■ iPAL1321 軟体界天才 |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
ふふふPalm(2001.06.26 謎の中国系サイト)によると、山田達司さんは某中国系のサイトで「日本Palm軟体界天才」(たぶん「身体が柔らかい天才」の意味じゃなく、直訳すれば「日本Palmware界の天才」の意味だと思う)と呼ばれているらしい。さて、そんな山田さんのストレージ系名作ソフトである「PowerRUN」がバージョンアップした!いつものように、バージョンアップの際にはReadMeに書いてある注意書きを守ろう!
■PowerRUN 0.66(Simple-Palm)
同時に、まだβ版のこのソフトだが、要望が多かったそうでPalmGear.comでは、とうとうシェアウェアとしての登録が開始された。($15.00)(@According to Young Palm&Wine)
■PowerRUN 0.66b(PalmGear.com)
さらに、そんな山田さんがPalmOS@niftyで連載中の最新コラムが更新された。
■It's a Simple-Palm〜第15回 1+1は2ならず?(PalmOS@nifty)
やや強引ながらも彼の辿り着いた結論は、携帯端末というアイテムのある種の核心をついているように思う。
■ iPAL1322 差し伸べる手のひら |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
かつて機長が「JenちゃんとPalm IIIxe」というコラムを書くきっかけとなった記事が載ったPDABuzzに、下記のような記事が出た。
■Cardiac monitor for Palm ... no joke(PDA Buzz)
意訳すると「Palmで心臓モニター…冗談じゃないよ、これ!」。…このタイトルはかなり気になる!で、この書き込みの元となったPress Releaseがコレ。
■Breakthrough in price and portability for Palm OSィ based handheld cardiac monitor(Active)← PDFファイルなので要注意。
こっちも意訳すると「価格と携帯性で革新的な、PalmOS用携帯心臓モニター」。ますます気になる!ただし、内容が内容なものでとっても興味はあるけれど、ちょうど時間もないし、あんまりいい加減な全文訳を載せたんじゃ申し訳ないよなと思っていたら、With Palm Tonight,,,に、えりえりさんによるその意訳が出ていた。
■Palmで心臓モニター!(With Palm Tonight,,,)2001/06/26 (火)
ありがたい!この記事によると、ActiveCorporation社さんがPalmを利用した心臓モニターを開発したそうだ。しかも、その値段がわずか499ドル!ほんまかいな?!と思いつつも、その画期的製品がとっても気になる!
困っている人に差し伸べる、それはまさに「Palm〜手のひら」だ。
■ iPAL1323 ステキな在庫処分。 |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
こちらもPDABuzzで見つけたニュース。
■Palm donates $2.3 million in handhelds to schools(PDA Buzz)
意訳すると「Palm社が学校に230万ドル相当のPalmOSデバイスを寄付!」ってとこか。Palm社自身のリリースはコチラ。
■Palm Awards $2.3 Million in Technology Grants to U.S. K-12 Schools And Colleges(Palm, Inc.)
こっちも意訳しちゃうと「Palm社は230万ドル相当のテクノロジーの奨学金を、アメリカの幼稚園から高等学校、そして大学に向けて授与する!」って感じか。「K-12」とは世界最高峰の山の名前じゃなくて、Kindergarten(幼稚園)から高校(小学1年生から数えて12年間)までを、ひとくくりにまとめた表現。
ま、この授与にはいろいろな美辞麗句もついていたりするが、余剰在庫が余っているPalm社にとっては「将来を見据えた意味のある在庫処分」と言えるだろう。実際にそれが学問に使われるにしろ、ゲームマシンに化けるにしろ。
ところで230万ドル相当のPalmOSデバイスって、具体的にどれぐらいなんだろう?たとえば仮に現在定価129ドルのm100だとすると約18,000台。現在定価299ドルのPalm Vxだとすると約7,700台になる。あくまで概算だけどね…。
■ iPAL1324 続・ジーノ |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
「iPAL1315 ジーノ」でも紹介した、国産ウェブブラウザ「Palmscape」の後継ソフト「Xino」(ジーノ)に関するお知らせを、ILINXさんから貰った。
■Xino(ILINX)
ソフトそのものの新機能についてはだいたい既報の通りなので、詳細は上記リンクで確認してもらいたい。また、その入手&購入方法についても上記リンクを参照してもらいたい。
同社から送ってもらったPRESS RELEASEで気になったのは以下の文章。
「なお、「Palmscape Mail」の後継ソフトとなる「Xiino Mail」も上記両サイトで今秋にはダウンロード販売する予定となっています」
…ということだ。こっちも楽しみ!
ところで、機長からの注意事項としては、同封の「Xiino Converter」というソフトを使えば、旧Palmscape時代のBookmarkを新Xinoにコンバートして再利用することが出来るってことだ。ついつい忘れて旧Bookmarkを消してしまいがち(←機長だけか?)なので、「Palmscape」からのバージョンアップ組は要注意!
