ミニ定期便 Back Number
倉庫048

ミニ定期便941 VAIOつきCLIE?
  Date: 2001-03-17 (Sat)

■PalmとAVって?(VisorConcerto)2001/3/17 第149目

 ももたろさんのこの文章、基本的に機長も大賛成だ!

 もともとPalmという「電気仕掛けのシステム手帳」が目指したものと「AV的なるもの」は徹底的に違うものだから。

 でも、SONYは確実にその合体を目指している。それは、SONYがPalmの「保守本流」ではなく、「AV的なるもの」まで扱える「色物亜流」(SONY的に言えば「エンターテインメント指向のPalm」)を目指しているからだ。

 ただし、CLIEをそれ単体で考えるのではなく、SONYの「VAIOを中心とした個人の家電的デジタル環境の1デバイス」と捕らえた場合、その意味はまったく変わってしまう。たとえば、PEG-N700Cが実現した「テレビを予約&デバイス上で観られる機能」にしても、「最新型のAV対応VAIO」を持っていれば、かなり手軽に見られるようになっている。「最新型のAV対応VAIO」を持っているかどうかでその意味は大きく変わる。

 先日のPEG-N700C発表会で、その連携ぶりに感動した人たちが口々に「そろそろVAIO買わなきゃな〜」とこぼしていたのは象徴的だった。地図の連携にしろ、画像の連携にしろ、音楽の利用にしろ、とにかくVAIOを持っていればかなり手軽にそれらが実行できる。機長などは、そのうち「母艦となるAV対応VAIOがついてくるPEG-N700Cのセット販売があってもいいのじゃないか?」と思うぐらいだ。SONY的には「まったく逆!」かもしれないが…。

 PEG-N700Cとはそういうマシンだと思う。

 だから、機長のようなMacintosh派の人間がいくら声高にMacintosh対応にしてくれ!と叫んでも、現在のようにサードパーティによる部分的対応(HotSyncは出来るよ、程度)以上にはなかなか動いてくれないかもしれない。SONYにとっては「SONY的本流の中の新進エース」と位置づけられるはずのPEG-N700Cさえもたぶん、VAIOと連携した時に発揮する驚異的な機能なしには、再びPalmの「色物亜流」になってしまうからだ。

 でも、PEG-N700CはVAIO以外のPCでも使えるようになっているし、Macintosh環境でだって前述のようにサードパーティのソフトを利用すれば、使えないことはない環境にはなっている。なぜか?…それは、PEG-N700Cが「AV的なるもの」としての機能がそれらの環境ではまだまだ未成熟だったとしても、それ以外の機能(ハイレゾ液晶、新フォント、ジョグダイヤル…など)で、現行のその他のPalm互換機と比べても十分に戦えるマシンだからだ。(これは、純粋に日本人のために1機種マシンを作ってしまうような企業が他に存在しない、という点にも関わっている)

 もしも、SONYがPalm専門の企業なら、「PEG-N700CからAV的なるものを除いた廉価モデル」だって作っていたかもしれないが、少なくともそれはSONYという会社の利害とは一致しない。だから、SONYはそういうマシンを作らないのだし、もしかすると、PEG-N700Cのモノクロ版は永遠に出ないのかもしれない。これも会社の利害や夢と一致しないからだ。(この理屈で言えば、パームコンピューティングがSONYからのOEMでモノクロCLIEを発売した方が自然と言えば自然と言える。そう、色物亜流から保守本流へのレンタル移籍として!)

 ただ、これだけは言える。

 Palm OSとは「自由」なOSだ。他のOSに比べれば、貧弱かもしれないが、かなりの自由さを持っている。だから、SONYのように思い切った「亜流」も作れる。だから、SONYはSONY自身の夢と重なる部分で「色物亜流」を作った。それがたまたま、(とくに日本人にとって)「本流」を越える部分をあまりにも多く持っていた、というのが今回のPEG-N700Cを、Palm本流から眺めてみた場合のポジションだと思う。

 極端な話、「保守本流」であるはずのPalmそのものが、ワイヤレス環境〜電子財布…と、当初の「電気仕掛けのシステム手帳」の外に向って羽ばたこうとしているのが昨今の現状だ。Palmとは、そんな「自由さ」こそが魅力だと思う。そんな「自由さ」に興味がなければ、別にザウルスやPocketPC使ったっていいんじゃないの?とさえ、機長は思っている。(それこそ、便利に使える技術が調ったら、Palm社は来年か再来年にはAV機能だってつけてるかもしれない。極論だけど…)

 ところで、どうかな?

 冒頭で紹介した「ももたろさんの疑問」のような「矛盾点」をただすためにも、「AV機能抜きのPEG-N700C」を、パームコンピューティング社からOEM発売するっていうのは?これだけで、矛盾はずいぶんとクリアになるように思う。(→ま、これはこれで、Palm社の利害とは一致しないからありえないことなんだけどね)


ミニ定期便942 とにかく種類は増えていく。
  Date: 2001-03-18 (Sun)

 PalmSpot.Netからの転載情報。

 そしてSUMSUNG社のサイトで「Coming this Summer」と書かれている「Wireless Digital Assitstant:SPH-I300」製品の画像がこれ。



 iモードカントリーの国民としては、とくにコメントはしないが、いろいろ機種が増えてくるのはおめでたいことではある!

