ミニ定期便 Back Number
倉庫085

iPAL1681 こんなところにも影響が…
  Date: 2001-09-21 (Fri)

■Palm Postpones Upcoming PalmSource Developer Conference(Palm社)
■PalmSource postponed(PalmStation)
■Palm postpones PalmSource 2001(PDA Buzz)

 …というわけで、10月23〜26日にSanJoseで開催予定だった「PalmSource 2001」が延期となった。もちろん理由は米国テロ事件だ。新しいスケジュールは未定のままで、年末か来年の始めになりそうだという。
 
 ところで、西海岸以外に住んでいると思われるPDABuzzWesさんは記事の最後をこう締めくくっている。

「10月に私は西海岸に行くための予定がPalmSourceを含めて3つもあったにも関わらず、絶対に飛行機にだけは乗るまいと決めていた。だから、この延期には賛成だ!」

 米国の航空会社には申し訳ないが、結構米国人の現在の偽らざる気持ちだったりするのかな?

  

iPAL1682 クリスマスにワイヤレス端末を…?
  Date: 2001-09-21 (Fri)

■No Palm i705 for Christmas(PalmInfocenter)



 Palm社のCEOであるCarl Yankowskiによると、PalmOS搭載のワイヤレス端末「i705」の当初噂されていた年内発表を取りやめたようだ。発言によると、ワイヤレス端末の市場はまだ成熟しておらずそのタイミングではないという判断によるそうだ。(ま、日本市場への影響は少ないけどね)

 ま、ずいぶん既存の機種とは性格の違うマシンだから大丈夫だとは思うが、新機種発売のタイミングを間違うことだけは避けてネ。

 なお、デジタル通信機能しかないi705の後継機として、音声通話機能もついたi725の開発も同時に進んでいるらしい。

 さらに、同日、Handspring社が今年中に、Kyocera社はすでに市場に投入済みで、Sumsung社からもまもなくPalmOS搭載のワイヤレス端末をリリースするが、Motorola社NOKI社からの同系製品のリリースはないだろう、という発表もなされたようだ。

 

iPAL1683 アレのことさえ忘れて…
  Date: 2001-09-22 (Sat)

 少し前のえんすぅ〜ぱぁむ!に、検索サイト「Lycos」の検索語ベスト10(「Lycosの検索キーワード・ランキング,テロ事件の週は「Nostradamus」がトップに」2001.9.20)という情報(1位「Nostradamus」2位「World Trade Center」3位「Osama bin Laden」…だった)が出ていたけど、それにも絡む話題。
 
■ニュースとノストラダムスが検索語上位に、”セックス”押しやる(asahi.com/REUTERS)

 この記事によると、検索サイト「AltaVista」の発表によると、米国テロ事件のあと、「ウサマ・ビンラディン」「星条旗」「CNN」「ニュース」「世界貿易センター」「BBC」「ペンタゴン」などが上位に浮上して、逆に、「ブリトニー・スピアーズ」「パメラ・リー・アンダーソン」、「バックストリート・ボーイズ」といったキーワードはトップ10リスト圏外に追いやられたそうだ。また、ベスト10の常連だった「セックス」までが17位に後退した、とか。
 
 一方、同じく検索サイトの「Google」では、ほぼAltaVistaと同様の傾向の中、「ノストラダムス」が圧倒的な件数の伸びを示したという。う〜ん、アメリカ人の不安な心理がようくわかる。
 
■「次は22日」不安反映、米でノストラダムス本が大売れ(asahi.com)

 やっぱり、「ノストラダムス」はアメリカ人の心をつかんでいたらしいが、その出所は、「予言の中に、二つの棟が崩れるというくだりがあり、彼の予言が的中した」という内容の電子メールが流布したせいらしい。確かにこの一文を読んで機長も興味を持ってしまったが、実際には「誤報」だったとか。つーか、「1999年の7の月」で外しちゃってるからな〜、すでに。もっとも、あと数ヶ月もすれば、「似たような予言」を新たに見つけた翻訳が登場する可能性もあるが、それを信じるのもな〜、予言として認めづらい。
 
 あと、機長も耳にした「22日の第二波テロ」の噂も、米司法省によると「真剣に調べているが、今のところ22日の関連で信頼できる脅迫などの情報はない」そうだ。あ、これもデマだった訳ね。
 
 実は日本にいる機長も不安にかき回されていたらしい。いかんいかん!
 
