ミニ定期便 Back Number
倉庫024
復活したばかりのilovemacさんのPalmでござる!が、いきなり更新を停止した!その真相はココで!
Palm de COOLに「高台寺」という、同サイト常駐SANAIさん所有のCLIEの画像が出ている。
Palm通なら、その名前を聞いただけでピンと来るかもしれないが、Palm界の巨匠?くりすたるあーとの林裕峰先生の作品だ。思わず、ため息が出てしまった。
実は機長は、「パクスポ2000!」の会場外の喫煙所で、初めて裕峰先生とお話しする機会を得た。これまで何度かイベント会場などで、絵筆を握っている先生のお姿を拝見したことはあるのだが、その鬼気迫る表情を見ていると、その筆裁きに心奪われることはあっても、声をかけることなどとても出来なかった。そんな訳で、この時が初めての対面(二人とも禁煙だったパクスポ会場から抜け出して、中学生のように煙草を吸っていた)だったのだが、いざ話してみると、絵筆を握っている時の画聖たる風情などどこかに吹き飛んじゃいそうな、関西のオモロイおっちゃんだった。な〜んだ、普通のおっちゃんじゃん!と、思ったばかりなのだが、この「高台寺」を見た瞬間、ゾクゾクっとして再びあの画聖の表情を思い出してしまった。
ようし!今度、裕峰先生にお会いする機会があったら、この「高台寺」に負けない作品「高円寺」を描いてもらおう!
※ちなみに、パクスポ会場外の喫煙所で裕峰先生に出会った機長は、その前日に自宅に到着したばかりのPDA style先行予約者限定のCLIEケースに「Zaurus」と書いてくれるようにお願いしたのだが、さすがにこれは断られた。ま、そりゃそうだ。
想像だが、これを最初に発見した人間は、ぶったまげたと思うよ。で、すぐに彼女か奥さんか、母親かに電話しただろうな。「マジで俺、すごいもの見つけちゃったよ。いや、ほんと、マジでマジで!」
■クレオパトラが直筆で「よきに計らえ」?=パピルス文書−独博物館(時事通信)
凄い話しだ。これが書かれたのは紀元前33年だそうだ。そう、今からおよそ2000年ほど前の文章だ。それが残ってるってんだから、凄いよ、マジで。
で、思う。我々は普段、紙に書く文章よりも、電子記号に変換したテキスト文章を書く方が多くなってきているような気がする。そうなってくると、うまくいけば我々の文章は、たとえば、機長のこのiPAL-NEXTの文章が何かの偶然で西暦4000年まで劣化することなく保存されるという可能性もあるけど、逆に、西暦2001年の大停電のせいであと1年以内に地球上から消滅してしまうという可能性もある。
う〜ん、はかないな〜。
白石知雄さんが運営する音楽とPalmのためのサイトpalm-musicで、パクスポ2000!に絡んだ音楽使用著作権の話題が触れられている。
詳しくは同サイトを読んでもらいたいが、白石さんがパクスポ会場のデモ(企画「パーム一発勝負」)のために、サザンオールスターズのヒット曲『TSUNAMI』を演奏しようとした場合、いったい著作権料はいくらかかるのか?を知りたくてJASRACに電話をかける場面が、とっても印象的だ。そして、その答がとても気になる!
Q)入場無料、300人規模、1曲5分以内という条件で正規購入したサザンオールスターズのヒット曲『TSUNAMI』のMIDI音源を「カラオケ」として演奏した場合の使用料はいくら?
A)その答は、palm-music「2000年10月28日(土)■「パクスポ」幻のカラオケ」でチェックしよう。
…音楽著作権に関する論争はとにかく、とてもためになった記事だ。
【追加情報】あり
なかなかステキなドメインだと思います。
しかも、「らしい!」というか。
■http://simple-palm.com
●追加情報
サイト名も「Simple-Palm」に変更されたようだ。
久しぶりに、このページの上段にあるリンク集のうち、「機長の最近のお仕事」をイジってみた。かつてのiモード専用サイト時代のなごりは消えたけど…。
■20001029 読むな、危険!
あはは、このリポートなみの鋭さで研究の方も頑張って下さい>PalmNavi
※昨夜ぐらいなのかな、この「iPAL-NEXT」が19万アクセス達成!いつもながら感謝だ!