■ iPAL1325 薮からCLIE |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
今週はHandspring社の新機種登場か?…と、ざわめいていたら、なんと登場したのはCLIEの新型機種だった。
■PEG-N610C/S
値段=$399.99 ボディカラー=Satin Silver 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=320X320 resolution/16 bit color
…番号は700番台から600番台に若返ったが、OSは最新のPalmOS 4.0に対応。しかも液晶は16ビットカラーに進化した!ただし、番号が減ったのには理由がある!…そう!音楽機能が消えたのだ。
■PEG-N610C/V
値段=$399.99 ボディカラー=Violet 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=320X320 resolution/16 bit color
…突然登場したVAIOカラー?のCLIEは、中身は「PEG-N610C/S」と一緒。名前についてる「V」はVaioletの「V」だったようだ。当然、こちらにも音楽機能はない。そのせいなのか、音楽機能付き「PEG-N710C」($499.00)よりも100ドル安い!
■PEG-S320
値段=$199.99 ボディカラー=Twilight Silver 搭載OS=Palm OS v.4.0 液晶=160X160 resolution
…ついに出た200年モデルのモノクロCLIEは、最新のPalmOS 4.0を搭載、全天候型のバックライトを備えているという。ボディカラーはTwilight Silver。山田さんによると、ボディサイズはほぼ旧世代モノクロモデルの「S300」並みだとか?こちらにも音楽機能はついていない。
それにしても、思い切った機種攻勢をかけてきたね、SONY!次は果して…?
あ、そうそう、これってば今のところアメリカの話だよ。果して日本でこれらの機種が発売されるかどうかは…???
(@According to クリクラ! & Simple-PalmのBBSより)
※あ、そう言えば、クリクラ!さんによると、「CLIEネット相談室」の「CLIEアドバイザー」の募集〆切が今日らしい。応募したい人は急げ!
※それと、冒頭で紹介したHandspring社の新型機種の噂については、気になる情報がVisorConcertoさんのところに書いてある!(2001/6/26 第248日目)
■ソニーが『CLIE』新モデルを発表(CNET)
この記事によると「ソニーは今回の新モデルに賭けている」そうで、少なくともアメリカでは「新モデルは8月に小売店頭に並ぶ。ウェブサイトの『ソニースタイル・コム』では先行予約を受け付ける」そうだ。
なお、同じ25日、「パームは同社の『m100』、『m105』、旧型のカラーディスプレーモデル『Palm IIIc』のローエンドモデル3機種を小売大手の米シアーズ・ローバックが販売を開始すると発表」したそうだ。
■ iPAL1326 暑いよね、最近。 |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
■髪切られた“女子高生”は44歳 「16歳」と答える(asahi.com)
記事タイトルだけではわかりづらいが、東京都世田谷区の路上で女性が男性に髪を切られた事件の被害者は、警察の事情聴取に対して「高校1年の16歳」と答えていたが、実は近くに住む無職女性(44)だったことが警視庁世田谷署の調べでわかったそうだ。被害者の女性は事件当時セーラー服にルーズソックス姿だったそうだ。
間違いが多すぎて、誰が正気なのかちょっとわかりづらいが、ま、ひとことで言えば、暑いよね、最近、って感じだろう。
■ iPAL1327 TECHXNYの読み方は? |
Date: 2001-06-26 (Tue) |
さて「iPAL1325 薮からCLIE」で紹介した新型CLIEについて、機長が最初に情報を掴んだのはクリクラ!だったのだが、そのサイトには新型CLIEの発表以上に気になるニュースがリンクされていた。
■PC EXPOから「TECHXNY」へ――この変化が示すものは?(ZDNN)
クリクラ!のSPAさんも書いていたが、昨年CLIEの初号機が世界で初めて発表されたのは、今からちょうど1年ほど前に当時ニューヨークで開催されていた「PC EXPO」の会場においてだったが、その会場の様子を伝える情報はどれを見ても、もはやその名称にふさわしい内容とは言えなかった。PDAだとか携帯電話だとか、モバイル系の機器がやたらと幅を利かせていた。その後も、各種PC系イベントはずっとそんな状況が続いている。
こうした流れを受けて、今年「PC EXPO」というPC界伝統のトレードショーは、「TECHXNY」(テックスニューヨーク?)という別のイベントの一部に成り下がって、6月26日から開催されることになったそうだ。その会場でも目立つのはモバイル系の機器で、PCと名のつくものでもノートPCだけが元気だったりするそうだ。そう、Palm社のキャッシュ危機のニュースを中心に、実はハンドヘルドデバイス全般の売れ行きが鈍化しているというニュースが、最近、巷を賑わしていて、抜け目ないPocktPC陣営などは、その原因をPalm社のローエンド路線と関係づけようとしているが、そんなこと以前に、アメリカ経済自体の冷え込みがPCとかモバイルとか言った世界全体を覆っているらしいことがわかる。そんな中、モバイルという最新で、廉価な機器の多いジャンルだけがなんとかギリギリに盛り上がっているというのが現状らしい。
さて、そんな上記記事では、「TECHXNY」の会場で「Palmはパートナーに関するアナウンスを行う見込み。なお,同社CEO(最高経営責任者)Carl Yankowski氏は,26日朝の開幕基調講演に立つ。一方,PDA分野ではソニーも「CLIE」の新モデル2種を発表する」と書いている。CLIEについてはすでに紹介済みだが、問題はCarlオジサンが発表するという「パートナーに関するアナウンス」だ。果して、そのパートナーとはどこなのか?