   

iPAL1684 i705より前に、m505の後継機が出る?
  Date: 2001-09-22 (Sat)

●追加情報アリ ●追加情報2アリ

■Palm beats estimates but chops forecast(CNET)
■Palm delays i705, rumors of a new m5xx device emgerge(PDA Buzz)…「emgerge」はどう考えても「emerge」の間違いだと思うが…

CNET/USAの記事は、「iPAL1680 トンネルは抜けたんじゃない?」「iPAL1682 クリスマスにワイヤレス端末を…?」の合体記事になっている。だから記事タイトルは「パーム社は見積もりを打ちのめしたが、未来予想を叩き落としちゃった」てな感じ。

 打ちのめした「見積もり」とは、新製品の発表タイミングの間違いから余剰在庫の海に溺れた2001年第4四半期の散々だった決算報告から予想されていた酷い結果のことで、2002年第1四半期(今年の8月31日〆)ではこれを「打ちのめす」ような結果を出したこと。(「iPAL1680 トンネルは抜けたんじゃない?」で既報)
 
 一方の「未来予想」とは、今年中には発表されるだろうと言われたPalmOS搭載のワイヤレス端末「i705」のことで、これがCEOの発言によって「叩き落とされ」ちゃったこと。(「iPAL1682 クリスマスにワイヤレス端末を…?」で既報)
 
 なお、PDABuzzの記事「パーム社はi705の発表を遅らせる一方、m50Xシリーズの後継機が出るという噂も!」ではさらに、i705の発表が遅れる替わりに、Bluetooth機能を搭載し、より明るいサイドライトと持ったm505の後継機が登場するのではないか?という噂を紹介している。あくまで噂だけど…。

 ところで、機長個人の感想としては、「i705」は米国のみの発売だから日本人ユーザーとしては直接は関係ないとは言え、ちょっと思うところがある。というのも、日本でもすでにVsiorやCLIE(そしてまもなくm505でも!)などで追加機器を使ったPHSカードとの連携によってワイヤレス通信は可能になってきており、それはとても便利である反面。最近、カラー液晶になっても不安がなくなってきたばかりのバッテリ問題が再浮上している。つまり、ワイヤレス通信はやっぱり電力をかなり喰う。もちろん、現状では追加機器のバッテリなんかでフォローしているんだが、それでもかなり電力の消費量は大きい訳で、これを内蔵バッテリだけで処理しようとした時どうなるんだろう?という心配はまだまだある。その辺をちゃんと処理してからでないと、デフォルトでワイヤレス通信ができるマシンは、日常で使うPIMマシンとは別物になってしまう可能性がある。この辺の処理は済ませてから市場に投入しないと、いくら便利でも長期間使い込めるマシンにはならないかも…なんて思う今日この頃だ。

  

【追加情報】

■米Palm2001年度第1四半期決算を発表――売上高は前期比30%増(ZDNet/PalmOS)

 2002年度第1四半期決算に関する日本語記事も登場した。ところで、記事タイトル中の「2001年度第1四半期」って「2002年度第1四半期」の間違いじゃない?…実は機長も経済方面のことって詳しくないので自信はあまりない。



■Palmのワイヤレス計画後退。見通しも下方修正(ZDNN)

 あ、Palmfanを見たら、最初に紹介したCNET記事の日本語版(でも、ZDNN)も登場した。日本語タイトルは「後退」とか「下方修正」とか、英文記事のもの(Palm beats estimates but chops forecast)よりもかなり厳しめのものになっている。うん?機長の翻訳の方が間違っていたんだろうか?(たぶん、そうだろうな)機長は「beats estimates」を、「前回の見通しを越えた」と解釈したが、このZDNNの記事では「次回の見通しを下方修正した」と解釈している。(こーゆーことがあるから、機長の日本語訳はあまり信用しないでね。必ず原文でチェックしよう!)
 
