ミニ定期便 Back Number
倉庫037

ミニ定期便721 液晶破損注意報〜関東地方〜
  Date: 2001-01-07 (Sun)

 1月8日(月)の午前中あたり、東京を中心とした関東地方に大雪が降るらしい。最悪5〜10センチほど積もるかもしれないという。雪国の人はそんなの慣れているんだろうが、雪慣れしてない関東圏の人々は、月曜日に限っては、ポケット等にPalm類を入れない方が身のためだと思う。


パーム航空「時刻表99/03/14-01 哀しい気持ち」(1999年3月14日)より


※さて、その結果は?というと…

■雪で転倒、21人搬送=高齢者の被害目立つ−東京消防庁(時事通信)

…果たして、皆さんのPalm液晶は無事だったんだろうか?

ミニ定期便722 必見スポット!
  Date: 2001-01-09 (Tue)

■PalmSpot.Net

機長が注目しているサイトのひとつRUFさん「現場でぱ〜む」が新ドメイン取得と同時にサイト名を変更した。その名も「PalmSpot.Net」!サイト名は変わってもPalmの「現場(spot)での使用にこだわった素敵なサイトだ。



「Palmsite Eve」からの情報。

※なお、同じ「Palmsite Eve」には、マサ村上さんのちょっぴり硬派なアート系Palmサイト「マサトレ」のURL変更に関する情報も載っている。新URLはhttp://www.ne.jp/asahi/masa/training/」!

ミニ定期便723 Donnaは倉庫番が好きらしい。
  Date: 2001-01-09 (Tue)

●追加情報アリ

 NewYork在住の読者であるBAGIさんから、機長が泣いて喜ぶ類いの情報を貰った。当然のようにここで紹介する。

===============
「Fast Company」というアメリカの雑誌(変革を担う経営者や起業家を対象とするビジネス系雑誌です)に、HandspringのもうひとりのPresident & CEOであるDonna DubinskyのQ&A形式のインタビューが載っています。
その中で、「標準以外でお気に入りのsoftwareは?」という質問に対して、彼女は"Sokoban"というパズルが好きだと答えています。"sokoban"...そう、「倉庫番」ではありませんか!日本発のアイディアがこんなところに登場してるのを見て、うれしくなって、これは機長さんへ知らせねばと思わず筆をとった(?)次第です。

なお記事は以下のリンク先にも。
http://www.fastcompany.com/online/42/facetime.html
===============



どうやらこの雑誌、日本で言うところの「Big Tommorow」のドットコム版みたいなものらしい。

しかも、このリンクにでている記事が雑誌全文と同様のものかどうかは不明(抜粋かもしれない)だが、確かに上記リンクでDonnaのインタビューを(英文だけど)読むことができる。

Donna DubinskyはPalm Computing時代、そして現在のHandspring社CEOになってからも、実に多くのインタビューを受けているが、これほどプライベートな内容のものはなかったように記憶する。

たとえば、「あなたの両親はどんな人だった?」という質問に対して彼女はこう答えている。

「私の父は鉄屑ブローカーだった。母は普通の主婦だったけど、ブリッジの腕前はかなりのものだったわ。」

ちなみに、彼女の母親は最新型のVisorを持っているらしく、「もし最新のを持ってなかったら、私の知り合い全員に文句を言うのよ」などと言ってるらしい。

もちろん、インタビューに付き物の、ごく一般的な質問にも答えている。「使ってるマシンは?」という質問には…

「Visor PlatinumにVisorPhoneをつけて使ってるわ。それと、まだ未発売の「Merriam-Webster dictionary」という辞書を使っていて、とても気に入ってるわ」

「好きなソフトは?」という質問には…

「いろんなパスワードを保存してくれるPassword Store、ゲームでは倉庫番、それと、いつでもどこでも星空を教えてくれる天文ソフトが好き!」

…と答えている。天文ソフトの名前は出ていないが、コレかな?と機長は想像している。



ここからはかなりプライベート色の強いインタビューが続く。「ハンドヘルドに絡んだもっともイケてる人たちの話は?」という、たぶんにインタビュワーの狙いがあらかじめ絞られていそうな質問にはこう答えている。