■韓国Samsung SDI,米Palmと戦略的提携(BizTech)
Palmfanには、上記のようなニュースのリンクも出ていた。確かに、台湾のAcer社との提携とともに、これからPDA文化が華開きそうなアジアの地で、Palm社が提携パートナーを見つけるというのは素晴らしいことだが、Sumsung社との提携については、やや古いニュースという印象がある。これを今更「PC EXPO」、もとい「TECHXNY」の会場で発表するとは思えない。
そして、PDA Japanには、下記のような記事がリンクされていた。
■Palm,業績回復に向けた計画披露へ(ZDNN)
果して、「TECHXNY」の会場でCarlオジサンは、株主たちを唸らせるどんな発表をするのか?その、パートナーとはどこの誰なのか?…とっても楽しみだ。まさか、パートナーって、Bill Gatesだったりして…?!
■ iPAL1328 さて、まもなく彼らからの返事が来るはずだ。 |
Date: 2001-06-27 (Wed) |
■パームの指導者は力不足?(ZDNet/エンタープライズ)
Palm社の厳しい現状に関してのかなり手厳しいリポートだが、否定しづらい内容もいくつか含まれているようにも思われる。
「アナリストらによると,エンタープライズ分野では,パームはビジネスパートナー,特にIBMとの協力関係が不十分だという」
…この記事におけるPalmとIBMの協力関係の例は、あまりわかりやすい内容であるとは言えないが、簡単には否定しづらいところがあるようにも思う。
「ヤンコウスキー氏は今年,個々の戦略的事業部門にパームの組織を分割した。その1つがエンタープライズ分野に専念する部門であるが,同部門では依然としてリーダー不在の状態が続いている」
…確かにこれはまったく否定しづらい事実だ。
「年内にリリースされる予定の「m700」(コードネーム:Skywalker)は,プッシュ型電子メール機能を備えた常時オン方式のデバイスになるとみられ,リサーチインモーション(RIM)から出ている人気の高い電子メールデバイス「BlackBerry」と競合する。しかしニューヨークにあるベアスターンズカンパニーズによると,法的な問題のためにパームがm700をリリースするのが難しくなるかもしれないという。これは,RIMが最近,単一メールボックス機能の統合で広範な特許を取得したからだ」
…これがもしも、そのまま事実なら、かなりのスクープと言える。いつから同社はこんなにもマヌケな企業戦略をとるようになったのか?致命的とまで言われたm50Xシリーズ発表のタイミングとともに注目すべき2001年の大事件かもしれない。
「ガートナーのデュレイニー氏は,「私に言わせれば,最大の過ちはエリック・ベナム氏(スリーコムの会長兼CEO)が,ジェフ・ホーキンズ氏とドナ・ダビンスキー氏を手放してしまったことだ」「彼らはパーム部門をスピンオフすることを望んでいただけだった。結局,その1年後にベノム氏がそうすることになったわけだ。その間,スリーコムは分社化などの問題に目を奪われ,ソフトウェアのアップグレードを怠った」(デュレイニー氏)」
…「iPAL1299 どんなタイトルがいい?」で機長は、ガードナー社の分析について、かなり不満を述べたりもしたが、このデュレイニーさんのコメントを否定するための方法を、まったく持っていない。要するに、まったく同意見だ。世界で初めてハンドヘルド製品とその商業機会を見抜いた二人の人物を追い出した当時の3Com社と現Palm社の幹部達は、ハンドヘルド素人たちの手で運営されてきた。その実績がまったくのゼロとまでは言わないが、かなり疑わしい成果ばかりを上げてきたようにも思える。
「パームの会長も務めるベナム氏は,「正式な見解として言うが,カール(・ヤンコウスキー)は取締役会から完全に支持されている」と話している」
…まったくノーコメントだ。この取締役会に対して株主達はもっともっと文句を言って猛省を促すべきだろう。
「しかし関係者によると,パームに入社して以来,ヤンコウスキー氏がカリフォルニア州サンタクララにある本社で過ごす時間は少ないようだ。同氏が西海岸で暮らすことはあまりなく,日常的な業務にはほとんどタッチしていないという」
…じゃあ、誰が動かしてるんだろう?…と素朴に疑問だったりする。ま、この種の記事を100%信じるほどお調子者ではないが、なかなか切り込みの鋭い記事だ。
■ iPAL1329 彼らからの返事。 |
Date: 2001-06-27 (Wed) |
●追加情報アリ
前回、「iPAL1328 さて、まもなく彼らからの返事が来るはずだ。」という記事を書いたが、その「彼らからの返事」がさっそく届いた。場所はもちろんニューヨークで開催中の「TECHXNY」(なんて読むんだろう?下記CNET記事では「TECH X NY」と表記されていたが、「X」は「SMAP X SMAP」ぐらいの意味なんだろうか?…ま、それはいいとして)だ。
■企業顧客の取り込みを狙うパーム (CNET)
■パーム、会計事務所と組み携帯端末の企業向け市場開拓(NIKKEI NET)
昨日紹介したZDNetの記事で「こんなひどい経営手法は見たことがない。記録に残しておく必要があるかもしれない」と、あまり素敵じゃない形容を受けたCarlオジサンが絶叫している画像がどちらの記事にも載っている。どうやら、これまでのダジャレだらけのタラタラしたスピーチとは違う印象だったのかもしれない。
で、今回の「彼らからの返事」は、まとめて言うと「エンタープライズ(対企業)戦略」への具体的な発表であった。
1 PwC