 ただし、第2四半期の見通しを下方修正するのは、Palm社だからとかそんなレベルじゃないと思うがどうだろう?どう考えたって、米国テロ事件とアフガニスタンでこれから起ころうとしていることの影響を考えると、兵器メーカーでもない限り、クリスマスシーズンはほとんどの企業にとってつらい日々になるはずだから、これをこのところ続いてきたPalm社のピンチのせいだけにするのはどうにも納得できなかったりする。ま、それさえも乗りきらなきゃ話にならないという点だけは認めるが…。

 このZDNNの記事内容も、ちゃんと読むとそれほど否定的な話にはなっていない。登場する二人のアナリストはともにPalm社を肯定している。IDC社のアナリストであるKevin Burden「われわれは,Palm OSの市場シェアは(米国で)年内に64%まで下落するだろうと予測していた。だが実際のところは,シェアはわずかながら上がっている。現在,Palm OSのシェアは77%だ」とか「Pocket PCは法人市場に依存しすぎているとも付け加えている。法人市場は確かに今後は有望だが,実際の購入がまだなされていないという事実が,Palmには命綱になっている」とコメントし、Needham社のアナリストであるAndrew Scott「Palmは売上見通しを下方修正したが,自分としては同社が現在の不況を生き延びて,PDA市場で長期に渡り戦っていけるだろうと信じている」とか「株価2ドル15セントで,市場は基本的に,同社が撤収していくものと捉えているようだ。だが私はその見方には反対だ。同社は自らが招いた難局と市場が引き起こした難局の両方に直面している。しかし,同社には素晴らしいブランドがあり,確固たるOSがあり,良好なハードウェア開発能力がある」とコメントしている。だが、記事タイトルは「Palmのワイヤレス計画後退。見通しも下方修正」となる。う〜ん、ちょっと納得できなかったりもする。ま、世間でどう言われようが、Palm社が頑張ればそれでいいのだが…。
 
 

【追加情報2】

 あ、そうそう、ちなみに、上記記事中でNeedham社のアナリストであるAndrew Scott(Palm社の)「株価2ドル15セント」と書いているが、2002年度第1四半期決算の発表を受けた同社の株価は、9月21日付けで「1ドル77セント」にまで落ちている。少なくとも市場はPalm社に冷たかったのは間違いない。


iPAL1685 渾身×3
  Date: 2001-09-22 (Sat)

PalmOS@niftyの人気コラム「Hacker Dude-sanの『It's a Simple-Palm』」に新作が登場している。

■第25回 Visorの未来−スプリングボード(It's a Simple-Palm)2001.09.21

 …一部、巷で流れているSpringboardに関する噂について、山田達司さんらしい誠実さと愛に溢れたコメントが載っている。相変わらず素晴らしいコラムだ。
 
 また、PalmOS@niftyには、ドクターyashimacさんの連載コラム「ただいま往診中」の新作、第25回「カリキュレーターにお願いッ!」や、みのたんさん渾身のN750Cレビューなどが載っている。必見!
 