■Palmer「10/28 Webringが閉鎖に」
■BL'sパームなページ「2000年10月29日 【いろいろ】」
日本のPalm界をここまで加速させたひとつのきっかけになったと言っても過言ではない。それほどまでにこれまで大活躍してきた「Pilot Webring in Japan」が今年いっぱい(2000年12月31日)で閉鎖されることになった。
その名前からもわかる通り、決して新しい存在ではない。機長の記憶が確かならば、その創設は1997年12月頃。現在の登録サイトは全183(2000年10月30日現在)。とにかく、国内に存在するほぼすべてのPalm系サイトがここには網羅されている。たとえばこのページから「Next 20」リンクを押し続けて欲しい。すべてのサイトを見ることが出来る。
このリストの中にもちろん、パーム航空も入っている。このリストを見ていて思い出す。そう!あれは1998年の正月ごろ、当時は地味なサイトだった「マックで機長」をMacintoshユーザーのためにサイトから、Windowsユーザーも読めるメジャーなサイトにするために、サイト名を「パイロット航空」に変更した機長が、最初にした行動は「Pilot WebRing Japan」に登録することだった。この結果集まってきてくれたユーザーが、その後の同サイトの発展の基礎となった。「Pilot WebRing Japan」には本当に感謝していた。今でこそ、自分のサイトをPalm界に紹介する方法はいろいろあるのだが、当時はここに登録することが何よりの近い道だった。
ちなみに、機長がこの「Pilot WebRing Japan」に登録した時の通算番号は25番だった。日本のPalmの世界もまだまだ小さかった。
なお、Palmの世界に大きな貢献を果たしたこの「Pilot WebRing Japan」の創設者はOzakiさん。当時はPalmPilotユーザーのためのBBSサイト「Palm/Pilot Club」を開かれていたが、現在は「携帯PC技術研究所広島支部」というサイトを運営しIBMのThinkPadを中心とした活動を続けられている。中国四国地方のユーザーグループWEPUGでも活躍されている。本当にお疲れ様でした!大々感謝だ!
※ところで、「Pilot WebRing Japan」閉鎖の理由は、同サイトに書いてあるので、要チェック!
雑誌「MacPeople」11月15日号が全国の書店で発売されている。
同誌でMuchyさん&機長が連載中の「林檎っぷりのいいパーム」(P.160-161)には、絵と文を機長が書いた「パーム諸島で抱きしめてッ!」の最新コラムが載っている。
第10回目の今回のテーマは「Mission Palmissible〜パーム大作戦〜」。なぜか、今回はスパイ活劇なコラムだ。
また、お隣のページにあるMuchyさんのレビュー「Palm Life〜マックで素敵なパーム生活」のテーマは「パームを片手に読書に励もう」。
※そして、今回も同誌の付録CD-ROMにも、Macintoshユーザなら必携の「Palm Desktop 2.6.1J」が収録されている。ウェブからダウンロードするには重すぎるソフトなので、このCD-ROMからコピーすると、楽勝で入手できる。とくに、CLIE×Macユーザで、クリクラ!で公開中の「Mac用USB Driver for CLIE(仮称)のベータ版」を使いたい人には必携のソフトだ。
以前、「ミニ定期便430 デフォルトでもいいくらい!」で紹介した「PDA style先行予約特典ケース」(長い!)の画像が、PalmClipの特集記事「World PC EXPO 2000レポート No.2」に出ていた。同ページにはいろいろな角度からの画像とIcchyさんらしい丁寧なレビューが出ている。他にもPC EXPO 2000でのハイライト画像やルポがいっぱい!