会計監査法人トップ5のPrice Waterhouse Coopers社(PwC)とPalm社の提携により、同社は従業員の生産性を向上し利益を増大する方法としてPalm社のハンドヘルドを顧客に推奨する。また、両者が提携して、顧客企業が既存の情報技術システムにハンドヘルドを導入する支援を行う。カスタマー・リレーションシップ・マネージメント(CRM)やエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)といった既存のソフトウェアにモバイルアクセスするための製品の開発と販売も行なう。
2 ESI
先日Palm社が突然買収を諦めたばかりのExtended Systems社(ESI)との再提携により、『XtndConnect』サーバーソフトウェアを、第4四半期までにPalmブランドの製品として販売開始する。
…以上の2点だ。機長はエンタープライズ方面の知識が薄弱なので、これらの提携内容がどれほど今後のPalm社の経営を助けてくれるのかまではわからないが、少なくともイメージじゃなく具体的な発表であったことだけは歓迎したい。あとは、この発表が今後のPalm社の株価にどれぐらい反映するものなのかを見守りたい。
ところで、CNET記事に登場する「MotionSense」というSDカード製品がちょっと気になる。「メモリを加速度センサーと組み合わせることによって、片手で持ったPalmを好きな方向に傾けるだけで地図などの文書をスクロールできるようにする」というその製品が、果して今回のエンタープライズ戦略の発表のオマケとしてふさわしい製品だったのか?…ちょっと謎だったりする。確かに、ゲームなどに採用するには楽しそうだが。
さて、そんなCarlオジサンの熱いスピーチでは、最近PocketPCデバイスの中で唯一売れ始めてきた、つまりPocketPCデバイスの中の初めてのヒット商品である「iPAQ」についても触れている。
「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」
ちなみに、100万台とは最近iPAQが記録した出荷台数、1500万台とはPalmOSデバイスのこれまでの総出荷台数だ。そしてこれは、あまりお上品じゃないコメントだ。そして、どちらかというとMicrosoft的な発言だし、ハイエンド機じゃないからPalmOSは売れないんだ、という敵陣のイチャモンをあまりうまく消化できていない。でも…、
がんばれ!>彼ら
機長は彼らに全幅の信頼を置いているわけではないが、彼らがうまくやってくれるならそれは応援する。ただし、あまりうまくないのなら、その交替を期待する。ただ、それだけのことだ。
ところで、この件にも絡んで、ふふふPalmのコラム(2001.06.27 パートナー)と、Pal Mac 2001!のコラム(2001/06/27(Wed) NeoHIT 0085: ふふふさんのご意見 【pda】【opinion】 )は面白い。機長は、前述のようにエンタープライズ市場に関しての知識が希薄なのだが、少なくとも日本ではまだまだ企業においてMicrosoft陣営の進出は遅れているようだ。そういう現場では敵陣の論争にのっかるよりも、どんどん攻めるべきだと思うのだが…。
ついでに、ERRORonPalm(EonP511 Outlookを使う人は「ダメな顧客」)で紹介されていた下記の記事も読んでみた。
■愚かな顧客とはこうして付き合おう(ZDNet/INTER@CTIVE INVESTOR)
あ、さらに、WorP@holicには、上記Carlオジサンのスピーチの数時間後に行われたという「前四半期の厳しい決算」の結果を報告したロイター電の記事がリンクされていた。
■パーム(米)第4・四半期決算、プロフォルマで1.53億ドルの営業赤字(ZDNN)
…ということだそうだ。売上高では前年度同期よりも2億ドルも少ない。なるほど!…といったんうなづいたところで、「プロフォルマ」ってなんだろう?と小首を傾げる機長だ。
【追加情報】
さて、WorP@holicに、冒頭で紹介したCNET記事のZDNet版翻訳記事へのリンクが追加されていた。
■Palm復活の鍵はビジネスモバイラー?(ZDNN)
例によって、同じ記事(在NYのIan Fried記者と在SFのJohn G. Spooner記者の連名記事)のZDNet版翻訳で、ZDNet/Japanらしく人名や会社名などの固有名詞はすべて英語表記になっており、リンクなども追加されているだけだったりするのだが、そんな中、機長が注目するのは、「Pocket PCを搭載した機器が最近100万台を記録したこと」について、Carlオジサンが送ったという皮肉な賞賛の翻訳だ。CNET版では「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」となっていたが、ZDNet版では「もちろん“100万台対1500万台”を記念してコメントを贈らないとね。祝賀パーティをやりたい人はいるかな?」となっている。う〜ん、CNET版よりも嫌らしいコメントになってるな〜。さて、原文はどうなっているかというと…?
"Of course, 1 million vs. 15 million makes its own statement," he said. "Who do you want to party with?"
う〜ん、機長訳も追記したいのだが、「make its own statement」と「party with」の意味がイマイチ掴めないので遠慮しておく。
■ iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27 |
Date: 2001-06-27 (Wed) |
■クリエの610より… 投稿者:参謀 投稿日: 6月27日(水)08時25分42秒
…参謀さんが書いているのは、PC Watchのこの記事らしい。
●TECHXNY/PC EXPO会場レポート〜速報:ソニーがPalm OS 4.0搭載CLIEを展示(PC Watch)
確かに5万6千色表示のコイツも気になるけど…
コイツはもっと気になるね!