  

iPAL1686 皮肉。
  Date: 2001-09-22 (Sat)

■ブリリアントで性悪なNimdaは,何のために生まれてきたか(ZDNN)

 ずいぶん収まってきたと言われるNimdaについてまとめている。これを読んで思ったことは、Nimda作者はMicrosoft社の製品の欠陥を攻撃しながらも、結果としては、Microsoft社の製品にアップグレードを促したり、パッチをあてることを促したりしている。皮肉なことだけど…。



■Microsoft、Passport認証システムをライバルサービスでも利用可能に(PC WEB)

 上の記事を読んだあとでこんな記事を読むと、あんまり余計なことはしないで、とも思う。意外と「孤島」な方が被害も少なくて済むかもよ。確かに不便なことも多いけど…。


iPAL1687 耳に手のひら
  Date: 2001-09-22 (Sat)

■1台のMacがきっかけで銀座にビルが…歯科技工と補聴器の会社役員(PC WEB/ストリートインタビュー)

 この記事で注目なのは、「銀座にビル」を買ったことじゃなく、「あるメーカーが、数年前、WorkPadで補聴器の調整をおこなえるように、調整ソフトと実機のパッケージ商品を開発、販売した」というコメント。

 機長は不勉強なために知らなかったが、それまでは「ノートPCと接続キットを持ち歩かなければいけなかったのが、WorkPadだけでできるようになった」というのは凄い便利な話だ。こーゆーのがどんどん増えるといいな、と思う。まさに、ハンドヘルドらしい使い方というか!




iPAL1688 公式発表
  Date: 2001-09-22 (Sat)

■Updated: PalmSource postponed(PalmStation)

 PalmSourceのサイトに、例の星条旗リボンが登場し、今回の米国テロ事件の影響による同イベントの延期が公式に発表された。



 

iPAL1689 ドメイン問題
  Date: 2001-09-22 (Sat)

●追加情報アリ

■Palm stops the trademark insanity!(PalmStation)

 「Palm社は商標に関する愚行をやめる」と題した記事が、PALMSTATIONに主筆Hal Schechner(hal-j)さんの名前で出ている。

【機長訳】

Palm社は、彼らが発表した商標ポリシー(trademark policies)について、このところ、良からぬ批評をたくさん貰ってきた(その中には僕からのものも含まれている!それは認めるよ)。この、Palm社とPalmコミュニティの間のとても積極的な動きの中で、Palm社は人々にドメイン名の中で「palm」という言葉を使うことでプレッシャーをかけることをやめる決断をした。

これは、PalmStation.comがこれからもPalmStation.comというドメインでいられることを意味する。(もちろん、私は自分がどうしてもしなければならない状況になるまで、ドメインを変更する準備なんかこれっぽっちもしていなかったことは認めるよ:))

この問題に関して、まだ公式の発表はないが、まもなくされるはずだ。そして、もしも、Palm社の熱心すぎる商標ポリシーのことで少しでもしたうちしているような友人がいたら、問題はほとんど解決したようなものだ、と教えてあげて欲しい。:)

今回の決定は、Palm社にとっても明らかにいいことだと思う。これが、Palm社とPalmコミュニティにとっての新しい関係性の、まさに第一歩になることを期待しようじゃないか?

もちろん、公式発表があったらすぐにでもここでお知らせするよ。


【機長の感想】

 始まりはこのリリースというか警告文というか、とにかくこの文章だった。
 
■Palm Trademarks & Brand Identity(Palm, Inc)…ご丁寧にPDFファイルも用意されている。

 ここには、「palm」という言葉をドメイン名などで使うことを禁止し、許される使用方法として、ちゃんと許可をもらった上で「PalmOS」を使用して欲しい、とある。商法的な解釈はともかく、これまでのPalmとPalmコミュニティの歴史を考えるとかなり挑発的な文章だった。
 
 歴史的にはこうした動きは2度目になる。1度目は「パーム航空」時代の1999年2月のことだった。

 ●PAL105便 palmドメイン問題(パーム航空)
 
 今回も前回に続いて、Palmstation.comのhal-jさんらの猛烈な抗議によって、Palm社が方向を転換したということだろうか?まだ公式発表がないので不明だ。
 
 今回はPalm社の分社化という動きと連動して、「PalmOS」というブランド名と「Palm」というブランド名を明確に分類するという意味では、かなり合理的な背景は持っているが、これまでの歴史と、ドメイン変更というそうそう簡単ではない条件を考えると、かなり反論の出そうな政策(policy)だったと言える。正直、Palm社としてはこれまでのコミュニティの影響力が強かったコンシューマー市場から、エンタープライズ市場へとターゲットを新たにしようとする過渡期の、まあまあ妥当な選択でもあるのだが、では、コンシューマー市場をおざなりに出来るのか?というと、そうも行かない。ここらあたりが方向転換のポイントになったんだろうか?
 
