の片手間で、しかも全身全霊を傾けて作ったと思われるPalm用スタイラス「クロスバー」がついに製品版としてデビューすることになったそうだ。前にも紹介したと思うが、機長はかつて、たまたま某所でこの人のクロスバー(前バージョン?)に触れたことがあり、その「こだわりの深さ」に感動したことがある。だから、この人のプロジェクトは応援したいと思っている。
しかも、この人の「道楽」ぶり、というか「極道」ぶりの素晴らしいところは、その製品だけじゃない。クロスバーを紹介したこのページにこんな文章がある。
「『スタイラスはPDAに内蔵でき、かつリセットピンが必要』とお考えの方や、一つのペンでボールペン、シャープペンなど多機能を求める方にはお薦めしません」
潔いじゃないか?同ページにも書いてあるが、この「クロスバー」は、作者のこだわりにより「クロスペン筐体のスタイリッシュさ」「握った時のバランス」「書き味」「ポインティングの正確さ」についてのみ徹底的にこだわっただけであり、売らんがために自分が望む以外の機能や要素はいっさい追加していない、と言っているのだ。これぞ、「道楽」!これぞ、「極道」!
とにかく、自分と同じ満足感を共有できる人間だけにしか門戸を開かないという彼のスタイルもまた、彼の作品「クロスバー」のように魅力的だ。
なお、この「クロスバー」の発売日は、10月21日!すでに予約受付を開始している。この発売日にも彼なりのこだわりがある。だって、この日は…掌極道の「(00.09.26)クロスバー発売日」を読むべし。
[164] 342 HotSyncという思想 2000-09-27 (Wed) 昨日の「ミニ定期便341 手のひらの闘争」で、香港のRealVision社が「Palm V」シリーズ用の携帯通信モジュールを2001年初頭に欧州とアジア市場で出荷する話を書いたら、今日はとうとう!
■MotorolaとPalm,スマート・フォンの開発で提携
…なんてところまで話が進んでる。大きくなっていく携帯と、小さくなっていくPDAの中間にあるものを探る努力は、世界中でどんどん進んでいく、そんなチャレンジのひとつなんだろうな。
まだ詳しいことまで決まっていないようだが、機長が面白いな、と思ったのは、「HotSync機能(中略)を搭載する」という下り。ま、PalmOSを搭載するんだから当然といえば当然だけど、これまではPalmOSマシンだけの専売特許だった「HotSync」という思想が、いろんなマシンに転用されたら便利だな、と思う。もちろん、これまでも「同期」って思想はあったけど、「同期」のためにはいろんなステップが必要だったりした。ケーブルとか。でも、「置いてボタンを押すだけ」という手軽なステップで出来る「HotSync」は「同期」よりも進んだ思想だと思う。
携帯なんか、まさに、クレードルそっくりの充電器に置くわけだし、PCや自宅電話と同期してくれたら便利だ。そうなると、ますます携帯電話とPDAの境目はなくなっていくんだけどね。あとはサイズの差だけ。
[163] 341 手のひらの闘争 2000-09-26 (Tue) Handspring社が携帯電話モジュール「VisorPhone」を発表したばかりで、535&Palmさんも書いている通り、同社はホームページの最上段にそれをデカデカと置いているほどに、力が入っている。
と、思ったら、ずっと噂されていた通り、Palm Computing社も動いた。
■米Palm、「Palm V」シリーズ用の携帯電話モジュール投入へ(impress Watch)
おう、よしよし!Palm本体じゃなくイヤホンで音声通信が出来るようになっているらしい。それ、正解。Palm本体なんて耳に当てるものじゃないし、第一、スケジュール帳見ながら電話かけられないようじゃ意味ないもん。
さあ、手のひらの上のバトルはますます盛り上がっていく。楽しみだ。
※ところで、Palm V用の携帯電話モジュールって、やっぱ裏面に張り付く「おんぶおばけ」型かな?そして、日本には来るのか?本当に待たれているのか?…機長なんかは携帯電話とPalmがただ単に合体するだけだと、以外と不便に思う。機長だけ?
[162] 340 パクスポ2000!公式サイト 2000-09-26 (Tue) 「パクスポ2000!」の公式サイトがついにオープンした。まだまだ情報は薄いがこれを濃くしていくのは、実はあなたかもしれない!
同時に、わが「iPAL-NEXT」でも、同サイトのバナーを貼ってみた。こっちが公式サイトのバナー。
で、こっちが公式掲示板のバナー。
[161] 339 悪いのは機長だ! 2000-09-25 (Mon) 「PocketBBS」とは、日本Palm界の巨人プログラマの一人・今関弘明さん作のPalmwareで、これを使えば簡単な設定だけで、インターネット上の各種掲示板のデータをPalm上に直接ダウンロードしてくれる。
たとえば、この「iPAL-NEXT」をダウンロードしてみると、こうなる!
で、ここで希望するタイトルをタップするとこうなる。
とても便利なソフトだ。おまけに機長は未実験だが、@Niftyコンテンツである「FPalm」の会議室等も同じような階層形式で表示してくれる。
さらにさらに、実はこのソフト、基本としては希望するページを自分で設定できるようになっているのだが、オマケとしてPalm系のいくつかの掲示板サイト用の設定データを同封してくれているのだが、そこには機長のサイトを3つも(!)選んでくれている。中には開店休業中のようなサイトもあるのに、ほんと、ありがたいことだ。
■iPAL-NEXT
■PAL-NEWS 20000
■PalmsiteEve
ただし、ここで重要なお知らせがある。すでにこの記事を読みながらお気づきの方もあるかもしれないが、機長のサイト名のひとつに誤植がある。そう、この「iPAL-NEXT」の名称が「iPAL-TEXT」になっているのだ!
これだけだと、今関さんの誤植ってことになってしまうが、実は、心優しきPalm界の巨人プログラマは、バージョンアップ版のリリース直前に機長への確認メールをくれており、サンプルも送ってくれている。ところが、仕事でバタバタしていた機長はちゃんと中身も見ないで、「問題ありませ〜ん!」という返事を送ってしまった。
という訳で、「iPAL-TEXT」の誤植は、今関さんのせいではなく機長のせいだからネ、というのが今回の主題。
※という訳で、今関さん、次回のバージョンアップ時にでもこそっと直しておいて貰えれば結構ですので、それ以上のお気遣いはなく!
※期間限定のオマケファイルとして、「パクスポ2000!掲示板」の設定データも入っている。
※同ソフトの解説が詳しいMuchy's Palmware Review!の設定データも同封されている。
[160] 338 驚きの数値 2000-09-25 (Mon) 機長が週末首を長くして待っていたデータが発表された。
「Hacker Dude-san's Web BBS」に、山田達司さん計測の、Palm IIIcとCLIEカラー版(PEG-S500C)のバッテリ持続時間のデータが、ついに発表されたのだ!
両者ともに驚きの数値だ!
■CLIEカラー版(バックライトオフ)・・・26時間45分
■PalmIIIc(バックライトはもっともくらい状態)・・・20時間35分
このデータが正しいとすると、実験と同じ条件なら両機種とも、ただつけっぱなしにしておくだけなら、ほぼ丸1日でも大丈夫ってこと?だとしたらこれは凄いことだ。
自社データである他OSマシンとの比較は難しいが、ま、少なくともかなりの差があるようには思われる。もっとも、デフォルトでMP3とかをつけちゃってる時点で、勝負している土俵(山田さんも言うようにPDAなのか、ちっちゃなパソコンなのか?)が違うようにも思う。さて、今後アドオンによってこれらの機能を追加しようとしているPalmはどんな風にこの問題をクリアするのか?…注目だ。
[159] 337 ★パクスポ速報★001 2000-09-25 (Mon) 「パクスポ2000!」実行委員長の研修医さんが、WorP@holicで、下記のような人材を至急募集している。我こそはと思ったら、研修医さんまで!
■司会進行:軽妙なトークと鋭いツッコミ
済■会計:出納管理
済■印刷業務:チケットなどの印刷
※パクスポ2000!掲示板
[158] 336 ありがとう。 2000-09-25 (Mon) 中国古代史をモチーフに構成された機長も大好きな伝奇歴史小説「三国志演義」には名場面と呼ぶべきシーンがあまりにもたくさん登場するのだが、そんな中のひとつにこんな話がある。
その後、魏国の王となる三国志の主人公の一人・曹操の家臣であった武将「典韋」は、敵の策謀にはまり、ほぼ素手の状態で、膨大な敵軍から主人・曹操を守らなければならないというピンチに遭遇した。鉄戟という武器さえその手に持てば天下無双と呼ばれたこの男でも、素手で大軍と対峙しては、とても勝ち目などない。だが、大陸全土に豪の者として知られたこの忠実な親衛隊長は、主人が逃れる時間稼ぎのために単身、敵軍の前に立ちはだかった。だが、彼の武に恐れをなした敵軍の雑兵たちはなかなか素手の彼を倒せない。そこで、敵将は彼に向けて雨あられのように矢を射掛けた。ところが、彼はびくとも動かない。いくら豪の者とてこれだけの矢を全身に浴びて倒れぬはずは…と近寄ってみると、その武威ゆえに「悪来」のふたつ名を持つ男は、立ったまま絶命していたという。
死んでも主人を守ろうとした、あるいはそのように見えた彼、「典韋」のこの逸話はその後、お隣の国・日本にも伝わり、義経伝説の中では武蔵坊弁慶のエピソードとしても転用されている。そんな典韋のエピソードの真偽はともかく、アジア人の心に眠る何かを呼び覚ましてくれる魅力のある話だ。
さて、とっても長い前フリだったが、ついさっき機長はこの話を思い出したばかりだ。たまたま横山光輝のマンガ「三国志」を読んでいたから…ではない。ある記事を読んだからだ。
■楢崎 頭骸骨にひび!!
ユニフォームのデザインが変わってしまうほどの大量の鼻血を流し、血走った目で日本チームのゴールを120分間にわたって鬼神のように守り続け、最後のPK戦では指先こそ届かなかったものの敵のPKの半数近いコースを読み切るまでして戦った男の頭がい骨に、ひびが入っていたというのだ。
すごくナニワ節な話だが、機長はこういう話に弱い。
楢崎選手には、一日も早く回復して貰いたい!そして何よりも、ありがとう、と言いたい。
※あ、そうそう、昨夜、110,000アクセスを記録したらしい。
[157] 335 地味めッ! 2000-09-24 (Sun) 知らないうちに、と言ったら嘘になるが、実は9月23日に、マイクロソフトの新OS「Windows Millenium Edition 日本語版」(Windows Me)の「期間限定特別パッケージ」が9月22日午後4時,全国で一斉に発売されたそうだ。
さて、それに絡んだ記事をいくつか読んでいて、不思議な気持ちになった。
まず、ZDNetの2つの記事を読んでみた。9月18日のアメリカ本国でのリリース時の記事では「地味なデビュー」だった同OSは、日本発売時のZDNet記事でもやっぱり「国内でも地味な滑り出し」だったそうだ。
なお、詳細に記事を読むと、これは同OSに問題があったからではなく、とても地味なバージョンアップだったからだそうだ。そりゃ仕方あるまい。
ところで、MYCOM PC WEBの記事を読むと、「大幅な機能アップはないが、思ったよりも順調な発売をWindowsMeは迎えた。その代わり、Microsoftにとって、今後の主力OSと捉えているWindows2000は、非常に地味な存在になってしまっている」なんて書いてある!
ま、別の会社の記者が書いた記事だから、受け取り方はいろいろあってもいいのだけど、これだけ真逆の表現というのも珍しい。これじゃまるで、「WindowsMe」も「Windows2000」も「地味」みたいじゃないか!?
それにしても、「WindowsMe」って名前はどうだろう?確かに、ミレニアム・エディションなんて長ったらしくて発音するのも鬱陶しいが、でも、「WindowsMe」はどうだろう?どうしても「〜エム・イー」とか「〜ミー」って読むより「〜めッ!」って呼んでしまうのは機長だけか?
[156] 334 不思議な因果 2000-09-24 (Sun) 「アンチウイルスソフト」がリリースされると、それを待っていたかのように「ウイルス」が登場する。
もちろん、アンチウイルスソフトがリリースされるってことは、それだけそのOSが重要なマーケットだってことだから、アンチウイルスソフトのディベロッパだけでなく、ウイルス作る人間にとっても魅力的なOSのはず。だから、不思議でも何でもないとも言える。ま、ニワトリが先か卵が先かって話と同じなのかもしれない。
でも、「ウイルスが存在しない世界のアンチウイルスソフト」ってのも妙な話だ。それはちょうど「まだ存在しない病気のための薬」のようなものだ。備えるにこしたことはないが、なんとも喩えようのないマヌケさが漂っている。
ま、誰かが仕組んだ、とかそういう生臭い話じゃなく、世の中には不思議な因果というものがある。これだけは事実だ。
■米ネットワークアソシエイツ社のウイルス研究所 AVERTが、初のPalmOSの「ウイルス」PalmOS/Phageを世界で初めて発見
※Palmfanで知ったニュース
[155] 333 泣いた通訳 2000-09-24 (Sun)もちろん勝って欲しかったが、胸を張れ。どうせPKは運!
