ミニ定期便 Back Number
倉庫043

ミニ定期便841 マトリックスへの道
  Date: 2001-02-18 (Sun)

■自己点検できる機械が出現する? 米ゼロックスが仰天技術を開発中(MYCOM PC WEB)

 ひとことで言うと、ここで語られている「Sensor Fusion」なるものは、「デジタルスキャニングの進化形」ってことなんだろうか?

 実は機長の頭では100%理解できていないのだが、「高度化した感知機」を無数に使って、一時期よく言われていた「ファジー」とか「複雑系」ってな「あまり簡単にはまとめづらいような状況」をデジタルデータ(数値)化してくれる、ってことだと勝手に理解してみた。どうだろう?

 さて、こうした未来を「快適なバラ色」として捕らえるべきなのか、こうした未来を「人間の第六感をさらに退化させる予兆」として捕らえるべきなのかは、まだよくわからないが、少なくとも機長がたった今キーボード入力しているコンピュータの優秀なIM(日本語入力システム)は、機長から漢字書き取り能力を奪ったことだけは確かだ。

 確かに、これまで漢字のために割いてきたエネルギーを節約して、それ以外のさまざまな事柄に使わせてもらっていることも間違いない。でも、明らかに漢字書き取り能力は落ちた。

 さて、「第六感」を「漢字書き取り能力」と同じ次元で考えてもいいものだろうか?漢字ぐらい書けなくても停電した夜道は歩けるが、第六感を失ったら停電した夜道で絶対に転びそうだ。

 う〜ん、使い方だけは間違えて欲しくないな、と思う。



※この「iPAL-NEXT」が、44万アクセス達成!感謝の心。

ミニ定期便842 PalmSource 2001情報 その12(番外篇)
  Date: 2001-02-19 (Mon)



 iPAL-BBSからの情報。Palmとカメラを片手に世界中を回るバガボンドなphotographer、SAGE.Mさんが、今回のPalmSource 2001で撮ったスナップを自サイトで公開してくれている。

■PalmSource Forum Tokyo 2001(HOME photography SAGE.M/it Cool Palmish!)

 注目は、講演や講義に登場したパネラーやスピーカー達。気になるところでは、「TapStepMusic」などエンターテインメント&アーティスティックな作風で知られるプログラマ・しゃぁみんさんの姿も!(この人の爆笑講義は是非聴きたかったが、時間がなくて聴けなかったな〜。他に、しゃぁみんさんに紹介してもらったPalm Computing社の「三本さん」もいるぞ!)

 …こうやって見ると、いろんなスピーカーの、いろんな講義があったんだな〜。(スピーカーたって、もちろん坊主じゃないよ)

 ※なお、SAGEさんのサイトには、前回のPalmSourceの時の写真もある!貴重な資料だ。

 

ミニ定期便843 パームで証券
  Date: 2001-02-19 (Mon)

 いろいろあって紹介が遅れたが、とっても重要なニュースなので、あらためて紹介する。

■日本初、Palm Computingィハンドヘルド対応の証券取引サービス開始(SOFTBANK FINANCE)

■イー・トレードがPalm対応の証券取引サービス開始(eWEEK)

 ついにPalmOSマシン上で株式の取引ができる時代が来る。専用アプリケーションを使うことによって、下記のようなサービスを受けることができる。

(1)銀行口座から証券口座への入金
(2)株式(現物・信用売買)取引
(3)証券口座から銀行口座への出金

 …これは大ニュースだ!…そのかわり、あんまり妙なソフトを入れてハードリセットとかは出来なくなるな、こんな時代ともなると…。何はともあれ、「同社のWeb Clipping Applicationは,現在開発中だが,2001年春までに開発が完了する見込みで,パームコンピューティングの新製品出荷と同時にサービスを開始したい」そうなので、新機種待ちらしい。果して新機種はいつ?!



■イー・トレード株式会社

   

ミニ定期便844 どっちのОSショー
  Date: 2001-02-19 (Mon)

 Digital Dream Footwork(2月19日「■NECもPalmOS機を?」)で初めて知った。

■NEC、PDAを2001年秋に国内発売へ(BizTech)



 2月14日(つまり、バレンタインの日)配信のこの記事によると、早ければ今年の9月にもNECが、Bluetooth搭載のPDAを出す計画を持っているらしい。気になるОSはPocketPCか、PalmOSかで悩んでいるらしい。立場的にはPocketPCだろうな。でも、未来を考えるなら…。

 これまでの経験からすると、きっと社内のPocketPC派とPalmOS派がしのぎを削ってるんだろうな、今頃。(ま、ごく一部の部署内でネ)がんばれ、PalmOS派!

