■ ミニ定期便661 組長、走る。 |
Date: 2000-12-11 (Mon) |
最近、はるやん組長の「掌極道」が熱い!
「組長フィギュア」(00.12.08)も凄かったが、「ATOK Pocket for PalmOS実用テスト」(00.12.09)や、「幻のVUITTON EPI CASEレビュー」(00.12.10)など…、スクープと言っても過言じゃない記事の数々に、ただただ脱帽だ。
それにしても、いいな〜、VUITTON EPI CASE!
■ ミニ定期便662 Prismの乱反射 |
Date: 2000-12-11 (Mon) |
永遠に、とは言わないが、少なくとも現時点ではちょっぴり衝撃的なニュースだ。
「Prismでは結構使えないソフトがあるようで。」
「Visor's Fan」(Fatal Error 2000/12/10)よりの情報。
■ ミニ定期便663 ふりかえり、たたえる。 |
Date: 2000-12-12 (Tue) |
奇しくも、まるで申しあわせたように、昨日2つのサイトが新企画を発表した。
■「掌2000重大ニュース」(WorP@holic)
■「20世紀 ちょー私的 Palm Lifeあわーどっ!」(Palm de あくしゅっ!)
前者は2000年の重大ニュース、後者は20世紀の自薦表彰と、性格やターゲットは違うけど、どちらも楽しそうな企画だ。かくいう機長も昨年はこんなページを作ってみたりもしたんだけど、今年は諸事情により無理かな〜と思ってた、ちょうどそんな時だっただけにタイムリー!
■ ミニ定期便664 携帯後進国の理由。 |
Date: 2000-12-12 (Tue) |
もともと機長などは、どうせ彼らの指の太さと指先の不器用さでは無理!…っと、あまりお利口じゃない理由で決めつけているのだが、今回のリポートはなかなか奥深くて味がある。納得できる。
■米国にiモードライクな携帯が普及しない理由(PC WATCH)
「全米の常識」とまではいかなくても、下記の文章はかなり説得力あるよね。とくに日本で携帯片手にタラタラ歩いてる女子高生なんか見てると。つーか、機長もしばしばそれをやってる。
「(アメリカで携帯電話が日本のように進化しない理由は)安全な地域以外では、日本のように街角で無造作に携帯を取り出し、立ち止まっておしゃべりするというわけにはいかない」という「安全上の理由」からだ。
また、こんな文章もある。
「電車の中でのんびりメールを打てる日本の状況とは違う」
これは携帯電話だけじゃなく、サブノートの必要性にも絡んでくる実情だと思う。
■ ミニ定期便665 虹を掴んでみた |
Date: 2000-12-12 (Tue) |
話題のVisor Prismについてのリポート。
■「踊る大走査線」現象
全裸の液晶はとってもキレイだ。ilovemacさんによると「(新型ザウルスの液晶画面に比べるのは)比較されるVisor Prismが気の毒」ということだそうだが、機長の使用目的では十分な視認性と明るさが保証されている。さすがに6万5千色対応のソフトがないので、その本当の力まではわからないが、機長は満足だ。
ただし!一点だけ問題を見つけた。これだけ奇麗な液晶を汚したくないので、機長はさっそくネットショップでVIsor用の「writeRIGHT」を購入して貼ることにした。お!今回はほとんど気泡もなく美しく貼れたぞ、と思ったのも束の間、これはダメだ!ってことに気づいてがく然とさせられた。もともとこの「writeRIGHT」がPrismのようなカラー液晶の使用を目的に作られていないせいだと思うが、それを貼った液晶は、まるでテレビ画面を数センチ目前で見つめた時みたいな粗い画像になってしまうのだ。捜査線が走りまくる、っていうの?機長はこれを「踊る大走査線」現象と名付けてみた。とくに意味はないが…。とにかく、目がチカチカしてとてもじゃないが見てられなくなったので、もったいないが20世紀の最後に生まれて初めて美しく貼れた「writeRIGHT」を剥すことにした。
■小指と電源
「左下」でもなく「上」でもなく「右下」というのはとっても戸惑うが、Palm de COOL!で推奨していた「小指で押す」方式が意外といい感じ。
■クレードルの上では内気
せっかく充電式になったのに、クレードルの上で電源をONにしたままにすることが出来ない!つーのも、「一般」Preferenceの画面に「クレードル上で常時オン」のチェックボックスがないのだ。こいつは困った!せっかく美しい液晶がついてるのに、クレードルの上では黙りこくったままだ。
■不器用なカバー
やはり、これまでのVisor各機種と違い、「カバー」を裏面に固定できないのはつらい。片手でポケットから出して…って操作がとってもつらいのだ。早く、使えるサードパーティ製のケースの登場を待つ!現在売られているケースでPrismでも使えるものはあるのだろうか?