でも、やっぱもちろん勝ち残って欲しかった。
それにしても五輪の準々決勝戦で日本とアメリカが戦うなんて、今から10年前、誰が予想しただろう?今日は、残念ながら「日本らしさ」より「米国らしさ」に感動した。決して強くはないが、その形はアメリカという国民性の一端を見せてくれたから。
そして、他会場ではブラジルがカメルーンに負け、ナイジェリアがちりに負け、イタリアがスペインに負けている。う〜ん、イギリスのブックメーカーは、きっと大騒ぎだろうな。
※タイトルはPalm Pilotのページに同感だったので。
[154] 332 パクスポ2000!に献ぐ 2000-09-22 (Fri) 仕事でバタバタ、おまけにデスクトップマシンは壊れるわで、相変わらずドタバタと日々を送る機長は、「WorP@holic」の研修医さんのパクスポ実行委員長就任のリリースは他サイトに先駆けて報告したい!という夢を果たせぬまま、同発表から半日以上たった今、ようやくこれを書いている。残念。
でも、そんなこたァーともかく、パクスポである!
今から4年前、Palmの初号機とも言えるPILOTがU.S.RObottics社から発売された1996年夏、日本国内で同マシンを入手することは困難で、もっぱら個人輸入で入手するしかなかったという。その時期に山田達司さんも同マシンを購入し、やがて奇跡の7日間で英語しか表示できなかったこのマシンに日本語を表示させた。これが、その後の名作ソフト「J-OS」の基礎となった。おそらくこの時期に日本国内でPalmを持っていたユーザの数は100にも満たなかったんではないか?(あくまで機長の想像だが…)
そして1997年夏、前述の山田さんや「FPilot」(現「FPalm」)のみのたんさんらを中心に、「J-OS」という日本語ソフトをともに開発しようという空気の中、日本最初のPalmコミュニティが誕生していた。J-OSが初めてパッケージ販売(J-OS Pro)された頃でもあり、第二世代のPalmPilotというマシンが登場した頃だった。(機長もこの頃、初めてPalmを購入している…)この時期に、Palm Computing社のRob Haitaniさん(現Handspring社所属)が来日して、まだ両手に両足の数を足したほどの人数しか居なかった日本のPalmプログラマ達に夢を語り、実はこの時点で彼は将来の日本語版リリースの決意を固めていた。また、FPilotを中心に初めてのオフ会らしきものもこの時期開かれていたそうだ。これも、あくまで機長の想像だが、この時点での国内のPalmユーザはまだまだ数百という単位だったのではないか、と思う。(数字はあくまで想像だからネ!)
そして1998年、マシンは3世代目のPalm IIIが登場した時代だ。J-OSも進化を重ね、第一次の完成(バージョン2.0)を迎えていた。純正日本語版の噂は登場しては消えるという状態だったが、アメリカ本国での隆盛もあって、すでに内Palm販売の総本山となっていたイケショップを中心に店頭販売も着々と成果を上げ始めていた。マシンの発売元が3Com社になったものこの頃だ。国内ではM.Hiroseさんの「Palmfan」やMuchyさんの「Muchy's Palmware Review!」、そして機長の「パーム航空」などのサイトが登場して、Palmに関する情報もたっぷりと流れ始めていた。こうした時期に、全国のPalmユーザの中に「あるひとつの気持ち」が生まれ始めていた。これはおそらく、単に同好の士と会いたいから、というだけじゃなく、赤外線名刺交換という対人コミュニケーションをかなり意識したマシンだったからこそ、とも言えるのだが、この98年夏、大阪で日本初のPalmユーザグループである「PUGO」が誕生した。続いて、名古屋を中心に「CPUG」(現在のC-PUG)が誕生した。日本中に「会いたい!」「会ってみたい!」という空気が満ち始めていた。これは、これまでのマシン系コミュニティとは異色の流れだった。そんな空気を感じた、というよりも、自分自身が赤外線通信の名刺交換を一度でいいからやってみたいと思っていた機長は、たまたま同年夏にM.Hiroseが開催した「Palmware & Goodz Contest」の審査会の席でその面白さを痛感した!そこで、その勢いに乗って、「日本中にPalmのユーザグループを作ろう!」という目標のもと「Palm/Pilot日本占領計画」というページを作り、そこに「PUGO」と「CPUG」の2地域分の色だけを塗った白地図を置いた。これはもともと機長個人の、というよりも、当時の全Palmユーザの想いでもあったので、その勢いはたちまち日本全国に広まり、真っ白だった白地図はやがてカラフルな色だらけに染まっていった。この時期で、日本国内のPalmユーザの数は3桁から4桁に乗ったぐらいじゃなかっただろうか?数千規模のユーザが日本各地に散っているような状態だったと思う。(これもあくまで機長の想像だが…)
そして1999年、日本初のユーザグループ「PUGO」代表だった瓜生良治さんの音頭で、同年2月、「幕張計画」というPalm界初の全国的イベントが、その頃開かれていた「MacWorldEXPO'99」とリンクする形で開催された。日本中から集まった出席者およそ30名。イベントというよりも只の食事会というような雰囲気ではあったが、ここからすべてが始まったと言っても過言ではない。
この99年春には、日本IBM社が初の純正日本語版Palmであるワークパッドをリリースした。これでPalmユーザの増加は加速度的に進むことになった。日本語版という安心感はもちろん、大メジャーの資本力がこれまでメディアの片隅でしか語られなかった小さなマシンを取り上げ始めたからだ。そして同年夏、全国でますます盛んになっていたユーザグループ活動の勢いを受けて、本格的な全国規模のPalmイベントである「パクスポ99」が開催された。Palmの名のもとに続々と増えていくユーザ達の願いがここに集まった。「マシンのために集まる」のではなく「マシンを通して出会う」というPalm独自のコミュニティ哲学が華開いたイベントでもあった。
あれから1年がたった。
この2月には、「幕張計画」の進化版とも言える「幕2K」も開催されている。そして春には3Com社から独立したPalm社の日本法人であるパーム・コンピューティング社が純正日本語版であるPalm Vx日本語版や初のカラーマシンであるPalm IIIc日本語版をリリースし、ハンドスプリング社もVisor日本語版をリリース、そして秋にはソニーもCLIEで参戦した。Palm系サイトも今や百花繚乱となり、全国のユーザグループでは健全な世代交代も進んでいる。おそらくユーザ数も千の単位から万そして十万の単位への飛躍的に増大している。そんな時代にパクスポが、「パクスポ2000!」という形で登場することになった。(くどいようだけど、ユーザ数は機長の勝手な想像だよ、想像!)
2代目実行委員長には、「天命」を感じたというWorP@holicの研修医yashimacさんが就任した。「WORLD PC EXPO 2000」の期間最終日である10月21日(土)の開催。果たしてどんなイベントになるんだろう?
パクスポは誰かのイベントではない。どこかの会社のイベントでもない。ユーザ自身が楽しむためのイベントだ。誰かに楽しませてもらうのではなく、楽しみたい!という人たちが集まれば、またまた素敵なイベントになってくれるはずだ。そして、出来ることなら、Palmに絡んだ各種企業やショップの皆さんにも、出来うるかぎり協力してもらいたいと思っている。しかも、出来うる限り利害を超えたレベルで!
すでに、「パクスポ2000!掲示板」という専用掲示板も登場している。参加したい!応援したい!手伝いたい!なんでもいいので、「マシンを通して(人と人とが)出会う」という部分に共感できる皆さんは是非とも書何かき込んで欲しい。人種も機種も液晶もない!マシンのために出会うのではない。マシンを通して出会うのだから。それがパクスポだから!
いくつかのサイトでもすでに紹介いただいているが、「パクスポって何?」という質問にできるかぎり詳しく答えられるよう、昨年のパクスポ99閉会後にこんなページを作っておいた。ここに書いた記事とリンクされた情報を読めば、だいたいのことはわかってもらえるはずだ。とくに、「FPalm」の「PUXPO99写真館」と、先代実行委員長であるkentaroさん(m-plug代表)のサイトである「wooden-bear」にあるパクスポ顛末記は必読だ!とくに、参加希望者は一度は目を通しておこう!(パクスポを実行することがいかに大変で、いかに楽しいかがわかるから!)
とにかく、研修医さんには頑張ってもらいたいが、パクスポに参加するすべての皆さんにも頑張ってもらい、そして楽しんでもらいたい!機長ももちろん一兵卒として楽しむつもりだ。
じゃ。
※昨年開かれたPUXPO'99のロゴ。
[153] 331 テノヒラにチカラを。 2000-09-21 (Thu) 「ミニ定期便204 ヒトにチカラを。」で紹介した「Power to The People」に、いよいよ「PDA(携帯情報端末)カテゴリー」が本日9月21日よりオープンする!
※以下の32機種がラインナップされている。
●ザウルス=5機種
●Palmシリーズ=10機種(内訳:カラー=2機種、モノクロ=8機種)
●PocketPC・Windows CE=15機種(内訳:キーボードなし4機種、キーボードあり11機種)
●その他のPDA=2機種
ただ単に投票するだけじゃなく、自分の愛する商品のことを思いっきり他人に紹介できる同サイトに興味のある人は是非!
※まだ、「カテゴリー」が登場したばかりなので、まだまだ投票数が少ないはず。どんどん書いて、自分の好きなマシンを応援しよう!
[152] 330 遅すぎる確実な進歩 2000-09-20 (Wed) CLIEですら「小さすぎる!」と書いたのは、俺とお前とc3の百鬼丸さん(其の百八拾五)だったが、確かに機長と百鬼丸さんの手のひらの大きさの差(日本人の両極端ぐらいの差がある!これ、マジで!)を思うと、さもありなんと思う。
そんな百鬼丸さんならなんて思うんだろう?というパソコン(製品そのものは8月4日に発表されている)の実験リポートが出ていた。もっとも、それはPDAじゃなく普通のPCだという。つっても、そのまんまでは実用は考えちゃいないと思うが…。
■【レビュー】 ついにここまで来た! マッチ箱サイズのパソコン「TIQIT Matchbox PC」(1)
ついにここまで来たか?というサイズ(70mm×50mm×24mm)だ。南クンの恋人にプレゼントしてあげたいような小ささで、英語版ならWindowsでも走るという。
で、思う。PCはいくらでも小さくなるらしい。あと1年もしないうちに、Finger-sized PCも作れるだろう。来年の年末にはNail-sized PCも作れるんじゃないだろうか?…でも、キーボードやマウス、そして液晶の大きさはたぶんあんまり変わらない。キーボードを小さくするったって、今の携帯電話のキーのサイズが限界だろう。モニタだって今の携帯電話のサイズが眼界だし、まともな実用性を考えたらアレでも小さいくらいだ。だからこそ、これからはPCよりも入力機器や出力機器がこれからは重要になる。
これまでさんざん面倒くさがられてきたGraffitiが意外と人気な理由もここにある。「ベスト」じゃないかもしれないが「ベター」だから。
同じように、「漢字を使う日本のお国柄ではPalmの画面解像度は低すぎる」という出力方面の問題についても、確かに現在の160×160というPalmの画面解像度は低すぎるのかもしれないが、かと言って、ある程度以上の上を狙っても、「確かに文字は表示されているが、視力1.0以下の人間と老眼の人間には読めない!」という限界値が見えてくる。
これは携帯電話の現在の液晶サイズの限界にも繋がる問題だ。実際、今のPalm液晶の画面解像度が上がれば、とっても美しい画像を映し出したり、精密なゲームを楽しんだりすることは出来るが、かと言って、あれ以上、あの画面に小さな文字を並べられても困るな〜と思う。それこそ、デスクトップ並の文字数をPalmの液晶に並べられたら、肩が凝る上に視力が低下することは、「C1」の美しい液晶でB4サイズ並の情報量を読んでいて痛感した。
もちろん、Palmが永遠に今のままの画面解像度やプロセッサのままでいいとは言えないし、おそらくはJeffもPalm社もその新展開のタイミングをすでに考えているとは思うが、今回触れたいくつかの記事を読みながら、PalmOSマシンの意味というものを考えてしまっていた。つまり、「永遠に今のままじゃ困るが、かと言って行き過ぎても困る」という理屈の上でPalmはいつも「遅すぎる」=「確実な進化」を遂げている。
※ここで触れた記事はPDA JAPANで見つけた。
[151] 329 Handspring will spring! 2000-09-20 (Wed) …と、「ミニ定期便323〜326」までワイヤレス通信に絡んだネタばかりの今日のiPAL-NEXTだが、続いてもワイヤレス通信の話。
■PDAを携帯電話に変身させるハンドスプリング
つい先日、かつてのJeffの宣言通り、Bluetoothよりもも携帯電話との合体を先行させると発表したばかりのHandspring社が、ついに携帯電話のアドオンカートリッジ「VisorPhone」をデビューさせるというニュースだ。これで、携帯電話とPDAの合体という、想像される未来の1形式がいよいよ登場することになる。ただし、携帯電話というローカル性の高い製品だけに、日本に住んでいる我々ユーザが直接の恩恵を受けるまだまだ先になりそうだ。(@According to WorP@holic)
この記事の最後の行には「ハンドスプリングは10月半ばに、Visorのカラー版をリリースする見込み」と書かれているが、同時に書いてある「同製品は基本的に、パームのカラー機器『Palm IIIc』のローエンド版」になるだろう、という予測は外れたらしい。
というのも、本日、以下のような記事が発表された。
■Visor初のカラーモデル,10月にデビュー
この記事によると、上記の携帯電話モジュール「VisorPhone」は「9月25日の発売予定」だそうだ。さらに、Visor初のカラーモデルである「Visor Prism」は、「Palm Inc.が先にリリース済みのカラーモデルPalm IIIcが256色なのに対し,Prismの16ビットカラースクリーンは6万5536色対応」になるらしい。CNETの予測(『Palm IIIc』のローエンド版)は外れたらしい。価格は「449ドル」。
また、同社は同時に「Visor Platinum」もリリースする。こちらの詳細は不明だが価格は「299ドル」。
これら、新モデルは「10月19日リリース予定」らしい。
てなわけで、「ミニ定期便316 ドナの言葉!」で紹介したDonna Dubinskyの言葉(われわれには、市場に投入する製品が目一杯あります)は、どうやら着々と実行されているようだ。恐るべし、Handspring社!
