ミニ定期便 Back Number
倉庫002

ミニ定期便021 Palm vs i-mode
  Date: 2000-06-29 (Thu)

 各種報道を見ると、現在NYで開催中のPC EXPO 2000は、これまでのPCのためのEXPOというよりもPDAのためのEXPO、極論を言えばPalmOSマシンのためのEXPOと呼べるほどにPalmが注目され、そして実際に再注目テーマになっているという。

 そこで、各種ニュースサイトでもPalm関連の情報が目白押しなのだが、そんな中、気になったのは、パームの父・Jeff Hawkinsの基調講演に続いて行われたというパネルディスカッションの情報。MY COM PC WEBの記事「【PC EXPO 2000 レポート】基調講演--- オーガナイザーからインターネット・データ端末へと進化するPalm」によると、Palm社のCOOであるアラン・ケスラーや、AvantGoの設立者であるフェリックス・リンなどが加わったパネルディスカッションで、今後最大のライバルになりうる携帯電話はまだ現時点では操作性などでPalmにはかなわないが、なぜか爆発的なヒット商品になっている日本のi-modeだけはなぜそれが大ヒットしているのかさっぱりわからない、という話になったそうだ。



 なぜi-modeが日本でのみ大ヒットをしているのか?については、日本でのみ大ヒットを飛ばしているVAIO C1のような各種サブノートのヒットのことを思い出す。やっぱ、小難しい理由よりも、日本人の指のサイズじゃないかな〜、と思うのだがどうだろう?あとは、指使いの器用さという国民性かな?アメリカ人から見たら兎小屋のようなワンルームでも器用に住みこなせるという希有な体格と適応力が、ずいぶん助けてくれているような気がする。

 つい最近、あれだけサーバが大変だってのに、ドコモはi-modeサービスに英語サービスを追加した。やっぱり、沖縄サミットでやってくる外国人に日本独自の先進IT技術を見せびらかしたいうのが本音じゃないかと思う。でも、果たしてアレを見た外国人たちが、アメリカ人の体格で言えば指2本分よりちょっと大きめな携帯の筐体で、20文字以上のテキスト入力をしようとする気になるかどうかは、かなり疑問だ。もっとも日本語変換が必要ない分だけ、我々日本人よりは入力面で有利な気もするが、その分だけ指は太いし・・・大丈夫なかな〜?


ミニ定期便022 ソニパの新名称
  Date: 2000-06-30 (Fri)

 ところで、VAIOシリーズとは別ブランドで売り出されるというソニー製パームマシンの名称はどうなるんだろう?今回はその大予測だ。

まずは、ソニーらしい商品名。「VAIO Palm」じゃないってことは・・・

1、Palm Station(Play Stationとよく似てるので、子供が騙されて買っちゃうかも。もっと騙しやすいように、Palm Station 2にするか?)
2、Palm Pet(あの筐体では、名前が可愛すぎるナ)
3、Palman(いちおうWalkManを意識してみた)
4、Stamina Handy Palm(スタミナハンディパムと読んでほしい)
5、Cyber Palm(サイバパムと読んでほしい)
6、PAIBO(パイボ・・・かな?禁煙タバコ?)
7、Jogging Palm(JogDialがついてるし、意味的にも・・・)
8、Palm Stick(Palm Vよりも細いってことなので)
9、Palm β(ベータ。正式版じゃないのか?)

 これまでのソニーの製品ラインとは関係のない、まったく新しいブランド名という可能性も高い。たとえば、青色を基調としたメタリックシルバーをイメージした名称だってありえる。

10、Palm 鮭(銀色と青色なら!・・・実は、すたぼQのパクリ)
11、Palmえもん(サイバーチックなドラえもんを想像)

もう、何がなんだかわからないシリーズ。

12、Palm Wrestling(よくわからんが強そう)
13、KingGing Palm Present(金銀パームプレゼントと読む、たぶん。・・・ただし、ある種の世代にしかわからない。わからない人は身近なお年寄りに聞いてみよう!)