■掌極道(00.10.28)「PDA JAPANってニュースサイトだったの?」
上記の記事で組長が書いている内容に同感だ。
そう、PDA JAPANの■[不定期 コラム] Holiday Japan 10/29■「PDA-JAPANにおける、ナショスポ報道について」の「見識」((C)組長)に大いに賛同する。
日本におけるジョークやパロディに対する偏見から始まって、逆にそれらをただ無軌道に認めるだけではなく、PDA JAPANとしての判断でしっかりと認められたものだけを、その他の非ユーモア的なるものと同等に扱う、という考え方は素晴らしいことだと思う。
さらには、それらのユーモア性がPDA JAPANがターゲットとしている他のハードウェアへのよき影響となることを希望する、という一文にも感動した。これは、前日に同サイトが発表した■[不定期 コラム] Holiday Japan 10/28■にも通じる同サイトの立派なスタイル提案だと思う。
省みて、機長のこのサイト「iPAL-NEXT」は決して、他のハードウェアに寛大な配慮をしているサイトとは思えないが、今回のPDA JAPANの「見識」((C)組長)については、敬意を表しつつ厚い賛意を贈らせてもらう。最近、なんかいい感じだ、PDA JAPAN!(i-modeでも読めるしね)
Palmfanで転載もしているが、新ドメインを獲得してサイト名もこれまでの「Hacker Dude-san's Palm Page」から「Simple-Palm」と改めたばかりの山田達司さんのサイトに、以下のような記述がある。
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(Visor PrismとSoundsGood(MP3プレイヤー)の組みあわせで)さっそく連続再生のベンチマークを行ってみたところ、なんと連続再生40時間という驚愕の値が出ました。これはバッテリーのもちを全く気にせずに使えるレベルに達しています。専用のMP3プレイヤーを全部集めても、最高の記録かもしれませんね。
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さらに、Palmfanさんの「2000.10.29●ひとりごと」には下記のようなコメントがあった。
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MP3プレーヤー付きのSONYの503ですが、音楽だけを聞く場合には5時間程度という話がちらほら。だとすると、メインの携帯としては辛いなあ...。
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こうしたコメントを読んでいて、機長は先日、PC EXPOの会場のカシオ社のブースで「CASSIOPEA E-700」のデモ機を触っていた時のことを思い出した。そこには、美しいプロモーションビデオ(そこそこ奇麗なカラー動画!)が音楽(ヘッドフォンで聴けるようになっている!)とともに映っていた。こんなこと、まだまだPalmじゃできない芸当だ!
ふと見ると、電源は直接ACアダプタからとっていた。どうやら内蔵のバッテリは使っていないようだ。そこで、そのマシンのまん前にいたカシオ社の社員らしい「係の人」に質問してみた。
機長「これ、バッテリはどれぐらい持つんですか?」
係の人「8時間は持ちます」
機長「え?!このビデオと音楽流したままでですか?」
係の人「え?…あ、いや、これは違います!8時間は普通の使い方をした場合です。…こういうの使っちゃうのは計算に入れてませんから」
機長「じゃあ、こういうの使っちゃった場合、どれぐらい持つんですか?」
係の人「こういうのは、めったに使いませんから!」
機長「でも、あえて、こういうの、使っちゃったらバッテリは普通より減るの、早いですよね?」
係の人「そりゃあそうです!当たり前です!!」
機長「その場合、どれぐらいバッテリは持ちますか?」
係の人「普通はめったに使いませんよ、こういうのは」
機長「それをあえて、使い続けたらどれぐらいもつのかを知りたいんですけど」
係の人「そうですね〜」
機長「どれぐらいですか?」
係の人「う〜ん…(と、しばし沈黙)」
機長「…(とにかく待ってみた)」
係の人「…(長〜い沈黙)」
機長「(沈黙に耐えきれず、思わず)たとえば、半分くらいになるとか?」
係の人「そう、半分くらいです!」
機長「…本当ですか?8時間の半分って言ったら、4時間ってことですけど…」
係の人「ええ、4時間です!」
機長「ピッタリ半分?」
係の人「ええ、半分です!」
機長「本当に半分ですか?」
係の人「そう、半分…ぐらいです。だいたい」
う〜ん、正直、この「係の人」の表情を見ていた限り、言ってることが本当だとはあまり信じられなかった。機長の「たとえば、半分くらいになるとか?」という台詞に対して、明らかに思いつきのように食いついてきたように見えた。だから、「こういうの」(ビデオ&音楽)を使った場合のバッテリの持ちは、もっと短いのかもしれないし、あるいは、もっと長いのかも知れない。どっちにしても、「普通はめったに使いませんよ、こういうのは」という言葉が印象的だった。「普通の使い方」以外の機能は、とにかくオプションにして、ソフトウェアやハードウェアの追加で処理しようとするPalmの優位性をつくづく感じてしまった。そりゃあ売れるわ、Palm。