※それにしても、PalmSpot.Netは、Tp535&Palmと並んで、原語ものの最新情報について、ホントに見逃せないサイトだ!


ミニ定期便943 タイムラグ。
  Date: 2001-03-14 (Wed)

 3月15日から東京(銀座・ソニービル)と大阪(心斎橋・ソニータワー)で始まったPEG-N700Cの展示に出かけてきたレポートが続々と出てきた。

■PEG-N700Cに触ってきたよ(kajikajiかじって!)2001.03.16

■新型 CLIE に触ってきましたよ(俺とお前とc3)2001年3月18日(日)

■ももたろ in 心斎橋(VisorConcerto)2001/3/18 第150日目

 …などなど。

 さて、いろいろ絶賛の言葉やら、それぞれの果敢な店頭実験(?)などが並ぶその中で、やはり注目は、話題の「アプリ切り替えのもたつき」Palmfan・M.Hirose・「ひとりごと」Mar,15.2001)について。

 各リポートを読むと、それぞれ「どの場面でも1〜1.5秒ほどかかり」(俺とお前とc3)、「切り替えると2秒くらい画面が真っ白になった後にパッと表示される」(VisorConcerto)と言ったコメントが書いてある。

 ついでに、発表会の現場で機長がそれほど不満を感じなかった原因についても、「VisorConcerto」のリポートを読んだ結果、この辺だろうな、という理由がわかった。

 つまりこれだ。「PrismでLaunch'EMを起動するとき位の感じ」(VisorConcerto)…機長の大好きなソフト「Launch Menu」がストレージ内のアプリに対応してくれていないため、Prismユーザーであり、半分以上のアプリをストレージ内に置いている機長はここ数ヶ月、いちいち「Launch 'EM」(いくつか問題もあるが、アプリの整理が楽!)経由でアプリを切り替えるというやっかいなことをしている。それもこれも、キレイなカラー液晶(当時)をそのためだけに捨てがたいという理由だけなのだが、このせいか、機長はPEG-N700Cデモ機でもそれほどのストレスを感じていなかった。

 さて、最後に根本的な問題について。「アプリ切り替えのもたつき」については、Palmfanにも書いてあるように、「これは,160×160用に作られた今までのアプリをサポートするために,アプリ切り替え時に一旦160×160に戻しているために起こる」のだという点については機長もその後、関係筋より確認している。でも、待てよ。てことは、製品版ではそのままでも、ソフトウェア的に少しは解消される可能性もあるのではないか?初代PEG-N700Cにおけるジョグの不満点がやがて誰かによって解消されたのと同じように、などとおぼろげな期待もしているのだが、どうだろう?

 さて、まもなくHandspring社、SONY社に続いて、Palm社が答を出してくる番(月曜日?)だが、どうだろう?とにかく楽しみ!

  

 ※PEG-N700Cに関しては、クリクラ!に登場した「CLIE PEG-N700Cに関する疑問にお答え!(補足・修正あり)」(2001.3.17(土))に、SPAさんによる、かなりの数の実機レポートが出ている。とても便利!

 「アプリ切り替えのもたつき」についても、「1〜1.5秒といったところでしょうか・・・。なお、予定表アプリなど、同アプリ内の表示切り替えについては1号機同様、瞬時に切り替わります」というコメントが出ている。機長が気づかなかった理由はこれかも?…ま、機長の感想よりは、店頭に実機が並んでから自ら試してみるのが一番かも!



ミニ定期便944 小ネタ集
  Date: 2001-03-14 (Wed)

   【NEWS-1】

 最近おなじみの、iPAL-NEXT非専属調査員のアノニマス大佐からの情報。(関係ないけど、先日某所でやっとお会いできたPalmNinja4号さん、これからもよろしくネ!)

 Vectorにこんなソフトが存在するらしい。

■Abroad!/J-Mate 本機長特別バージョン(Vector)

 たぶん、このページからダウンロードできるソフトと同一だと思われるし、実際にダウンロードしてみたら同一だったのだが、果して「本機長」とは?「本ガツオ」とか「本わさび」とかあるぐらいだから、「偽機長」とかもいるんだろうか?

   【NEWS-2】

■ソニーの社長養成計画は?(asahi.com)

 いろいろ面白いことをするな〜。基本的には素晴らしいシステムだと思う。が、逆に、警察におけるキャリア組とノンキャリア組みたいに、無用な軋轢とか上下関係とか、キャリア組上層部の腐敗を招いたりするなんてことはないんだろうか?とにかく楽しみではある。

   【NEWS-3】

■長者番付でゲイツに迫るエリソン(CNET)

 とにかく不安定きわまりない状況のハイテク株の動きは、これからもさまざまなドラマを演出してくれそうだ。

 ちなみに、最近のナスダックの崩壊で、Palm株もこんなことになっている!最盛期(IPO公開直後)のなんと1/10近い数字だ!