 

ミニ定期便845 CAN YOU MAIL?
  Date: 2001-02-21 (Wed)

■【2001.02.19】 一筆しよ〜っと。(Kajikajiかじって)

 この記事で、久しぶりに「一筆啓上運動」のことを思い出した。ちなみに「YOU CAN MAIL」というのは機長の造語なので英語文法的なことはツッコまないように。



 さて、前述のKajikajiかじって!の記事に、以下のような文章があった。

>でも英語ソフトの場合ってどうするすのかなぁ。
>This is a good soft. I am Happy!
>Bye bye(^^)/~~~(←英語力ゼロ)


 他の人は知らないが、機長は自分の英語力のことは気にしないで、とにかく下手くそな英語でもいいから書いてみることにしている。その理由は…?

 機長はソフト作者ではないが、「I's Icons」というアイコンサイトをやっている。というか、やっていた。(もうずいぶん更新はしていない)すると、面白いことに気づいた。パーム航空やこの「iPAL-NEXT」には日本語のメールが沢山届くのだが、アイコンサイトである「I's Icons」の場合、どう考えてもここの利用者は日本人ユーザーの方が多いはずなのに、送られてくるメールには外国の方からのものが多い。そして、彼らの特徴は、日本人ユーザーからの「しっかりとした文書」よりは「やや拍子抜けするほどの淡泊な文章」であることが多い。(もちろん例外もあるが…)

 具体的に、よく貰うメールはこんな感じだ。

========================
I love your icons, please make more PowerMac Icons and some with monitors.

Thanks

■■■
========================


 ■■■の部分は送り主の名前だ。きわめて単純なメール本文だが、これを貰った機長の喜びまで少ない訳じゃない。わざわざメールを送ってくれただけでも嬉しい。たとえ後半のリクエストのための枕詞みたいな褒め言葉(I love your icons)でも、とにかく嬉しいものだ。「無料旅行の抽選に当たったので下記のURLに住所氏名を書き込んで欲しい」とか「今から5名の友人に、下記のメール内容を送らないと…」みたいなメールを貰った時とは明らかに違うニヤニヤ顔で、そのメールをしばし読み返してしまったりする。

 こんなのものあった。

========================
I have just downloaded your icons, and will give you my reactions (as requested) after a while.

But so far....your web page is beautiful!

Are you a graphic artist?

■■■
========================

 これも大して難しい英単語や熟語は使っていない。でも、お世辞とわかっても機長はやっぱりニンマリしてしまう。また新しいアイコンパッケージでも作ってみようかな、と思う。人間なんてそんなものだ。そんな人間の単純さに国境の差はないと思う。

 もっと短いものもある。

========================
super icons........

any palm V icons yet for windows ????

pls let me know
■■■
========================


 ちなみに「pls」は「please」の略語だと思う。かなり短い英文だ。つーか、どの文章も日本の中学校の英作文なら×がつきそうなほどに、文章にさえなっていない。でも、だいたいの意味はわかる。まずは褒めてくれて、次にリクエストだ。でも、自分の作ったものに「super」なんて形容詞をつけてもらって腹たつ人間なんていない。

 しかも、面白いことに、相手だって英語が苦手な場合もある。

========================
English is a foreign language to me too, so I'll be very brief.

I came to your site following a link from O'Grady's PowerPage, and I downloaded your set of icons representing the PowerBook G3 series, because they look like a real piece of art.

I regret that I don't know some Japanese, and you can't use a little more English: I believe that your site has to be a very interesting place to visit, if the rest of it is as beautiful as your icons appear to me.

I'll proudly use one of your icons on my new PowerBook 292/14, and I just wanted to thank you for making them, before I leave your place.

Best regards
■■■
(from Italy)
========================


 イタリア人の■■■君は、機長と同様、英語が苦手らしい。そんな英語が苦手同士の人間が英語でコミュニケーションをとってもさほど困らない。彼もそうだが、難しい英単語や英文を使う必要などないのだ。シンプルな言葉で思ったままに綴ればいい。(でも、インターネットはお互いの顔が見えない、口数のわりには寡黙なメディアだから、悪口だけは気をつけようネ)これと同じようなメールはスペイン人の■■■君からも貰った。

 そう!つまり何が言いたいのかというと、たとえ相手が日本語の理解できないソフトウェア作家であっても、気にしないで、世界の標準語(と思われる)である英語で気軽に、そのソフトウェアのおかげで感じた感動をメールに書いて送ろう。必ず送れ、とは言わない。でも、彼らに送ったメールは「情けは他人のためならず」、必ず自分にも返ってくる。すてきな新作ソフトが生まれるきっかけになったり、更なるバージョンアップが実現されたり…。てなわけで、気に入ったソフトウェア作家にはメールを送ろう!…というのが「一筆啓上運動」の骨子だ。