あ、Tp535&Palmに出てたコレってば、いいな。あ、まだ未発売なのか…。でも、構造がどうなってるのかはよくわからん。
■ATOKの特大サイズとSpringboardモジュールとLaunch Menu
「ATOK」の特大サイズを入れたら、さすがにメモリが一杯一杯になってしまった!そこで、純正の「8MB Falsh Module」に主要アプリケーションを移動したのだが、その結果、機長の大好きな「Launch Menu」でSpringboardモジュール内のアプリの立ち上げが出来なくなってしまった。これはつらい!
■筐体の色味と肌触り
筐体の色は悪くない。落ちついた色味は気に入った。上品な青色つーのかな?機長なりにノーブルブルーと名付けてみた。が、質感はプラスチックというよりもペーパークラフトっぽくもある。つや消しの性かな?それはそれで肌触りが気に入ってるんだけどね。
■ ミニ定期便666 近未来の告知 |
Date: 2000-12-12 (Tue) |
今度のPalm Sourceは来年2月の開催となったらしい。
PalmSource Forum Tokyo 2001
(Palm OS platformデベロッパコンファレンス)
主 催: パームコンピューティング株式会社
期 間: 平成13年 2月14日(水)、15日(木)10:00〜17:30
2月14日夜は懇親会を予定
場 所: 東京全日空ホテル(東京都港区赤坂1丁目12番33号)
最寄り駅:地下鉄銀座線/南北線溜池山王駅13番出口徒歩1分
対 象: ISV、エンタープライズソリューションプロバイダ、企業MIS担当者、SI/VAR、コンテンツプロバイダ、プログラマ、Web制作、出版、販売店などPalm関連ビジネスに携わる方々
内 容:
・ キーノートセッション
(Alan Kessler, COO, Platform and Products, Palm, Inc., Craig Will, パームコピューティング株式会社 代表取締役、他)
・ 技術セッション、エンタープライズセッション、開発ツール、スポンサーセッション など30以上のセミナーとソリューション展示、デベロッパカフェ、PalmStoreなど。
(予定される主なセミナー内容):
次期Palm OSの詳細、BluetoothやSDなどPalmの新ハードウェアの概要、企業ソリューション/成功事例/開発ツールの紹介、開発ツール概要、Palm OSプログラミング入門、Palmワイヤレス技術とWeb Clipping、Palm OSライセンシ、ビジネスパートナーセッションなど
受講料: \35,000円(消費税込)
※早期申し込み割引【平成13年1月22日までに申し込まれた場合】 \25,000円(消費税込)
※本日(12/12)午前、ついにこの「iPAL-NEXT」は29万アクセスを達成した!読者の皆さん、感謝!
■ ミニ定期便667 紙の代用なのか?PCの代用なのか? |
Date: 2000-12-12 (Tue) |
う〜ん、困ったな〜。…というのも、機長の記事のせいでilovemacさんに迷惑をかけちゃった(第91話<液晶のお話>H12.12.12)ようだ。大変申し訳ない。謹んでお詫びする。
昨日の「ミニ定期便665 虹を掴んでみた」で機長が書いた「(VisorPrismの液晶画面は)機長の使用目的では十分な視認性と明るさが保証されている」という文章の意味は、まさにその文章通りの意味にとってもらえると助かる。「他のPDAマシンよりもキレイだ!」なんて無茶なことを言っているわけじゃなく、あくまでも「機長の使用目的では十分」と言っているのだ。
そもそも機長は、液晶の解像度やマシンのパワーなどで、他社のPDAよりもPalmが素晴らしいと言ってる訳じゃない。「パーム航空」時代から一貫して何度も強調してきたとように、Palmはその他のPDAマシンに比べると、ほとんどすべての面で貧弱もしくは貧相だと思っている。
ただ、機長はもともと「PCの仕事」をPalmに代用させようなどとはほとんど思ったことがない。どっちかというと「システム手帳の仕事」をPalmに代用させようと思っていて、実際、システム手帳は1998年からいっさい使っていない。たぶん21世紀もこのまま紙の手帳は使わないで過ごしていくだろうと思う。そう、紙の手帳よりも便利で、PCもどきのことが出来る便利な「電気仕掛けの文房具」として、機長はPalmを愛し、使っているだけだ。