で、注目となるのは、最近PDA業界を襲っている液晶などの部品不足の問題。こちらもここ夏の見事な乗り切りのように今回も「部品不足をなんとか回避」(「ミニ定期便242 Jeffの言葉(1)」より)出来ると、凄いことになるのだが。
果たして、これを受けたPalm社、そして、SONY社などの動きはどうなるのか?そして、SONYがカラー版CLIEで苦しんだ「カラー液晶とバッテリのバランス問題」を、「Zen of Palm」の元祖であるHandspring社は、「6万5536色対応カラー液晶」という大物液晶を前にして、どのようにクリアしていくのか、注目される。
それにしても、こうしたPalmOS Platform陣営内部の激しいつば迫り合いって楽しくない?機長はとっても楽しいし興奮する。今のところ、なんだかMicrosoftに引きずられっぱなしのPocketPC陣営や、孤立無援で乱暴な進化の道を進んでいるザウルスなんかもよりも、この陣営内部の競いながら進んでいく競争進化の過程が楽しくてたまらない。
[150] 328 BackNumberページを整理 2000-09-20 (Wed) もともとi-mode用に作ったサイトだったため、ずっとほったらかしだった初期時代のBackNumberページを整理した。そのため、多少リンク等の混乱はあるかもしれないが、過去のミニ定期便は見やすくなったはずだ。
[149] 327 試合も頑張った! 2000-09-20 (Wed)ほぼ自力!
サッカー日本チームはブラジルに0-1で破れたが、見事予選リーグを突破。ありがとう>スロバキア
それにしても中村、見せてくれた。稲本!三浦!中澤!本当にありがとう!
[148] 326 ワイヤレスPDA時代への第一歩 2000-09-20 (Wed) 今日は移動通信機能とPalmの関係についてばかり書いているが、前にも紹介した、そのための第一歩とも言える製品が正式に発表されたらしい。(@According to PDA JAPAN)
■リンク・エボリューション,ドコモ携帯に赤外線モデム機能などを追加するアダプタ正式発表
これまでは、携帯電話とPalmの連携のためには、通常、モデムとケーブルが必要だった。が、これの登場により、これまではNOKIAの一部携帯端末(NM207、NM502i)でしか出来なかったケーブルレス通信が可能になる!
これは待ち望んだワイヤレス時代の第一歩と言える。上で紹介したリリースを読むと、同製品には、「携帯電話を赤外線モデムとして,PalmデバイスやPCから通信を行う機能」の他に、「Palmなどから赤外線で名刺を送ってもらい,それをIrGEARの挿してある携帯電話の電話帳に追加する」機能の他に、「IrGEARからIrGEARに対しても電話番号を送る」等のことが出来る。機長はとくにこの後半の機能に期待している。
というのも、この製品がコンシューマ層にまで徹底して広がるとは思えないが、この「携帯電話同志で電話番号を送り合うという機能」の意味が理解されれば、次期携帯電話がこうした機能を赤外線とともに追加してくる可能性があるからだ。
この多いに期待したいアイテムの登場は「10月中旬を予定」、「実売価格は8,000円前後と予想」だそうだ。
[147] 325 携帯端末の変体 2000-09-20 (Wed) ま、既定の道筋といえば言えるのだが、移動通信の話のついでにこんなニュースも。
■モバイルIP電話は2002年には実現する
要するに、「日本法人,ノキア・ジャパンによると,モバイルIPテレフォニーの導入は2002年第4四半期には可能になる」という話。具体的には、この結果、「Webや動画などと音声を組み合わせたマルチメディア型サービスが主流になる」ということだそうだ。つまり、携帯電話がPCの利点を完全吸収する、ということだよね、きっと。
さて、そんな時代、携帯電話やPDAはどうなっているのか?…というのが、Palmユーザにとっての関心事だ。
悲観的な意見も多いようだが、機長はそんなに悲観はしていない。なぜなら、そういう時代になると、「携帯電話」か?「PDA」か?…という議論はなくなっていると思っているからだ。当面はその対決の図式は続くかもしれない。そう、携帯電話が進化したOSを持ったり、PDAがより便利な印藤通信手段を内蔵したり連携したりするからだ。
でも、最終的には、「移動通信網+OS」の組合せによる連合がいくつか成立して、それぞれに合体した進化を進めるのではないかと思う。その時、「Palm」という名前がまだ残っているかどうかは不明だが、かなり有利な位置にいるのではないかと思う。
Donna流に言えば、PalmにはMicrosoftにおけるWindowsのような背負うべき無駄な遺産がないから、移動通信網との連携はスイスイと進むんじゃないか?と思うからだ。
[146] 324 どうせなら! 2000-09-20 (Wed) この記事を読む前に「ミニ定期便323 紫色の帯がついたタクシーを探せ!」を読んで欲しいのだが、Palm VIIのような移動通信機能のついたPalmが日本でも登場したら、こんなこともしてみたいな、と言う話だ。その前提となるニュースを見つけたのでまず紹介する。
■大東京を駆け巡れ! エニックスのネットゲーム
■「Chace Chase」のホームページ
要するに、東京を舞台にした追っかけゲームらしい。しかもネットワーク上で対決するものらしい。これってば、機長のおぼろげな記憶を頼りに言えば、「スコットランドヤード」というイギリスの大人気ボードゲームのネットワークゲーム版ではないかと思う。
さて、移動通信機能を持ったPalmが日本にも登場したら、これをリアルタイムでも遊べるよね?どこかの都市を舞台に参加者が集まって、実際に端末を持ったまま逃げたり、追いかけたり、息詰まるゲームが楽しめそうだ。
でも、そこまでやる人間がどれぐらいいるかは、機長にもわからない。
[145] 323 紫色の帯がついたタクシーを探せ! 2000-09-20 (Wed) ニューヨークでタクシーを探す方法は簡単だ。街角で黄色い車体を見つければ、たとえドライバーの英語力に問題があっても、まず間違いなくそれはタクシーである場合が多い。
ところが、あなたがもしも日本からたまたまやってきたPalmユーザだったとしたら、ただ黄色い車体のタクシーを探すよりも、その車体に紫色の帯がついた車体を捜してみるべきだろう。
というのも、米Yahoo!が以下のようなサービスを始めたからだ。
■通信料金無料で使い放題! ニューヨークにインターネット・タクシーが登場
このニュースのタイトルを初めて目にした時、機長はさしたる興味も持っていなかった。というのも場所が遠く離れたNYだし、NYの悪名高きタクシー車内で自分のノートパソコンを広げる勇気などなかったからだ。
ところが、この記事をよく読んでみると、どうやら目つきの悪いタクシー運転手の後ろで自分のノートパソコンを広げる必要さえないことがわかった。そう!ここでインターネット端末として使われるのはお客のノートパソコンでないどころか、レンタル用のノートパソコンでもなく、そう!Palm VIIだったのだ!こりゃあ試してみたい。
そして、これはただの広報イベントじゃないと機長は思った。
タクシーの車内において、移動通信機能をもったPalmの機動力はもちろん、その廉価さが生きてくる!(供給が簡単だし、盗まれた場合の被害も少なくて済む!)もちろんPalmOSマシンは、誰もが使いきれるマシンとは言わないが、機能を「タップ」等に制限すれば、かなり有効なサービス道具であるとも言える。
そう!イベントやショップの検索、レストランとの予約、交通手段の選択など、PalmVIIのクリッピングサービスの利用範囲は、タクシーの行動目的と一致している。今回の実験は「あくまで実験」程度の規模らしいが、近い将来アメリカ中の都市のタクシーにPalm VIIが載ってる可能性だってありえるのだ。
日本でも、近い将来Palm VIIのような移動通信機能を持った端末が現れれば、タクシー車内で赤マムシドリンクや近視手術・電話秘書・バイク急便社長のマンガ物語のパンフレットなんかより有効なサービスアイテム(ハードやソフトに広告の掲載も簡単にできるし!)として、これはかなり意味のあるものになるのでは?なんて夢物語も浮かぶ。
さて、冒頭のNYのPalm VII搭載タクシーだが、実はまだ10台のみの試験配備らしい。NYの街中でこの10台を見つけるのはかなりの至難だ。それこそ、Palm VIIの情報サービスで捜さないとなかなか見つからないかもしれない。
[144] 322 ナショナルパームプロジェクトは実在した! 2000-09-20 (Wed) 最初はふふふPalmさんの悪ふざけかと思ったらホントだった!やっぱりPanas○nicがPalmを出した!やっぱりPanas○nicは松下だ!(なんのこっちゃ?!)
■Panas○nicのリリース
■Mac Fanのニュース
訳がわからん!という人は「パームを全国民へ〜ナショナルパームプロジェクト」を読もう!
[143] 321 100,000アクセスに感謝! 2000-09-20 (Wed) すでにお気づきの方も多いと思うが、昨日9月19日の夜、この「iPAL-NEXT」はついに100,000アクセスを達成した。とにかく感謝だ。
ご存知の方も多いと思うが、この「iPAL-NEXT」の前身は「パーム航空」(1997.11.8〜2000.2.7)というサイトだった。ここが1,500,000アクセスという記録を残して無期限休航に入ったのが2000年2月。(実は、その半年前に一度「第一次休航宣言」というのはしているのだが、その後、規模を縮小して再開したという事情があった)
以来、5ヶ月近いお休み期間を経て登場したのが「iPAL」だった。2000年6月21日、これまでの「日本のパーム界のために全身全霊を捧げるサイト」から、「パーム界のことも含め、書きたいことを書くというお気楽スタンスのサイト」にスタイルを変えて始めたこのサイト。
最初は「i-mode」専用サイトだったが、意外と多くの人がi-modeじゃなくPCで読んでくれてるらしいという事実と、某所で入手したcgiを使って更新作業の手間を減らせる!という理由から、2000年8月21日より現在の形である「iPAL-NEXT」になった。
ときどき、「いつ頃、パーム航空は復活するんですか?」という質問なども受けるが、今現在の状況ではそれはとても難しい。永遠に無理!…とまでは言わないが、今現在の状況でも出来うるかぎりのギリギリの選択しての更新スタイル、それがこの「iPAL-NEXT」だ。
だから、明日更新してるかどうかもわからない。たった今更新できるからしている。そんなお気楽なサイトにお付き合いいただいてる皆さん、感謝だ!大々感謝だ!
※なお、「パーム航空」は10万アクセスを獲得するために、およそ6ヶ月(1998.2.24〜1998.8.28)を要したが、「iPAL-NEXT」は同じアクセス数をわずか3ヶ月弱(2000.6.21〜2000.9.19)で達成した。これは、実はこのサイトの、というより日本のパーム界全体のパワーの差から来ている。パーム界にも感謝!
[142] 320 太陽の真下で! 2000-09-19 (Tue) を!晴れてるじゃないか!(9.19 お昼)
…ということで、太陽光線真下で懸案だったカラクリとPalm IIIcの液晶を比較検討してみた。
その結果は「ミニ定期便317 カラクリ試用レポート〜液晶篇〜」に追加したので、そっちの方を見て欲しい。ずっといいとこなしだったカラクリの面目躍如の瞬間が見られるかも…。
さて、どうなる?真昼のカラクリ?!
[141] 319 機械翻訳はつらいよ。 2000-09-19 (Tue) 世界中から注目されサイトの英語化が待望されていたPalm de Cool!のアクセス数爆発のきっかけにもなった機械翻訳サイトについて、掌極道のはるやんさんから直接メールを貰った。どうやら、このサイト内のサービスを使うと、日本語サイトが英訳されるらしいのだ。(詳しくは、掌極道00.09.18「摩訶不思議な騒ぎ」を参照のこと)
さて、機長もさっそく、はるやんの教え通りに挑戦してみた。その結果、この「iPAL-NEXT」は無事英訳されたが、「パーム航空」は、容量オーバーなのか日本語のまま吐出されてしまった。
コレが、英訳された「iPAL-NEXT」だ。
エライことになっている!
【機長からのお知らせ】が、いきなり<News from captain>になっている。ま、間違っちゃいないが、機長は加山雄三じゃないぞ〜!
「ミニ定期便」は、「Mini- fixed period flight」だ。合ってるのか間違ってるのかもよくわからん!
笑ったのは、「ミニ定期便318 カラクリ試用レポート〜デスクトップとの連携篇〜」の途中あたりに登場する「たとえば、CLIE Plaza!には魅力的なチャンネルたちがゴロゴロ転がっている。」という一文が、英訳では「For example,CLIE The charm channel the racketeer racketeer has rolled to the Plaz A!.」だ。「CLIE Plaza!」がちゃんと認識されなかったのはしょうがないとしても、「ゴロゴロ」が「racketeer racketeer」になっちゃったのは凄いな。おまじないか?!…実は、「racketeer」とは、「恐喝者」とか「ゆすり犯」とか、その手の人間のことだ。そう!わかりやすい日本語で言えば、「ゴロつき」のことだ。だから、逆に「For example,CLIE The charm channel the racketeer racketeer has rolled to the Plaz A!.」をあえて逆日本語化すると、「たとえば、クリエという魅力的なチャンネルであるところのゴロツキがプラザAに向って転がっていった」ということになる。そりゃ大変だ!