   【NEWS-4】



■KS-PUG花見オフ開催 投稿者:TAK  投稿日: 3月17日(土)

 そうか、もうお花見の季節なんだな〜。

   【NEWS-5】

■ゼロハリバートンのPalmVケース(今宵Palmであいましょう。。。)



 マニアにはたまらないZERO Halliburton Editionだ!今宵Palmであいましょう。。。で画像入りで紹介されている。

    

ミニ定期便945 20日までらしいです!
  Date: 2001-03-18 (Sun)



 一周年だそうです。(←おめでとうございます)

 だもんで、いろんな生き物や物体がお薦めしてます!

 御無沙汰してます。お元気ですか?>


ミニ定期便946 m500とm505をすでにPalmStoreが販売中?
  Date: 2001-03-19 (Mon)

 お馴染み、iPAL-NEXT非専属の命知らずの諜報員のアノニマス大佐からの情報。

======================
PalmStoreで発売準備始まったようです(笑)
画像はまだリンク切れしていますが,噂とおり発売のようですね。

でも,情報漏れすぎですね〜(^_^;)

■m500(PalmStore)
■m505(PalmStore)
======================


 本当に「情報漏れ漏れ」状態だ。ほんとにこんなことでいいのだろうか?

※…と、この記事をアップロードしようとしてたら、すでにVisorの衣装部屋にも同じ情報が…。「情報漏れ漏れ」というより「情報漏らしまくり」らしい。

 

※うん、今宵Palmであいましょう。。。によると、出典はココか?

■Palm m500 e m505...quasi svelati !(Palmare.net)



ミニ定期便947 やっぱり感謝!
  Date: 2001-03-19 (Mon)

■PEG-N700Cで既存のPalmwareのハイレゾフォント対応を実現する『Default HiRes』 (CLIE User Club!)

 この人(Default HiResの作者さん)には、これまで何度も感謝してきたが、まもなく、数十回目の感謝をしなければならないらしい。本当に感謝だ!(忙しいのに、本当にすんません!)



 ディベロッパーの手の届かないところはユーザーレベルででも、なんとか解消してしまうというのが、Palm世界のいいところ!

 しかも、このソフト、クリクラ!のSPAさんも書いているが、作者は実機さえ手元にない状態で作ったのだという。恐るべし!てゆーか、出来ないと文句を言う前に出来るようにしてしまう「ほぼ普通のサラリーマン」の気合いに、ただただ感動してしまう。仕事だってあるのに…。こんなことなら、SONYさんを初めPalmOS互換機のメーカーさんは、デモ機が出来たらすぐにこの人に送ろう!(どうしよう、ZAURUSまで送ってきたら?…)

 

※とにかくまずはクリクラ!を読んでもらいたいのだが、「大変多忙な状況のようですのでこの件についてのご本人へのお問い合わせなどについても、正式公開後に」して欲しいそうだ!くれぐれも、お願い!

ミニ定期便948 音クリと言えば…
  Date: 2001-03-19 (Mon)

 クリクラ!のCLIE2号機ニックネーム投票の結果は凄いこと(「オトクリ」と「シロクリ」の同点決勝)になってしまった!(機長のイチオシのギンクリは残念ながら3位!)

 ここで1位争いをしている「オトクリ」の名前通り、今回のPEG-N700Cが「音」によって、その他の互換機と決定的に違っている点だけは誰にも否定できないはずだ。

 そうなると、日本のPalm界でもっとも「音」にこだわっているサイト「palm-music」の言葉にはどうしても耳を傾けたくなる。もう、その他の機能になんか完全に目をつむって、「音と音楽」にこだわってPEG-N700Cを見つめる同サイトの存在は、特異にして貴重だ!実際に大阪のソニービルで触ってきたリポートも注目!

 もっとも、サイト運営者の白石さんも断っているように「パームでどこまで音楽できるか…ということを考えるサイトなので、新クリエについても、音と音楽という「一部の機能だけを引き合いに出して比較」しております」「新クリエに対するトータルな評価、買うか買わないかの判断は、皆さんが、このサイトとは関係なくつけてくださいね」…ということだけは忘れないで欲しい。

 PalmOS互換機なんて、所詮は趣味の問題。自分にとって一番ふさわしいと思うマシンこそが、最高のマシンなのだから!


ミニ定期便949 SONYの未来とPalmの未来
  Date: 2001-03-19 (Mon)

●追加情報アリ

 ことの真偽はともかく、Pal Mac 2001!が翻訳文を掲載したPalmInfoCenterへの意見「Opinion: Sony to US Market: Sayonara?」は、とても興味深い考察に満ちている。

■「Opinion: Sony to US Market: Sayonara?」の日本語訳(Pal Mac 2001!)ひとりごと・01/03/19

 「CLIE」をなぜか執拗なまでに「Cli」と呼ぶPalmInfocenterの流儀はともかくだ。

 確かに、前述のOpinionの筆者が声高に叫んでいるように、SONY/USAのCLIEに関するサイトを眺めてみると、その地味さには驚かされる。たぶん、あまり売る気はないように思われる。