 参考●Palm Trademark position effects Loyal Supporters(Palmloyal.com)

 今後の成り行きに注目したい!
 
 

【追加情報】

■Palm Changes Mind on Trademark Crackdown(PalmInfocenter)

 PalmInfoCenterの転載記事「Palm Changes Mind on Trademark Crackdown」(Palm社は商標に関する取り締まりの方向性を変更する)によると、9月19日付けでCNET/USAにこんな記事も出ていたらしい。

■Palm, fan sites duke it out(CNET)

 

iPAL1690 それは困った!
  Date: 2001-09-22 (Sat)

■【Macユーザーはご注意を】PEG-N750CではHotSync不可です (クリクラ!)

 …うぬぬ?!

 

iPAL1691 予定変更
  Date: 2001-09-22 (Sat)

■「宇宙葬」ロケット失敗、インド洋に落下か(asahi.com)

 タイトルを見てオチをつけようと思ったら、すでに書いてあった。

「日本人14人を含む6カ国47人の「宇宙葬」用遺灰カプセルと、米航空宇宙局(NASA)などの2衛星を積んで21日、米カリフォルニア州から打ち上げられた民間ロケットが、(中略)打ち上げに失敗した。遺灰カプセルと2衛星はインド洋に落ち、「海洋葬」になったと見られる。」

 …つーことで。


iPAL1692 期待。
  Date: 2001-09-23 (Sun)

■テロ犯と乗客の乱闘、ボイスレコーダーに 唯一の墜落機(asahi.com)

 あまりにも哀しい事件ばかりだっただけに、やっぱりこの物語には期待してしまっている自分がいた。


iPAL1693 米国携帯電話戦線はどこに行く?
  Date: 2001-09-23 (Sun)

■低価格チップで携帯電話の不振を救えるか (CNET)

 「とにかく使えりゃいいという低価格機」と、「とにかく機能を詰め込んだ高価格機」が残って、その中間の「まずまずの値段でまずまずの機能という中価格機」が市場での需要を失っていくというのは、ハンドヘルドデバイスの世界にも通じるものだがある。低価格機は確実に売れるがコスト削減のための技術革新が必要な割りには利幅が少なすぎる。高価格機は確実な利益はあるが市場自体の絶対数が少なすぎる。そこでどうやってビジネスを成立させていくのか?

 ところで米国に関する限り、米国テロ事件のせいで需要の空気が出てきた「携帯電話関連の株が上がった」り、テロ犯罪の温床になるという理由で「使い捨て携帯電話にプレッシャーがかかったり」と、なんだかだんだん忙しくなってきた。

 機長としてはバッテリ問題がポイントと見る。日本のiモードのようにそれほどの電力を必要としなければ「吉」、電力喰いまくりならやっぱり「玩具」に終わる。だって、大事な時に通話すら出来内容じゃ、それは道具じゃなくて玩具だから。付加サービスによる利潤追求など、さまざまな思惑を抱えながら米国の携帯電話市場は新しいステップへと進みそうだ。


iPAL1694 pum2001
  Date: 2001-09-23 (Sun)

 昨日は「palm user meeting@wpc-expo 2001」が幕張メッセ(昼の部)と東京虎ノ門(夜の部)で開催された。機長は仕事のために夜の部だけしか参加できなかったが、予想を越える80余名の参加者が集まって、本来の会場だったお店一軒では収容しきれずお迎えにあった系列店まで借り切るほどの大盛況!素晴らしいイベントになった。

 主催グループとなった依田さんを初めとする皆さん、本当にご苦労様!とても温かい一肌の大イベントだった!