そして、もうひとつだけ凄い英訳を拾っておくと、「ミニ定期便311 Thanks for your fight!」の「まずは1勝目!」が、「First 1 Katsume!」になってしまった。…「カツメ」って?!
[140] 318 カラクリ試用レポート〜デスクトップとの連携篇〜 2000-09-19 (Tue) CLIEを実際にセットアップしてみて痛感したのは、そのソフトウェア的な利便性である。母艦とCLIEとの間での連携で、とくに 画像やネット情報についてのアイデアが溢れており、実際、その多くはとてもシンプルな構造だし、便利だ!
それらは、すでにPalm歴の長いユーザなら、他のサードウェアパーティ製品などを複合してインストールしたり設定したりすることで、ほぼ同じような機能を獲得することも出来るが、ビギナーユーザにとって、これらの便利な機能が「購入とほぼ同時に獲得」できることは素晴らしい。TRGproユーザはもちろん、Palmユーザでも、Visorユーザでもない新しい超コンシューマ層を開拓しようとするSONYらしい意気込みが感じられた。
CLIEの標準ソフトである「予定表」「住所録」「ToDo」「メモ帳」などは、いわゆるその他のPalmOSマシンと同様に、ボタン一発で、母艦となるデスクトップマシンとCLIEのデータが最新のものにそれぞれ置き変わる。いわゆるごくごく普通の「HotSync」だ。だが、注目すべきはここからだ。
なんと、デスクトップ側のソフトを使って、Palm用ウェブブラウザであるPalmscapeの「チャンネル」についても、HotSyncと同時にウェブ上の変化をCLIE側のそれに反映してくれるのだ。
「チャンネル」とは何か?ま、正確さをすっとばして説明すれば、ホームページを数ページ分まとめた「仮想のミニ新聞orミニ雑誌のようなもの」だ。たとえば、CLIE Plaza!には魅力的なチャンネルたちがゴロゴロ転がっている。これらを、お好みでCLIE側にインストールしておけば、HotSyncのたびにいつでも最新のものにアップデートされている。…そういうことだ。
さらにCLIEパッケージには、「Palmscape Cruiser」というデスクトップ用ソフトも同封されていて、これを使えば「チャンネル」以外の通常のウェブサイトについてもダウンロード作業&CLIEへのインストール作業を手伝ってくれるようだ。(こっちは未実験)
そして、「メール」についても、PalmOSマシンすべてと同様に母艦メーラーとCLIE側で、メールボックスのシンクロ作業が出来る。ま、これは当然だが、さらに、HotSyncと同時にメールのダウンロード&CLIEへのインストール作業までしてくれるようなのだ。でも、Palm用メーラーである「MultiMail」のバグのため、機長はまだ登録を済ませていないので試せていない。つーか、もろバグってしまった。どうやら、CLIE登録ユーザになるとこのソフトのバージョンアップが出来て、これもうまくいくらしい。(この、登録しないとちゃんと使えないよ、という順番はやや疑問…)
以上のように、いまだ未実験の機能もあるが、HotSyncと同時に、母艦上で自動的にネット方面の情報をダダダっとダウンロードして、それをCLIEに対してインストールしたりアップデートしたりしてくれる様は、ちょっと感動的ですらある。忙しい朝、通勤時にネット情報を閲覧したい人にとって、福音のような機能たちと言えるだろう。
母艦とCLIEの連携というアドバンテージは、これだけでは終わらない。
同封の デスクトップ用ソフトである 画像ビューワソフト「PictureGear 4.2 Lite」をインストールしておくと、このソフトで母艦内の画像を選択して、「出力サービス〜次回HotSync時にインストールされるように予約」という長ったらしい名前のファイルメニュー項目を選ぶだけで、この元画像をCLIE用のフォーマット画像に変換して、次回HotSync時に文字通りCLIE側へとインストールしてくれる。これはとっても便利だ!このソフトには、「出力サービス〜SonyPDA形式でメモリースティックに出力」というメニューもついている。返す返すも、これだけ画像方面に力を入れるなら、カラー版CLIEの液晶の出来の悪さが惜しまれる。
…と、いくつかの問題点を除いて、いいことづくめのように見えるCLIE用のデスクトップソフトおよびPalm用ソフトなのだが、この、あまりにも便利すぎることが機長にとっての癌となっている事実についても触れておかなければならない。というのも、機長はMacintoshユーザである。CLIE用のデスクトップソフトはそのままインストールすることは出来ない。そこで、便宜的にWindowsのサブノートに、このCLIE用デスクトップソフトをインストールしているのだが、所詮はサブマシンである!いろいろと面倒なことが多い!これが本当のメインマシンであるMacintoshと連携できたら最高なのだが…。
一日も早いMacintosh用デスクトップソフトのリリースが待たれる。でないと、すっごく便利なのに不便!
[139] 317 カラクリ試用レポート〜液晶篇〜 2000-09-19 (Tue) さて、先日もお伝えしたように、機長は先週末より、実際にセットアップを済ませたカラクリを持ち歩いている。
まずは「話題のカラクリ液晶」について。いろいろデータを入れてみて、それをいくつかの場所で確認してみる。これまでも機長はカラクリの液晶を「Palm IIIcにはかなわない」とか「クリアじゃない」「美しくない」とか書いてきたが、、言葉では伝わりづらいこともあるので、出来る限り目視(自分の目で見た雰囲気)に近い形で再現してみようと思う。
【注意】
方法としては、クリカラで見つけた「とあるスクリーンショット画像」をもとに、PhotoShopで画像調整しながら再現してみた。ただし、注意して欲しいのは、これを見ている読者の環境(OS・ブラウザ・液晶、等)によって、色や見え方は大きく変わってしまうということだ。あくまで、Palm IIIcとCLIEカラー版の比較材料のひとつと思って見て欲しい!何よりも自分の目で見るのが一番だ!
●これが「元画像」だ。スクリーンショット(つまり、ハード的な制約をまったく受けない状態)なので、とてもキレイだ。
※クリクラ!および、その画像に映っているソフト「Rondo」(とってもキュートなソフトです!)の作者であるabbyさん、勝手な借用をお許しいただきたい。うちの環境ではまだスクリーンショットをちゃんと撮れないのだ。なぜだろう?バックアップがうまくいかないのだ!たぶん、私個人の問題だとは思うが…。
さて、ここからが比較画像(あくまで再現)だ!
■これをPalm IIIc×室内・蛍光灯の下で見るとこうなる
…もともとドットの隙間がやや広めなのは気になるが、とってもクリアな画像だ。地の白色は、ほんのりと黄ばんではいるが、「ほぼ白」と呼んでも過言ではない。
■今度はカラクリ×室内・蛍光灯の下で見るとこうなる
…ドットの隙間はPalm IIIcほどじゃなく詰まった印象を受けるが、地の白色は、全体的に薄暗く、しかも青みがかった暗い灰色をしている。
■続いて、Palm IIIc×室内・薄暗い場所で見るとこうなる
…暗闇でも光り輝いている。地の白色は、目の錯覚まで含めて、かなり純白に近い白色に見える。
■これをカラクリ×室内・薄暗い場所で見るとこうなる
…これは最悪だ。ほぼ真っ暗だ。もともと、周囲の光を反射する液晶なので、暗い場所では、ほんとに暗くなる。ちなみに漆黒の闇の中では理論上「真っ黒」になるはずだ。
■で、今度は、カラクリ×室内・薄暗い場所でバックライトをつけてみるとこうなる
…明るい場所だと、ほとんどなんの役にも立たないバッテリ喰らいと化してしまうカラクリのバックライトだが、暗い場所ほど、その存在を主張してくれる。通常のPIM使用ならギリギリ使える限界。正直、この状況ではカラーの意味がほとんどないほどに、薄い色は消える。
目視の状況を「画像」に置き換えるというのはとても難しいのだが、だいたいこんな感じだと思うがどうだろう?
※実際には、液晶のドットの隙間の差などもあって、根本的にスクリーンショットを「目視そっくり」に変換するのは不可能に近いので、それは無視して、だいたいこんな感じに見えるよ、というレベルの画像だと思って欲しい。前述のように、これを見ているあなたのブラウジング環境にもよる訳だし)
※なお、それぞれにコントラストの調整は、あえてしないでレベルメーターの「ちょうど中間の値」にしてみて観察した。
実は先日、機長のメールボックスに、「同じ半透過型カラー液晶でもザウルス系にもっともっと美しいものがあるがどう思うか?」という質問が届いた。それに対する答えは簡単だ。前にも書いたように、シャープさんが液晶の美しいカラーのPalmOSマシンを今すぐ出してくれれば、速攻で買い替えるだろう。(もちろんザウルス並の液晶と、Palmの持つバランス感覚を同時に持っていたら!という条件付きだが…)そして、同じことは、パーム社やハンドスプリング社が同様に「小さくて美しいカラー液晶のマシン」を作ってくれた場合も同じだ。
そして、今回のお出かけ試用で、「液晶」に関して明確になってきたことを最後にまとめておこう。
1)機長の場合、短時間のPIM使用(しかも明るい場所が多い)が中心なので、カラクリの液晶は、やや見づらいがそんなに困らない、というレベルだった。でも、長時間の使用(カラクリで読書とか?)を想像すると、ユーザの視力にとって、とんでもなくハードな作業になることだけは想像に難くない。
2)外光だとかなり見えやすいという噂のCLIE液晶だが、機長が試した時間帯はずっと曇り空 or 雨だったため、室内(蛍光灯の下)の目視状況とあまり変わらなかった。明るい外光では、抜群の視認性を発揮し、Palm IIIcに圧勝すると言われているカラクリの液晶だけに、ちょっと可愛そうだが、文句があったら天気に言ってくれ。
3)Palmを囲うさんも書いていたが、「動きのあるカラーのゲームには向かない」。その最大の理由は、液晶の明度ではなく、残像の多さだ。(場合によってはコマ落ちするようにも見える)
…もうちょっといろんな場所で使ってみようと思う。
【追加】
を!晴れてるじゃないか!(9.19 お昼)
…ということで、太陽光線真下で比較検討してみた。
そしたら…
■Palm IIIc×屋外で太陽光線の下で見るとこうなる
…ビックリするぐらいに真っ黒な画面になる。つーか、実はこの画像は、上の方で「カラクリ×室内・薄暗い場所」で使ったのと同じ画像だ。そう!まったく読めなくなるのだ。
■一方、カラクリ×屋外で太陽光線の下で見るとこうなる
…そして、これまで連戦連敗だったカラクリが初めてPalm IIIcに勝った!どういう画面かというと、隣でPalm IIIcが真っ暗になってる横で、カラクリの液晶は澄ました顔して、蛍光灯の真下の時とほとんど寸分変わらないままなのだ。まぶしくて目を塞ぎたくなっている機長よりも、この辺は強いらしい。
…つーわけで、先般言われているように、太陽光線の真下でのみ、カラクリは圧倒的なアドバンテージを見せてくれる、そういう変わった液晶なのだ。ドラキュラにはなれないな。
[138] 316 ドナの言葉! 2000-09-18 (Mon) 「パームの父」といえばJeff Hawkins,「パームの母」といえばDonna Dubinsky,というのは、機長なりの勝手なネーミングだが、最近、巷に溢れているJeff Hawkinsのロングインタビューに続いて、Donna Dubinskyのインタビューが登場した。
場所は、山田達司ロングインタビューを掲載したCNETのNewsmakersだ。
■ハンドスプリングのダビンスキー:チャンスは手のひらに納まりきらない
Donnaは決して技術者ではなくマーケッター的な能力の高いビジネスウーマン(現Handspring社CEO)だけに、Jeff Hawkinsとは違った視点から、パーム、そしてハンドスプリングの未来を冗舌に語ってくれている。
●強力なライバルMicrosoft社について…
「彼らはWindowsをハンドヘルドに組み入れることに固執し、(中略)コールとAPIの数をどんどん減らし続けていますが、当然のことながら、なんとか納まるようにするには、堅牢さがどんどん薄れていくわけです」
●パートナーであるPalm社との関係について…
「私は、「われわれは」とか「われわれを」と言っています。(中略)とは言え、私は、パームがカラーケースを登場させるのにほぼ1年を要したということに多少驚いています」
●Handspring社の未来について…
「Visorはわが社の初の製品ですが、(中略)われわれには、市場に投入する製品が目一杯あります。来年は、製品の全ファミリーが登場していくのをご覧にいれます。異なるサイズ、異なるディスプレイ、異なる技術の製品、さらには充電可能な、あるいは充電不可能な製品が登場するでしょう。」
…など、Visorユーザのみならず、全Palmユーザが注目すべき言葉が溢れている!
※先日の山田達司ロングインタビューが記録したという同コラムページの最高新記録がドナを呼んだとも言えるかも。またまた新記録を打ち立てて、Palm関係者を次々と呼びだそう!
つーか、どうせ呼ぶなら日本に呼びたい!一度、JeffやDonnaの言葉を聞いてみた〜い!誰か呼んで〜!
※う〜ん、今日は更新できないかと思っていたが、こんな大ニュースはほうっておけまい!
※ちなみに、真夏のPenComputing誌に掲載されたJeff Hawkinsのロングインタビューが最近WEBにアップされた。ただし、全文英語だけど、子供時代の秘話まで詰まった凄いインタビューだ。また、Palm系のサイトで行われたJeff Hawkinsとの対談は、「ミニ定期便242〜246 Jeffの言葉」に抜粋がある。
[137] 315 Give me a miracle again! 2000-09-17 (Sun) ありがとう!そして、「奇跡」をもう一度!