 

ミニ定期便846 Palmユーザー最年少記録更新!
  Date: 2001-02-21 (Wed)

●追加情報アリ

 iPAL-BBSに出てた下記の書き込みから、日本のPalm界に新記録が生まれた。

■PUGHには 投稿者:みちえる  投稿日: 2月19日(月)

■最年少パァムユーザー更新(?) 投稿者:ぷぺぱ  投稿日: 2月20日(火)

 北海道地区のPalmユーザーグループ「PUGH」に、なんと!わずか二歳のPalmユーザーが登場したらしい。どうやら2月19日開催の同UGのオフ会は、このミラクルチャイルドを中心に大成功に終わったらしい。を、同UGのサイトを見ると、2月12日には、北海道らしくゲレンデオフなんてのも開かれたらしい。素敵だな〜!

 ※あ、そういえば、PUGHさんがhttp://i.am/PUGH/」という、とってもシンプルな新URLに変更になったらしい。あ、2月2日にはぷぺぱさん作のとっても素敵なリンクバナーも決まったらしい。

 ぷぺぱさん作の新リンクバナー

  

【追加情報】

ぷぺぱさんあたいのぱによると、史上最年少「二歳児Palmユーザー」の母親はこの人だったらしい!(笑)

■PalmNavigator

※このページの「管理人について」にも情報が!

ミニ定期便847 mak21情報2
  Date: 2001-02-21 (Wed)

■mak21徹カラのお誘い(iPAL-BBS)

 iPAL-BBSへのたろうさんの書き込みによると、mak21でも、最近恒例となりつつある「徹夜カラオケ」通称「徹カラ」が実施されるようだ。専用掲示板はこちら

■PAG-J版掌花札(「PAG-J」2001.02.19 極秘プロジェクト)
■PyrolHack(mak21版)(「PAG-J」2001.02.20)
■mak21限定グッズAHOアート(「PAG-J」2001.02.21)

 また、Palm界を代表するアホ集団「PAG-J」は、同サイトによると、上記のようなアホ企画をmak21会場で準備しているらしい。恐るべし!

【既報の情報】
■パーム一発勝負募集のお知らせ 投稿者:くあどり@mak21スタッフ  投稿日: 2月17日(土)
■彩パ的無料イベント!開催決定!2/24 投稿者:SHIGE@浦和  投稿日: 2月18日(日)

  

iPAL-BBSで該当記事がページ内で見つからない場合は、ページ最下段の「次のページ」ボタンを押そう!

ミニ定期便848 gMedia in Makuhari
  Date: 2001-02-22 (Thu)

 昨秋CLIE専用の動画ビューワ「gMovie」を発表したgeneric media社が、デジタルビデオ、アニメーション、静止画像を変換し、そのファイルを全てのPalm Poweredハンドヘルドで再生可能にする「gMovie Maker」と、「gMovie Player」を発表し、本日から開催中のMacWorld EXPO2001会場内のパームコンピューティング株式会社の展示ブース(小間番号418)において、「gMovie Maker」のデモを行い、「gMovie Maker 1.0 MacWorld Tokyo 2001 Special Edition」のCD-ROMを配布しているらしい。

 

gMovie Maker Mac版(画像はパムポケさんより。このソフトのMac版は実際に使ってみたが、とても手軽に使える!)

 

gMovie Player(画像は、機長が試しに作ってみた動画ファイル。スクリーンショットじゃわかりづらいと思うが、とても滑らかな動画がPalm上で再生された。ところで、この動画はどっかで…?!)

 また、EXPO内の同ブースでは、Peter Hoddieさんをはじめ、generic mediaの設立スタッフが出迎えてくれるらしい。げ!Hoddieさんが来てるの!ミーハー的にはQuickTimeの父とも呼ばれるこの人を一目見てみた〜い!(でも、時間がないのでEXPOは行けないな〜)

 フレスコ画に描かれたイエス・キリ…もとい、Peter Hoddieさん

【generic media社】
インターネット上のデジタルメディア業界に革新的な技術とサービスを提供すべく2000年春に設立。米ソフトバンク・ベンチャーキャピタル社、ソニー株式会社、およびNTTリース株式会社から出資を受け、カリフォルニア州パロアルトに本社を置く。2001年春には日本支社の設立(予定)

また、2月27日から明治記念館で開催されるDEMO Japan初日のスーパーセッションにおいては、Generic Media Publishing Serviceのデモ(参照)を行うらしい。Generic Media Publishing Serviceは、ストリーミング・コンテンツを様々なフォーマットに瞬時に変換、複数の異なるデバイスやプラットフォームへの配信を可能にし、インターネット・メディアの経済性とワークフローを一新する画期的なソリューションとして、今、最先端のネット世界でもっとも熱い視線を浴びているサービスだ!