キャプションには「Go AmericaのワイヤレスPCカードとPCカードアダプタが装着されている」と書いてある。Go Americaってのはこの会社で、確かに下記のような製品を出している。
でも、それ以上にPCカードアダプタが気になる。問題画像の拡大を見ると、確かに「Go America」のロゴが見える。でも、同社サイトには見当たらないので、試作品なのか?サイズ的にちょっとデカすぎる気もするが…。
ちなみに、上記のPC Watch記事には「(ソニーの)高柳氏によればPEG-N610Cは日本向けには発売される予定は今のところないということだ。ハイエンド製品が好まれる日本市場では、安価なモデルは必要ないと判断したということなのだろう」という一文も見える。ちょっと気になる表現だが、ま、妥当なところじゃないだろうか?
まだまだ、ハンドヘルド機器が「珍しく素晴らしい道具」に過ぎない極東の国と、それらをあくまで「単なる道具」と割り切って使っている国の違いというか、アメリカの街中を歩いてみるとわかるのだが、日本じゃメーカーや機種はともかくどんどんカラー液晶のマシンを持ち歩き始めている(とは言え、その数ははなはだ少ない!)のに比べると、米国の市民はそこそこハンドヘルドマシンを日常的に使っているのだが、まだまだみんな普通にモノクロマシンを使っている。これが現実だったりする。でも、PalmOS 4.0対応マシンはそろそろ欲しかったりする。やっぱり機長も思いっきり日本人だ!
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!
※とかなんとか書いているうちに、iPAL-NEXTがついに85万アクセスを達成!いつもいつもありがとう!
■ iPAL1331 Carl君のこととその他のこと |
Date: 2001-06-28 (Thu) |
基本的には、「iPAL1329 彼らからの返事。」の続編だ。
ふふふPalmのふふふさんは、下記の写真(Palm社のCEOであるCarl Yankowskiさん!)を見て、「あんなもの」や「こんなもの」を思い出したそうだ。「あんなもの」や「こんなもの」の正体を知りたければ、ココを開いて確認してネ!画像入りで出てるから。
では、機長は何を思い出したかというと、コレを思い出した。たぶん世代を限定してしまうと思うが…。
機長が何を言いたいのか分からない人、ごめんなさい。これが世代間ギャップというものだ。
ところで、「iPAL1329 彼らからの返事。」で機長は、「プロフォルマ」って何?…という素朴な疑問を発していたが、その答がiPAL-BBSの方に返ってきた。(だって、Googleで検索してもわからなかったんだもん!)
■1 million vs. 15 million makes... 投稿者:Twins 投稿日: 6月28日(木)02時22分23秒
この書き込みによると、「プロフォルマ」ってのは、「会計用語でこの場合は「見積もり」とか「暫定の」と行ったところだと思います」ということだ。ひとつお勉強になった。でも、だったら、「暫定の」でいいんじゃないの?…とも心の奥底では感じている。
続いて、"Of course, 1 million vs. 15 million makes its own statement," he said. "Who do you want to party with?"の日本語訳は、Twinsさんによると「CNET版が当たりのようですね。というか、ZDNET版は間違いですね」ということだそうだ。つまり、「もちろん100万台と1500万台という数字が明白に物語っている。あなたなら、どちらと手を組みたいと思うだろう?」ということだそうだ。
ところで、こ、これは…。(2001.06.28 「心霊Palm現象」くみちょ@掌極道)
■ iPAL1332 PowerRUN について |
Date: 2001-06-28 (Thu) |
●追加情報アリ
PDA Japanに、以下のようなコメントが転載されていた。
Simple-Palmさんで、updateされたばかりの「PowerRUN 0.70」にバグがあり、修正版が出るまで試用しないでくださいとのアナウンスがされています
…そう、山田さんの大ヒットソフト「PowerRUN」に関する情報だ。昨日公開されたバージョン0.70にバグが発見されたという。実は機長も昨日、カード側のダイアログが真っ白になる体験(McFileでカード内の「PowerRUN」フォルダの内容物を本体に移して、事無きを得たが…)をして焦ったが、忙しくて未報告のままだった。
28日正午現在、彼のサイトには、0.70のバグを修正した「PowerRUN 0.71」がアップされている。機長はまだ未試用。(なお、バージョンアップの際には、さらなるトラブル防止のためにも、ReadMe等に書いてある注意を必ず読むことをお薦めする!)
【追加情報】
機長のところでは、「PowerRUN」のバージョンを0.71にアップデートしたところ、0.70時代のバグが消えて、今のところ問題なく使えている。感謝!>山田達司さん
■ iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る? |
Date: 2001-06-28 (Thu) |
iPAL-BBSにくろっちさんが投稿してくれたところによると、ナント!三洋さんがPalmOSマシンをリリースするかも、ということだ。
■三洋から新Palm? 投稿者:くろっち 投稿日: 6月28日(木)18時01分54秒
← クリックすると、拡大画像が見られる。
出典はコチラ!
