機長のインタビューもついてる「PalmBook」を買おう!

2001.07



 本屋さんを数件回ってもなかなか見つからなかった
「PalmBook」(秀和システム社)をようやく入手した。

うん、これ、なかなか素晴らしい本だ。
「システム手帳とPalmの比較」から始まる導入部分は超初心者にとっても優しいし、
黒とオレンジの2色を効果的に配したページデザインも印象的で読みやすい。

で、気がつくと、超初心者でもPalmのかなり深い楽しみ方にまで
迫れるように工夫されている。
 例えばPalmwareの紹介なんかでも、絶対に要チェックのアプリ紹介から始まって、
気がつくと「くま」や「歯車」「書道」なんかまで紹介されてしまっている。
うまい宗教団体の勧誘みたいな読み心地の良さが印象的だ。




「PalmBook」
(SHUWA System社)

著者■井上真花
本体価格■2,400円
ISBNコード■4-7980-0013-2
初版発刊日■2000/07
判型■A5
色数■2
ページ数■280
内容■数あるパームトップPCの中で、
もっとも人気のあるのが「カラーPalm」
「WorkPad」「Visor」といった一連のPalmシリーズです。
本書は、初心者には基本的な使い方を、
中級者にはさらに高度なPalmの使い方を、
そして上級者には豊富なオンラインソフトを
収録した添付CD-ROMとアドレスを用意し、
習熟度に応じた楽しいPalmライフを
強力にバックアップします。
モバイルの主役はPalmです。
対象読者■初心者〜
対応機種/OS■Windows/Macintosh



 ところで、横浜ラーメン横丁を歩くポチ姐さんのスナップ写真も凄い。
なんか、いい感じだ。椎名林檎の歌じゃないが、
これからは彼女のことを「ラーメン横丁の女王」と呼ぼう。

 そんな中、ライター井上真花(みか)さんによる
Palm界のキーパーソン達へのインタビュー記事がやはり面白い。
見慣れた名前が並ぶ中、機長としては
異色の名作「Palm Pickle」の作者コンビ
奥地耕司さん山本徹さんのインタビューが面白かった。
このソフトが見せるPalmに対してのユニークなアプローチのスタイルはやはり、
彼ら自身のパーソナリティに依存していたんだな〜と、とにかく納得した。
ちなみに、奥地さんはPalmで平仮名入力を実現する
「HiraPa2」の作者でもあり、そういうPalmOSに対して、
まるで「提案するようにプログラムを作る」という、
数少ない「提案型のプログラマ(?)」でもある。

井上さんが直接インタビューしたキーパーソンは以下のメンツだ。

この本でインタビューに登場する人:
パームコンピューティング社長のクレイグ・ウィルさん
J-OSシリーズの山田達司さん
Palmfan廣瀬昌明さん
パムポケポチさん
奥地耕司さん、山本徹さん、
Sharming's atticsしゃあみんさん
IKESHOPモバイルプラザ古川店長

以上の淙々たるメンバーに交じって、機長もインタビューしてもらっている。

(2000.7.12)

SHUWA System出版同出版社のサイトから
オンラインで購入することも出来る。
(2000.7.8)




<<menu