 ※詳しくは、「ミニ定期便436 gMediaの秘密」「ミニ定期便817 形式という国境を越える」を参照のこと。



を!…とアップしたら、すでにこんなページも出来てたのね?!PDA Japanより。


ミニ定期便849 iPAL-BBSヘッドライン02
  Date: 2001-02-22 (Thu)



■【注意喚起】 中国語圏サイトで、日本のサイトを狙った攻撃が進行中 投稿者:sugim  投稿日: 2月22日(木)

 機長にはよくわかんないが、何か大変なことが起こってる(or 起こりつつある)らしい。該当者は要注意!

 あ、でも、なんだか「同情報からのリンク」の先には、「とても怖〜いリンク」もついてるらしいので、しっかりと読みながら進もう!

 ま、とにかく注意するのにこしたことはないだろう。
 情報提供のsugimさん、感謝!

ミニ定期便850 【速報】mak21参加申込の締切迫る!
  Date: 2001-02-22 (Thu)

●追加情報アリ



 いよいよ土曜日に迫った「mak21」だが、その事前参加申し込みが、23日の24時をもって締め切られるらしいぞ。急げ!

■mak21 事前参加申し込み締め切りについて



【追加情報】

※23日(金曜日)の未明には、とうとう参加者の人数が197人になっていた。今回は「参加者の人数が増えれば増えるほど参加費が安くなるシステム」なので、現在の参加費用は4000円だが、あと44人増えれば3500円になるぞ。それにしても凄い勢いで増えてるな〜!

ミニ定期便851 PDA新時代【改訂】
  Date: 2001-02-22 (Thu)

●追加情報アリ

 先日、「ミニ定期便844 どっちのОSショー」で、NECがPDA分野への進出を計画中で、OSをPalmにするのかPocketPCにするのかで思案中、というニュースを紹介したばかりだが、今度は、PDA新参入会社として、また別の会社の名前が浮上してきた。しかも日本の企業だ!

■Fujitsu considers PalmOS for their PDA entry(PDABuzz)



 Tp535&Palm3でリンクを見つけたPDABuzzの記事には、大きく分けて2つの情報が載っている。

1)富士通の上級副社長であるTadayasu Sugitaさん(実在?)のコメントとして、同社はPDA分野への参入を考えており、そのためのOS選択の最有力な候補としてPalmOSを考えている。

2)このまま進むと、ソニーと富士通がPalmOS陣営に入り、東芝とNECがPocketPC陣営に入り、SHARPはLinux入りのZaurusでわが道を歩むだろう。どっちにしても、これからの時代、コンピュータ企業にとって、PCセールスの落ち込みを埋めてくれそうなアイテムとしてPDA分野への進出はより、魅力的なものになっていくだろう。

 …だいたい、こんな感じか?

 富士通のPalmOS参入が本当なら嬉しい。仲間が増えるのは楽しいものだ。だがまあ、この記事ひとつではなんとも言えない。本当かもしれないがウソかもしれない。たとえ今は本当だったとしてもやがてウソになるかもしれないし、その逆もありえる。

 それより興味深いのは、NECがPocketPC陣営に走るだろうというコメント。こうやって軽めに入ってる情報ほど、意外と内部のどこかから漏れた情報が混じってたりすることもある。もしもそうなら残念だが、まあ、やむなし。

 あと、SHARPの独自路線、しかもLinuxを搭載しての独自路線という表現は興味深い。良くも悪くもUSA市場にとってLinux搭載のニュースにインパクトがあったから思わずそう書いちゃったとも言えるし、実際、アメリカ向けの製品でLinuxを積んじゃった同社にはOSに関する深刻な悩みがあるのかもしれない。(例によって、ことハードウェアに関しては、Palm社のCOOもラブコールを送りたくなるほど、すばらしいテクニックを持っているのだが)

 …とかまあ、PDABuzzに出てたちっぽけな記事を元に無責任な文章を書いてみたが、あんまり信じないように。機長は楽しんでいるだけだ。こんなビッグネームの企業が、何かの意図もナシにそうそう簡単に情報を漏らすはずがないし、漏れるときは意外とつまんないところから漏れるもんだったりもする。要するに、まだまだヨタ話の粋を出ちゃいない。