う〜ん、いつになるのか?発表が楽しみ!


ミニ定期便023 8MB DRAM!
  Date: 2000-06-30 (Fri)

 パームコンピューティング社のサイト内にあるカスタマサポートページによると、現在発売中の「8MB DRAM」に不具合が見つかったらしい。つまり、(日本語版を含む)Palm Vx、IIIcなどのごく一部機種にトラブルが起きうるバグが発見されたらしい。この該当機種発見のための方法が上記ページに出ているが、わかりにくい!という人は「Muchy's Palmware Review!」に出ている「欠陥DRAM修正パッチ」の項目を読もう。画像入りで詳しく書いてくれている。



 機長もさっそく、該当機種を発見するためのソフト(上記の「Muchy's Palmware Review!」の記事を読めばわかる!)をインストールしてみた。真っ白けの画面に怪しげなビープ音が鳴り続けるが、これが検査中の証拠。やがて、そのビープ音の音色が変わった。ああ!うちのマシンもバグ入りだったのか〜!と思った瞬間に不思議なメロディが流れた。画面に「No Problems Found!」という表示が出た。どうやら問題なかったらしい。なお、ここで問題が見つかった場合も、Palm社からダウンロードできる「欠陥DRAM修正パッチ」を当てれば問題は解決できるらしい。

 ところで、上記記事で、Muchyさんが書いているような、スピーディーでユーザ本位な解決策を、機長も望む。それこそが、そこら中の雑誌に広告を載せる以上に、パームの国内での信頼をさらに向上させる「素敵な宣伝費」になると思うのだが、どうだろう?


ミニ定期便024 オンライン時代
  Date: 2000-06-30 (Fri)

 とうとうハンドスプリング社のホームページで、オンライン販売が始まった。まだ本体のみだけのようだが、やがて関連商品もこうして売られるようになるだろう。凄い時代になったものだ。Palm系ショップも値引き時代に突入して大変なことになるんだろうな?ところで、Handspringの本社はこのオンライン販売の開始時にトラブっちゃったけど、日本法人にはあのようなことがないよう、頑張ってもらいたい。将来的には、モジュール類もオンライン販売!なんてことになると、どんどん買いまくってしまいそうだ。

 オンライン販売と言えば、次に来る「SONY社」もオンライン販売が大好きな(というか、企業戦略的にもっととも力を入れている、とも言える)企業だ。おそらくハンドスプリング社のようにオンラインで来るんだろうな〜。これだけPalmOS互換機が登場してくると、その機能やデザインのみならず、サポート体制まで含めたサービス戦争も始まりそうだ。これはこれでユーザにとっては歓迎すべきことだが・・・。

 そんな時代だけに、「ミニ定期便023 8MB DRAM!」で紹介した8MB DRAM問題に関しては、「さすがMicrosoftとは違う!」という次世代に残るような対処法をPalm社やパーム社には期待したいところだ。


ミニ定期便025 i-mode de chat
  Date: 2000-06-30 (Fri)

 日本のパーム界のオンライン社交場とも言うべき、チャットルーム「HONGKONG BAR」には、i-modeからでも入室や参加が可能だってことはご存知だろうか?ただし、お薦めはしない。閲覧&入力の両面で、速度的につらいからだ。機長は一度挑戦してみて酷い目に遭った。まるで、ロシア語の会話に辞書を引きながら参加しているようなヘビーワークだった。やっぱ、チャットは普通のブラウザか、Palmから「MuChat」を使って入室する、かじゃないと!

※なお、i-mode入室の場合、普通の日本語入力は可能だが、「半角カタカナ」での文字入力は確実に文字化けするので要注意!