 以前「ミニ定期便941 VAIOつきCLIE?」でも触れたように、日本国内でモノクロのPEG-N700Cが出そうにない現状にはまあ納得が行くのだが、アメリカでこれほどにCLIEがほったらかしになっている現状はちょっと合点がいかなったりする。その理由が本当に、初代カラクリ(PEG-S500C)のカラー液晶のレベルの低さだけなら、話は早いのだが…。

 

※PalmInfocenterの最新記事のひとつ「Cli Information Around the Web」(3.18)では、クリクラ!の画像ギャラリーがリンクされている他、TRGがリリースする、メモリースティックへのアクセスが可能になるソフト「DataPro」の話が出ている。

【追加情報】

基本的な間違いだったようだ>「「CLIE」をなぜか執拗なまでに「Cli」と呼ぶPalmInfocenterの流儀」

読者の岩田さんの御指摘の通り、これは単なる「文字化け」だった。

 

Macintosh環境のIEで、左は文字セットを「日本語(自動判別)」した場合、右は「欧文(Mac)」にした場合だ。

 機長は文字化けと言えば、訳のわからない記号が出てくる場合とばかり思っていたが、どうやらIEでは化けそうな文字は美観のために消してくれるらしい。これはこれで嬉しいような、困ったような…。とにかくPalmInfocenterの流儀は「clie」を正確に記述することだった。反省!

ミニ定期便950 【速報】ついにm505!
  Date: 2001-03-19 (Mon)

時間がないので手短かに!

■m505

これまでリークされてきたものとずいぶんイメージが違うので驚いた!

ミニ定期便951 壮観!
  Date: 2001-03-19 (Mon)

時間がないので手短に!

壮観だ!>パームコンピューティング社のリンク集に並んだユーザーグループの数々


ミニ定期便952 ついにPalm社が発表!
  Date: 2001-03-19 (Mon)

 すでにPalm,Inc.のサイトに2台のマシンが登場してる!でもって、もう売ってる!

■Product(Palm,Inc)

 これはどこだろう?竜安寺?



こっちがカラー版のm505!449ドル。



で、こっちがモノクロ版のm500!399ドル。

両者とも、なかなかいい値付けだ。



※それぞれの画像についてる「Slideshow」マークは当然効かないよ。本物で試してね。本物は画像をクリックすればジャンプできる!

筐体サイズはどちらも…11.43cm×7.87cm×1.27cm(え、一緒だったっけ?)
で、重さの方は…138.92g(どちらも)

この結果、筐体の厚み&重さに関しては、現在のランキングは下記の通り!その他のスペックは自分で調べよう!

【PalmOSデバイスの薄さベスト10】

1)Palm Vx(1.0cm)
2)WorkPad 40J/50J(1.1cm)
3)Visor Edge(1.12cm)
4)m500/m505(1.27cm)
5)PEG-S300/PEG-S500C(1.5cm)
6)PEG-N700C(1.68cm)
7)Palm IIIc(1.7cm)
8)Visor Plutinum/Deluxe(1.8cm)
  Palm Computing m100/m105(1.8cm)
  WorkPad 30J(1.8cm)
  WorkPad 31J(1.8cm)

【PalmOSデバイスの重さベスト10】

1)Palm Vx(113g)
2)WorkPad 40J/50J(119g)
3)PEG-S300/PEG-S500C(120g)
4)Visor Edge(136.1g)
5)Palm Computing m100/m105(137g)
6)m500/m505(138.92g)
7)Visor Plutinum/Deluxe(153g)
8)PEG-N700C(160g)
9)WorkPad 30J(162g)
10)TRGpro(170g)

ミニ定期便953 PalmOSデバイスのサイズ&重量ベスト10【完全版】
  Date: 2001-03-20 (Tue)

 実は、昨日の昼過ぎに機長が「ミニ定期便952 ついにPalm社が発表!」を書いてから、しばらくオフラインにいるうちに、ほぼ同じ内容のメールがいくつか届いた。

 それによると、機長がこの記事で書いた「m500/m505」の数値が間違っているというのだ。もともと、インチやオンスをcmやgに換算し直したデータだし、さもありなんと、改めて元データを見ると…!

 Palm,Inc.サイト「Product/m500」のページの最下段にある「Morr details about the Palm m500 handheld.」という欄の向かって左側「Quick Spec」というところを見ると…

Size:4.5 X 3.1 X .5 in.
Weight:4.9oz.

…とある。

 また、同様に、「Product/m505」のページの最下段にある「Morr details about the Palm m505 handheld.」という欄の向かって左側「Quick Spec」というところを見ると…そこにはまったく同じデータが…。

 で、これらのデータをAbroad!で日本でお馴染みの数値に変換するとこうなる。

サイズ:11.43 X 7.87 X 1.27 cm
重さ:138.92g


 これが正解だとすると、「ミニ定期便952 ついにPalm社が発表!」に書いた数値とまったく一緒の数値だ。うん?じゃあ、合ってる?では?…実は、あらためて機長宛に届いたメールを読み直すと、この、機長が元にした数値こそが間違っていることがわかった。では、正しい数値は?…

 それを見つける方法は簡単だった。参照した「Quick Spec」の向かって右上にある「More Details」という表記の隣りの「青ボタン」を押せば、すぐに新しい数値が登場した。

 まず、m500の場合…

Product Details: Palm m500 Handheld

Size/Weight
4.5 x 3.1 x .4 in. / 4.0 oz.