 ただ、記事中にもあったように、PDAという分野にPC系企業が参入する価値がますます高くなって、それにつれて市場もますます大きくなってくると、それだけこうしたヨタ話で盛り上がるとが楽しくなる。こっちの陣営はこうだ、あっちの陣営はこうだ、とか、噂話してるだけでも楽しいじゃん?それはそれで幸せなことだ。

 

【追加情報】

 あら!今になって気づいたけど、こんな記事もTp535&Palm3に出てたのね。今度の出典はPalmInfocenter

■H-P Might Switch Jornada to Palm OS(PalmInfocenter)

 H-Pとはもちろん、ホームページのことじゃなく、Hewlett-Packard社のことだ。



 同社に新設されたEmbedded and Personal Systems groupの新しいヘッドであるIain Morrisさんのコメントらしい。こっちはCNETのインタビューで喋ったらしい。

 この記事では、JornadaをPalmOSに変えたり、あるいはLinuxに変えることまで考えているんだとか?…どうなってるんだか?

 ここまで同じ日に、ビッグな改宗話が2つも伝わってくると、いろいろ邪推もしてしまう。先日発表されたばかりのニュースである「PalmOSのシェアがアメリカで約5%落として、PocketPC連合の合計シェアが約5%上げた話」とか…。

■MSがパームとハンドスプリングのシェアを侵食(CNET)

■Pocket PC陣営,Palmのシェアを一部浸食(ZDNN)

 反MS色の強いCNET/USAと、汎MS色の強いZDNet/USAがほぼ同じ論調の記事を書いたのは珍しい。このPC Data社による調査報告は、あくまで今年1月分のシェアに限ったものだが、PalmOSマシンが珍しくPocketPCマシンにシェアを食われたというニュースの意味(わずか5%だが)と、そんなPDA業界のシェアの変化そのものの意味が今、とても大きな意味を持っていることを、この2つの記事は証明してくれている。

 さて、機長はこの両記事で紹介されている数字は、PalmOS陣営の雌伏期間(Visorのみはセールス期間だったが部品不足でスパートをかけ損ねた)にたまたまつけこんだPocketPC陣営の努力の結果だと、考えている。その論拠のひとつは、日米ともに同じ時期に、PalmOSマシンは、それぞれ別の種類のマシン(アメリカではPocketPCマシン、日本ではZaurus)にシェアを奪われていることだ。つまり、敵に勝機があるというよりも、もっぱらPalmOS陣営は自陣営の原因によってシェアを落としたと考える方が自然だ。つまり、PalmOS陣営は、負けたのではなく、勝たなかったとも言える。(そりゃ、勝つにこしたことはないが、たまたま日米で起こった出来事を比較してみると、そう分析してみることは可能だ。)

 ところで、まもなくPalmOS陣営は待望の新機種シーズンを迎える。もちろんここで数字を落とすようなことがあればPalmOS陣営の凋落は決定的だし、また、ここで恒例の部品不足のために販売経路で失敗したら、やっぱり決定的な敗因になるはずだ。だからこそ、PalmOS陣営は、いつも以上の慎重さで新機種投入のタイミングを待っていると、機長は見ているのだが、どうだろう?そんな雌伏の期間に、どうしても待ちきれない初心者ユーザーや投資家、将来の互換機メーカーのためには、それがウソであれ、本当であれ、やはり「勇ましく鳴り響く自陣営のラッパの音」が欲しくなるものだ。それが、今回の2つのニュースの理由だったりして、などとも思ったりはしている。

 くどういようだけど、出典情報は本物だが、機長のコメントは、今回はとくにヨタが多いから気をつけるように!

   

※ついにこの「iPAL-NEXT」が45万アクセス達成!平伏感謝!

ミニ定期便852 続・PDA新時代
  Date: 2001-02-23 (Fri)

 何だろう?ここ数日続く波乱の展開はまだまだ終わらない。

 時系列で並べるとこうなる。

■NEC、PDAを2001年秋に国内発売へ(BizTech)



 注目はNECがPDAのOSとしてPocketPCを選ぶのか?PalmOSを選ぶのか?だ。


 そして昨日、大きな動きがPDABuzz周辺で起こった。

■Fujitsu considers PalmOS for their PDA entry(PDABuzz)



 今度は富士通がPDA分野への進出を考えていて、そのOSとしてPalmOSを第一候補として考えている、というニュース。さらに、NECはやはりPocketPCに走るのでは?という予想までついている。

 ※なお、この記事の元ネタであるインタビューの主である「富士通の上級副社長であるTadayasu Sugitaさん」については、iPAL-BBSへのhidetaさんによる投稿で、「杉田 忠靖」さんという4月1日付けで同社の「代表取締役副社長」に就任する人物のことではないか、と推測される。なお、この人は現在、「専務取締役コンピュータビジネス担当(兼)パーソナルビジネス本部長」というお仕事をしているらしい。…とは、言え、上記PDABuzzの記事で語っていた主がこの杉田さんであると断言することはまだ出来ないが…。

 そんな昨日、もうひとつのビッグニュースが届いた!