 久しぶりに会えた懐かしい方達に会えたり、初めての方にお会いできたり、とても楽しく、温かいイベントだった。今回は「この種のイベントにしては珍しく一般参加者として参加できる」と語っていた関西地方のこのこの方が、結局は担ぎ出されて、イベントの〆となる大ジャンケン大会を本当に楽しそうに仕切ってくれていたのも印象的だった。


iPAL1695 幕張Will
  Date: 2001-09-23 (Sun)

■PDAは個人用から業務用に--パーム日本法人のウィル社長基調講演から(BizTech)



 機長は現場に行けなかったが、昨日幕張メッセのWorld PC EXPO 2001会場内で行われた、パームコンピューティング社クレイグ・ウィル社長の基調講演の中身がここに出てる。

 予想以上に企業ユースに徹した内容だったようだが、確かに個人ユースをこれ以上伸ばすための起爆剤も企業ユースだったりするわけで、そっち方面でもなんとか頑張ってもらいたいというのは本音だ。頑張れ、パームコンピューティング社!

  

iPAL1696 残念だけど…。
  Date: 2001-09-23 (Sun)

■SMARTCOM for VISOR 開発凍結(iPAL-BBS)投稿者:阿部 和広

 iPAL-BBSへの阿部和広さんの書き込みに、こんなことが書いてある。
 
>さて、今回は悲しいお知らせです。
>どうもSMARTCOM for VISORの開発が凍結されたようです。
>詳細は以下をご覧下さい。

●367.SMARTCOMはポシャった… (@ASTEL.BOARD v2)
01/09/20 01:42:38

>かいつまむと、6/1に出されたハンドスプリング、日本通信、
>TTNetの共同プレスリリースが、Web上から消えてしまい、
>これについて、TTNetに問い合わせたところ、開発を凍結するという
>回答があったということです。
>私自身、VISOR Prismを買って準備していただけに残念です。


 …ということだ。途中に出てくる掲示板「@ASTEL.BOARD v2」への書き込みには、その詳細が書かれている。

 う〜ん、残念が、このところのハンドスプリング社(日本法人)の状態を考えると、やむなしってところだろうか?とても残念だけど。米国の方でも、気持ちはすでにVisorPhoneから次のワイヤレス端末(Treoシリーズ)に向かっているようだし。
 
 なお、「SMARTCOM for VISOR」についてはこちらを参照のこと。

■iPAL1254 VisorPhone Japan?(iPAL-NEXT)2001.06.01
 
 さて、Visor Phone(SMARTCOM for VISOR)の夢はどうやら消えてしまったようだけど、こんなソフトウェアがつい先日登場したばかりだ。機長は環境が整っていないために未試用だが、これって代用になったりしない?実はよくわかっていないので、間違っていたらすまぬ!
 
■P-in Phone 1.00 正式版リリース(JA6FUF Palmのページ)

 ところで、前述の阿部さんは、「これだけだと暗いままなので、ちょっと明るめの話題」ということで、こんな話題も提供してくれている。

■オランウータンが特許を取得(CNET)

 阿部さんが「Palmユーザにとっては、ウェアラブルケースのPeel-It(旧Banana-Peel)の会社」と書いているPeel-It(当時の名前はBanana-Peelだった)については、こちらを参照のこと。
 
■バナナの皮の調理法(パーム航空「PAL084便 SCOOP! MacOS 8.5でPilotDesktopが使える?!」)1998.10.27

 お気遣いありがとう>阿部さん!
 