 続いて、m505の場合…

Product Details: Palm m505 Handheld

Size/Weight
4.5 x 3.1 x .5 in. / 4.9 oz.


 こうして、気持ちがいいぐらいに別の数値が出てきた。どうやらこの数値こそが正しいらしいのだ。

 実際、「ミニ定期便952 ついにPalm社が発表!」で機長はこのように書いていた。

筐体サイズはどちらも…11.43cm×7.87cm×1.27cm(え、一緒だったっけ?)
で、重さの方は…138.92g(どちらも)


 そう、機長が淡いグリーンの文字で書いた疑問はズバリ的中していたのだ。それにしても、なぜにこんな数値の間違いをPalm,Inc.の公式サイトが冒しているのか?…は、ともかく、大切な数値なので、さっそく修正することにする。

 その結果…

【m500のサイズ&重さ】

サイズ:11.43 X 7.87 X 1.016 cm
重さ:113.40g


【m505のサイズ&重さ】

サイズ:11.43 X 7.87 X 1.27 cm
重さ:138.92g


 …となる。

 これを受けて、「薄さ」「重さ」のベスト10の並びも当然変わる!しかも、その他の数値が「薄さ」の場合は0.1未満を四捨五入し、「重さ」の場合1.0未満を四捨五入していることまでを、改めて換算
すると…。ついでに縦幅と横幅に関しても並べてみた。

【PalmOSデバイスの薄さベスト10】

1)m500(1.0cm)
  Palm Vx(1.0cm)
3)Visor Edge(1.1cm)
  WorkPad 40J/50J(1.1cm)
5)m505(1.3cm)
6)PEG-S300(1.5cm)
  PEG-S500C(1.5cm)
8)PEG-N700C(1.7cm)
  Palm IIIc(1.7cm)
10)Visor Plutinum/Deluxe(1.8cm)
  Palm Computing m100/m105(1.8cm)
  WorkPad 30J(1.8cm)
  WorkPad 31J(1.8cm)
  
<薄さワースト1>Visor Prism(2.1cm)

【PalmOSデバイスの重さベスト10】

1)m500(113g)
  Palm Vx(113g)
3)WorkPad 40J/50J(119g)
4)PEG-S300(121g)
5)PEG-S500C(122g)
6)Visor Edge(136g)
7)Palm Computing m100/m105(137g)
8)m505(139g)
9)Visor Plutinum/Deluxe(153g)
10)PEG-N700C(160g)

<重さワースト1>Visor Prism(194g)

【PalmOSデバイスの縦幅ベスト10】

1)m500(11.4cm)
  m505(11.4cm)
  Palm Vx(11.4cmg)
4)PEG-S300(11.5cm)
  PEG-S500C(11.5cm)
6)WorkPad 40J/50J(11.6cm)
7)Palm Computing m100/m105(11.8cm)
8)Visor Edge(11.9cm)
  PEG-N700C(11.9cm)
  WorkPad 30J(11.9cm)

<縦幅ワースト1>Palm VIIx(13.3cm)  (参考=国内限定)Palm IIIc(12.9cm)

【PalmOSデバイスの横幅ベスト10】

1)PEG-S300(7.0cm)
  PEG-S500C(7.0cm)
3)PEG-N700C(7.1cm)
4)Visor Deluxe/Platinum(7.6cm)
5)Visor Prism(7.6cm)
6)Visor Edge(7.9cm)
  m500(7.9cm)
  m505(7.9cm)
  Palm Vx(7.9cm)
  WorkPad 40J/50J(7.9cm)
  Palm Computing m100/m105(7.9cm)

<横幅ワースト1>Palm VIIx(8.3cm)  (参考=国内限定)TRGpro/WorkPad 31J(8.2cm)

●ランキングを作ってみて感じたこと…

※ところで、あらためて各社のスペックシートを見ると、ところどころ微妙に不思議な数値が出ていことがある。たとえば「Palm社のm100/m105」の重量は4.4 oz.となっている。これをそのままグラム換算すると125gとなるが、「パームコンピューティング(日本)のm100/m105」の重量は137gとなっている。え?日米でm100/m105の重量が12gも違うのか?!日本語OSは重いのか?…ま、そんな訳はないので、おそらくこの差は乾電池の重量ではないかと思われるが、なぜゆえ日米でその基準を変えているのかは不明だ。で、そのままPalm社の重量で計算すると、m100/m105はVisorEdgeを越えて第5位の軽量マシンにジャンプアップするのだが、基本的にほとんどのスペックがバッテリを含む、となっているのでその換算基準に従って、m100/m105の重量は137gとしてみた。

※あと、日本IBM社は独自の計算基準を持っているのか、ほぼ同じマシンであるはずのPalm社のマシンとのサイズ差が微妙にあったりする。Palm Vシリーズ相当のマシンであるはずのWorkPad 40J/50Jの場合、Palm Vなら11.4cmの「縦幅」が日本IBMのスペック表では11.55cmに、Palm Vなら1.0cmの「薄さ」が日本IBMのスペック表では1.135cmに、Palm Vなら113gの「重さ」も日本IBMのスペック表では119gだ。どれも、ものすごく違う訳ではないが、微妙に違っている。なぜ?