ちなみに、さっき「CASSIOPEA E-700」のサイトで確かめたら、同マシンの公式発表のバッテリ時間は「8時間」じゃなく「7時間」だった。うむむ、すでに1時間サバを読まれていたとは…。
PDA JAPANよりの転載記事。
■エム・エステクノロジー、携帯端末の太陽電池
確かに太陽電池がPalmとかについたら便利。でも、だからって、電池ギレしそうなPalmを窓際で充電ってのもちょっとな〜。夏場なんか熱で大変なことになりそう。太陽電池を使った充電器ぐらいかな〜、有効なのは。
※で、「太陽電池」のことを調べようと、ちょびっとウェブを覗いてみたら、こんな画像が見つかった。右下の歩いてる人に注目!この人は「ためて持ち歩いて」いったい何をする気なんだろうか?電気あんま?(出展はココ)
「ミニ定期便472 普通はめったに使いませんよ」に対して、「今宵Palmであいましょう」のeriesさんから下記のようなメールを貰った。
機長が書いた「CASSIOPEA E-700」ではないが、ほぼ同ジャンルのマシンと言える「Jornada548」
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実はわたし、HPのPoketPC「Jornada548」を使っています。
で、通勤時間にいつもMP3プレーヤーとして使用しているので、i-PALの件でとりあえずメールしてみます。
通常のPoketPCのバッテリーのもちは大体7〜8時間のようです。そこでフル充電でMP3を内蔵の「Windows Media Player」で再生した場合を実験してみました。
フル充電→インドアモードで使用
稼動時間(非通信時):約8時間
再生可能時間:約4時間半
ただ、この場合でもツールがあって、再生する場合に音質とバッテリーどちらを優先するかを調整するソフトや、バックライトをオフにするソフトを使うということもできます。
またWindowsCEFANに書いてあるように、液晶モニタをオフにすれば5時間は持つそうです。
私は朝MP3ファイルを本体にSyncして移し、通勤で聞きます。その他のソフトも入れていたりすることもあって入れている曲は4〜5曲レベル。行きに聞いた曲で飽きてしまった場合には、会社のマシンでふたたびファイルをSyncして入れ替えて帰りにまた聞きます。もちろんクレードルを置いているので充電もされます。通勤時間に使うレベルならとくに問題なく使えています。音質レベルはよっぽど凝り性な人じゃなければ問題なく使えると思います。
私にとってのPoketPCは「MP3が聴けるストレージデバイス」という感覚です。
ファイルなんかで持ちかえりたいものはそのままPoketPCに入れてもってかえってSyncすれば取り出せますし、とくにJornada548の場合にはCFも使えるので重宝しています。
とりあえず、ロードテストご報告でした(笑)
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…というわけで、PC EXPOの会場で機長が、あてずっぽうで言ってみた「4時間」という数字は偶然にも正解だったらしい。これには驚いた。
それにしても、eriesさんのような人が多数派とは思えないが、PalmやPocketPCを使い方によって使い分けている人がいるというのにも驚いた。ずいぶん贅沢な使い方だけど、PDAマシンがそれぞれ多様な進化を遂げている今、それもひとつの方法かもしれない。
なお、前述の「ミニ定期便472 普通はめったに使いませんよ」については、PDA JAPAN「2000/10/30■472 普通はめったに使いませんよ」でも取り上げてもらった。ここでは、かなり丁寧なフォローをいただいている。確かにそうだ。機長がたまたま出会った係の人のせいで、マシンそのものの印象が悪くなったのでは浮かばれまい。というわけで、やや長めだが引用しておく。
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なお、カシオペアの誤解を招くと行けませんので以下は、PDA-JAPANで把握している情報での補足です。表題のカシオペアによる、MP3再生は通常よく使われてます。利用時間ですが、通常使用で5時間程度(液晶OFF)とのユーザーリポートも出ています。Zaurusなどもほぼ同等のようです。また、カシオの販売体制には、PocketPCユーザーの間からも悩みの種であるとの声があることも、付け加えておきます。ただ、PC EXPOでのカシオブースの係り員の対応は、お粗末と言えますね。
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・・・だそうだ。
どうしてこんなにも意地になっているんだろうか?ま、それをいちいち取り上げる機長も意地になっているのかもしれないが、相変わらず「ZDNet/USA」の英文記事は、PocketPCの優位性を訴えるのに必死らしい。(しかも、毎度のことながら、とても不思議な手法を使っている!)