そのため、メモリが!とか、パワーが!とか液晶解像度が!と言ったことは、全然と言ったら嘘になるが、あまり気にしない。そりゃあ、良いにこしたことはないんだろうが、そのための犠牲は出来るだけ最小限にしたい。ちょうど、かつて「システム手帳を使っていたようにスイスイと使えること」がもっとも大事なことだ。(そういう意味では、他社のPDAだって、Palmのことをかなり研究して、ハード的ソフト的に、だんだんと軽快さ=Palmらしさを獲得しつつあることはilovemacさんも書いている通りだ。「Palm陣営としては要注意だ!」という彼の主張もそんなに間違っちゃいない)
ところで、液晶に限って言えば、機長の場合、「解像度」なら今のPalmでも不満は少ない。理由はいたって簡単だ。かつて自分が使っていたシステム手帳の解像度(つまり、機長の筆跡だ!)よりははるかに良くて、どんな殴り書きで書いても、数時間後にまず読めないことはない。ところが、機長の「システム手帳時代の解像度」はとても低くて、自分で書いた文字のはずなのに、数時間後には「何を書いたか思い出せない!」なんてことがしばしばあった。
また、「システム手帳」のように使えて、しかもソフトウェアをチェンジするだけでさまざまな「PCもどきの仕事」までしてくれる。これほどありがたいことはない。だから、膨大なユーザ数とプログラマ数と、そんな彼らの情熱的な献身性を持つPalmの世界には、膨大なフリーウェアやシェアウェアが存在していることは、機長にとって最大のアドバンテージでもある。それはまさに「システム手帳におけるアドオンページ」(つーのかな、ホラ!特殊な罫線ページとか、関東圏鉄道地図、英和辞書の追加ページとかあったじゃない?あれ、あんて言うんだっけ?)の種類が豊富になるにつれ、システム手帳がますます手放せなくなったことに似ている。
これってちょうど、最初っから「デフォルトのページフォーマットが決まっていて、あまりアドオンページを追加できない既成の手帳」よりも「いろいろなアドオンページを気分や仕事の必要性に応じて追加したり減らしたりできるシステム手帳」を、かつての機長が愛していたのに似ている。ま、趣味といえば趣味の問題だが。
つまり、「デフォルト機能が貧弱なPalm」にはシステム手帳が持っていた「自由度!」という素晴らしい付加価値がついている。デフォルト機能をこれでもかこれでもかと追加するほどに、残念ながら「自由度!」は減って、ユーザーがマシンに合せなければならない局面が増えてくる。機長はそういうマシンが嫌いだ。マシンはユーザー好みの色に変えられるべきだと思っている。(もちろん、その逆の人がたくさんいることも知っている。そういう人は、そういうマシンを買えばいいだけだ)
以上のような理由で、機長は「機能豊富で液晶解像度も高い他のPDAマシン」に嫉妬を感じたことはない。PDAというもっとも手近なマシンだからこそ、ハード的にもソフト的にも自分色に染められるマシンが好きなのであって、たとえばPalmサイドのilovemacさんじゃなく、他のPDAサイドの人たちから「Palmって機能が貧弱だよな」なんて言われても、痛くも痒くもないのだ。機長は高機能なマシンに使われたり、高機能なマシンを貧弱に使うよりも、貧弱なマシンを自由自在に使いこなしていたい!そんな人種だからだ。
かつて、当時Palm Computing社のロブ灰谷さん(現Handspring社)が「Palmの日本語版を作りたい!」と社内で訴えたとき、同社の幹部達は「日本で一番売れているザウルスを見てみなさい。日本人は高機能マシンが大好きだから、Palmは絶対に売れない!」と言ってロブに忠告したそうだ。だが、現実にPalmは日本で売れた。ということは、日本にも機長のような変わり者の人種が増えてきた、ということだとも言える。また、PocketPC陣営がいくら嫌われても、「ミニ定期便652 プログラマ狩り」のような行動に熱心なのも、ある意味、正しい戦略と言える。
てな感じでどうだろう?
『オイラはilovemacさんのような才能&存在だってPalm世界にいるべきだと思っているので、こんなこと書いちゃうのさ』 ←ilovemacさん風
※ちなみに、Palmだっていつまでも今のままの解像度だとは思わない。ただ、まだしらばらく時間はかかるだろうね。Palm界に存在する膨大なソフトウェア群が使えなくなる自体だけは絶対に避けたいだろうから。それこそ、Palm最大のアドバンテージの損失だ!もっとも、そういうエミュレーションの技術が進んだら話は別だろうけど…。
■ ミニ定期便668 Welcome to Palm! |
Date: 2000-12-13 (Wed) |
なんと言っても驚いたのはこのニュース!