いろいろ書きたいこともあるんだけど、忙しいわ、五輪サッカーだわで、どうにも手が…。だけど、左手にはCLIEを試用中。
※奇跡とはもちろん!
[136] 314 FPalmが変わった! 2000-09-17 (Sun) つい、先日(2000年8月15日)、そのユーザ数の増大にともない、これまでの「PalmComputingユーザーズフォーラム」から「Palmユーザーズフォーラムグループ」に組織改編&拡大した、日本最大&最古のPalmユーザグループとも言うべき@NIFTY内のフォーラムグループ「FPalm」のトップページが思いっきり生まれ変わった。かなり注目のリニューアルだ!
※同トップページに付いた「クチコミサーチ」なども便利そう。ただし、すべての機能を使いきるためには、@NIFTYの会員になる必要がある。
[135] 313 カラクリ試用開始! 2000-09-16 (Sat) 休まず働く機長だが、先日ぶっ倒れてしまった。金曜日は仕事も更新も休ませてもらったので、すでに復活している。で、その休みの合間に、ずっとほったらかしだったCLIE(カラー版)のセットアップをようやく果たした。
これからはメインマシンとしてカラクリを、仕事の現場にも連れていこうと思うので、それに関してのルポをおいおい紹介していこうと思う。
[134] 312 テレビ電話の逆襲はあるのか? 2000-09-14 (Thu) PDAの世界に「ビデオ」がどんどん流入してきている。そしてその流れは今、あえてそっち方面には慎重だったPalmにも確実に押し寄せてきている。そして今、PDAや携帯電話業界では、20世紀最大の失敗作「テレビ電話」の逆襲をこれらの分野で果たそうとしているようだ。
■「ビデオ内蔵」の携帯機器は普及するか
…という「WIRED」の記事を読みながら、いろんなことを考えていた。かつて全人類共通の夢とも思われた「テレビ電話」は、颯爽と登場し、そしてさしたる需要もなく破れていった。この記事中にも似たような喩え話が出てくるが、その敗因は「つき合い始めたばかりの彼氏に、スッピン&ジャージ姿を見せたいと思う女性がいないから」という言葉でだいたい説明されてきた。同じように「妻からのテレビ電話を、浮気現場で受けたいと思う男性もいない」だろう。
そんなパラドックスに関して、PDAや携帯電話業界は、「携帯電話は、現在利用できる機器の中で、最も個人的なものだ」という一片の真理だけを頼りに、立ち向かおうとしている。
果たしてどうなるんだろう?手のひらに収まったパーソナルな電話機(やがて融合していくだろうPDA機器を含む)は、「テレビ電話」の逆襲を果たすことが出来るのか?!
もちろん、前述の記事中でも触れられているように、そのためには「ヨーロッパと米国における次世代のワイヤレス・ネットワークは、約40Kbps」という、今よりも2〜3倍高速な通信速度という前提も必要だが、これはまもなく準備されそうだ。
前提条件はまもなく整う。じゃあ、すぐさま「テレビ電話」の逆襲は果たされるのか?…う〜ん、難しいような気もする。確かに、「テキストや音声だけ」よりも「動画(ビデオ、ビデオストリーミング)」の情報量が魅力的だ、というのはある種の事実として認めざるをえない。だが、「テキストや音声だけ」が持っている永遠の魅力、つまり、その場しのぎのための「上司につく嘘」から、永遠の愛を勝ち取るための「恋人につく素敵な嘘」まで、…を、人類は簡単に捨てられるのだろうか?所詮は、あくまで補助手段としての「動画」で終わるのではないか?…という思いが機長には強い。とくに、「画像」という表現手段に関しては、人間関係を潤滑にするのは、「ライブなストリーミング動画」よりも、もしかしたら「過去形の動画」や「静止画像」ではないか?と思ってしまう。
正直、よくわからない。普段ほど歯切れよく断言することが出来ない。
でも、これだけは思う。ワイヤレス通信の速度がどんどん上がって、それこそ、そこら中をビデオやら何やら大量のデジタル情報が飛び交うようになって、果たしてその高速ワイヤレス通信による電磁波の影響は、今よりも人体に悪い影響を与えないんだろうか?それとも、「通信速度」と「電磁波による人体への影響」は関係ないんだろうか?…う〜ん、機長の頭ではこれ以上わからない。
結局、今回は、とっても歯切れの悪い結末になってしまった。でも、この「携帯端末におけるビデオ動画の存在意義」については非常に興味がある機長だ。
[133] 311 Thanks for your fight! 2000-09-14 (Thu) まずは1勝目!
[132] 310 マグマ大使ならそんなことはしない! 2000-09-14 (Thu) いまや、Palmの世界で「ゴア」と言えば、これだったりするのだが、アメリカでは当然、「ゴア」と言えばこっちだ。
で、そんなゴアさんに絡んだニュースがこれ。
共和党ブッシュ陣営のテレビCMが、民主党ゴアを貶めるようなサブリミナル効果を使っていたというのだ。なんでも「民主党候補のゴア副大統領を批判する文字にかぶせ、「卑劣なやつ」など軽べつの意味のある「RATS」という文字を30分の1秒だけ映して」いたそうだ。
疑問は3つ。
1)なんでまた、こんなバレバレなことしちゃったんだろう?
2)こんなリスクを冒しても、効果があると踏んだのか?
3)これまでは結構バレてなかったのか?
もしもこれが、ブッシュ陣営の作戦だったとして、どうせ「RATS」なんて言葉をサブリミナル効果で見せるなら、クワマンの顔写真の上にしとけば、30/1秒かぶせても、誰も文句なんか言わなかったのに…。(マーシーでも可)
【感謝】
おかげさまで、9月14日の未明に、この「iPAL-NEXT」はおかげさまで90,000アクセスを突破した。こんなたまにしか役に立たないサイトに毎日遊びに来てくれる皆さん、大感謝だ!
[131] 309 続・気持ちはわかるが、余計なお世話。 2000-09-14 (Thu) 機長自身がとっても楽しく元ネタを読んだ「ミニ定期便306 気持ちはわかるが、余計なお世話。」についての、訂正と追加情報。
訂正・・・同ミニ定期便を読むと、ここで扱ったEudraの話が、現在日本人ユーザ向けにリリースされている最新版Eudraであるバージョン4.31のことを差しているように読めるが、正解はアメリカのみで発表されたバージョン5.0のことだったようだ。機長が最初に読んだ元記事を見ると、やっぱり「有料モードでEudora 4.3.xを買ったユーザーは…」という記事があり、そうも読めるのだが、その後に読んだ下記の記事を読むかぎり、この新機能はバージョン5.0英語版の機能のようだ。(その方が自然だ)
Palm Pilotのページで見つけた「ユードラに『汚い言葉』チェック機能」という記事は、前に読んだ記事よりもさらに踏み込んだ内容で、面白かった。
ダイアログの象徴的アイコンとなっている「唐辛子(チリペッパー)の3段階評価」の詳細や、「汚い言葉を分類した8つのカテゴリー」の話など、とても興味深く読んだ。
中でも印象的だったのは、「おまえなんかくそくらえだ!」(Screw you!)と言った威嚇語だけでなく、「被害妄想タイプの言葉」も監視対象になっているという話。なお、ここで言う「被害妄想タイプの言葉」とは、「自分と切り離されて、陰謀の張り巡られた敵意あふれる世界があるとほのめかすようなフレーズ」のことだそうだ。う〜ん、妙に研究し尽くしてるのが凄い。ある種、メール文化の自己パロディになっているような気もする。
だが、機長がもし、このEudra 5.0に、このメールソフトの新機能をオンにしますか?とダイヤログで尋ねられたら、絶対につけるもんか!と思う。なぜかって?この機能には、機長のアラを捜して機長自身にそれを突きつけることで機長の精神状態を不安定におとしめるような、そんな作為を感じるからだ。これは絶対に、誰かの陰謀に決まっている!たとえば○○社の!そんな手にのってたまるものか〜!
ちなみに、たった今書いたばかりの最後の数行は、Eudra5.0における「汚い言葉を分類した8つのカテゴリー」では、「被害妄想型の言葉」に分類されるはずだ。(唐辛子3つ)
[130] 308 まさか「インテル入ってるシール」まで?! 2000-09-13 (Wed)■インテルがおしゃれ業界に進出?
ZDNETの記事タイトルだけ読んで、まさか、服飾ブランドまで立ち上げたのか?!そりゃ一大事!!…と思ったら、記事を読むとそうじゃなかった。なぜかホッとした。
さすがに、「Wool」マークの替わりに「Intel Inside」マークのついた服はちょっとォ…
[129] 307 青い虫歯 2000-09-13 (Wed) PalmなどPDA機器にとって、今後はネットワークとの連携がいかに簡単にできるのか?ということが大命題であることに、異論を挟む人は少ないだろうと思う。
その際に考えられる方法として、我々は現在、大きく分けて2種類の夢を見ている。
ひとつは、PDA内部に無線通信機器を内蔵してしまうことであり、すでにアメリカではPalm VIIが活躍しており、日本でもDoCoMo社との提携でそのような新機器が来年にも登場しそうだ。
もうひとつは、Bluetoothという最新のワイヤレス技術を使って、PDAから携帯電話のような無線通信機器に対して、ワイヤレスで接続できる方法論だ。同技術は現在、国内のPCメーカーでも試験的な対応を始めたばかりで、まもなくオプション機器としてPalmの世界にも登場してきそうな勢いだ。
ところが、先日、「ミニ定期便245 Jeffの言葉(4)」でも御紹介したように、Handspring社の総帥にして、Palmの父でもある男・Jeff Hawkinsは、「Bluetoothに興味がありますか?」という質問に対して「まもなく同技術を使ったSpringboardモジュールはリリースされる予定だが、マシンそのものに統合するかどうかの判断は時期尚早だと思っている」と答えていた。
その時は、これほど業界内部で盛り上がりに盛り上がっている最先端技術なのに、Jeffったらずいぶんと慎重派だな〜と思っていたが、そんJeffの不安を証明するかのようなニュースが飛び込んできた。
■『ブルートゥース』に盗聴を許す欠陥
…というWIREDのニュースによると、Bluetoothに大きな欠陥が見つかったらしい。見つけた研究者たちも同技術には協力的な人らしいし、これだけ盛り上がっているワイヤレス文明の救世主的な技術だけに、こうした欠陥もまもなく解消されるだろうと推測するが、なるほど、毎日歯を洗っていても虫歯になる時はなるものだ、という事実をあらためてお勉強させてもらったような気がする。
Bluetoothの公式サイトもあったんだ〜!
[128] 306 気持ちはわかるが、余計なお世話。 2000-09-13 (Wed) 機長は、EudoraというMacintosh用メーラーを愛用している。Windows用のバージョンも存在するので、このQualcomm社の製品について、名前ぐらいは知ってるよ、という人は多いと思う。そんなEudoraが久しぶりにバージョンアップした情報に機長は喜んだものだが、このバージョンアップに、まさかこんな秘密が隠されているなんてことは今の今まで知らなかった。
■Eudoraアップグレードはフレーム防止
この「MacWIRE」の記事タイトルを初めて見た時、なんのことやら、機長はさっぱりわからなかった。「フレーム防止」?…それは、ライバルソフトであるOutlook Expressへの何かのあてつけか?と思ったほどだ。
が、よくよく記事を読んでいると、機長のまったく想像だにしなかった機能が、このEudoraの新バージョンには備わっていることがわかった。(たぶん、英語版だけなのでは?とも思うが…)
記事には下記のような一文がある。
「新しいMoodWatch機能は,送受信電子メールメッセージを分析し,攻撃的な言語があれば攻撃性レベルに基づいて2つか3つのチリペッパーサインを表示する」
これを読んで機長は最初、そうか!Eudoraは、ムカつくメールを排除する機能をつけ加えてくれたのか?そいつは場合によっては便利だな、と思った。チリペッパーサインというのは、こんなのが表示されるらしい。
ピリリと辛いチリペッパーに気をつけろ、ってことなんだろうな。
ところがだ!
よくよくさっきの一文を読み直してみると、気になる言葉が含まれている。
「送受信電子メールメッセージを分析し,攻撃的な言語があれば…」
気がついただろうか?この機能は「送受信」に対して有効らしいのだ。さまざまな脅威うずまくネット社会で、「受信に対する警戒」はわかる。でも、「送信に対する警戒」って何だろう?