※そんな「HONGKONG BAR」だが、ページの高速化を目指して、7月1日付けで新サーバに移行するらしい。ちょっと試させてもらったが、新ページはかなり高速だ!(でも、i-modeからの参加は相変わらず難しいだろうな。未実験だが・・・)

 さて、そんな「HONGKONG BAR」で、昨夜、山田達司さん(J-OS作者)に会った。彼は「超久しぶりに新作ソフトを作りました!」と興奮気味に語っていた。彼のホームページを見ると・・・ををを!「BeamSync」というVisor用の新作ソフトだ〜!

(2000.6.30)

※「HONGKONG BAR」は7月1日より新URLに変更になった。
(2000.7.1)


ミニ定期便026 パーム諸島便り
  Date: 2000-06-30 (Fri)

 前号から雑誌「MacPeople」誌で連載が始まった、Muchyさん&機長の「林檎っぷりのいいパーム」の第2回目が載ってる「7/15号」がそろそろ書店に登場する。

 今回の機長のコラム「パーム諸島で抱きしめてッ!」のサブタイトルは「パームは中途半端だ!」。またまた、とんでもないタイトルをつけてしまった。

 そんな訳で、全国の書店で・・・出来れば買ってから読んでね。今回は新連載へのサポートなのか、目次ページにもイラストを載せてもらった。その心配りが、嬉しいぞ。


ミニ定期便027 共存共栄
  Date: 2000-07-01 (Sat)

 数日前、気になるニュースを聞いた。Palm社が次期PalmOSに「SD」という独自の拡張スロットを追加する、という話だった。

■Palm,拡張アーキテクチャを発表。来年初旬にスロット搭載製品
(ZDNet)
 これだけ聞いた私は少し暗い気持ちになった。つまり、すでに登場しているHandspring社のSpringModuleやTRG社のコンパクトフラッシュメモリ、そしてSONY社のメモリースティック技術などが、本家であるPalm社によって切り捨てられて、同じPalmOSというプラットフォームの中で兄弟ケンカをするのかと、心配ししたのだ。

 ところがどっこい、どうやらそれは機長の早とちりだったようだ。Palmfanで紹介されていたPC WEEK Onlineの記事「「拡張」モードに入ったパーム 」によると、PalmOSは上記のようなSpringModuleやコンパクトフラッシュ、メモリースティックなどの技術を吸収していく上に、さらにSD技術を内包するということらしいのだ。ホッとした。これでさらにPalm陣営に走る企業は増えるかもしれない。

 

ミニ定期便028 Palm株、復活!
  Date: 2000-07-01 (Sat)

 先日「ミニ定期便023 8MB DRAM!」で紹介した8MB DRAM問題のニュースの影で、「ミニ定期便027 共存共栄 」で触れたようなPalm社による「拡張技術の拡張」計画の発表!さらには「ソフトウェア的な新ネットワーク技術」とも言える「Palm Mobile Internet Kit」の発表、そして、とどめのSONY社による新型マシン発表のニュースを受けて、本当に久しぶりにPalm社の株が2ヶ月半ぶりに30ドルを超えた。現在は32〜35ドル。一時は19ドルを下回った時代を考えると夢のような回復ぶりだ。

 ここでちょびっとだけ思う。もしかして「8MB RAMトラブル」の発表って、このタイミングを待ってた?・・・まさかとは思うけど。いい感じでごまけてるよね。じゃ。


ミニ定期便029 iPALアニメ
  Date: 2000-07-01 (Sat)

 ノキア社のNM502i専用の「iPAL」オリジナルブランドの電源オン、電源オフ、そして着信用のアニメーションを作ってみた。

 これらをDLしてあなたのNM502iにインストールする方法は、各画像を表示してから「オプション」で「画像保存」〜それぞれ「電源オンアニメ」(「電源オフアニメ」「着信アニメ」など)に保存するだけ。これだけで、あなたのNM502iがiPALブランドの携帯電話に・・・なる訳じゃないけど、ま、気分は変わる!・・・たぶん。じゃ。


ミニ定期便030 レビューの星
  Date: 2000-07-01 (Sat)