■PC Expo 2001 Report(Palm Infocenter)
この「PC EXPO」、もとい「TECHXNY」の会場内のリポートによると、記者であるRyanさんはSanyo Electronics社のブースで上記画像のようなマシンを見つけたという。それは明らかにPalmOS搭載のマシンであり、名前は「SERA」(上記の拡大画像でもそのロゴを認識することが出来る!)。どうやら発売は日本のみになるらしい。基本的にはm505筐体だが、ヘッドフォン経由でMP3データの音楽を聴けることと、NTTドコモのiモードネットワークに繋がるワイヤレスアンテナがついている点が特徴らしい。Sanyo Electronics社ではこのデバイスをどっちかというと地味目に紹介していたが、音楽ファイルのようなデジタル著作物を扱う際には、かなり安全な認証システムを持った専用ワイヤレスサーバー(?「rather a secure wireless content authentication server」)を使うらしいことはわかったそうだ。ただ、販売員の英語があまり達者じゃなかったので、あまり質問に答えてもらうことは出来なかったのが残念だった、とRyanさんはこぼしている。
iモードネットワークに直接入れるとしたら、かなり面白いアプローチだ。日本という特殊性にはピッタリというか…。そう言えば、規模や反響はともかく、SONY社のCLIEマシンが世界で初めて公開されたのも、昨年の「PC EXPO」会場においてだった。とにかく、これが本当ならば、かなりのスクープだと思うがどうだろう?そのうち、三洋さんからも発表があるのだろうか?
■ iPAL1334 CLIE用ワイヤレスモデム? |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
「iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27」で紹介した、TECHXNYの展示物「Go AmericaのワイヤレスPCカードとPCカードアダプタが装着されている」の別アングル写真を見つけた。発見場所は、最近人口が2万人を突破したばかりのPalm City内のコーナー「Headline News from international sites」から、話題のSanyoブランドのPalmOSデバイス「SERA」関連のリンクとして飛んだ先においてだった。
■un Palm signe Sanyo?(PDAfrance.com)Juin 28 2001
この「PDAfrance」というのは、たぶんPalmCityのリンクがなければ死ぬまで見に来ることもなかったフランス語のサイトだ。この記事の真上の記事にそれはあった。
■Modem Wireless pour PEG(PDAfrance.com)Juin 28 2001
機長のおぼろげな記憶が確かであれば、「pour」というのは英語で言うところの「for」みたいなものだったと思う。つまり「PEG用のワイヤレスモデム」というタイトルの記事には、(フランス語なもので記事内容は不明だが)下記のような画像が映っていた。
← クリックすると拡大画像が見られる、はず!
ここでは「PEG S-320」(モノクロのCLIE最新機種)に同モデムが刺さった状態で、しかもクレードル(初代CLIEのクレードルにソックリ!つーか、同じものか?)に乗っかっている図だ。こういう使い方も出来るらしい。画像内のアンテナ部の付け根付近に見えるプラグを見るかぎり、先日の「iPAL1330 BBSヘッドライン01/06/27」で紹介した画像で見受けられた「Go America社のモデムカード」はモデム本体の背中に突き刺さっているらしいことが想像できる。あくまで想像だけど。
※CLIE絡みでは、たきのVisor日記(まだVisor日記でいいんだろうか?)に書いてあった「マニアでなく、ビジネスで使いたいというアメリカ人にはN-610Cの方が売れるんじゃないかな。ソニーの読みは正しいと思います」という意見に、機長は大賛成だ。あと、たきさんの「通勤は車で片道40分運転していくので」というなんでもないコメントを読んで、あ、そうか!日本とは比べ物にならない車社会アメリカにとって、カーステレオがあるのになんでPDAで音楽を聴きたいのか?という思いはやっぱり強いのかな、と思う。もちろん、音楽を聴く機会は必ずしも通勤時間だけとは限らないとは思うけど…。で、極論、MP3機能をとって100ドル安いマシンをリリースし、日本ではリリースしていない新型モノクロマシンを米国限定(or 先行)でリリースしたSONYのマーケッティング的判断は、かなり正しいような気がする。たきさんが書いていた「日本人ほどパステルや中間色が好きじゃない」というのは意外だったけど、これも言われてみるとわかるような気がする。とくにアメリカの「甘味」とかを思い出すと…。これはSONYの計算ミスだったりして。
■ iPAL1335 ウェアラブルだど! |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
ウェアラブルらしい。
■Matias,Palmウェアラブル化キットを発売(ZDNet/PalmOS)
なるほど「野外研究者,労働者,測量技師,警察官,損害査定人,国勢調査受取人など」がターゲットか。ただ、街中で見かけたらちょっと怖い。ところで、PalmOSデバイスをウェアラブルに使えるようにしてくれる(たぶん)史上初めての商品といえば、これだろう。当時はかなりキワモノとして登場した。
■Peel-It(ORANG-OTANG)
あくまでイメージ画像だとは思うが、こんな画像までサイトに出てる!
おいおい、ちょっと無茶すんなよ!って思うが、いまだに販売されているところを見ると、需要はあるらしい。
■ iPAL1336 橋の上の犬 |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
最近、ウェブ上には、世界的な不況下にも関わらずそこそこ明るい未来が存在し、そんな世界で大成功を納めた途端にギクシャクとし始めた「ある企業」に関して、大いに賛同したいと思える意見と、あまり積極的に賛同は出来ないが無理矢理にでも期待と応援をせざるをえない意見が次々と登場している。そんな中、この記事の主張は多くの点で機長を納得させてくれるもだ。
■Palmは黒服とハード事業を捨てるべきだ(ZDNN)
今回のTECHXNYの話だ。しかも、そこで颯爽とキーノートスピーチを行ったのに、「錦鯉」だの「鴨川つばめ」だのと茶化されている男、Carl Yankowskiさんとその会社に関する話だ。上記ZDNN記事の筆者であるDavid Courseyは「自分のファッションセンスを棚に上げさせてもらうが」という前置きのもとに、Carlオジサンが着ていた真っ黒な服(下記画像参照)は、Steve Jobsっぽくありたいという彼の内なる願望ではあるかもしれないが、彼の会社が目指している現在の状況と同様に、かなり冷静さを欠いた最悪のセンスだと断言している。
← Copy? ← Original?