「Palm社時代に、結婚式の誓いの『I do』の部分をお互いにビームしあったカップルがいたわ!」

実はこの後に、昨年7月に結婚したばかりのDonnaとその夫LenのPalmに絡んだ話も登場する。Donnaは45歳で、Lenは52歳。お互いに初婚だったそうだ。結婚式の前、乾杯の際に読もうとDonnaが自分自身でLenについての面白い詩を書いたそうで、その、小さな紙きれに書いた詩を、事前に彼に読んで聞かせようとしたら、Lenは自分のVisorを取り出して「なぜ君が未だに昔ながらの紙を使ってるんだかわからないよ。僕の結婚式の詩はここ(Visor)にあるよ」と、Lenは自作の詩をVisorからDonnaに読んで聞かせてあげた、というお話だ。

さらに、6年前にDonnaが独身のままに貰った養女の話が出てくる。現在、小学校3年生になるその娘は、まだPalmもVisorも持っていないが、DonnaのVisorでゲームをしたがるそうだ。

「でも、彼女の年齢では、まだ本当には必要ないと思っているの。だから、13歳になったらになったらプレゼントしようと思ってる」

…そうだ。ちなみに、13歳という年齢は、文中に出てくる「bar mitzvah gifts」というユダヤ教特有の成人式の年齢らしいのだが、辞書を引くと、「bar mitzvah(バルミツバー)」というのは男性用の成人式の名前で、女性の場合は「bat mitzvah(バトミツバー)」というらしいのだが、機長はユダヤ教徒じゃないのでよくわからない。

インタビュワーは「あなたは自分が10億ドルの価値がある女性だと思ってる?」という、少し意地悪な質問もしている。それに対してDonnaはこうかわしている。

「それはタイミングによるわね。私の持ってる10億ドルはあくまで流動的なものだから、たった今それを現金に替えることは出来ないのよ」

さらに意地悪な質問は続く。「でも、あなたは今、ご両親よりもリッチな生活をしてる。娘さんとの関係で心配になることは?実際、あなたたちは裕福な生活をしてるでしょ?」それに対するDonnaの答はこうだ。

「私は5年物のChevy Blazerでもう8万キロは乗ってる。新車も欲しいとは思うけど、今の車で素敵なバケーションを過ごせている。私は決して質素な暮らしをしている訳じゃないけど、そのことで、はしゃいだりしたくないの。」



このインタビュワーはお金持ちが嫌いなのかもしれない。さもなければ、アメリカの企業家や起業家たちの悩みがこの一点に尽きているのか?…最後の質問はこうだ。「娘さんのお小遣いはいくら?」

「娘にお小遣いはあげいていないのよ」

…と、そうこたえてから、Donnaは続けている。

「こんなことがあったわ。娘がお友達に『私はお金持ちよ』って言ってるのを聞いて私は心配になった。だからそのお友達が去った後で彼女を座らせて言ったの。『そんなことを他人に言っちゃダメ。私たちはたまたまラッキーだっただけなの』他にもいろいろね。すると娘は私をまっすぐに見つめながら言ったの。『ママは何を言ってるの?』そして娘は自分の小銭入れを開けたの。中には1セントや5セントのコインが一杯に詰まってた。そして言ったの。『ママ、私はお金持ちよ!』それを見て私は思ったの。何も心配することはないって」

う〜ん、なんか弘兼憲史の漫画に出てくる出来のいい娘みたいなエピソードみたいで、ちょっと出来すぎた話にも思えるのだが、機長は嫌いじゃない。

企業家(起業家)へのインタビューとしてどうか?と疑問に思う部分もあるのは事実だ。そういう意味では、かなり異色のインタビューと言えるこの記事だが、技術や産業さえも「人格」を通して理解しようとする癖のある機長には、なかなか味のあるインタビューではある。

【追加】

その後、読者のたきさんから下記のようなメールを貰った。

===============
Fast CompanyのDonnaのについての記事、どうもありがとうございます。原文をAvantGoでVisorに落として読みました。とても興味深かったです。
また、「重箱の隅をほじくるような」と思われるかもしれませんが、少しインタビューについて説明したいところがあるのでお知らせします。
(中略)Jeffについてのインタビューや記事はこれまでに結構いろいろあったけど、Donnaについてのはあまり見たことがなかったのでとても面白かったです。Donnaについての人となりが伝わってくるインタビューでしたね。ミーハーながら、倉庫番をDLしちゃいました。
===============


いやいや、機長は英語が苦手なので、とっても助かった。【Donnaの母親が新型Visorを持ってる話】と【ハンドヘルドに絡んだもっともイケてる人たちの話】については、たきさんから教えてもらった日本語訳をもとに改訂させてもらった。もともと、機長のかなりいい加減な訳だったとは言え、間違いだけはやっぱり訂正したいから、とっても助かった。ありがとう!