 日本Palm界のレビューの王様と言えば、「Muchy's Palmware Review!」でおなじみのMuchyさんだ。かなりもったりした名前だが、実際に会ってみるとなかなかの美青年で、「王様」というより「貴公子」という印象のナイスガイだ。ところで、レビューの王様と言っても、夜ごとキラキラの衣装を着て踊ってる訳じゃなく、いわゆる「批評」的な意味でのレビューを日夜続けている。それがMuchyさんだ。

 そんなMuchyさんのもうひとつの顔は、パームに関する才能を集め、紹介していくプロデューサ的な能力で、ココを見ればわかるが、すでに多くの才能がMuchyさんのもとで活躍している。Muchy星ボタンなどのバナーデザインなどで活躍する異能のお笑い系プログラマ・ru0さん(読み方不明)や、マック系ソフトのレビューで活躍する不思議な動物・ろばさん、アイコン等のデザインで活躍するお笑い系植物デザイナーのnomさん、システム方面で活躍するmasさんgeeさん(geeさんはパーム航空の検索システムでもお世話になっている。感謝!)、最近はレビュー量も増えてきたPalmware-mlのはじめさん、チャットスペース「HONGKONG BAR」の管理人も勤めるスタイリッシュなモバイルレディ・erieriさんなど・・・数多くのスタッフたちに関するレビューが、Muchyさん自身の手でココには書かれている。(さすがに星はついてないが・・・)

 そんな中、今、機長がもっとも注目しているのは、ケース専門レビューライターとして最近デビューしたばかりの謎の新人・Bettyさん。非常に切れ味鋭いペンさばきで、Palm用の有名ケース達をバッタバッタと切り刻んでいる。批評するという行為はとても難しいことだが、その、女性視点の思いっきり主観的なレビュータッチは好感がもてる。それに、そこそこ専門的な知識も持っているらしい。今後が楽しみ。自身もケースデザイナーであるsahashiさん(機長は彼の作品のファンです!)とはまた違った新しいPalm用ケース批評家の誕生が嬉しい。たぶん、これまでの男性中心的レビュー路線とは一線も二線も画した、Bettyさんの新しいレビュースタイルから目が離せない。

 ソニーも加わってますます多様化するユーザニーズのためには、こういう風穴が絶対に必要だと思うので、各ケース業者の皆さん、怒ったりするその前にまずその言を傾聴すべし!・・・と思うのだが、どうだろう?


ミニ定期便031 21271番目?
  Date: 2000-07-02 (Sun)

 先日、機長宛に不思議な英文メールが届いた。「WebMostLinked.com」なるサイトから、「おたくのサイト(パーム航空)はうちでランクインしました」というお知らせで、さらに、うちのサイトまでくればランクが調べられます」と書いてある。ひとまず行ってみた。で、指示通りに調べてみると、パーム航空は、691600のドメインの中で21271位だと書いてあるのだ。70万の中の2万位というのが、凄いのか大したことないのかは不明だが、同サイトのランキングで70万ドメインの中のベスト10は「W3C」「Microsoft」「DoubleClick」「Yahoo!」「Adobe」「ZDNet」「Netcenter」「Lycos」「CompuServe」だと言う。これは凄いんじゃないの?なんたって「Excite」「IBM」「Infoseek」「Apple」「WebRing!」がベスト11〜20に並んでるくらいなんだから。

 では、なんで休航中の「パーム航空」が2万位とは言え、こんなところに選ばれたのかというと、この「WebMostLinked.com」のランキングシステムが、まさにそのドメイン名通りだったことによるらしい。つまり、ここでは「全Webソースの中でリンクされている数」によって順位を決めているらしいのだ。そうなると、こんなところで2万位に選ばれたのも、「パーム航空」をリンクして下さっている皆さんのおかげだ。感謝!