■カシオ、パームOS採用のカシオペア発売を検討へ (Mainichi Interactive)
あのカシオが!と思うと感慨もひとしおだ。記事を読むと、まだ不確定要素の多そうな書き方だが、他のニュースとリンクして読むと、かなり精度の高いニュースであることがわかる。
勝手にお祝いと言っちゃなんだが、こんな画像を作ってみた。
次は是非、Sさんに来て欲しいけど、独自OSじゃ当分は無理かな?
Tp535&Palmさんよりの情報。
■ ミニ定期便669 アイペの進化 |
Date: 2000-12-13 (Wed) |
最近、目覚ましい進化を続けている福本修仁さんのグラフィックソフト「iPaint」ファミリー(iPaintとiPaint Converter)がまたまたバージョンアップした。しかも今度の進化は凄いぞ!
<主な変更点>
■iPaint
●16bitカラーの表示
●16bitモード時のキャプチャサポート
■iPaint Converter
●16bitカラーのサポート
●画像圧縮のサポート
==========================
【福本さんからの注意書き】
iPaintにはまだまだ、至らない点はたくさん有り、16bit画像の編集は一切行えません。表示するだけです。編集機能を利用しようとするとFatalErrorが発生することも有りますので、くれぐれもご注意下さい。
とりあえずこのバージョンで、VISOR Prismの16bitカラーのキャプチャーができます(と言ってもiPaint ConverterはPPC Macだけですが...)。
バグや至らない点はたくさん有りますが、キャプチャーできる環境を早くご提供できればと思い、公開しました。
このソフトが、各種サイトや出版物で、記事を書くのに役に立つことを祈ってます(^^)。
==========================
凄いぞ、福本さん!本当に大感謝だ!
福本さん、お知らせ感謝!
※を!を!を!…以上の記事を書いた直後に気づいたが、すでにポチ姐さんのところに、このiPaintファミリー最新版のレビューが!う、美しすぎるぞ!iPaintのスクリーンショット!…も、も、もちろん、ポチ姐さんも美しいぞ!とさり気なくフォロー!フォロー!
■ ミニ定期便670 ソースの決め手(1) |
Date: 2000-12-13 (Wed) |
アメリカじゃ、PalmSource2000が開幕したらしい。
んでもって、いくつかの最新情報が伝わっているが、中でも注目は「Palm OS 5.0ではより高い解像度をサポート」っというカールCEOのコメント。このニュースは、すでに高解像度用の素晴らしい液晶技術を持った会社が楽々とPalmOS Platformに参入できるという、とても大きな意味を持つ。たとえば、「ミニ定期便668 Welcome to Palm!」で紹介したカシオ版のPalmOSマシンも夢じゃなくなる。
情報は下記のニュースより。
■パームがワイヤレス通信機能つき新OSを発表
■ ミニ定期便671 残念!カシオ |
Date: 2000-12-14 (Thu) |
残念ながら、カシオはWindowsCE陣営から離脱するチャンスを逃したようだ。
■カシオがPalm OSを採用? ウソでした(MacWIRE)
この記事によると、「(カシオの)コンシューマ事業部長,鈴木洋三常務」が,「Palmがコンシューマー市場でシェアを確保していることに触れ」て、「そこに対応したカシオペアも考えていきたい」と話したこらしく、そんな「そこに対応」という言葉が、今回の誤報を生んだ、ということだ。カシオ側の弁明によると「そこに対抗」という意味で、件の鈴木さんは「そこに対応」と語った。
そんな誤解がこの記事を書かせたらしい。
この記事=■カシオ、パームOS採用のカシオペア発売を検討へ(Mainichi Interactive)
それにしても残念だな〜!これでカシオは、もしもその気になっても、とうぶんWindowsCE陣営から離れられなくなった。本当に残念だ。
※情報をお知らせいただき感謝>塗料会社御曹司えがわさん
※あ、そうそう、「誤報」と言えば、この人を「姐さん」と機長が呼んだのも誤報だったようだ。「お嬢」と訂正させていただく。お知らせ感謝>お嬢
■ ミニ定期便672 ソースの決め手(2) |
Date: 2000-12-14 (Thu) |
アメリカで開催中のPalmSource2000からの情報。
誤報だった「カシオ」の替わりと言っちゃあなんだが、韓国家電メーカーの雄「Samsung Electronics」がPalmOSのライセンシーを受けて、Nokia、Motorola、京セラに続いて、「2001年第2四半期にもPalm OS搭載のCDMA方式のスマートフォンを北米向けに出荷」するという。
下記ニュースソースより。
■【PalmSource 2000】来年はPalmと携帯電話の融合の年に
■ ミニ定期便673 残念の意味 |
Date: 2000-12-14 (Thu) |
ありがたいことに、PDA JAPANさんに、「ミニ定期便671 残念!カシオ」のことを取り上げてもらった。