さて、「bar mitzvah(バルミツバー)」についての情報も、たきさんから同時に貰った。

===============
あと、bar mitzvah(バーミツバ)と bat mitzvahについては機長のおっしゃる通りです。親戚中からお祝いがもらえます。普通は現金を贈ることか多いみたいで、多くても$100包むぐらいではないでしょうか。Donnaはバーミツバ祝いにはVisorを贈ることにしているそうです。インタビュアーがそれで「ワオ!あなたはバーミツバのお祝いの標準をつり上げて(値段を高く)しまいましたね!」と言っています。少々、付け足しです。インタビュー中にbar mitzvah giftとありますが、別にDonnaは男の子だけにVisorをあげてるわけじゃなくて、一般的に両方を含めてbar mitzvahと言っているのだと思います。===============


たきさん、大感謝だ!

ミニ定期便724 薄いの。
  Date: 2001-01-10 (Wed)

 この人が、



 こんなのを発表した。

  

 ずいぶん遅すぎたけど、とにかく待ってたら出た。



 遅すぎたけど、ありがとう。>この会社

ミニ定期便725 薄いの。2
  Date: 2001-01-10 (Wed)

Palmfanによると、その後、アップル社のサイトにも情報が登場した。



 それによると、サイズは34.1cm×24.1cm×2.6cmで、重さはバッテリ搭載時で2.4 kgだそうだ。最高5時間の連続稼働らしい。

 ちなみに、同系統の「バイオノートSR」シリーズのサイズは25.9cm×23.7cm×2.9cmで、重さはバッテリパックL搭載時でで1.35kgだ。こちらは約85%のバッテリ使用で約5.5時間の使用が可能らしい。



 美しい画像も同サイトに登場し始めたので、転載しておく。(「ミニ定期便724 薄いの。」はあまりにも酷い画像だったので)



 しかも、PalmやVisorとの同期が可能なようにPalmDesktopソフトウェアが標準装備されるらしい。(しかも赤外線同期で!)


ミニ定期便726 芽生え。
  Date: 2001-01-10 (Wed)

 「PalmSpot.Net」からの転載情報。

■PalmscapeのBeta版(Englishバージョン)がリリース



日本の標準から世界の標準を目指して欲しい!

 

ミニ定期便727 戻れない。
  Date: 2001-01-11 (Thu)

 元Zaurusユーザー(1997年初頭)だった機長が、最新のZaurusマシン(MI-E1)を電気量販店の店頭で触った時に感じた感想は、昨年末に「ミニ定期便712 話題のアイツに触れてきた」で書いた。



 その時、現場(電気量販店の店頭)では気づいて唖然としながらも、まさかね!…きっと解説書を読んでない機長が悪いんだ、と思って書かなかったことが一点ほどあったのだが、その機長の予想は残念なことに当っていたらしい。

 それはつまり…

 「ソフトを閉じる時にわざわざ「戻る」ボタンを『指』で押さなければならない」ことだった。

この文章は「WorkPadでござる!」(第110話<ZaurusがPalmを超える日2>H13.1.10)で読んだ。彼の原文には「ほとんどのソフトが」という前書きがついているのだが、彼は実際に「MI-E1」を買った上でのコメントだから、どうやら機長の予想は当っていたらしい。う〜ん。

 詳しくは、ilovemacさんの素晴らしい原文を読んでもらうとして、機長もまたこの事実から改めて、Zaurusというマシンの本質を見た気がした。これと同じ問題は、ilovemacさんも書いている「新規作成」ボタンについても言える。

 「Palm」は「紙の手帳」を目指しているが、Zaurusは最近、Palmのよいところを大胆に取り入れたりしながらも、所詮は「ワープロ専用機」だとか、良く言えば「コンピュータ」、凝った言い方をすれば「まさにザウルス!」を目指している。この2台のマシンのコンセプトの違いは大きい。もちろん超小型の「ワープロ専用機」や「コンピュータ」を欲している人だって多いと思う。そして実際、Palmだって超小型の「コンピュータ」的要素は一面では追求している。ただしそれは、「紙の手帳」の代替物という最大の目標のついでに追求しているに過ぎない。

 だからPalmの「予定表」には、メニューにこそ「新規作成」的なコマンドこそ残っているが、基本的にはスケジュール画面に直接項目を書き込んだり、それらを直接編集したり出きるようになっている。「ペン」の代替物であるスタイラス一本でほとんどの操作が出きるようになっていて、補助的にハードウェアボタン(CLIEではジョグダイヤルも!)でも操作できるようになっているのだ。