文章を読み進むうちに、その意味がだんだんわかってくる。
「「送信」をクリックすると,ソフトは攻撃的なメッセージであることをユーザーに警告し,再考の機会を与える。」
どうやら、まず「送信に対しての警戒」は誤植や語訳じゃなかったらしい。そして、肝心の、我々が「送信」に対して警戒するための理由とは…
「この機能は,人々がほかの形式に比べ電子メールにおいてより攻撃的な傾向があるという前提に基づいている。」
なるほど。これはわからなくもない。メールやメーリングリストを舞台にしたこの種のトラブルは、ネットの世界ではしばしば起こる。相手の顔はもちろん、相手の言葉じりさえ見えないネット社会で、人間はしばしば、日常社会における謙虚さや配慮の心を忘れて、脳味噌の中で思いついたばかりのプリミティブな言葉をそのまま相手にぶつけてしまう。それはちょうど、家族に対して、家族外の第三者には決して使わないような残酷な言葉を使ってしまうように。おまけに、「送信」ボタンはPC史上もっとも単純なストロークで、そんな乱暴な言葉を発信してしまう。こうした乱暴な言葉遣いを、メールソフト段階でチェックして、あまりにも粗暴な言葉がたくさん並んでいた場合には、その警告を、そのユーザ自身に発してくれるというのだ。いかにも「ネット社会を知り尽くした機能」とも言えるが、でも同時に、「なんともやるせない機能」だ。
正直、機長はメールを使ったネット上のコミュニケーションで日々生まれる「乱暴な言葉遣いに端を発する哀しい悲劇」について、あまり好印象を持っていないが、だからと言って、それを防止するための機能や権限をメールソフトに与えるなんてことは、いかがなものかと思う。
そんなことは、Eudoraスタッフも百も承知らしく、こんソフトでは…
「ユーザーは,この機能をオフにできる。」
…そうだ。もしもそうじゃなかったら、いくら大好きなソフトでも、メールの排出口から手を突っ込んで、奥歯ガタガタ言わせてやるところだった。
[127] 305 只今の記録、53cm〜CLIE第六報〜 2000-09-13 (Wed) 相変わらず母艦との連携をしている暇がないので、今日はCLIEを使って、ある実験をしてみた。
実験のもとになっているのは、現場でぱ〜むの「よわりPaにたたりPa」というコーナーの「落下その他系」(September 10,2000)に出ていた以下の記事である。
「CLIEはメモリースティックを一旦押しこむと外れるようになっていますが,(中略)それでメモリースティックを飛ばしてしまいました(大汗)。これではまるであの“スーパーカー消しゴム飛ばし”状態(古い!)。」
これは本当なんだろうか?もしも本当だとすれば「現場でぱ〜む」の主宰さんも心配していたが、飛ばしてしまう場所次第では大変なことになってしまう!とくにそれが64MBのメモリースティックなら!
そこでさっそく実験してみることにした。そう、CLIEから発射されたメモリースティックは、果たしてどれぐらい飛ぶのか?!という世界初の実験だ。(SONY非公認)
飛ばし方は、CLIE本体を仰向けにした状態(つまり液晶が上を向いた状態)で、メモリースティック部分に軽く爪をひっかけておいて、その爪でクイッっとスティックを一回だけ押し込んでから、さっと指ごと勢い良く離すという方法。
【結果】
空中からの発射の場合、15cmほど勢いよく水平に近い飛び方をしてから、やがて急速に失速しつつ落ちていく。地上1mほどの位置から発射すると、発射位置から約40cmほど離れた地点に落下した。
続いて、よく滑るデスクの表面(かなりアバウトな表現だな〜)で、やっぱり仰向け状態のCLIEからメモリースティックを発射してみたところ、スルスルと心地よく滑って、発射地点から53cmほどのところで、最後は止まった。これが現時点での世界記録だ!…たぶん。
そのうち、このメモリースティック(以下、MS)飛ばしを応用したゲームを作ることも出来るかもしれない。例えば、「MSボーリング」、「MSカーリング」、「MS銭形平次ゴッコ」…など。
でも、こんなことばっかりしてたら、確実にCLIEのメモリースティック挿入部分は壊れてしまうだろう。絶対にマネをしないように!(とくに小さなお子様は御注意!)
[126] 304 黄色いパルム君 2000-09-13 (Wed) もう、面倒くさいことは言わない。パルム君がカラーになって、まもなく帰ってくる!。機長はこのゲーム、Palmware史上最上のゲームの一つだと思っている。そして何度もプレーしてきた。
TapStepMusic
カラー対応、そして未対応だったOS3.5グレースケールに対応した「お試し版」がまもなくダウンロード出来そうだ!
カラー版は最高にキッチュで可愛いパルム君に会えるが、さすがしゃぁみんさんというか、グレースケール版のパルム君も素敵だ。とにかく、リリースされれば、ほとんどのPalm OSマシンに対応した「TSM」!全Palmユーザはリリース後に、是非試してみるべし!
Muchy's Palmware Review!のレビューもなかなか詳しいぞ。
数時間前に、勘違いして試用版のダウンロード開始!とか書いたけど、間違いだった。…早く出してよ〜>しゃあみんさん!
[125] 303 CLIEのボタン〜CLIE第五報〜 2000-09-12 (Tue) 「CLIEのカラー液晶」と「筐体サイズ」、「ジョグダイヤルの位置」については、すでに書いた。今日書くのは、これまで触れた中で、機長が一番納得できていないある部分についてだ。
そう、それは「上下ボタン」について。
まず、4つの「アプリケーションボタン」については、押し込んだ際のボタンストロークがやや浅いなと思いつつも、まあ、そんなに悪くない。狭い筐体スペースの中で、かなりギリギリの計算のもとに作られた構造と配置になっているように思う。
問題は「上下ボタン」だ!これには不満がある。そのデザインと構造がどうしても引っ掛かる。ま、筐体そのものが小さいのだから「上下ボタン」そのもののサイズが小さいというのはしょうがない。でも、このCLIEの「上下ボタン」の構造については、「上下の間隔が狭い」「筐体表面との高低差がほとんどない」「上下ともにストロークが浅い」という三重苦の状況に陥っている!
その結果、「上ボタン」のみ押す時や、「下ボタン」のみ押す時はまあ我慢が出来るが、上下を交互に操作したい場合(とくにゲームなど)は誤動作が多くなるように思える。
さっき、筐体サイズが小さいのだから「上下ボタン」のサイズが小さいのもやむなし!的なことを書いたが、例えばPalm IIIcとPalm Vxと比べた場合、「上下ボタン」に関して、それほど大きなサイズ上の変化はない。確かに、筐体のサイズに比例するように、CLIEの「上下ボタン」はやや小さめのサイズに出来ているが、問題なのはサイズではなく構造的なデザインにあると、機長は思う。
Palm IIIcの「上下ボタン」の場合、上下それぞれのボタン部分がかなりの標高を持っている2山構造(ラクダのコブ型)なので、根本は1つのパーツで出来ているにも関わらず、押し間違いはほとんど出ない。また、Palm Vxの「上下ボタン」の場合、上下とも繋がった1山構造(シーソー型)になっている。これは、CLIEと同じく、スタイラスでも「上下ボタン」が手軽に操作できるようボタン部分に「えぐれ」がついているためだが、それでも、「上下ボタン」が(とくに押しづらい上ボタンの方で極端なのだが)筐体表面からかなりの標高差で浮き上がっている。1mmはゆうに越える高低差だ。このおかげで、こちらも押し間違いはほとんど出ない。
ところが、CLIEの場合、「上下ボタン」は筐体表面から0.5mm以下の厚みしか浮き上がっておらず、しかも、上下のボタンにスタイラス用の「えぐれ」をつけている。そのため、指の腹で「上下ボタン」を触った際に、筐体表面との高低差がほとんどない。そのため、多くの場合、指の腹が「上下ボタン」と同時に筐体の表面にくっついてしまう。その結果、上下を交互に押すような場面で、押し間違いを誘発する。しかも、構造的に、両脇の「アプリケーションボタン」も迫っているため、指の位置がほんのわずかズレたり、指の太い人の場合だと、かなり窮屈なボタン操作を強いられることになる。
この誤動作を避けるためには、結果としてCLIEの「上下ボタン」は、Palm IIIcやPalm Vxのように一本の指の重心移動だけで操作するよりも、一本の指を上下にスライドさせながら押した方が安定するが、これは指にかなりの疲労と集中力を要求することになる。
もちろん、これも筐体サイズの話と同様、個人差もあると思うし、だいいち「上下ボタン」を激しく使うゲームソフト以外の使用ではあまり気にならない問題とも言える。
この「上下ボタン」については、筐体サイズによる限界というよりも、デザイン構造上の問題点と思われるので、次期マシンでの再考が望まれる。もちろん、前にも書いたが、ジョグダイヤルで「上下ボタン」の操作をすべて代行出来るような時代が来たら、この問題は一過性のものになってしまうが、それはそれで、4つの「アプリケーションボタン」と「上下ボタン」のコンビネーションで操作すべく作られたゲームソフトを扱う際には困った問題になるな〜。
[124] 302 そのうち2時間ドラマのネタになるぞ。 2000-09-12 (Tue) 子供の頃から、機長が不思議に思っていることがあった。それは、警察の人相書きって誰が書いてるんだろう?ってこと。まさか、仕事のたびに芸大生をアルバイトで雇ってるとも思えないし、まさか、警察きっての日曜画家が張りきって描いてるってのもなんだかな〜と思っていたら…
■「似顔絵捜査員」を任命=28署に配置−警視庁
なんでも、「『写真に比べて、似顔絵はあいまいで想像できるところがいい』(鑑識課幹部)とされ、年々注目度が高まっている」そうだ。なるほど、わかるような気もする。
そうか、やっぱり専門の訓練を受けた人がいたのか〜。
それにしても、やっぱり気になるのは役職名だな。たぶんこれ、正式名称でも何でもないとは思うが、「似顔絵捜査員」ってのは、どうだろう?ちょっとカッコいいような、マヌケなような。機長の予測だが、あと半年もすると、2時間ドラマの主人公になってるような気もするな〜。主演は車だん吉で…って、それじゃ「お笑いマンガ道場」だ。
※お詫び…最後の方は年齢限定ネタです。意味がわからない人はお父さん・お母さんにきこう。
[123] 301 MacPeopleがお得! 2000-09-12 (Tue) Palmfanを見て、あ!そうだった。そんな話を編集の人に聞いていたな〜と思い出した。
そう、9月13日発売の「MacPeople」(10/1号)には、Macintoshユーザ待望!MacOS 9.0.4に対応した「PalmDesktop for Macintosh 2.6.1」が、付録CD-ROMの中についてくるのだ!
このソフトは、とにかくサイズが巨大(14.4MB)なため、機長もそのダウンロードには泣かされた!でも、CD-ROMについてるなら、そんな苦労はいらない!楽勝インストールだ!(でも、注意書きはちゃんと読もうね)
という訳で、全Mac×Palmユーザは、次号の「MacPeople」を買おう!そしてもちろん、機長のコラム「パーム諸島で抱きしめてッ!」が読める、Muchy&機長の連載ページ「林檎っぷりのいいパーム」を読もう!そのためには、Mac以外のPalmユーザも読もうね、と明らかな宣伝!
(下の画像は現在発売中の9/15号表紙=機長の大作イラスト「パー娘。」が載ってるぞ!)
※そう言えば、このミニ定期便も、前回で300号を越えていた!
[122] 300 CLIEのサイズ〜CLIE第四報〜 2000-09-12 (Tue) いろいろあって、いまだ母艦との接続(そしてセットアップ)が出来ていない機長は、意味もなくCLIEを触りまくっている。今日はそんなCLIE触りまくりの感想について。
まずは筐体サイズについて。
機長の友人の一人が「CLIEは小さすぎる!」と言っていた。いわく「持ちづらい」、いわく「落としそう」…。
さて、機長の感想はというと、まさにピッタリサイズだ。では、機長の手のひらはどのくらいのサイズなのかというと、かなり小さい。「手のひらのサイズ比べ」という競技がこの世の中に存在するとしたら、かなりの率で女性陣にも負けそうなほど、機長の手のひらは小さい。そんな機長の手のひらサイズにピッタリなのだから、標準以上のサイズを持つ日本人男性には、場合によっては「小さすぎる!」と感じることがあるのかもしれない。
前に銀座のイベントで開発者の一人・清水博幸さんは、「これまでのPalmはすべてアメリカ人の手のひらサイズだったので、このCLIEは初めて日本人サイズの手のひらに合せて作りました!」と語っていた。では、「あなたの言う日本人サイズとはどれくらいですか?」と尋ねると、彼は自分の手のひらを広げて見せてくれた。それは、機長の手のひらに似て、ちっちゃかった。
というわけで、CLIEは日本人の、しかも比較的小さな手のひら用に出来ているように思われる。そんなの逆差別じゃないか?と思うのは勝手だが、実は、もっと大きな手のひらにはアメリカンサイズのPalmがピッタリする。CLIEはPalmOSマシンの新参者である以上、これまでのPalmのマネをする必要はなかった。だから小さなマシンを作った、と言える。
さて、続いては、ジョグダイヤルの位置について。これについても、機長の友人たちの間でも賛否がある。「いい位置にある!」という人と「変な位置だ!」という人の2種類に分かれる。で、今度もまた「手のひらサイズの問題」かというと、どうやらそれだけではないようだ。
※便宜上、以下の解説は「右利き」を基準にお話する。
これまでPalmを、左手で「背後から左右に包み込むように握っていた人」(例:画像)と、左手で「上下ボタンを操作しやすいように、筐体の下部だけを左側から包み込むように握っていた人」(例:イメージとしては、名刺を送る時に住所録ボタンに左手親指を置いた姿勢を想像してもらうといい!)で、その感想が大きく変わることに気づいた。
「背後から左右に包み込む派」は、もともと上下ボタンをスタイラスの守備範囲と割り切っていたので、筐体の前面に指はほとんどかかっていない。左手を使って、裏面と側面だけでしっかりと筐体を握っていた。で、この派の場合、そのまま親指をスルスルと数ミリ動かすだけでジョグダイヤルに届くはずだ。機長の場合、左手のひらの中心部(ちょうど生命線の末端が通過する谷のような部分)にCLIEの左下角部分が食い込んだ位置で安定させると、その脇でピンと伸ばした親指の腹がちょうどジョグダイヤルに当るようになっている。そう!この「背後から左右に包み込む派」にとって、ジョグダイヤルの位置は、かなり理想的なポジションにある。(手のひらのサイズによっては異論もあろうが…)
一方、「筐体の下部だけを左側から包み込む」派は、上下ボタンは左手親指の守備範囲だったせいもあって、左手親指だけが筐体の前面に残っている。その結果、ほとんど筐体の下部だけで筐体の重量を支えていた恰好になる。この派の場合、現在のCLIEのジョグダイヤルの位置は、かなり途方もない位置にある。これはある種、仕方がないかもしれない。これまでの既成Palmでは、筐体の上部に、パワーボタンとコントラストボタンぐらいしか機能ボタンがついていなかったので、そっち方面に指を伸ばす習慣がこの派の人々にはなかったのである。彼らに罪はない。う〜ん、あえて何とかするというなら、彼らのためには、ジョグダイヤルをもっと筐体の下部に持ってくるか、上下ボタンから指を開放してやるためにジョグダイヤルで上下ボタンの全機能を代行してやらなければならない。将来はともかく、今のところはこれは難しい。(そのうち、誰かがソフトウェア的に代行してくれそうな気もしているが…)
そんな訳で、ジョグダイヤルの位置については、大きく分けて2つの意見を聞いた。もちろん、他の意見もあるだろう。たとえば、「左利き」の人!