その記事中で「iPAL-NEXTさん、本当に残念そうですね。」とコメントしていただいたが、機長が本当に残念がっているのは、どっちかというと「ハードウェアの高い製造技術を有するカシオを含めた他機種メーカーが参入して欲しいという願望」が満たされなかったことよりも、当のカシオ社が「WindowsCE陣営から離脱するチャンスを逃した」ということだったりする。
そう、どこのPDAメーカーだって、いろんなOSに対する研究はしているものだ。いつでも他社OSに変わる研究はおこたらない。でないと企業は生き残れない。でも、なかなか今の陣営を離れる勇気はない。そういう意味での「残念!」だったりする。
おまけに、IBMやSONYがそうだったように、どこの会社にもPalmファンは多くて、PalmOSマシンをこっそりと使いながら、PalmOSの採用を社内でひそかに願っていたりする…。(笑)
本当に残念だ。
■ ミニ定期便674 カシオの真意? |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
WorP@holicのドクターも「『嘘から出た真』のままが良かったかも知れぬ」と書いているが、「Mainichi Interactive Mobile」に出た以下の記事の意図を判断することはなかなか難しい。
■カシオ、PDAはウインドウズCEと独自OSで展開
この記事の骨子はだいたい、「コンシューマー向けPDA市場では、パソコンとの連携をメインにしたPIM機能重視した低価格のPDAを独自OSで対応、CCDを搭載したり、通信モジュールを組み込んだ高機能型PDAはウインドウズCEで対応していく考え」てな感じか?
昨日飛び交った「■カシオ、パームOS採用のカシオペア発売を検討へ 」や、「■カシオがPalm OSを採用? ウソでした」という記事の両極端な明快さに比べると、なかなか本意をくみ取りづらい記事だ。
そこで機長なりの推測を!
■1■大新聞の意地?
実は、「■カシオ、パームOS採用のカシオペア発売を検討へ」と「■カシオ、PDAはウインドウズCEと独自OSで展開」の両記事は、どちらも「Mainichi Interactive Mobile」(毎日新聞系)の記事だった。が、前者が出た結果、新興のPC系ネットニュースサイトに「出所は新聞系の某ニュースサイトのようだが,(中略)おや? その発表会には私も居たのに……リークや独自取材で他誌にスッパ抜かれるのはともかく,発表会でそれはないでしょ?」と、馬鹿にされてしまった。「PC系ネットニュースサイト」に「大手新聞社系のニュースサイト」が鼻で笑われるなんてもってのほか!とばかりに、毎日新聞サイドの意地で、新たに記事をねつ造した。(←あの毎日新聞が「捏造」なんてことするはずないので、可能性0%)
■2■独自OSの意地?
本当はカシオ社内にも、このまま「WindowsCE路線」を守っていては大変なことになるぞ!という派閥があって、そこが社内でこっそりと「PalmOS搭載計画」を進めていたが、Microsoft社に忠実な保守派がその動きを察知して慌てて「敵の作戦」をリーク、シンプルなものとは言え独自OSをもっている同社全体のプライドを刺激して、計画ごと潰してしまった。その結果、引くに引けなくなって「独自OS路線」を発表することになった。(←あの電算機の雄カシオに、そんなお粗末な社内事情があるとは思えないので、可能性1%)
■3■大OSメーカーの恫喝?
ハード的にはかなりいいものを作っているのに、Microsoft社がいつまでたっても、WindowsもどきのOSをPDAマシンに入れることにこだわっており、また、Microsoft社の責任者が「Pocket PC開発者向けのツール、『eMbedded Visual Tool developers kit 3.0』が、この夏に発表されて以来6万本が配布されていることを指摘した。最近同ツールがマイクロソフトのウェブサイトに掲載されてから、すでに6500回ダウンロードされている」と語っているにも関わらず、素人プログラマや中小ベンダーからのシェアウェアやフリーウェアがあんまり登場してくれないばかりか、あげくの果てにはPalmSource2000の「前夜に、米マイクロソフトがライバルの人材を密かに奪おうと」しているような現状に業を煮やして、同社は「PalmOS搭載」を決意したのだが、その情報がたまたま「Mainichi Interactive Mobile」に漏れてしまった。その結果、WindowsCE陣営のハードベンダー離れをもっとも気にしているMicrosoft社から大いなる怒りと警告と恫喝を受けて、それに恐れをなした同社が、「まさか〜、PalmOSなんか採用するつもりはありませんよ〜。うちが採用を計画しているのは独自OSですよ〜」と逃げの口上を打っただけで、そのうち時機を見てPalmOSを搭載するつもり。つまり、「大石内蔵助の山崎の場」作戦!12月14日だけにネ。(←まさか、あのPCの雄Microsoft社がそんなケツの穴の小さいことを言うはずがないので、可能性2%)
■4■電算機会社の打算?