  

※阿部さん、お名前を間違えて(安部)て申し訳ない!修正済み。

iPAL1697 富士にはPalmがよく似合う。
  Date: 2001-09-24 (Mon)

■パームな日記2001年9月23日 (Birdis Land's パームなページ)

 そう言えば、初雪だとか。


iPAL1698 Panasonic社のガテン路線?
  Date: 2001-09-25 (Tue)

■Panasonic gets tough with handhelds(CNET/USA)



 以前、「iPAL1520 Panasonicが来週初めにもPalmOSライセンシーを獲得?」という情報を紹介したことがあるが、結局、Panasonic社が選択したOSはPalmOSではなかった。また、PocketPCでもなかった。結局同社が選択したのは、CASIO社と同じくWindowsCEだった。
 
 しかも、驚くべきことに同社のハンドヘルドマシン「Toughbook 01」はその名の通り、粗っぽく使っても壊れにくいマシンをそのコンセプトとする、家電のPanasonic社のイメージからはずいぶん遠いものだった。ある意味、他社製品との差別化で隙間を狙ったというべきか?画像を見るかぎり、キーボードも搭載しており、アンテナも搭載していることから、「ガテンなBlackBerry」とでも呼ぶべき製品を目指しているようだ。ただし、4.1×9.9×17.3cmで454gという筐体を考えると、ハンドヘルドデバイスというよりは「キーボードつきWindowsCEマシンを危険な現場でも使いやすいように縦型にしてみました」ってな感じか?当然のことながらSDスロット搭載。
 
 それにしても意外な結末だ。それとも、まだまだPalmOS搭載の普通のハンドヘルドデバイスは出てくるのか…?
 
 

 ※あ、日本語記事も出た。

■頑強なハンドヘルド、『Toughbook 01』 (CNET)


iPAL1699 Powered Up Award
  Date: 2001-09-25 (Tue)

■Palm Creates Awards for Applications(PalmInfocneter)

 「iPAL1662 グランプリその1」でも紹介したように、日本では先頃、パームコンピューティング社主催としては初めてのソフトウェアコンテストである「Palm OS ソフトウェアコンテスト2001」が開催され、大賞が決まったばかりだが、とうとう、Palm本社主催による初めてのソフトウェアコンテスト「Powered Up Award」が開催されるらしい。
 
■Powered Up Award(Palm社)



【賞品】
●トロフィーが貰える
●大賞受賞者を特集した記事が新聞や商業広告に載る(2500ドル相当)
●Palm社から大賞受賞作品を紹介するプレスリリースが出る
●大賞受賞作品を特集したサクセスストーリーがPalm社でダウンロードできるようになるし、それを印刷したものをたくさん贈呈する。
●あなたのサイトで「Powered Up Award」のバナーを貼れる
●PalmOSコミュニティのリーダー達との授賞式
●最新のPalmOSデバイス1台


 …ちょっとビックリするぐらいに手作り感覚の賞だ。でも、PalmOSらしくていいかも。

【応募カテゴリ】
●エンタープライズ部門(対企業向けのアプリケーション)
●プロダクティビティ部門(ワープロ、PIMなど一般的なアプリケーション)
●レジャー&エンターテインメント部門(ゲームや画像系のアプリケーション)
●学生部門(開発者が学生!という場合の部門)


 …「学生部門」は教育系のアプリケーションを対象とした部門じゃないので要注意。
 
 さて、どんな作品が登場するのか?とっても楽しみだったりする。

 

iPAL1700 Alan、見っけ!
  Date: 2001-09-25 (Tue)

■Ex-Palm executive named Intransa CEO(SiliconValley.com)

 元Palm社のトップで、先頃、同社を去ったばかりのAlan Kesslerさんが、Instransa社のCEOになったそうだ。同社は、Palm社の元親会社である3Com社のCEOで、現在もPalm社の議長でもあるEric Benhamouが数年前に創業し、可愛がってきたネットワークストレージの会社らしい。

 Alanと言えば、こんな記事も以前書いたな〜、としみじみ。

■PAL134便 アイツが幕張にやってくる!(パーム航空)



   

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