本来なら、左利きの人のためには、右上にジョグダイヤルをつけてあげるべきだ。つまり、左右両タイプのマシンをリリースする必要がある。でも、左利きを差別するわけじゃないが、生産効率上、なかなか難しい選択肢だろう。そこで、CLIE開発チームでは、左利きの人で「背後から左右に包み込む派」の場合には、ちょうど右手の人差し指でも操作できるように、ジョグダイヤルの位置を想定しているのだと聞いた。この辺の智恵は、SONYの携帯電話についているジョグダイヤルに関するデータの蓄積でわかっていたのだという。ジョグダイヤルを左上につけておけば、携帯電話の場合は、右利きでも右手人差し指で操作する場合があるそうで、いわんや左利きをや、という訳だ。なるほど。
…と、「筐体サイズ」と「ジョグダイヤルの位置」だけでずいぶん長々と書いてしまった。実はまだ続きがあるのだが、それはまた改めて。
[121] 299 SONYの言い分 2000-09-12 (Tue) 「ミニ定期便298 カラクリの液晶〜CLIE第三報〜」で触れた、話題のカラクリ液晶について、SONYさん自身がコメントしている。
■[PEG-S500C]液晶の明るさとバックライトについて
まあまあ、いろいろ異論もあるだろうが、機長としては「半透過型カラー液晶の特性として、消費電力が低く、モノクロ液晶の機種とほぼ同等のバッテリー持続時間を得ることができるということと、小型軽量化も実現」というコメントが、一番印象的だ。これを一言でまとめると、こうなる。
このサイズで、このバッテリ消費量では、ここまでが限界!
だって、他にはこんなマシン、まだないでしょ?
…ということかな。
なお、そんなカラクリの液晶にも使えるというソフト「SamplePat」を、福本修仁さんがリリースした。まだ未使用だが、どれほどの効果があるのか、楽しみだ。
※両ニュースとも、クリクラ!より。
[120] 298 カラクリの液晶〜CLIE第三報〜 2000-09-11 (Mon) 何かと話題のカラクリ(PEG-S500C/D:そう、カラー版のCLIEだ)について。
ちまたで言われているように、カラー液晶は暗い。しかも、Palm IIIcのソレに比べると貧弱なカラー表示だ。でも、カラクリの筐体は恐ろしいほどに小さい。これまでに何度もここに書いてきたように、これだけのことだ。
より美しいカラー液晶が欲しければPalm IIIcのアメリカンサイズの筐体で我慢するか、ザウルスやPocketPCのバッテリ浪費し放題マシンを買えばいい。でも、とにかくバッテリ消費も少なくて、とにかく小さな筐体を!というなら、カラクリを買うしかない。そう、現在、そういうマシンは、このカラクリしか存在しないのだ。
機長がカラクリを買った理由は、1つには地図をカラーで見られるマシンが欲しかったこと。そして、とにかく小さな筐体のマシンが欲しかったこと。この2つの理由による。SONY社だから「もっと上を目指して欲しかった」という気持ちはまったく同感だが、その結果、大きな筐体やバッテリ食いまくりマシンになってしまうことには反対だ。そういう意味で、カラクリはカラクリなりにPalmの思想に沿ったマシンだと思っている。
なお、さんざん「どこにあるんだ〜?!」と、いろんなところで言われるカラクリのバックライトだが、暗闇でパワーボタンを押し続ければ、すぐにそれは認識できる。真っ暗闇で最初はまったく見えなかったカラクリの液晶がホワっと輝いて、文字を認識することが出来るようになる。カラクリとはそういうマシンだ。明るいところでバックライトがハッキリと認識できるところまで光らせて、バッテリを浪費しないところなんかまさにPalmしてると思う。
実際、Palm自体の液晶はモノクロであれなんであれ、ザウルスやPocketPCに負けている。でも、それで文句を言う者はいない。なぜなら、多くのユーザがPDAは「文字が読み取れれば十分!」と思っているからだ。結局は、自分が何のために使うか?でマシンを決めればいい。それだけのことだと思う。
ただし、もしも今後、カラクリよりも筐体が小さくて、カラー液晶の奇キレイな、そしてバッテリの持ちに気を使う必要のないマシンが現れたら…機長はたぶん買い替えるだろう。
[119] 297 死せるドイル 2000-09-11 (Mon) 「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という言葉がある。三国志最大の知将・諸葛孔明が生前に巡らした謀によって、その死後にライバル武将・司馬懿仲達を混乱に陥れた、という三国志演義の名場面を描写した言葉だ。
さて、今回のニュースは、「バスカーヴィル家の犬」は盗作?=ドイルに原作者毒殺疑惑も−英研究家という、推理作家の巨匠コナン・ドイルの代表作のひとつである「『バスカーヴィル家の犬』が盗作であり、ドイルがこの原作者を毒殺した疑い」があるという、とんでもない研究結果を発表したドイル研究家のニュースだ。
もしもこれが本当ならそれはそれで凄いのだが、もしもこれが、生前のドイルが仕組んだトリックだとしたら…、ちょっと楽しい。(でも、真相は、このドイル研究家の妄想、あるいは創作という気がしなくもない。さて、どうだろう?)
[118] 296 まず読むべし!〜CLIE第二報〜 2000-09-11 (Mon) クリクラ!に、CLIEを購入した人たちへの注意書き(Attentions!)が出ている。同サイトのページ最上段。
<CLIEを購入したすべての人へ>
<CLIEが初のパームの方へ>
<CLIEをPDA Styleで購入した方へ>
<掲示板をご利用に当たって>
…以上、4点について、これまでたくさん寄せられた質問をもとに、いくつかのCLIE基礎知識をまとめてくれている。CLIEについての疑問など感じた人は、まずこれを読んでから行動しよう。
でも、実は、このクリクラ!のAttention!を読む前に、ココを読むべし!
[117] 295 m100も赤外線は内気? 2000-09-10 (Sun) 「ミニ定期便294 CLIEの内気な赤外線〜CLIE第一報〜」で、CLIEのシビアすぎる赤外線について書いたばかりだが、この問題について、西海岸在住プログラマのあらいぐまさんから、下記のようなメールを貰った。
「赤外線の問題ですが、CLIEだけの問題じゃなくてm100でも結構おこります。IIIcとm100は赤外線が強いので、弱い機種(CLIEを含む)と通信をさせる場合、機長さんの書いてられるとおり30cm以上はなす方が良い様です。
ぼくはIIIc以降のリファレンス回路の問題かOS3.5の問題、
もしくはその複合とおもっています。
友人はCLIEを手に持ちながらやると成功の確率がたかいみたいといってました。
でも、ほんとかどうかはわかりません。わらい。」
…だそうだ。「ほんとうかどうか」はわからないそうだが(笑)。
なお、別の投稿者からも「Palm IIIcでもロットによって、その種の問題が確認されたことがある」という連絡を貰った。(おかげさまで、機長んちのIIIcは問題ないが…)
赤外線問題の今後に注目だ。出来ればOSアップデータのようなソフトウェア的な対応で問題が解決してくれることを望む。
[116] 294 CLIEの内気な赤外線〜CLIE第一報〜 2000-09-10 (Sun) 昨日我が家に到着したCLIE君だが、昨日は風邪のため、そして今日は別件でまだセットアップが済んでいない。そこで、こういう場合のPalmユーザの定番として、他のPalmマシンから赤外線通信でアプリを送ってみて様子を見る、という作業をしてみた。
ところがだ!
Palm IIIcの標準「赤外線通信」(「ホーム」〜「赤外線通信」)で、アプリをCLIE側に送ろうとすると、「赤外線は中断されました。本体の方向および位置を確認してください。」というダイアログが出て送信作業が止まってしまう。角度をいろいろ変えてみる。やっぱりダメだ!うぬぬぬぬ!さてはソニー、外部からのデータを簡単に入れないように妙なプロテクトでもかけたのか?と、思うしかない現状。
こんな時は落ち着いて、ウェブサイトでも見るべし、しかも、CLIEのことならCLIE User Club!が一番だろうと、同サイト内の「クリクラ メインBBS」を覗いてみた。そしたらすでに同様の質問が出ていた。「赤外線が使えない」というスレッド(記事の固まり)の中に、同種の悩みおよび、その解決法法が出ていた。
つまり、CLIEの赤外線はVAIOのそれと同様、非常に癖があるので、それぞれ自分で最適の距離や方向を探そう!というようなことが書いてある。
そこで、機長はいろいろ試してみた。その結果、機長んちのCLIE君とPalm IIIc君との間の標準「赤外線通信」を使ったアプリの送信の場合…
【Palm IIIc→CLIEの場合】
その間の距離が30cm以内の場合、しばしば失敗する。
30〜40cmの場合、かなりの割合で成功する。
40cm以上の場合、方向さえ間違わなければほとんど成功する。
【CLIE→Palm IIIcの場合】
その間の距離がどんな場合でも、ほとんど成功する。
【送信するデータが名刺の場合】
これはどっちが起点となる送信でも、たいてい送れる。(でも、たまには失敗することもある)
【送信するデータが小さい場合】
ま、当たり前かも知れないが、送信するデータが小さい程、どんな場合でも成功する確率が高い。
【Palm IIIcをPalm Vxに変えてみた場合】
その結果は、だいたいPalm IIIcの場合と同じだった。
※Palm IIIc、Palm Vx、およびCLIEはいずれも日本語版。
…と言うわけで、結論としては、名刺以外のデータを他のPalmOSマシンからCLIEに赤外線送信する場合は、CLIEの赤外線感知システムがかなりシビアらしく、できるだけ距離を離してやらないと送信に失敗することがあるらしい。でも、CLIEから他のPalmOSマシンへの送信は問題なくできるようだ。気をつけよう。
ちなみに、CLIEのサポートページにも同様のFAQはあるのだが、距離を「10cm〜20cmの範囲内にします」と書いてある。う〜む、いろいろ固体差はあるだろうから、なんとも言えないが、我が家のCLIE君は、赤外線受信に関する限り、かなり「内気」に出てきているらしい。
[115] 293 ひとこと言いたい! 2000-09-10 (Sun) 大統領留守宅に侵入し“王侯生活”=洋酒飲み、各部屋で順番に就寝−南アというニュースによると、「国連ミレニアムサミット出席などのためニューヨークに滞在中のムベキ大統領の留守宅に、ホームレスの男(27)が入り込み、5日間にわたってぜいたくざんまいを続けていた」そうだ。すごいな〜、五日間かァ。
早く気付けよ!
[114] 292 地球温暖化が季語を変える! 2000-09-10 (Sun) 最近の日本国内での気象を見ていてもわかるように、地球規模の温暖化は、物凄い勢いで進んでいる。
そんな昨今の気候の大規模な変化を受けて、ついに「日本俳句連盟」では、季語の大幅作新を行うよう、「全日本季語学会」に対して勧告した。…というようなニュースはまだ見当たらない。
でも、そろそろマジで考え直さないと、俳句の季語がどんどん我々の生活感から遠ざかっていくような気がする。つーか、もともと、俳句そのものが離れてるか。ま、いいや。たまにはこんな記事もあるのが、iPAL-NEXだ。
[113] 291 JALという名のもとに 2000-09-10 (Sun) ドメイン問題は難しい。そんなニュースを見つけた。
■ネットアドレス訴訟で日航“敗訴”=登録男性の名前が「JAL」
この時事通信社の記事タイトルにオチがすでに書いてあるが、日本航空が<www.JAL.com>を占有している米国人男性グループをWPO(世界知的所有権機構)に訴えたところ、被告側の男性グループの頭文字3つが、まさに「JAL」だっただめに、「悪意を持ってアドレスを登録したのではない」という被告の主張を取り上げ、日航側の主張を取り下げたというニュースだ。
う〜ん、難しいぞ、ドメイン問題!
ちなみに、ドメイン問題といえば、この「iPAL-NEXT」の親サイトである「パーム航空」の英語タイトル「Palm Air Line」というドメインを持つサイトはいまだに「Coming Soon!」のままだ。う〜ん、どうなっているんだろう?やっぱり、機長の予測通りだったのだろうか?