 ところで、パーム関係の他のドメインの順位を調べてみた。すると、Palm社が1807位!ところが、それ以外はあんまり登録されていない。Handspring社も、TRG社も、果てはPalmfan.comもMuchy.comも登録されていないためにランクが出ていない。まだまだこのランキングシステムの基礎データが不足しているらしい。自分で登録するシステムにもなっているらしいので、みんなで登録してランクインするのも楽しそうだ。それにしても、そもそも「パーム航空」はなぜ選ばれたんだろう?・・・謎だ。
(2000.7.2)

※6000アクセス感謝!

待受画面(携帯に漢字)に「iUnagi」を登録。だから? 

ミニ定期便032 ダサ字でYomeru
  Date: 2000-07-02 (Sun)

 日本にはたくさんのパーム系ユーザグループがある。それこそ日本中にある。おまっけに、海外にもパームを使う日本人ユーザのためのユーザグループがある。最近では、地元の利を活かしてソニー製パームのスクープ写真をいち早く紹介したアメリカ東海岸のPUGNYなんかが大活躍中だが、海外の日本人ユーザグループの老舗と言えば、アメリカ西海岸のB-Palmだ!

 そんなB-Palmが、ユーザグループ独自でソフトを作ってしまった。海外に住んでる日本人がJ-OSを使う必要さえなく海外版で「日本語を読む」ことだけをテーマにしたソフト、その名も「Yomeru」だ。これは本当に「日本語を読む」だけの機能しかないソフトだが、「普段は使わないけどたまには必要になる日本語を海外在住者が読みたい時」には心強い存在になるはずだ。と、同時に日本に住んでる日本人ユーザにはあまり役立たないソフトだとも言える。ま、しょうがない。

  

 ところがだ!このソフトにはダサ字という面白系のフォントを表示する機能がついている。これを利用すれば、これまではJ-OSでしか出来なかった、日本語版パームでの面白フォントでの文字表示が可能になることを教わった機長は、さっそく挑戦してみた。詳しくは同サイトでチェックして欲しいが、純正日本語版でダサ字表示(カタカナとひらがなのみ。漢字はElisaフォントを使用)が可能になった。これは楽しい!本来的な使い方とは違うが、マジで楽しいぞ。(ただし、このソフトで表示できるのは、決まった3種類のフォントだけだ。すべてのフォントが表示可能になる訳じゃない)

ミニ定期便033 鉄道地図
  Date: 2000-07-02 (Sun)

 パームがシステム手帳に勝つために獲得すべき最後のテーマと言えば、「鉄道地図」だった。とくに首都圏の!その昔、1997年3月にその最初の試みとも言うべきソフトとして田村博さん「RailMap」という名作ソフトがリリースされていたが、この完成度が当時としてはあまりにも高かったこともあって、その後の後発ソフトはなかなか出なかった。ただし、白黒2階調の鉄道地図はやっぱり読みづらかった。



 次に鉄道地図が登場するのは2年後、1999年にリリースされたayamaさん「MapPilot」まで待たなければならなかった。これはもともとGPS系の目的で作られたソフトでその完成度はいきなりものすごいハイレベルなものになった。さらに、プラグイン的に首都圏鉄道地図だけじゃなく、大阪の地下鉄地図、首都圏高速道路マップも入れ替えが可能という素晴らしいものだった。機長はリリース以来お世話になってきた。ただし、モノクロ2階調では路線の完全認識はまだまだ難しかった。

 そして2000年、さらに新作が登場しようとしている。まずはカラー化したFireViewer画像による坪崎徹さん「東京地下鉄乗換路線図」が2000年5月にリリース。続いて、yutakanoさんのソフト、その名も「SubMapTYO」がデビューしようとしている。これは決して派手なソフトではないが、モノクロ版でも東京の地下鉄の複雑な路線表示をわかりやすくしようとするナイスアイデアが使われている。その構造のために、画面スクロールが簡単にできないのはつらいところでもあるが、久々の本格鉄道地図ソフトとして大いに期待したい!とくに東京地方に住む多くのPalmユーザ待望のソフトだけに、出来るだけ素敵なソフトに育って欲しい!