WindowsCEを搭載したハンドヘルドマシンが売れない理由は、機能が豊富すぎて値段は下がらないわ、素人や中小ベンダーの理解を得られないわ、どうも良ろしくない!唯一ステキな面はガジェット好きユーザーの「自慢の種」として給料日の翌日に高価格帯のそこそこ売れることがあるぐらいだ、と見抜いたカシオ社が、ガジェット好きにはこれまで通り「機能満載のWindowsCE搭載マシン」を売り、どうせ低価格帯&低機能のマシンを作るなら、Palmからライセンシーを買うよりももっと安価にすむ、自社OSでいいじゃん?そっちの方が安く出来るもん!という結論に落ちついた。(←わりとありがちな気がするので、可能性3%)
■5■また誤報?
「■カシオ、パームOS採用のカシオペア発売を検討へ」に続いて、またまた誤報?(←まさかね〜ェ?)
…こんな感じでどうだろう?正解は…?
■ ミニ定期便675 世界のスーパーモデルに愛される日本のスーパーソフト! |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
これまた、WorP@holicからの転載記事。
アメリカで開催中のPalmSource2000には、夏に「Palm Vx Claudia Shiffer Edition」を自分のウェブサイトで発売したスーパーモデルのクラウディア・シーファーさんまでやってきたそうだが、彼女のインタビューが下記の記事に出ている。
■スーパーモデル、クラウディア・シファーは『Palm』にぞっこん
ここには、彼女のPalm絶賛コメントが並ぶのだが、これがもしもPalm社の作戦だったとしても、これは勝利と言っても過言ではないだろう。世界のスーパーモデルにここまで褒められたら、深夜の通販番組でなくても勢いで買ってしまう女性はいるだろう。
でも、この記事で機長が一番注目したのはこの台詞!
「今Palmには私がほんとうに大好きな2、3のものを入れています。『Abroad』アプリケーションというものがあって、これが私にとって一番役立っています。通貨の換算や、寸法や重量といった単位の変換、(世界の)時刻表示などができるんです。」
…と、ここまでクラウディアに絶賛されているソフトは何を隠そう、つーか、隠すまでもなく、我々と同じ日本人が作ったソフト「Abroad!」だ。
作者は、Yoshimitsu Kanaiさん!本職が忙しい人なので、それほど量産する作家さんではないが、日本のPalm創成期以来、とても上質なソフトばかりを作ってきたプログラマさんだ。世界を旅するユーザーの必携ソフトとも言える「Abroad!」、日本語版PalmOSに欠けているシステム手帳的要素を補完してくれる「J-Info」、ファンの多いゲームソフト「シングルナンバー」、機長にはさっぱりわからないが分子生物学研究の支援ソフト「Gene」…と、作品数は片手の指にも満たないが、国内外で(とくに海外!)で高い評価を得ており、彼の英語版サイトにはその盾の写真が出ているが、今年度の「ZDNet PDA Software Awards 2000」の「Travel Session」で最優秀賞を受賞している!
ちなみに、機長も「Abroad!日本語版」制作の折りにはちょっとばかし協力させてもらったりもしている。
…で、思う。ソフトは(すべてとは言わないが)ちょっとした努力で国境を越えうるものだ。これから、どんどん国産ソフトが世界に羽ばたいていってくれたら、これに越した喜びはない。え?…Palmにそんな国粋主義は似合わないって?…かもしれない。だったら余計にどんどん世界に羽ばたこう!>日本のプログラマの皆さん!
■ ミニ定期便676 デンキ本プロジェクト |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
「パクスポ2000!」の公式コピー「-Sync you? Sync me-」の作者さんとしても知られるなかむぅさんの「FakeWorks」で、とても面白いプロジェクトが進んでいる。
■デンキ本プロジェクト
まだまだ試験中らしいが、「Palmで読める雑誌を!」というコンセプトはとても興味深い!