[112] 290 アンデス山中の潜水艦 2000-09-10 (Sun) かつて、歴史家(?)グラハム・ハンコックの本で、古代エジプトの地下遺跡から見つかった巨大船の話を読んだことがある。ハンコックは、この船を理由に古代エジプト地域には大量の水が溢れていたことを証明しようとしていたが、この地下遺跡から見つかった船には、もしかしたらそれ以外の理由があったのかもしれない!と思わせるニュースを見つけた。
「そこまでやるか! 麻薬密輸に潜水艦=コロンビア」という時事通信社の記事は、麻薬組織がコカイン密輸のために密かに、秘密基地で潜水艦を作っていた、という事実だけでも凄い。
だが、この記事を読みすすめると、なんとこの秘密基地、コロンビアの首都ボゴタという街から約30キロ離れたアンデス山中だったという。つまり、現地警察とアメリカ麻薬取締官が、アンデス山中にある麻薬組織のアジトを急襲したところ、完成すれば最高時速10ノット、最高100Mまで潜ることの出来る未完成の潜水艦と、スペイン語の訳文がついたロシア語の説明書が見つかったというのだ。こりゃあ、驚くわな。
アンデス山中で見つかった潜水艦というのは、その使用目的はともかく、なんかシャレている。キリマンジャロの山頂近くで見つかったヒョウのミイラの話から「キリマンジャロの雪」という小説を書いたヘミングウェイだって、興味を持ってくれそうなロマンがある。そんな訳で、思わず、エジプトの地下遺跡から見つかった巨大船のことを思い出してしまった機長だ。
[111] 289 Palm陣営の潰し方 2000-09-10 (Sun) CLIEが飛び出し、m100がリリースされ、TRGpro日本語版が市場に登場した昨日、電気街ではどこもかしこもPalm一色に染まったことだろう。そんな中、機長は何をしていたのかというと、自宅にCLIE(カラー!)が到着したにも関わらず、箱を開けることもなくほったらかしにしていた。なぜか?…久々のお休みで気を許し過ぎたのか、熱を出して寝ていたのだ。う〜ん、世間のPalm熱にうなされたか?
さて、そんな状況だったもので、このiPALも更新せず、夜にはウェブの巡回さえしていなかったので、今朝になって昨日の「日本全国Palm祭り」の様子をウェブで確認している機長だ。
あ、このiPALも、昨日は更新ゼロだったにもかかわらず、いつの間にか80,000を超えてる!感謝。
そんなPalmフィーバーの中、面白い文章を見つけた。いつも異色の観点からPalmを見つめている名コラム(更新回数が少ないのがたまにキズだが、その内容のレベルを落とすぐらいなら今のペースで十分!)である「Focus of Internet」だ。
今回は「モバイル店ではPalm圧勝?」というタイトルで、「電器店店頭のデモ機のバッテリ問題」から、今後のPDA市場を予測している。なかなか面白い観点だ。
なるほど。Pocket PCやZaurusが今後、Palmに負けじと、様々なマルチメディア機能を搭載し、美しい液晶をのっけてきて、それを金やシガラミにモノを言わせて雑誌等のレビューで絶賛しても、これだけPalmマシンが市場に溢れてしまうと、店頭デモ機のバッテリ寿命で底の浅さ(凄い機能と引き換えにバッテリ切れがしょっちゅう起きてしまう!)が露呈してしまうのか?それはつらいな。
こうなったら、反Palm陣営としては、店頭デモ機のバッテリをできる限り頻繁に交換して、あるいは、コンセントからの直電源でごまかすよう、全国の電器店に指導して、なんとかバッテリ方面の弱さを隠すべきだろう。そうすれば、店頭デモ機で騙されて、例えばCLIEの薄暗いカラー液晶(バッテリ消費を押さえて小型匡体にするために、ああなったのだよ)よりも綺麗なPocektPCやZaurusに走るコンシューマ消費者層が増えるはずだ。反Palm陣営の皆さんはがんばって欲しい。
[110] 288 待っていた! 2000-09-08 (Fri) CLIE&m100発売の日に、素晴らしいニュースが届いた。
TSMカラー版の発表!
機長がPalmOS史上最高のゲームの一つだと信じている、しゃあみんさん作の音ゲー「TapStepMusic」のカラー版がリリースされるらしいのだ!長らく待ち望んだ夢の発表に今、機長はとっても興奮している!とにかく、期待の一本だ。
[109] 287 PC雑誌にてのひらがいっぱい! 2000-09-08 (Fri) 現在発売中の「週刊アスキー」の表紙では、タレントの真中瞳さんが、PocketPC片手に微笑んでいるが、その写真の真下にはドドーンと、「ソニーとパームの新製品もバッチリ解説!パームOS徹底活用術」の大きな文字が踊っている。そしてページをめくると、P.30-35の巻頭カラーで同記事が読める。あらゆる角度からパームのことを詳細に解説したこの記事の作者(文)の名前には心当たりが!まさか、この人は…?!
他にも同雑誌には、P.14に「m100」の1面広告が出ている。「あなたに、きっとお似合いです〜フェイスが自由に変えられるm100、グッと身近になって新登場!」のコピーがついている。
ところで、「ミニ定期便284 嬉しいサブリミナル?」で触れた「ASAHIパソコンに「iPAL」が出ているらしい」という情報は、今日、機長が同雑誌を購入することが出来て確認した。
同誌P.98-99の「クラブインターネット〜iモード対応をうたうポータルサイト 果たして使い勝手は…」という記事の中に出てくる、携帯電話の液晶画面に映る「My Yahoo!」のポータルサイトのスクリーンショット(3)と、それをデスクトップMACのブラウザから見たスクリーンショット(4)に、それぞれバッチリと、「iPAL」の名前がトップで出ていた。ををを!Palmとは関係ない記事だが、これは嬉しいぞ。
…とか思ってたら、この(雑誌の写真に写っている)携帯の持ち主からもメールをいただいた。別に意図的じゃなかったが、この方は「パーム航空」の時代からの読者だそうで、たまたま映ったものがそのまま雑誌誌面に載ってしまったというのが真相らしい。PC雑誌の編集部の方に読んでいただけるなんて、本当に光栄だ!
さて、この「ASAHIパソコン」(9/15号)では、P.5-6の「CLIE」見開き広告も出ている。「PDA style」での購入方法をそのまま広告にしているのが、とっても「らしい」。さらに、P.24-26の「コンピュータ ピープル」というインタビューページでは、2つあるインタビューの1つをPocketPCを片手に微笑むMicrosoft副社長に、2つ目を我らがパーム界のアートな巨匠・林裕峰さんのインタビューに充てている。なんとも言えないバランス感覚。さらに、さらに、P.44-45には「モバイルコンピューティング〜集中連載「パームってこういうモノだったんか講座@」」が載っている。ウインドウズCEマシンで20秒かかる「住所録の呼び出し」がパームならわずか5秒という事実を解説する連続写真と、「パームは中村俊輔だ!?」という章タイトルに笑った。なかなかイイ感じだ。
それにしても、一般PC雑誌のパームの進出ぶりが凄い!
[108] 286 うらやましすぎるとき。 2000-09-08 (Fri)「PDA JAPAN」に下記のようなタイトルが踊っていた。
■「カラーのCLIE 誤配送! ユーザー検証、第1号リポートだ!」
う〜、うらやましすぎる。
[106] 285 ツバル国の錬金術 2000-09-08 (Fri) 「.tv」ドメインを持つツバル国(南太平洋の島国)が、そのドメイン「.tv」の使用権をカリフォルニアのベンチャー企業dotTV社に売却したことで莫大な利益を上げた話は、かつてこの「iPAL」でも書いたことがあるが、その続報がimpress Watchに出ていた。
この記事によると、dotTV社は「.tv」使用権を、10年間に渡って合計5,000万ドル支払うことで獲得したそうだ。日本円なら50億円。南太平洋の小さな島国にとってはかなりの大金だろう。その結果、同国は国連加盟を果たした上に国内インフラも整えた。だから、我々の契約は素晴らしい!というのがdotTV社CEOのコメントだそうだ。
このニュースを読んで思ったこと。
1)国連には「年会費」があるらしい!
2)これからの時代、新興国はそのドメインとなるべき「略称」まで含めて国名を決めた方がお得かもしれない。間違っても略称が「.wc」では売れない。
3)ツバル王国がこの契約金でインフラを整えて、国内にインターネットが発展しても、使うべき「.tv」ドメインは残っていないが、その際に、「売国奴」騒ぎは起きないだろうか?
4)dotTV社が10年以内に破産して、同ドメインが破産管財人の手によって処分された場合、どうするのか?
[105] 284 嬉しいサブリミナル? 2000-09-08 (Fri) 読者のAlisaさんから、下記のような投稿を貰った。
「最近出たばかりの「ASAHIパソコン」の携帯電話コンテンツか何かの記事のページ、ご覧になっていますか?携帯電話ディスプレイの中の、ブックマークサービスか何かの画面表示に4つ程設定してあって、その中に「iPAL」が写っているのです。他のブックマークは全くPalmと関係が無いものばかり並んでいる中に「iPAL」が載っているのです。この記事を書いた方(か写真を撮影した方)はPalmユーザなのでしょうかね。試しにYahooでiPALで調べてみたら、ずばり「iPAL」は無く、サイト内検索で上がったページは殆どがPalmサイトでした。よって、この記事に載っているiPALは機長さんの所の「iPAL」だと想います。
さっき、コンビニを覗いたら置いてなかったのでまだ未確認だが、もしもそうならちょっと嬉しいぞ。
犯人(故意じゃなく過失かも)の方、ありがと。
[104] 283 Kicho's Palmsite Review! 2000-09-08 (Fri) すでに、多くの人が気づいているように、そして多くの人が待ち望んだ事件が起きた。そう、Muchy's Palmware Review!がリニューアルオープンしたのだ。
詳しくは現物を見てもらうとして、快適&便利になったインターフェースのほかにも見どころは多い。機長としては、爆発的に増えているデータ類の新しいディスプレーシステムが嬉しい。あと、CLIEやm100、TRGpro登場以降はますますその価値が増すであろう、機種別対応のソフトウェア(ハードウェア)リストだ。今後はソフトウェアやハードウェアの量がますます増えそうなので、管理はどんどん大変になるかもしれないが、これらには大いに期待したい。
そんな同サイトの新機能の中に、「フリーウェアダウンロードランキング」というものがある。これまでもフリーウェア&シェアウェア混合のダウンロードランキングリストは存在したが、それのフリーウェア専用版だ。これを見て思ったこと。
やっぱり気になるのは、以下の2つだ。
1位)Akiba Map
4位)東京地下鉄乗換路線図
そう!1位と4位を(関東ローカルに過ぎない)地図が独占しているのだ。Palmと地図の関係については、機長はとても注目している。歩きながら地図を見ることが多い日本の社会では、Palmというメディアに地図はナイスフィットする。カラー機種が増えることで、この流れはますます加速することだろう。機長も、それを大いに期待している。
【追加】
その後、P.maniさんから下記のようなメールを貰った。
■>そう!1位と4位を(関東ローカルに過ぎない)・・・
■
■の部分ですが、御存知だとは思いますが、「Akiba Map」は
■大阪日本橋のデータも配付されています。
う〜ん、まったくその通りだ!ありがと、>、P.maniさん
ちなみに、、P.maniさんのサイトはすでにちらちら拝見させてもらってます。
とくに、イラスト系、サイコーです。
[103] 282 野心と現実 2000-09-07 (Thu) 「デジカメにメールなどの通信機能がついた新タイプのモバイル「RDC-i700」」という製品には驚いた。インターネット機能付きの冷蔵庫よりは、その使用目的がイメージできるというか、今後のインターネット機能付き○○○○という製品のモデルケースにはなりそうな気もする。
要するに、写真を撮ったその場で画像をメールに添付したり、FTPでサーバにアップしたり出来るという。理論上、これは凄い製品だと思う。それこそ、いろんな場所で撮った写真をその場でネットに上げることが出来るわけだから。
でも、現実的にどの程度の所要時間やストレスで画像を送ることが出来るんだろう?これはマシンの能力限界というより、例えばPHSや携帯電話経由のインターネット能力の限界というか…。結局、高画質の画像を送るためには膨大なアクセス時間がかかるから手頃なGIFレベルを送るのが精一杯というなら、158,000円という値段はどうだろう?そこまでして、速攻で送りたい写真が「今朝、穂高に上りましたよ〜ん!」てはないと思うが…。
もっとも、大した用事もないのに高画質の画像をがんがんメールで送られてしまっても、送られた方はすげえ迷惑なんだけどね。
ま、いろいろ書いたが、その「野心」は面白いと思う。
【追加】
このニュースについて、読者の方から以下のようなメールをもらった。
「あの値段(158,000円)から想像するに、もともとビジネス機器メーカであるリコーさんが、大手一括受注をメインターゲットに考えた機種なのでは?と思います。つまり損保や建設、など、担当者が証拠写真をすぐに自社インフラへ情報を吸い上げるのに使用する目的ですね。この種の需要は意外と多いように思います。いままで単体送信出来る機種は、これまでリコーやオリンパス製品にもありましたが、送信操作が難しく、大量にばらまき多数の担当者にオペレーションさせるには問題がありました。そこでブラウザレベルで可能に操作できるようにしたのでは?と思います」…ということだ。
なるほど(by 機長)。
[102] 281 初々しい! 2000-09-07 (Thu) 人民日報(華東版)によると、「青島市のエンジニアがこのほど、微軟(マイクロソフト)中国有限公司の販売したソフトウエア「オフィス2000」に問題があり損失を被ったとして、青島中級法院(高裁)に提訴した。この訴えは受理された」そうだ。
「オフィス2000の問題とは何か?」「どんな損害だったのか?」が不明なので、詳しいコメントは出来ないが、これだけは言える。
そんなんじゃ、Microsoft社のソフトとは付きあえないぞ!