 

ミニ定期便034 勝手に名付け親
  Date: 2000-07-03 (Mon)

 商品が登場する前から専用サイトを作ってしまったSPAさんの「Sony-Palm User's Forum」が、ソニー製パームの名称予想企画「Sony-Palm naming anq」を始めた。その場で名称を考えたり、他人の名称に投票も出来るこの企画ページ。SPAさんは前にこの「iPAL」で機長が考えたいくつかの案も、デフォルト名称案としてリストアップしてくれた。思いついたら、みんなも投票だ!

 さっそく機長以外の案も加わっていて、「PalmTop2」(笑)とか「Paio」(パイオ)とか、なぜか「thinkpalm」なんてものもある。どうせ「PalmTop」なんて名前を付けるなら「PalmTop2〜ソニーの逆襲」とか「PalmTop2000」なんてのもいいけどな〜。「Paio」(パイオ)はたぶん採用されてないと思うけど、ソニーの命名会議では絶対に一度は名前が挙がったと思うぞ。「thinkpalm」ってのも凄い。これじゃApple製だかIBM製だかわかんない。

 ところで、たった今考えた新案は「βalm」(バーム)。さらに、関西地区限定で黄色と黒のツートンカラーのバージョンを出す。で、コイツの名前が「Tiger βalm」!読み方は・・・ま、勝手に想像して欲しい。


ミニ定期便035 Mobile!8月号
  Date: 2000-07-04 (Tue)

 株式会社経済界という、あまりパームとは関係無さそうな会社から出ているモバイル専門雑誌「Mobile!」8月号にはパーム情報が一杯!そんな中、推奨サイトとして「iPAL」の親サイトである「パーム航空」をご紹介しただいた。休航中にも関わらず大感謝だ。しかも14ページと19ページで二度も!(わずか5ページ隣に微妙にトリミングの違うスクリーンショットが!)・・・理由はよくわからないが有り難いことだ。お暇な方は是非書店で!


※一緒に紹介されたパーム界一のオシドリ夫婦「俺とお前と愛-mode」さんのサイトでもこの情報が紹介されている。


ミニ定期便036 iPAL-BBS
  Date: 2000-07-04 (Tue)

 先日、たまたまネット内でi-mode用の無料掲示板を見つけたので契約してみた。その名も「iPAL-BBS」と名付けた。(そのまんまと言えばそのまんまだが・・・)

 実はなんの目的もなしに作ったお試し掲示板だ。ま、元来がi-mode用なので気が滅入るような長文とか、難しい論争、批難中傷じゃなければなんでもありで、出先のi-modeから落書きが出来る、そんな掲示板になれたらいいな、と思う。とは言え、具体的になんの役に立つのかはいまだによくわからない。なんだろう?ま、みんなで考えよう。


 ※PCからの書き込みもOKだけど、とにかく長すぎる長文はなしでネ!(長すぎる長文、短すぎる短文、辛亥革命は孫文・・・うん?)

ミニ定期便037 PalmでiPAL
  Date: 2000-07-04 (Tue)

 前回のミニ定期便036で触れた「iPAL-BBS」にも書き込みがあったが、この「iPAL」の閲覧方法も人様々らしい。もちろん、本来はi-modeからの閲覧を主目的とはしているが、別にデスクトップやノートパソコンから普通のブラウザで閲覧してもらっても構わない。そして何より、パームからの閲覧「Palmscape」なんかを使ってネ)も自由だ。

 ところで、そんなパームからの閲覧に関して、パーム界の若大将「Palmでポン!」えいもんさんから、新しい方法をご紹介いただいた。「iSilo」というソフトを使った、とても素晴らしい閲覧方法だ。「iPAL」に限らず、いくつかのパーム系サイトもこの方法で見るのはとても快適らしいでの、一度試してもらいたい。同サイトに出ているスクリーンショットを見るとそれがよくわかる。