 だから機長は思う。どんなにZaurusがスペック的に頑張ってみても、Palmの敵では本来ないと。もちろん、共通部分も持っているだけに驚異ではあるが、やはり敵ではないな、と思う。

 もちろん、世代や環境によっては「紙の手帳」の代替物よりも超小型の「ワープロ専用機」や「コンピュータ」だけを欲している人もいるはずだ。そういう人たちにとって、最新型Zaurus(MI-E1)は最高のマシンかもしれない。


ミニ定期便728 CESまとめ
  Date: 2001-01-11 (Thu)

CESの会場でも、やはりというか、当然というべきか、Palm周辺は元気だ。(【問】ところで、CESってどういう意味だか知ってる?…問1)

■スプリントとパームが包括提携を発表,Palmベースの携帯電話が登場



 とにかく時代はPDAもワイヤレスなのだ。しかもPalmはパソコンにおける「インターネット機能の再現」をしたいのではなく、PDAにふさわしいネッワークという膨大なデータベースの利用法について模索しているように思える。同社CEOカールの言葉を借りれば「ブラウジングではないシンプルなインターネットの使い方を実現したい」ということになる。

■【CES】説明員も大はしゃぎ、京セラのPalm OS搭載携帯電話機



 で、一足飛びに携帯電話と融合しちゃったのがコレ。う〜ん、これはどうだろう?…とくに、Palmの場合、超個人的PDAとしての性格から、ケースにも凝りたい。デザインだって趣味で選びたいという傾向が強いだけに、これはちょっとな〜。

■パームがCESで電子ウォレット機能をデモ,「ビームで買い物」実現へ各社と準備を進める



 この計画の今後が薔薇色なのか先の長い闘いになるのかは不明だが、Palmの目指すべき道のひとつとしては、そんなに悪くはないアイデアだ。おそらく日本ではPalmより先に携帯電話が実施してしまいそうなテーマではあるが、「技術的に出来るからやってみた」のではなく、「紙の手帳に財布やクレジットカード的な機能も追加出来ないか?」という発想で機能を追加していく、というのはPalmの「紙の手帳」の延長線上という性格から考えて、とても理にかなっている。これはちょうど、システム手帳にクレジットカードホルダーや小銭入れを追加するのに近いセンスだ。

■石井英男の「2001 International CES」レポート
SDメモリーカード編:SD-I/Oカードのモックアップ多数展示




 Palmは他のPDAマシンに比べると、「紙の手帳」以外の要素をデフォルトで装備するというよりも、モジュール的な追加機能で処理しようとしている。すでにVisorにおけるSpringboardモジュールや、CLIEにおけるメモリースティックで、これらのモジュール的機能追加の発表やリリースは済んでいるが、今度のCESでは、総本家Palmが採用するSDメモリカードの各種モックアップが公開されたらしい。

 別にエポックメイキングな発表はない替わりに、まずまずイイ感じで進んでいるCESにおけるPalm Platformの趨勢だ!

     
 
※【答】「CES」=「Consumer Electronics Show」

ミニ定期便729 栗鼠。
  Date: 2001-01-11 (Thu)

 CLIE専用のメモリスティックユーティリティである「MS Finder」を開発したichiさんのサイト「ichiのページ」が独自ドメインを取得して、新サイトになった。



 新ドメインはhttp://www.clie.to/」で、新サイト名はズバリ「CLIEと!」…なかなか素敵なセンスだ。

 しかも、同サイトを見ると「MS Backup」(バックアップユーティリティを開発中...)らしいぞ!(ichiさん、お知らせありがとう!)


※ところで、こちら「iPAL-NEXT」が今未明頃、35万アクセスを記録した。読者の皆さん、21世紀もよろしくだ。

ミニ定期便730 を!こんなところにも…
  Date: 2001-01-12 (Fri)

 先日アメリカでの発売(Stylus Central)が始まったばかりの純国産スタイラス「すたQ」こと「StylusQ」が、今度はこんなところにまで!



 やっぱ、同じ国でPalmのために頑張ってきた仲間の作品が世界中を股にかける様を見るのは嬉しいものだ。いろんなジャンルでどんどん続いて欲しい。


ミニ定期便731 西の人必見!
  Date: 2001-01-12 (Fri)

 大阪に誕生したイケショップ茨木店の情報ページが、同店の「カリスマ店員」こと、「大阪マグマパーム」Lica姐さんのページに登場!