■ ミニ定期便677 もちろん滝沢君じゃないよ |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
「CLIE Plaza!」が発行しているメルマガ「CLIE Plaza! Magazine」で新企画が始まった。その名も!
■「タッシーにまかせろ!」
タッシーなる人物が、CLIEの超初心者に向けてCLIEやPalmOSの使い方を教えてくれるコラムなのだが、その肝心のタッシーとは…
このコラムの最後にはこんな一文がある。
======================
タッシーのホームページ
にも遊びに来て下さい。
http://simple-palm.com
======================
ま、ま、まさか!…そう、そのまさかだった!
■ ミニ定期便678 晴れ姿、再び |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
お調子者の機長は、「ミニ定期便675 世界のスーパーモデルに愛される日本のスーパーソフト!」のようなニュースを、別に自分の作品でもないのに我が事のように喜んでしまうのだが、今回のニュースもまた、他人の作品なのに、まるで我が事のように嬉しくなってしまうニュースだ。
すでに、いくつかのサイトで紹介されていたので、下記のニュースについてはご存知の方も多いと思う。
■EZweb@mailに対応したcdmaOne携帯電話のニューモデル世界最薄*9.9ミリの「C405SA」、国内初*パネルの着せ替えが楽しめる「C406S」を発売
かなり長ったらしい名前なのは、これが「株式会社ディーディーアイ、株式会社エーユー、沖縄セルラー電話株式会社」3社の共同リリースなので、しょうがないとしても、これだけ読んでも機長が何を喜んでいるのかはたぶんさっぱりわかるまい。
でも、このページの下の方にある「別紙」というリンクをめくると、もう少しヒントが見えてくる。
■「別紙」
まだわからない?…このページでは二つの携帯電話が紹介されている。そのひとつ「C405SA」は、「世界最薄、厚さ9.9ミリ」で「視認性に優れた4階調モノクロ液晶搭載」で「本格シューティングゲーム「CORSAIR(コルセア)」搭載」…と、その驚異の薄さから、各方面のサイトにも掲載されて注目されている素晴らしい携帯電話だ。確かにビビるほど、薄い!
でも、注目してもらいたいのは、もう一台のマシン「C406S」だ。
実はこっちも注目されている。その最大の売りはこれ!…「パネルの着せ替えが可能」!
これだけでも、十分に注目されてしかるべきマシンだ。おまけに「文字メッセージサービス「Cメール」の新機能に対応」で「電波を遮断する「パーソナルモード」搭載」で「16和音・カラー液晶搭載」と来たもんだ。十二分に魅力的な携帯電話と言える。
でも、この後者の携帯電話には、機長のみならずPalmユーザーなら、思わず「ををを!」と唸ってしまうような機能がついている。それは!
========================
POBox(予測変換入力)*
入力した文字から、後に続く文字の候補をリスト表示します。表示されたリストから文字を選択することによって、少ないキー操作で文章が作成できます。また、学習機能を備えているので、使えば使うほどスムーズな入力が可能です。
*POBox(Predictive Operation Based On eXample)は、ソニーの登録商標です。
========================
そう、あの!Palmユーザーにもおなじみ、増井俊之さんの「POBox」が採用されているのだ!
「POBox」は増井さんが開発した、まったく新しい日本語入力システムで、英語圏ユーザーと比べてどうしてもハンディキャップを感じてしまう日本語入力において画期的なスピードアップと効率的な環境を実現してくれるものだ。
画面だけ見てもよくわからないかもしれないが、日本語のルーティンと、ユーザー自身の癖を組みあわせて、入力していく側から次々と予想される「単語」を候補として画面表示して、それを選択するだけで日本語入力が実現するのだ。なかなか言葉だけでは説明しづらいが、たとえば、機長が使い込んでいる同ソフトの場合…
「ki」と打ち込んだだけで「機長」「機械」「機能」…などと候補が出てきて、ここで「機長」を選ぶと、今度は「は」「が」「と」…などと候補が出てきて、ここで「は」を選んでから「kon」とか打ち込むと「この」「紺」「昆布」…などと候補が出てきて、次に「sof」と打ち込むと「ソフト」「ソフマップ」「ソフトボール」などと候補が出てきて、次に「が」「を」「に」…などと候補が出てきて、最後に「suk」とか打ち込むと「好き」「好きだ」「好きです」「好きなんだよ〜ん」などと候補が出てくる。ここで「好きだ」を選ぶと、「。」「と」「と思う」…などと候補が出てきて…
そんなソフトだ。この結果、「ki〜kon〜sof〜suk〜」など数少ないキー入力と候補の選択数回だけで、「機長はこのソフトが好きだ。」という文章を打ち込むことが出来る。普通なら「kichou ha kono sofuto ga sukida .」と、かなりの文字数を入力しなければならないのにだ!