さらに、その服のセンスが象徴しているCarlオジサンと彼の会社の悲劇を、彼は実に簡単な言葉で説明している。つまり…
彼の会社は今、Microsoft社になるかApple社になるかの選択を迫られているのに、そのどちらもまだ実行していない。
…と。さらに説明しておくと、Courseyさんが言うところの「Microsoft社」とは「ハードウェア部門を持たない替わりに、OSをさまざまな企業に販売する!」ことであり、「Apple社」とは「ハードウェア部門を持つ替わりに、OSを独占する!」ことだ。今、Palm社は、そのどちらかの戦略を採用しない限り、ソフトウェア部門ではOS開発のために莫大な費用を投資して互換機メーカーを助け、同時に、ハードウェア部門では互換機メーカーを叩き潰すために莫大な費用をかける、という、未来のない莫大な出費を黙々と続けることになる。
その姿はまさに、橋の上から川の水面を見つめていて、その水面に映っている犬のくわえている骨があまりにも美味しそうなので、それを奪おうと思って必死になって吠えているうちに、自らくわえていた骨を川に落としてしまう野犬の姿に似ている。
Palm社が莫大な費用をかけて作ったOSが素晴らしければ素晴らしいほど、互換機メーカーは素晴らしいマシンをほとんど苦労しないで作り上げてしまう。そんな素晴らしい互換機メーカーのマシンに負けないためにPalm社のハードウェア部門が莫大な費用をかけて自社で作ったマシンを同社は、ことさら安い値段で売りさばくことになる。そりゃあお金がなくなるよ、という訳だ。
余剰在庫の問題についてはもっと基礎的なミスも重なっているとも思われるが、Courseyさんが書いている「Palmは今や文句なしのマーケットリーダーだ。しかし同社は次第に勢力を失いつつあるようだ。それはOSのライセンス販売事業のせいではないし,同社の勢力を削ごうとしているMicrosoftのせいでもない。Palmが今窮地に陥っているのは,ハード事業のせいなのだ」というコメントには思わずうなづいてしまうのを禁じえない。
さて、Carlオジサンが今後もSteve Jobsを真似て真っ黒な服を着たり、Bill Gatesをパクって自宅の壁に大型液晶モニタを埋め込んだりすることを止める気はないが、彼が今すぐすべきことが何であるかについては是非是非気づいてもらいたいと思う。ただ、彼の会社がまもなく、その第一歩としてハードウェア部門とソフトウェア(OS)部門を分離する可能性だけは高いと信じている。これは素晴らしい未来のための第一歩になると機長は信じている。そのための方法論さえ間違えなければ、いわゆる「Palm Economy」はすぐにでも立ち直りそうなデータ(これまでのような高い伸び率を期待し続けるのは非現実的だが、それでもハンドヘルドマシンはまだまだ売れる!)が、各種調査機関から出ているのだから。
■ iPAL1337 BBSヘッドライン01/06/29 |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
ここ数日、あまりにもPalm絡みの大ニュースが飛び交ってるもので、掲示板の方もずいぶん溜まってしまった。
■MotionSenseからの発想 投稿者:ベルマーレファン 投稿日: 6月27日(水)22時57分08秒
…「iPAL1329 彼らからの返事。」で紹介した「MotionSense」についてのアイデア。
■1 million vs. 15 million makes... 投稿者:Twins 投稿日: 6月28日(木)02時22分23秒
…「iPAL1329 彼らからの返事。」の問題定義に対する解答。すでに「iPAL1331 Carl君のこととその他のこと」でフォロー済み。
■Google Image Search 投稿者:Danjun 投稿日: 6月28日(木)10時28分37秒
…今度は画像専用のGoogleが登場したらしい。まだBETA版で、日本語にも対応してない。
■三洋から新Palm? 投稿者:くろっち 投稿日: 6月28日(木)18時01分54秒
…すでに「iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る?」で紹介済み。
■iPAL1331、拝見しました 投稿者:ASYM 投稿日: 6月28日(木)18時54分51秒
■マカロニ 投稿者:かつ 投稿日: 6月28日(木)19時57分13秒
■ほうれん荘 投稿者:SAGE.M 投稿日: 6月29日(金)00時23分54秒
■。。。 投稿者:AMU 投稿日: 6月29日(金)01時15分49秒
…みんな好きだな〜!「iPAL1331 Carl君のこととその他のこと」で紹介した鴨川つばめ画伯のマンがについてのコメント。
ところで、「it Cool Palmish!」のSAGE.Mさんがまたまた素敵な画像を公開してくれている!相変わらずプロの仕事。心を部分洗浄してくれる!個人的には「MALDIVES」を見ながら、しばし昇天したい気分。
■三洋電機と音楽ですか・・・ 投稿者:ベルマーレファン 投稿日: 6月28日(木)20時37分42秒
…「iPAL1333 三洋からPalmOS互換機「SERA」が出る?」で紹介したSANYO社のPalmOS互換機「SERA」へのフォローコメント。確かに、三洋からPalmOSデバイスが出る、というのは驚いた。オールスター野球のイメージくらいしか、これまでなかったから。そして、PC系というよりも家電色の強い同社からの発売は、SONY社からの発売とはまた違った意味での市場インパクトがあるような気も…。
そして、「ナショナルプロジェクト」については何とも言えないけど、真似はするけど負けたくない!という同社のカラーからするとなきにしもあらず、というか…。あ、そうそう、こんな記事はすでに読んだ。
●米Palm,Panasonicと共同でSD技術のプロモーション活動を展開(ZDNet)
日本ではすでに「楽ひら」なんてソフトも出している某社だが、近い将来、Palm社から分離したハードウェア部門をまるごと買い取ったりしてネ。それはそれで面白そうだ。で、残ったPalm社のソフトウェア部門が、今後のOSで「SDカード」と「Memory Stick」の両メディアに互角に対応したりする。それはそれで、とっても面白い未来だ。
さて、どうなることやら…?