以下は535&Palmで見つけた、ZDNetの記事だ。面白いので紹介しておく。
■Microsoftの「健闘」を評価するPalmユーザー
この記事は、先日、「ミニ定期便431 それでこそMicrosoft!」でも紹介した、「Microsoft社が影響力の強いPalmユーザーをPocketPCのためのデモに招待して、そのデモ出席者に1400ドルの「手みやげ」を渡した、という話題騒然のイベント」について語っている。しかも、前回、同イベントを取り上げた記事のライター(Richard Shim)による記事、つまり続編らしい。前回同様、摩訶不思議な文章になっている。
面白かったのは、たとえば以下の文章だ。
「そのイベントはMicrosoftにとって「自社がPocket PCプラットフォームにコミットしていることを示す渾身の活動だった」と口にした出席者は1人だけではない。「Palmも同じように顧客の声に耳を傾けるといいのに」と語った人さえいる。出席者の1人は,顧客の声に耳を傾ける点で,Palmのスキルは地に堕ちていると感じていると言う。」
【Q】上の文中に登場する人間たち…「1人だけではない」「と語った人さえいる」「出席者の一人は」…これで、いったい合計は何人だろう?
同イベント出席者は30名ほどだったそうだが、上の文章をようく読むと、とても少数の意見だけをものすごく強調して取り上げているように見える。しかも、実は、この記事の後半部分では「こうした意見とは反対の意見の存在も臭わせている」のだが、上記の文章のある記事の前半〜中盤部分では「どうやら多数とは思えない否定的意見だけをことさら取り上げている」ので、この記事を、通常の記事の読み方である上から下へと読んでいくと、まるで大多数が否定的意見を述べていたように読めてしまう。こう、読めてしまうのは機長だけだろうか。
そして、さらに不思議な文章が続く。
「確かに今はそれほどでもないが,Microsoftは力をつけつつあるように思われる。実際,多くの人が見落としているようだが,Pocket PCは既に,シェアの点ではそうでなくても,機能の点では相手をリードしている。カラーディスプレイやマルチメディア機能,拡張機能,ワイヤレスオプションなど,Palmが今後追加を予定している機能の多くは既にPocket PCデバイスに搭載されている。」
…う〜ん、どう考えても、PocketPCがPalmよりも「機能の点では相手をリードしている」ことを、「実際,多くの人が見落としているよう」には、機長には見えない。実際、PC系の雑誌から、ウェブから、そういう情報はそれこそ溢れるほど記事や広告に書いてある。画像も多い!しかも、Palmはたった今リードされたのではなく、PocketPC(元「PalmPC」、その後「Palm-size PC」と呼ばれて現在の名前に至る)のデビュー以来、そのユーザーインターフェースの使いやすさはともかく、機能の面ではずーっとリードされっぱなしできたようには見えているのだが、これは機長だけなんだろうか?どう考えても、「実際,多くの人が見落としているよう」には見えない。だが、現実にPalmは売れている。つまり、正しいか間違っているかの問題ではなく、複雑なマシンよりも単純なマシンの方が、世の中の大多数のニーズに今のところ合っている。ただそれだけのことだと思うのが…。
そして、今回もこの「ZDNet/USA」の記事は、いつものように「記事の後半」に来ると、PocketPCとPalmと、どっちを支持しているのかが、さっぱりわからないような混乱に満ちた文体に陥って、そのまま文章を終えている。なぜか、「記事タイトル〜記事の前半〜記事の中盤」まではPocketPC寄りで、「記事の後半」になると途端に玉虫色の結論になるという、いかにも「らしい」記事に仕上がっている。
この種の不思議な記事の構造が、機長には本当に「謎」でならない!こういう記事は、記事タイトルや記事の前半部しか読まない読者にPocketPCの優位性を訴えるものなのか?それとも、記事タイトルや記事の前半でPocketPC支持者の注目を集めておいて、最終的にはどっちつかずの結論で彼らの心を惑わせようとしているのか?…機長にはさっぱりわからない。ただ、ひとつだけ言えることは、しばしばニュースの転載サイトでは、記事タイトルと記事の前半部分だけを抜粋していることが多いということだ。そういうサイトでは、この記事は明らかに「Palmは駄目駄目で、PocketPCは素晴らしい!」と読めるはずだ。記事を全文読めば、必ずしもそういう趣旨ではないにも関わらず、だ。