■H-P Might Switch Jornada to Palm OS(PalmInfocenter)



 この記事だけだと、Hewlett-Packard社の新幹部が、同社の主力PDAマシンであるJornadaのOSをPalmOSやLinuxOSに変更するかもしれないと示唆した、というニュースだ。

 さて、この記事の元ネタとなっているCNETのインタビュー記事も読んでみた。

■HP lures Motorola exec to scrutinize new gadget group(CNET)

 この、日本語訳すると「ヒューレット・パッカード社はモトローラ社の幹部を招いて、同社が新設したガジェットグループについて詳しく調査させている」と題された記事の中でPalmに絡んだ主要事項は以下の通りだ。

 Hewlett-Packard社(以下、H-P社)は、同社の5大グループの一つとして新設した「Embedded and Personal Systems group」(組み込みおよび、個人システムグループ)のトップとして、モトローラ社で23年間を過ごしてきた44歳の男・Iain Morrisさんを招へいした。

 このMorrisさんの新しい仕事は、同グループの計算機や無線サービス、CDレコーダー、モバイルデバイスのための無線サービスなどとともに、同社のハンドヘルドマシンであるJornadaとJavaクローンであるChaiを監督することだ。そして、仕事に就いた最初の3ヶ月間、彼は注意深く同社の各事業について観察&分析した結果、とくに、JornadaのOSを別のものに変更すべきだという結論を導き出したそうだ。(ちなみに、このインタンビューは、フロリダ州Palm Beach沖に浮かんでいる彼のボートからの電話で行ったそうだ)

 そしてMorrisさんは言った。「詳細な分析をした結果、jornadaは強力な商品であることがわかったが、それはその潜在的な能力を発揮していない」だから、そのOSをLinuxやPalmOSに変更するぐらいの劇的な変更さえも考えている。

 JornadaはPocketPCマシンではもっとも人気のあるマシンだが、ハンドヘルド全体のセールスを考えるとほとんどわずかしか売れていない。先月のPC Data社のデータでそのシェアは2%ほど上がったが、「Jornadaは製品として成功する可能性を持っている!」とMorrisさんは断言している。

 同社は火曜日に、このマシンに電話機能を付加すると語った。これにつけ加えてMorrisさんは、このマシンにさらなる機能も付け加えるだろうと語った。例えば、電子財布や離れた位置から行う家庭内の各種コントロールなどだ。

 【以下、省略】

 …これは、かなり衝撃的なコメントだ。果して、これから同社はどっちに向うのか?ますます目が離せなくなりそうだ。

 …と書いた途端に、CNET/JAPANにこんな記事があるのを見つけた。

■HPが携帯電話にもなるハンドヘルドを計画(CNET/JAPAN)

 この21日付けで日本語配信された記事によると、H-P社は20日に、「携帯電話にもなる『Jornada』(ジョルナダ)ハンドヘルド・コンピューターを今年中に発売すると発表」したらしい。しかも、「米マイクロソフトの『Pocket PC』オペレーティング・システム(OS)を搭載する」と!

(※この記事だけだと、ちょっとわかりづらいが、Japan.CNET.comがリリースしている「CNET Japan Digests Mail」というメールマガジンでは、この記事の概要を説明する文章の中で、はっきりと「米ヒューレット・パッカード(HP)は、携帯電話にもなる『Jornada』 (ジョルナダ)ハンドヘルド・コンピューターを今年中に発売すると発表した。搭載するOSは米マイクロソフトの『Pocket PC』となる。」と断言している)

 え?!…と思うが、この日本語ニュースは、ようく考えると、前述のMorrisさんのインタビューの中で触れられていた「同社は火曜日に、このマシンに電話機能を付加すると語った」記事の日本語訳であることがわかる。

 つまりだ。ごく冷静に考えると、20日の時点では「PocketPC」で行く、とH-P社は語っているだが、その翌日には同社のガジェット部門のヘッドが「PalmOS」に変更するかも、と語っているのだ。

 う〜ん、まるで機長の心を玩ぶような、この楽しすぎる展開。決して、余談は許さないが、とっても楽しいぞ!富士通に続いてHewlett-Packard社までがPalmOS陣営に参加して、さらに勢いでNEC社までが参加してきたら…、いろいろと夢は膨らむ。