■イケショップ茨木店情報

 最初の情報は、Palm V筐体用の話題のケースというかカバーというか、どっちなんだろね、分類上?…とにかく!「PARALLEL DESIGN Personality Pack Stylus Holder Clip Cover」のレビューだ。必見!

 

ミニ定期便732 謎のキーボードと新種のカラーVisor
  Date: 2001-01-13 (Sat)

 Palmのお膝元である西海岸を本拠地とする日本人Palmユーザーのためのユーザーグループ「B-Palm(ベイエリアパームユーザーグループ)」のサイトに、プログラマとしても活躍中のあらいぐまさんが書いたMacWorldサンフランシスコに行ってきたリポート「あらいぐま、Macworld SF 2001へ行く。」が出ている。

 ここには、Macintoshのことはもちろん、Palm関係のアイテムも紹介されているのだが、中でも注目はあらいぐまさんが会場の片隅で発見した「Palm用の謎のキーボード」「新種のカラーVisor」!かつて、Donna Dubinskyはあるインタビューで「これからはさまざまなサイズのVisorを出していく」と語っていたが、すでにこんなサイズのものまで作っていたとは…?!機長も初めて見た。あらいぐまさんのSCOOPだッ!



※なお、B-Palmでは1月19日にオフ会を開く予定だそうだ。参加希望者はここまで直メールか、B-Palm掲示板まで!

■B-Palm

■ARAIGUMA.COM



※あらいぐまさんからの追伸

ミニ定期便733 底打った?
  Date: 2001-01-13 (Sat)

 乱高下するナスダック、そしてついにはダウまでが反落。そんな中、玩ばれるように揺れ動いてきたPalm社とHandspring社の株価に新しい動きが…。とは言え、激しく揺れ動いているアメリカ経済だけに楽観は出来ない。詳しいことはこことかを読もう。


ミニ定期便734 たまには夜空を見上げながら…
  Date: 2001-01-14 (Sun)

 「ミニ定期便723 Donnaは倉庫番が好きらしい。」 で機長は、「Palmの母」ことHandspring社のCEO、Donna Dubinskyさん の大好きなソフトとして「Password Store」「倉庫番」と一緒に紹介されていた「wonderful astronomy program」のことを、勝手に「Stella Palm」ではないか?と想像したのだが、先日「Crs-MeDoc」の作者としても有名な「Stella Palm」の作者・高橋大樹 さん から直々にメールを貰った。



それによると…

==================
「ミニ定期便723 Donnaは倉庫番が好きらしい。」 にて、天文ソフトのくだりがあって、そちらで拙作のStellaPalmのことではないか、とおっしゃって下さっています。当方としてはうれしい限りですが、思うにこれはやはり他の天文アプリのように思ったりもします。それというのも、StellaPalmはまだベータ版で、
・日本語のドキュメントしかない
・日本語のサイトでしか公開されていない
・日本でも、ほとんど知られていない
からです。

しかし、現在、StellaPalmは世界で通用する天文アプリとなるべく、日夜進歩を続けています!本メールに添付した画像は、最新の(まだ一般公開されていない)バージョンのスクリーンショットです。断じて、はめこみ合成ではありません。



「大宇宙を、てのひらに!」

を掲げて開発を続けているStellaPalmですが、いつの日にか本当にDonnaさんにも愛用してもらえるような存在になれれば、と思ってい
ます。
==================

 …ということで、機長のうろ覚えな知識をもとにした想像は、どうやら外れだったらしい。確かに、天文系のソフトに関する機長の知識ははなはだ心もとなく、そんな知識で今回のような当て推量をすべきではなかったのかもしれない。

 そして実際、天文とPalmを愛する人々のユーザーグループである「そらぱ〜む仮の宿」 のサイトにあるこのページには、実に沢山の天文系ソフトが並んでいる。



 このページによると、場所や時間から星座の位置などを教えてくれるプラネタリウム系のソフトだけでも、「Stella Palm」を含めて、合計5種類もリリースされているらしい。


カラーにも対応した 「2sky」

 
Yoichi KAZAMAさんの 「Palm Universe」

 
「AHo Software」という恐るべき名前のページにある 「Planetarium」

 
こちらもカラーに対応している 「Star Pilot」

 他にも天文に関するソフトは、すでにたくさんリリースされている。

 まさに今は冬、一年でもっとも星が美しく見える季節!こうしたプラネタリウムソフトをインストールして、たまには夜空を見上げてみるのもいいものだ。たぶん!