※また、PalmOS互換機のランキングとは言え、あまりにも特殊な用途専用のマシンであるSymbol社のマシンはベスト10から除外した。ちなみに同社の最新マシン「SPT1746」は、25.5 x 9.2 x 1.8cmで330gという桁外れのサイズ&重量を持っている。


    

ミニ定期便954 あはは。
  Date: 2001-03-20 (Tue)

 Kajikajiかじって!(【2001.03.19】 m500、m505ついに発表!)で見つけた面白いページ!

■Resident Tsubasa〜苦悶的住院醫師筆記



 この、なんとなく「シックなドクター」のページ(3/19の項目)に、見慣れたアイコンが!

 あはは。



※iPAL-NEXTが52万アクセス達成!

ミニ定期便955 iPAL-BBSヘッドライン01/03/21
  Date: 2001-03-21 (Wed)



■VisorEdge日本語版のスキン 投稿者:依田@彩パーム  投稿日: 3月19日(月)

■LEGO Palm 投稿者:AZUKI@死ぬAdd  投稿日: 3月20日(火)

ミニ定期便956 2月のシェア
  Date: 2001-03-21 (Wed)

携帯電話とハンドヘルドデバイス



 WorP@holicからの転載リンクで、PC Dataによる米ハンドヘルド小売り市場のシェア。

 もっとも注目すべきは、一部で、最近落ちてる落ちてると喧伝されてきたPalmOS Powered(PalmOSデバイス)の合計シェアがちっとも落ちていないこと。相変わらずの効率である89%だ。そしてPocketPC系の合計シェアは9%

PalmOS系      89%      
PocketPC系      9%

PalmOS系  Palm Computing 56%(1月から2%減)
       Handspring   28%(1月から2%増)
       SONY 2%


PocketPC系 Hewlett-Packard 4%
       Compaq 3%
       Casio 2%


 …というわけで、最近まことしやかに一部ニュースサイトで言われていた「PalmOSの退潮、PocketPCの躍進」というのはどこに行っちゃったんだろう?それとも、このPC DataのデータこそがPalmOS陣営による操作で操られたまやかしの数値なのか?…両陣営の資本力の差から考えると、そんな訳はないと思うが…。

 とにかく凄まじいシェア差だ。大資本でバリバリ売りまくってもおかしくない!世界のPCの標準であるWinodowsとも相性がバッチリのPocketPC陣営の筆頭であるHewlett-Packardがわずか4%では、Palm陣営に走りたくなる気持ちもわからないではない。

 そして、SONY社の2%という数字を見ると、先日「ミニ定期便949 SONYの未来とPalmの未来」で紹介したアメリカSONYがPEG-S300しかリリースしていなくて、ちっとも本気じゃないように見えるというアメリカのSONYマニア達の愚痴もわからないではない。(でも、クリクラ!の「●そにぱ2に対する美国の方の反応(Pal Mac2000) 」(2001.3.20)によると、PEG-N700Cは今度こそアメリカでも売られるらしい。アメリカのSONYマニア達よ、御安心を!)

 ところで、もうひとつの「ハンドヘルド市場の噂」である「欧州市場でのPocketPC陣営の躍進」というのは、冒頭記事の元記事にも出ている。英国をベースとしたContext Integrationという会社のデータによると、欧州市場で昨年1月に59%ものシェアを持っていたPalmOS陣営が、昨年末には55%にまでそのシェアを落とし、Hewelett-PackardとCompaqというPocketPC陣営のビッグ2は、2000年初頭の18%というシェアを昨年末には31%にまで上昇させている。欧州での逆転現象が始まりはじめているというのは本当のようだ。

  

 元記事の日本語訳も登場!

■パームの市場シェアを侵食するハンドスプリング (CNET)

※ところで、今回のシェアは「PC Dataによる米ハンドヘルド小売り市場」のデータを元にしたものだったが、今からおよそ一ヶ月前には、こんな数値が並んでいた。(1月期)

■MSがパームとハンドスプリングのシェアを侵食(CNET)
■Pocket PC陣営,Palmのシェアを一部浸食(ZDNN)

PalmOS系とPocketPC系のそれぞれ合計シェアが記事内に見つからないのが残念だが、どうやら2月期並みの数値だったことが想像される。

PalmOS系      ?
PocketPC系      ?