    

※Hewlett-Packard社の「Embedded and Personal Systems group」と、その責任者であるMorrisさんについての情報。

■HP,PDA用組み込みシステム部門を新設(ZDNet)


 

ミニ定期便853 iPAL-BBSヘッドライン03
  Date: 2001-02-23 (Fri)



■富士通の杉田副社長 投稿者:hideta  投稿日: 2月23日(金)01時57分22秒

■ミニミニレポート 投稿者:SAGE.M  投稿日: 2月23日(金)00時13分48秒

■mak21事前参加申し込み締め切りについて 投稿者:マサ村上@mak21スタッフ  投稿日: 2月22日(木)15時41分10秒

ミニ定期便854 mak21直前情報
  Date: 2001-02-23 (Fri)



 ■「mak21」の事前参加申し込みが、まもなく23日の24時をもって締め切られる!

急げ! → すでに終了!

 そして、最近ではPalm系イベントのたびにマヌケな大プレゼントをしてくれるPAG-Jが今回もやってくれる!今回はマヌケなものから、すげえマヌケなもの、果てはとっても素晴らしいものまで!

配達人を探せ!

■PAG-J(PAG-J)

 既報の「[mak21]便乗(連動)企画のご紹介」も要チェックだぞ。

便乗せよ!

 


ミニ定期便855 水玉と花柄
  Date: 2001-02-24 (Sat)

 

 今さらながらだが、こんなことになっちゃった。あ、間違える人がいるといけないので、説明しておくと、下の画像が、今回の「Mac World EXPO TOKYO 2001」で発表された新型iMacだ。

 

 この2バージョンを「魚のウロコ」と「トイレの壁紙」と呼んだ人もいたが、正直、遅すぎた。というか、需要(いまだにコンピュータに触っていない人)はおそらくそこそこはあるかもしれないが驚きがまったくない。だからこそ、アメリカじゃなくこの東京で発売したとも言える。(あくまで想像だが…)

 さて、ほとんどMacintosh的には関心のなかった同EXPOなので、Palm関連のフォローだけしておく。

 WorP@holicさんからの転載情報。

■パームコンピューティング,Macworld Expo/Tokyoで「WebClipping」をデモ(ZDNet Electric Gear)



 そろそろ本物が見たいな〜!有線じゃなく無線の!

■Expo/Tokyo 2001:ポチ/Yuko TanakaのPalm関連製品レポート(iMacWIRE)

 パムポケ!ポチさんによる懇親の記事&写真だ。「Palm関連製品が続々とでてきたという昨年のエキスポと比較して,ちょっと寂しい感じのある」今年のEXPOでキワモノ探しにその抜群の臭覚を傾けるポチさんに拍手!
 個人的には、それぞれADBポート、USBポートから緊急時に充電してくれる「ADBコダック」&「USBコダック」(4個限定!)と、太陽光で準電してくれる「Scotty」(アスク)が興味深かった。



 一方、先日紹介した例のヤツについての記事も出ていた。

■米ジェネリックメディア、Palm OS用動画プレーヤーとオーサリングツール配布(CNET)



     

ミニ定期便856 蒼い遊牧民の嘆き
  Date: 2001-02-24 (Sat)

■ドライブウェイ、無料ストレージサービスを中止(CNET)



 このCNETのニュースを聞いて、アッと思った。そう、このニュースが「とある著名なPalmwareベンダー」に与えたショックのことを思い出したからだ。

 そのメールは「蒼い遊牧民」(原語=Blue Nomadという聞きなれない会社名が、その差出人となっていた。



 Blue Nomadなんて聞いたことがない?…そりゃそうだ。つい最近その名前を変えたばかりのこの会社はこれまで「BackupBuddy Software」という名前で通ってきた。そう、古くからPalmの世界で、バックアップ方面のもっとも人気ある拡張ソフトとして活躍してきた名作ソフト「BackupBuddy」(2000年度のZDNet PDA Software Awards〜SYCHRONIZATION/INSTALLATION部門を受賞!)を作ってきた会社だ。



 このソフトの他にも「Install Buddy」「Word Smith」など、いくつかの名作を放ってきたこの会社から、機長の元に届いたメールには悲痛な文面で、「DriveWay社が、無料ストレージサービスを突然中止したために、これまでBackupBuddyユーザーがデフォルト&無料登録するだけで使えた、Palmコンテンツのオンラインバックアップは不可能になってしまった」と、書かれてあった。さらに、さらにこの「We regret to inform you」という書き出しで始まるメールには、今回の件に関するBackupBuddy登録ユーザーへの精一杯のフォローが溢れていた。残念!