ミニ定期便735 \77,526
  Date: 2001-01-14 (Sun)

 いきなりだけど、クイズだ。上の数字はなんの数字か?もちろん、Palmに絡んだ数字だ。

 正解は「Palmer」〜01/13〜


ミニ定期便736 最強ゲームの誕生!
  Date: 2001-01-15 (Mon)

 「Palm of the Year 2000」の「ゲーム・エンタメ」部門で「RaceFever」というソフトを勝手に「次点」として選んだ時、機長はこう書いていた。

「モノクロという制約が気にならないほどこのゲームの完成度は高い」

 ところがだ!

 とうとうカラーになってしまった!

  

 もちろん、これまで通りモノクロでも遊べるし、CLIEのJog Dialにも、VisorPrismにも対応している。恐るべきゲームの登場だ。

 ※あ、そうそう、「iPAL-NEXT」が本日、36万アクセスを記録。感謝だ!

ミニ定期便737 モバイル時代
  Date: 2001-01-17 (Wed)

 モバイル時代の勢いは留まるところを知らないらしい。PalmSpotによると、こんな専用ページまで出来てしまったらしい。

■ZDNet/Mobile



 

ミニ定期便738 CTO辞任
  Date: 2001-01-17 (Wed)

 Palm社のCTO(Chief Technology Officer)であるWilliam Maggsが辞任するというニュースが飛び込んできた。

■CTO辞任――Palmの勢いは影響を受けるか?



 この人がMaggsさん。1年ほど前にInktomi社からPalm社に移ってきたばかりの、ネットワーク方面のスペシャリストだ。Palm社のマシンを含むPalm Platform連合は、これからますますワイヤレスネットワークの分野で他のマシンへのアドバンテージを獲得していくべき時だけに、かなりバッドタイミングな辞任発表ではある。

 ただし、「Palmの現在の成功は,同社にはもういない人々が作った製品を土台に築かれている」というGiga Information Group社Rob Enderle副社長のコメントは、良くも悪くも、今回の辞任劇の影響を示唆していると言える。つまり、「良い兆候ではない」とも言えるし、「だから、それほどの影響はないだろう」とも言える訳だ。

 そんなことよりも、しばしば囁かれる「Handspringとソニーが,新しいOSを物色しているという噂」を出にくくするような努力を、これからもPalm社には続けてもらいたい。でないと、噂が本当になってしまう。

 がんばれ、Palm社!

 ま、現在の勢いがある限り、Palm社はたとえ社内に釘一本が落ちていてもニュースになる。そんな時代ではある。

【Q】何人わかるかな?>Palm社の主要経営陣
      



【A】解答
CarlYankowski (Chief Executive Officer)
Barry Cottle (COO, Content and Access)
Alan Kessler (COO, Platform and Products)
Judy Bruner (SVP and Chief Financial Officer)
Satjiv S. Chahil (Chief Marketing Officer)
William Maggs (Chief Technology Officer)
Doug Solomon (Chief Strategy Officer)

ミニ定期便739 無駄な因習
  Date: 2001-01-18 (Thu)

■DSL接続用家庭向けモデム、2月解禁 利用者増へ一役

こういうことは、とてもありがたいッ!


ミニ定期便740 まるで推理小説のように
  Date: 2001-01-18 (Thu)

 エコパーさんで今、「金庫株」の解説をやっている。「金庫株」とは、ご存知のように株価対策として、先頃、森自民党政権が打ちだした政策「金庫株解禁」に出てくる「金庫株」のことだ。

■高村法相、株価対策の金庫株解禁「やる価値ある」(NIKKEI NET)

■同友会、株価対策を提言(NIKKEI NET)

■金庫株、透明性確保が課題(NIKKEI NET)

■相沢氏、金庫株解禁は前向き検討(NIKKEI NET)

■自民、株価対策の特命委が初会合(NIKKEI NET)

■株価対策、「金庫株」解禁の検討で一致(NIKKEI NET)

 エコパーにおけるdoteさんの解説は相変わらず鋭い。経済という正解が無数にありそうなとっても難しい世界の話を、とってもわかりやすく解説してくれる。その鮮やかな筆裁きは、まるで一級の推理小説を読んでいるような爽快感がある。

 「金庫株解禁」による結果予想に踏み込む次回がまたまた楽しみ!

 

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