PalmOS系  Palm Computing 60%(昨年12月から4.5%減)
       Handspring   26%(昨年12月から1%減)

PocketPC系 Hewlett-Packard 3.5%(昨年12月から1.5%増)
       Compaq 4%(昨年12月から2%増)
       Casio 2%
(昨年12月から0.5%増)


 どうやら、微増した1月期以前、つまり、昨年12月までというのは、PocketPC系にとって、とてつもなく辛い日々だったことがわかる。概算するに、昨年12月期のPalmOS系のシェアは94.5%!逆にPocketPC系のシェアは5.5%ぐらいだったらしい。それを考えたら、2月期のPocketPC系のシェア=9%というのは立派な数字だ!

ミニ定期便957 狭き門
  Date: 2001-03-21 (Wed)

●追加情報アリ

画像:バスケットに入りません!

あはは。

※サーバの対応が変わった(エラー表示が出るようになった)ので、しばらく待った方がいいかも。たぶんサーバが瀕死。(PM 00:34)

画像:バスケットに入れて!

さっぱりダメ!このまま昼休み中はダメか…。(PM 00:45)

画像:バスケットにだけでも入れさせて!お願いだから

さっぱりダメ!(PM 00:55)

画像:バスケットに物を入れるなんて、普段ならすげ〜簡単なことなのに。く、悔しい!

そろそろ諦めるべきなのか…?(PM 01:10)

※途中で気づいたのだが、機長の環境(MacOS/IE)では、ずっと下記(向かって左側)のような画面が出ていて、ケーブルを選ぶための選択肢がないぞ、と少し疑問に思っていたのだが、Win環境で開いてみたら別の画面(向かって右側)が現れた。機長の最初のアタック環境では、どうやら(すでにSONYのサーバが壊れいたのか?…)最初ッから予約が出来る可能性がなかったらしい。PM3時過ぎより、機長の環境(MacOS/IE)でも、Windows環境と同じ画面が出てくるようになった!…が、今はそこまで。

間違ってる画面 正しい画面

う〜ん!(PM 03:00)


【追加情報】

 さて、あえて混乱を避けるため?に、いっさい話題の核心についても、URLについてもいっさい書かなかったが、そう、ここまでの話はすべて、本日正午から「PDA style」で始まった[PEG-N700Cの先行予約受付]についての話だった。

■PDA style

 上のページでは現在(3/21)「システムトラブルにより 一時受注を中断」している。では、受付はもう不可能なのか?というと、これについてはiPAL-BBSに投稿されている書き込みを読んで欲しい。



■SONY STYLEは、FAXも可 投稿者:kaj  投稿日: 3月21日(水)

※がんばれ!>SONY style

ミニ定期便958 矛と盾
  Date: 2001-03-21 (Wed)

■ウイルスバスター for Palm β版(TREND MICRO)

 別に上のソフトがどう?って訳じゃないけど…

■「携帯機器を襲うウイルス」は誇大宣伝?(ZDNN)

 あまりにタイミングが良かったんで思わず、リンクを並べてしまった。上のTREND MICRO以外にもSYMANTECとかMcAfeeとかがすでにPalm用のウイルスソフトを発表してるはず。

 一番恐ろしいケースはもちろん…

 

ミニ定期便959 もうひとつの手のひら戦争
  Date: 2001-03-21 (Wed)

■若者にターゲットを絞る携帯電話メーカー(CNET)

 間違いなく日本から学んだと思われるこの教訓は北米でも通用するのか?日本の未来もそうだが、結局はハードだけじゃなく、電話料金にもかかっている。果してMicroSoftはPC以外の分野で初の成功を収めることが出来るのか?とても興味深い。

 北米のティーンを狙っているマシンには、こんなのもあるらしい。

■CYBIKO

 玩具のようなワイヤレスなハンドヘルドマシンだ。[LINKCLUB News Digest:2001 0321]「ティーンズは“日本っぽい”のが好き!」CYBIKO社「CYBIKO」より。

 

ミニ定期便960 SONYの轍(わだち)
  Date: 2001-03-22 (Thu)

 たとえば機長は、PDA styleの人たちが、日本のPalmの世界に新風を注ぎ込み、新しいコミュニケーションの形を提案しようと日夜奮闘していることを具体的に知っていたり、雰囲気で感じていたりもするのだが、今回の「PEG-N700C先行予約受付」のドタバタはちょっといただけない。



 これまでにも「AIBO」だったり、「PS2」だったり、「CLIE初号機」だったり、SONY styleは今回と同様の経験値を稼いできたはずで、しかも、CLIEに関するかぎり、その熱狂については十二分に認識できていたはずだし、それでまたこんな結果になるというのは、ちょっと経験の無駄遣いのような気がする。(もっともAIBOとPEG-N700Cじゃ担当者も違うんだろうが、もうちょっと経験の蓄積による展開があってしかるべきだし、ないのだとしたら、緊急にそのための方策を講じるべきだと思う)

 単純にサーバの追加が難しいのであれば、同時予約というシステムそのものを変更する必要があるかもしれないし、そもそも、SONY styleが「販売形態の新しい形を模索するための巨大な実験室」だとすれば、それ相応の進化がない限り、このままでは自らの未来に自らブレーキをかけてしまうことになる。これはたぶん、SONY style自身が望まないことだと思う。

 今回のPEG-N700Cの先行予約受付について言えば、受付開始(21日正午)直後にページの機能のほとんどが停止していた。それでもなんとか買えたという報告も、一部にはあるにはあったが、それはあまりにも些少だった。これが同サイトの目指す「ネット販売の素晴らしい未来」と言えるだろうか?