と、ここまで今回の記事について、あまり好意的ではないコメントを書き連ねてきた機長だが、この記事がまったく役に立たない内容のものだとは思わない。「今回のイベントについての出席者のたった一人の感想コメントだけで、PocketPC陣営のサポートは素晴らしく、Palm陣営サポートは最悪だ!と言い切ってしまう」ような、この記事の短絡的な思考にはさすがに乗れないが、Palm陣営がPDA市場における「85%」のシェアにあぐらを書くような時代が来ると、さすがにPalm陣営もピンチに陥るかもしれない。これだけは肝に銘じておいてもらいたいと思う。
だからと言って、Palm陣営の企業に、「ライバル会社のユーザーに日本円で14万円相当のプレゼントをしろ」とまでは言わないし、実際にはPalm陣営はPalm陣営で「85%」というシェアの中で、かなり激しいPlatform内シェア争いをしている。だから、それこそ企業間のサポートパワーの差こそあれ、ユーザーサポートがいい加減では、PocketPC陣営との戦いの前に、Palm陣営内部で生き残っていくことは難しいだろう。
これまでPalmと携帯電話を、ケーブルなしに赤外線接続するためには、ノキア社のNM502i(またはNM207)を買うしかなかった。が、そんな時代もまもなく終わる。
■日本発:国際標準、1人1個の超便利アイテム「IrGEAR」
とにかく、機長は発表の日以来、この製品を待ち望んできた。ノキア社の赤外線携帯電話は、入手が困難で、その結果あまり安価になることがなく、使いやすさに難点があって、バグも凄かった。これだけのハンデをものともせずにこれらの機種を使ってきた理由はただひとつ、Palmとの通信にモデムやケーブルを必要としなかったからだ。でも、その歴史もまもなく終わる。
正確に言えば、新しい機器がひとつ加わるため、NMシリーズを使っていた時よりも付属品はひとつばかり増えてしまうのだが、そのかわりに、これからは携帯電話の機種は自由に選べる!この自由さは大きい。大きすぎる。
リンク・エボリューション社の新製品「IrGEAR for KEITAI」(画像)は、とにかく画期的な商品だ。PC EXPOのブースでも触らせてもらったが、とても小さな筐体で、同ブースのおじさんがやっていたように、ストラップをつけて首から下げても、ストレスはほとんど無さそうなサイズ&重さだ。しかも、それ単体で、Palmのような名刺交換ができたりする。
でも、最大の活躍場面は、手持ちの携帯電話とPalmの通信時に赤外線を使えるようになる(画像)ことだ。これは本当に待ち望んだマシンだ!値段的にも、店頭で1万円を切るらしいとのことだ。発売予定時期は11月中旬頃らしい。今から楽しみだ。
Palmの世界では、旗艦企業であるPalm社が各種ファイルの形式をユーザーの自由に任せてくれたおかげで、いわゆるテキスト、画像、動画、などにさまざまな種類がある。でも、よく出来たもので、長年の歴史でテキスト系なら「DOC」形式、画像系なら「ImageViewer」形式、データベース系なら「JFile」形式、動画なら最近では「ActiveSky」形式…などと、いくつかの準標準的な形式が生まれてきた。
そんな中でも、長らくPalm界の画像形式の本流を突っ走ってきた「ImageViewer」形式だが、カラー化の際には戸惑って、CLUB PHOTO社の「AlbumToGo」形式にその座を奪われそうになったことがある。だが、その後の「ImageViewer」形式の逆襲は凄かった。現在では会社名がFirepad社となり、画像形式も「FireViewer」形式とその名前を変えたが、このところ、同社の技術革新には素晴らしいものがある。
■Firepadから、PalmにPDFファイルを配信、閲覧するソリューションが登場
まずはAdobe社の「pdf」形式のファイルをサポートし、さらには動画をもサポートするという。とても楽しみな「FireViewer」だ!