もちろん、これは機長がある程度使い込んだからというのもあって、使い込む人の性格によって出てくる候補は変わる!これが最大の魅力!つまり、人はたいてい同じような文章を書く、という前提のもとに「POBox」は次にユーザーが入力したいだろう単語を想像して、次々と選択候補を選びだしてくれるのである。極端な話、どんどん使い込めば「k〜」ひと文字で「機長はこのソフトが好きだ。」という文章を入力することが出来る。そういうソフトだ。
どう?凄いっしょ?
このソフトが市販製品に初めて登場したのは、「386 舞台の影から拍手を贈る時とき。」で紹介したSONY社の「エアボード」(現在、Vis-a-Visでも発売中!)だった。
実際、あの、キー入力に強烈な個性を持つ携帯電話の日本語入力にとって、この「POBox」の威力は計り知れないものがある!とくにメールを書くとき!…とにかく、機長のように、携帯電話のキー入力ではGraffitiほど高速入力が出来ない人間にとってもこれは快事だ!
本当に嬉しい!おめでたい!そんなニュースだった。
こんな物凄いソフトを、Palm環境でも使えるというのは、本当に素晴らしい!また、その開発に大勢のPalm仲間とともに微力ながらお手伝いできたことも、とっても嬉しいし、誇らしい!
(増井さん、お知らせ感謝!ア〜ンド、おめでとう!)
※今回の記事を書くにあたって、過去記事から「386 舞台の影から拍手を贈る時とき。」を開いてみたら、別の記事がここにペーストしてあった。危ない!危ない!偶然保存されていた原稿から同記事を再現することが出来たから良かったようなもんの!…気をつけねば。(今後、その種のミスを見つけた場合にもお知らせを歓迎する!)
■ ミニ定期便679 Prismユーザー注目 |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
「ミニ定期便665 虹を掴んでみた」で書いたように、「Visor用」の「WriteRight」はモノクロ専用のためか、Visor初のカラー機種である「Visor Prism」にはあまり嬉しくない画面効果(命名!=「踊る大走査線」現象)を起こしてしまうのが、読者のたきさんによると、もともとカラー機種であるPalm IIIc用の「WriteRight」だと、問題なく使えるそうだ。(機長はまだ未確認!)
==================
さて、Prism用のWriteRightですが、私は「PalmIIIc用」のを使っています。大きさもぴったりだし、「踊る大走査線」現象もなしです。それから、自分では試してないのですが、「PocketPC用」のWriteRightも使えるそうですよ。私の日記(10月26日頃)にも少し書いているので、もしお時間があれば見て下さい。
==================
素晴らしい情報の紹介、大感謝だ!
さらにたきさんからは、前述「ミニ定期便665 虹を掴んでみた」の「■不器用なカバー」で機長が書いた「これまでのVisor各機種と違い、「カバー」を裏面に固定できないのはつらい」点についても、対策のヒントを与えてくれている。
==================
それから、IIIシリーズ用のようなフリップカバー、アメリカ国内では先週から受注が始まっています。私も早速注文しました。来週発送の予定だそうです。当初は今日発送ということだったのですが、アメリカ中西部では先週末大雪が降ったのでその影響もあるのかもしれません。到着次第、日記にて報告します。
==================
なるほど、こういう需要(取り外しの必要がないカバー)はやっぱり多いらしい。先日Tp535&Palmでも紹介されていたコレとともに注目したい!
■Tactilis社 Flip-Clip
■FlipCover.com社 Get Flipped
たきさんのたきのVisor日記
■ ミニ定期便680 ついに日本語版! |
Date: 2000-12-15 (Fri) |
SONY styleから届いた「Sony Styleにて「クリエ」をご購入された皆さまへ」というメールによると、
――――――――――――――――――――――――――――――――
[ 「SimCity for Palm 日本語版」ダウンロード販売決定! ]
----------------------------------------------------------------
★価格は3,980円(予定)、年内に発売開始
都市開発シュミレーションゲーム「SimCity for Palm 日本語版」(株式会社エヌフォー)のソニースタイルでのダウンロード販売が決定!
あなたが夢見た世界の大都市を、あなたの手の中に実現します。素晴らしい市長として、あらゆる犯罪や汚染と闘いながら素晴らしい都市を築いてください。価格は3,980円(予定)、年内に発売開始いたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――
…ということらしい。ずっと噂だけが飛び交っていたSimCity日本語版が、とうとうやってくる!