※なお、画像もあるので、えいもんさんの解説ページ(「16.アイサイロ」のページ)は出来れば普通のブラウザで見た方がいいと思うぞ。

ミニ定期便038 kakeru?
  Date: 2000-07-04 (Tue)

 ミニ定期便032で紹介したB-Palmのソフト「Yomeru」の続報。その後、バージョンアップ(Ver.1.1.2)して、前バージョンまでのバグとも言えた、ダサ字使用の際に罫線(点線)が消えてしまうバグが消えた。心持ち安定度も増したように思える。

 そんな「Yomeru」について、読者のAMUさんから面白い情報をもらった。この「Yomeru」と増井さんの新感覚日本語入力ソフト「POBoxInline」を組み合わせると、英語版のパームでも日本語の読みだけじゃなく、書き込みも出来るというのだ。AMUさんは実際、英語版の「TRGpro」をこの環境で使っているそうだ。機長は未確認だが本当だったら凄い発見かも。なんたってフリーウェアの組合せだけで英語版で日本語の読み書きが出来るのは「J-OS 1.9」以来だから!(ただし、挑戦は自己責任でネ)

ミニ定期便039 待受画像の新人
  Date: 2000-07-04 (Tue)

 機長のMac方面のお師匠さんの一人でもあるBrianさんが、Palm系i-modeサイト「Palm<<>>NM502i」をリリースした。まだ試験中だし、主なコンテンツはNM502i用の画像中心だが、とっても完成度が高いので注目だ!コンテンツを見ると、・・・PalmfanのM.Hiroseさんも使ってるらしい「moof」や、「NM502i」の2つの着信アニメ用画像の出来の素晴らしさに驚く。そして・・・え?!あの人、結婚したの?!というスクープを知ってもっと驚く、かも。


ミニ定期便040 矛と盾の死闘
  Date: 2000-07-05 (Wed)

 ヨーロッパ中を興奮させたサッカーのヨーロッパ大会「EURO 2000」の劇的な決勝戦には感動した。神業のようなジタンのパスから活きのいいフォワード達が次々と飛び出していくフランスの猛攻は、そのシュートの不運さにも関わらずどんなチームからでも得点できそうだった。そして、あのデル・ピエロまでが途中出場で守備的な動きを見せ、21世紀の鉄壁眉毛カンナバロがGK前で相手の動きを封じるイタリアの守備陣を破ることは、世界中のどのチームにも出来ないかのように見えた。

 「矛と盾」という紀元前中国の古い諺を思い出させるような試合展開の末に、後半10分、実にイタリアらしい「思い出したような美しいパス回し」があって、その展開からデルベッキオがとった虎の子の1点を、死力を尽くして守り通してきたイタリアチームは試合終了間際のロスタイム残り1分まで来て、ようやく勝利を確信していた。その瞬間だった。ちょっとしたイタリア守備陣のミスから飛び出した、フランスチーム・ビルトールの一発が、この2チームを延長戦へと引きずり込んだ。

 試合終了と同時にグラウンドに駆け寄る準備をしていたイタリアのサブメンバー達が唖然として立ち尽くし、フランスベンチでは発熱のためにこの試合に出られなかったセイン・カミュ似のプティが出場する選手達に興奮を伝えた後、サドンデス方式の延長戦が始まった。

 そこからは「矛と盾」の伝説が、再び現代に復活した。だが、連戦の疲れとロスタイムに意外な悲劇を味わったばかりのイタリアチームには次第次第に限界の色が見え始めていた。そこに、とどめの「矛」を刺したのが、フランスの若大将トレセゲの見事なまでの強振ボレーだった。その「矛」がイタリアの「盾」に突き刺さった瞬間、すべては終わった。

 狂喜乱舞するフランスチーム。そしてグラウンドの上に倒れたまま呪われたように動けないイタリアチーム。・・・こんないい試合、なかなか観られるんじゃない。果たして自分は、彼らのように素敵に生きているだろうか?と自問しつつ、しばしその余韻に酔いしれていた。

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