 さらに、システムそのものがダウンしたのはおそらく午後のお菓子時だっただろうか?機長はキャッシュのページ(しかも、「ミニ定期便957 狭き門」で紹介したように完全表示されないページ!)を見ていたために、正式にシステムがダウンした時間は未確認だ。気がついたらシステムがダウンしていた。もしも、機長のところで表示された不完全版のページ(アダプター接続ケーブルの選択肢がない、他)がシステムダウンの証拠または前兆だったとしたら、予約開始と同時にシステムには何らかの異常が起きていたことになる。会社のお昼休み時である正午という時間設定を含めて、サーバのスタンバイ状況(サーバのダウンと、システムのダウンの微妙な差は不明だが…)はどこまでシミュレートされていたのだろうか?ある意味、「ゆっくりとした革命」的な意味さえも持つ、ネット販売のステップとして、それは正しい選択だったのだろうか?

 さらに、「ミニ定期便957 狭き門」でも【追加情報】として紹介したが、「PDA style」のトップページでは、システムダウンの紹介とともに、「お急ぎの方はソニースタイルサポートセンターまで電話を」してくれるような告知を流していた。実は機長も最終的にはこれを選択した。どうせサポートセンターに電話をしてもすぐには通じないだろうな?という機長の予想に反して、電話はすぐに、あまりにもあっけなく繋がった。オペレーターが出てきて、「FAXでの受付も受け付けさせていただきます。専用の用紙をFAXで送らせてもらいますので、を氏名(漢字!)とFAX番号、電話番号をお知らせ下さい」と彼女は答えた。そこで機長はこれらの質問に答えて、もうひとつだけ質問をした。「FAXは今日中に届きますか?」「ハイ、間違いなく!」「じきですか?」「ハイ、すぐに!」…サポートセンターとのコミュニケーションは結局これが最後になった。現在、この最後の電話以来10時間近くがたって、日付が変わって6時間ほどたつが、いまだにサポートセンターからのFAXは届いていない。
 
 一方、今回のPEG-N700C先行予約受付では、システムがダウンした後、この電話〜FAXサービスの他にもうひとつの選択肢が用意されていた。「クリエ PEG-N700C関連 受注再開時期ご案内メール」というサービスで、ここに名前とメルアドを登録(その後、一度送られてきたメールに従ってもう1操作して初めて正式登録となる)すれば、システムが再開したらメールでお知らせしてくれるサービスだ。機長はすでに、上記のようにサポートセンターへの電話も済ませてFAXによる専用用紙を待っている状態だったので、この案内メールサービスに登録する必要性はなかったのだが、iPAL-NEXTのようなPalm系コラムサイトをやっている手前、そういうものも実験しておくにこしたことはないだろう、といちおーここに登録しておいた。あくまで話のネタとして、だ。
 
 だが、結局、この「話のネタ」のおかげでん、機長は助かったとも言える。22日早朝現在、外出から帰ってきた自宅にFAXは届いていなかったが、そのかわりにメールが一通届いていた。そこには下記のような文章が書いてあった。
 
==========================
このたびは、システムトラブルの為、ご迷惑をおかけしまして誠に申し訳
ございません。
 この影響で、しばらくの間、当メールにご登録いただきました順にてご注
文を承ることになりました。お客様がご注文いただける順番になりました
ら、詳細のご注文方法をメールにてご連絡いたします。
お申し込み期限はメール送信後、数日間を予定しています。メールに記載
のお申し込み期限までにお申し込みいただけますようお願い申し上げます。
==========================
 
 
 このメールを読むと、「話のネタ」として案内メールに登録したことで、何番だか知らないが、このメール登録が「注文するための機長の整理券」となっているらしいことがわかる。一方、今日(21日)中に届くはずだったFAX送信用紙はいまだ届いていない。まさか、機長が外出していたどっかの時点で、FAX受付すらも打ちきって、案内メール登録一本に切り替えたなんてわがままなことをしたとは思わないが、何らかの混乱が起こっていることだけは間違いない。
 
 さて、SONY styleやPDA styleの未来にかける夢や希望は、これからも信じ続けたいと思うが、CLIEが初号機から2号機までの半年で、信じられないような進化を遂げたことに比べると、今回の準備態勢は不完全だったのではないか?と思う。もちろん、彼らのフロンティア精神は買う。だが、フロンティア精神にとって「経験」とは何ものにも替えがたい財産であるはずだ。それを無為に浪費していないことだけを機長は心から希望する。所詮、サービス品がつくつかないのことで、切った貼ったの大騒ぎをするつもりはない。所詮はオマケだ。だが、SONY styleやPDA styleが自身夢見て、そして我々に見せようとしてくれている未来はこんなものじゃないはずだ。それだけを信じて、次回のチャンスに期待したい。その時の宿題の答が今から楽しみだ。
 

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