ミニ定期便857 日本じゃないけど…
  Date: 2001-02-24 (Sat)

■ノバテルがパーム5に第3世代携帯対応無線モデムを提供(Mainichi Interactive)



 ものすごい勢いでワイヤレス時代に突入しているらしい。


ミニ定期便858 mak21,today!
  Date: 2001-02-24 (Sat)



本日開催!

ミニ定期便859 【速報】mak21、無事終了!
  Date: 2001-02-24 (Sat)



 さて、mak21に行ってきた。

 機長はギリギリの会場到着となったのだが、会場となった上野東天紅の大広間の丸テーブルに200名を越えるPalmユーザーが座っている様は壮観のひとこと。パッと見たところ、ずいぶん女性ユーザーが増えているような気がする。ホントに、毎回イベントごと、女性ユーザーが増えていっているような気がする。

 今回は、受付の際の抽選で、Palmの機種名を書いた札が渡されて、会場内に入ると各テーブルには機種の写真が貼ってある札が立っており、その機種のテーブルが自分の席になる。こうして初対面同士でも話し合うチャンスを!という趣向。なかなかいい。

 あと、これまでの経験から生まれた作戦として、顔出しNGの人は、男性は顔にカラフルな絆創膏を貼り、女性は頭にリボンをつけるという作戦も登場。これ、いい。もちろん機長の顔にも絆創膏!

 会場内には、そこここにPalmの世界の有名人たちも見える。そして、途中の歓談タイムを挟みながら、「パーム一発勝負」のイベントPalm de COOL!の徹夜の作品には笑った、他)が行われ、あんなソフトウェアや、あんなハードウェアが会場に来た人たちだけに紹介され、最後には、このイベントのプロデューサーである瓜生良治さんによる「これを見ずに死ねるか?」と叫びたいほどの見事な爆笑MCで「総勢200名によるジャンケンプレゼント大会」が行われ、2時間余にわたる一大イベントが終わった。

 途中で出会ったユーザーの一人が語っていた。

「実は大きなイベントに出るのは三回目です。最初の時はなかなか自分からは話し出しづらくてステージのイベントを楽しんでるうちにいつの間にか終わってしまって、二回目でようやく少し顔なじみも出来てお喋りなんか始まって、三回目の今日、とっても楽しんでます!」と。

 さて、皆さん、楽しんで帰ってくれたのだろうか?

※詳細については、これからいろんなウェブサイトに出るはずなので、そっちをチェック!

 とにかく、瓜生さんを始めスタッフの皆さん、素晴らしいひとときをありがとう!

ミニ定期便860 春の予感
  Date: 2001-02-25 (Sun)

 先日のPalmSource 2001では、珍しく見事な英語によるスピーチを聞かせてくれたパームコンピューティング社社長のCraig Willさん、今回のMacWorld EXPO 2001 TOKYOのコンファレンス「Palm Computingデバイスで広がるMacのユーザビリティ」の演壇では、日本語によるスピーチだったらしい。



■「Palm Computingデバイスで広がるMacのユーザビリティ」レポート〜「m100」新色フェイスも発表! Palmの今後とMacとの連携を強調(MacFan net)

■Expo/Tokyo 2001:「Palmで広がるMacのユーザビリティ」カンファレンスレポート(iMacWIRE)

 機長の注目は2つ。

 ひとつは、m100用の新しいフェースプレート!



クリックすると拡大画像が…。

 中でも、浜崎あゆみバージョンかい?!という「Leopard」!m100シリーズだけのフェースプレートにしておくにはもったいないほどのカラーバリエーションだ。

 それと、PalmSourceでも紹介されいたが、現在日本国内で準備中のWebClippingサイトの画像も興味深い。



クリックすると拡大画像が…。

コンピュータ関連ニュースの「BizTech」、Palmに初めて本格進出する証券サービス「E*TRADE」、競馬専門誌らしい「ゲンダイ」、お馴染み「駅前探検倶楽部」、グルメ情報らしい「ask mobile」(?)、あえて説明するまでもない「ハローキティのLOVELOVE星占い」、ちょっと読めないのよくわからない「?」(誰か教えて〜!)、CLIE Plaza!でもおなじみ「Pubzine」、PalmSourceでも紹介された世界初の民間気象情報サービスである「WeatherNews」、どうやら地図系のサイトらしい「Mobil Location.net」、どうやら名前の通りと思われる「ビジネス相性診断」、とっても期待したい「Internet FRIDAY」…などのトップページが見える。とにかく、とっても楽しみ!

  

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