※ただし、pdfファイルのサポートについては、我々日本人にとっては、いったいいつ日本語をサポートしてくれるのか?という大きな問題が残っているのも事実だ。
電話とPalmをただくっつけてみました。…というよりは進化したらしい。これを使いたいですか?と言われても、う〜んと唸ってしまう。きっとシンプルじゃないから。
■京セラから『Palm』と携帯電話のハイブリッド機
「パクスポ2000!」以降、全国各地でますます盛んに開かれているユーザーグループによるオフ会活動。先日、「ミニ定期便444 味をしめてしまった人たちへ」で久々にUG(ユーザーグループ)情報を紹介し、その最後に「…と、珍しく、オフ会情報を書いてみたけど、今日は特別!例外だ。」と書いたばかりの機長だが、まったく新しいUGの動きを知って、それを紹介することにした。
まずは、PUG-J(全国PalmUG連絡会)のホームページを見て欲しい!
なんと!新しいUGが2つも誕生しているのだ!
■GMPUG(Grandfather's Map Palm Users Group for Shop Staff)
このUGは、な、なんと!Palm史上初の「ショップ系パームUG」なのだ!読み方は「じーえむぱぐ」。
■ChemPUG(Chemistry on Palm User Group)
こちらは「パームを使う化学関係者の情報交換の場」として誕生したUGだそうだ。読み方は「けむぱぐ」。
…両ユーザーグループとも、これから楽しいUGを作って欲しい!
あと、もう一点、「Pal Mac」「ひとりごと 00/11/01 センパーム復活100名タン焼き大オフ会について」によるとしばらく活動を休止したままだった、東北地区のユーザーグループ「Sen-Palm」(読み方=せんぱーむ)が長い休止期間を吹き飛ばすかのような復活オフを開催するというのだ!東北地区のPalmユーザーは見逃せないぞ!同復活オフ会専用の掲示板もすでに用意されている。
「パクスポ2000!」の感動と、同イベントに出席できなかった人々の悔しさを起爆剤として、再び燎原の炎のように燃え上がった日本のPalmユーザーグループ活動から目が放せない!
公開日(10/23)にダウンロードしながら、なかなか時間がなくて実現できなかった「CLIEのMac用USBドライバ:ベータ版」(クリクラ!からダウンロードした)と、「Palm Desktop 2.6.1日本語版」(雑誌「MacPeople」の付録CD-ROMに入っていた)を組みあわせた、Macintosh上でのCLIEとのHotSyncに、ついに成功した〜!
最近はVirtualPC経由のWindows用「SONY版PalmDesktop」を使ったHotSyncをしてきたので、Macintoshのシステムフォルダは空っぽだった。そこで、まずは「Palm Desktop 2.6.1日本語版」をインストールして、その後に「CLIEのMac用USBドライバ:ベータ版」をインストール(3つのファイルをシステムフォルダにドロップするだけ!)して、HotSyncの初期設定の「シリアルポート設定」で「USB for CLIE」を選び、コンジット設定で主要標準アプリの設定をすべて「Palmによる上書き」にするだけで、あとは普通にCLIE用毛レードルのHotSyncボタンを押せば、見事、Macintosh上におけるCLIEのHotSyncに成功した!
拍子抜けしてしまうぐらい、いとも簡単にそれは成功した。
ちょっとした感動だ。ただし、同ソフトはβ版なので「あくまで自分の責任において、自分の環境に最適な方法で試してもらいたい。その試用によって何らかのトラブルが起きても、すべては自分のせいだ。それがベータ版だ!」ということにだけは注意だ。
※もっとも、機長はこのベータ版の試用(使用じゃなくて、あくまで試用!)を初めてまだ数時間、数回のHotSyncしか経験していない。このまま永遠に無事故である保証すらないのだ。
※現時点では、このベータ版をインストールしてからは、Macintoshユーザーの大親友ソフトとも言うべき「Palm Buddy」を使った作業だけはまだ成功していない。