【注意】上のiPAL-BBSのリンクを開いたのに該当記事が見つからない!…という場合は、下の方にある「次のページ」ボタンをクリックだ!
■ iPAL1338 パーム総研#011 |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
●追加情報アリ
現在、全国の書店で発売中の「MacPeople」7.15号には、おなじみ機長の連載コラム「Palm総研」が載っている。第11回目のテーマは「手書きルネッサンス」だ!…そう、Palmの世界で今起こっている手書き入力システムの新しい潮流をまとめて紹介している。
同じくPalm絡みの「PalmStreet」のテーマは「その日のニュースはパームで読もう!」と題して、「VisorにWebがぷるごむ?!」や「MakeDocDD」「SimpleInst2」「Crs-MeDoc」などのソフトを紹介している!
【追加情報】
そんな「MacPeople」7.15号で、面白い記事を見つけた。
●カシオのラベルプリンターがマックで使える!(iMacPeople)
この記事はこんな文章から始まる。
「シェアウェア作家の福本修二さんが作成した「Prickies!」は、ウィンドウズのみ対応のラベルプリンター「smart egg(スマートエッグ)」を、マックで使えるようにするソフトだ」
ここに出てくる「福本修二さん」とは、たぶん、我々Palmユーザーなら誰でも知ってる「福本修仁さん」だと思う。
そこで、彼のサイトである「Unlimited Mac&Palm」を開いてみると、思いっきりこんなバナーがついており、そこから専用ページにリンクされていた。
「福本修二さん」は「福本修仁さん」の間違いであったけど、やっぱり彼の作品であることには間違いなかったようだ。そして、を!これ、なかなか便利じゃん!…と思ってしまう機長であった。
■ iPAL1339 黙祷! |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
●追加情報アリ
■名優ジャック・レモン氏死去(スポーツニッポン)
…ホント、素敵な人だった。
【追加情報】
その後、こんな画像を見つけた。
上の画像は彼の最高傑作のひとつ「アパートの鍵貸します」より。隣りはShirley McClaine。
他にもココやココに彼の写真がいっぱい!
■ iPAL1340 バージョンアップ |
Date: 2001-06-29 (Fri) |
たまたまだと思うが、PEG-N700C絡みのソフト(うち「PowerRUN」はPalm社のm50Xシリーズにおいても有効!)3つがほぼ同時にアップデートした。
■PowerRUN 0.71b(Simple-Palm)
…山田達司さん作のこのソフトについては「iPAL1332 PowerRUN について」で既報の通り、重大なバグがあったバージョン0.70のバグ解消版だ。インストールさえしてしまえば、とっても便利だしわかりやすいソフトだが、アップデートだけはとくに気をつけよう!
■SwitchDash 0.3(拝啓PalmOS様)
…今関弘明さんの作のこのソフトは、いくつかのバグ解消と新機能、さらに開発者向けのドキュメントや使用期限の解除などがおもな特徴だ。
■Crs-Launcher 0.7(Palm工作室)
…高橋大樹さん作のこのソフトは、これまでついていなかった新機能が加わった。詳細はPal Mac 2001!に出ていたコラム「2001/06/27(Wed) NeoHIT 0088: Crs-Launcher Graffiti Search 対応版!!」を参照してもらうと早いが、標準ランチャーである「アプリケーション」についていた「Graffitiサーチ機能」(Graffitiエリアに書き込んだアルファベットを頭文字とするアプリケーションが画面に表示される!)を進化させたものだ。つまり、Options〜Preferencesメニューにある「Graffiti Search Scope is Global」をチェックしておけば、標準の「Graffitiサーチ機能」がカレントタブ(現在開いているタブ)1個分の中しか検索してくれないのに対して、このソフトでは存在するすべてのタブ内を検索対象にしてくれる。つまり、どこのタブを開いていても、Graffitiエリアに書き込んだアルファベットを頭文字とするアプリケーションのアイコンを選択してくれるのだ。しかも、このソフトでは1文字だけでなく複数文字のインクリメンタルサーチにも対応しているので、数文字分の頭文字をGraffitiエリアに書き込むだけで、狙っているアプリケーションが選択される。たとえば、「aba」とか書くだけで「ababall」のアイコンが、「jf」と書き込むだけで「JFile」のアイコンが選択される。もちろん、他に同類がなければ、「f」と書き込むだけで「FireViewer」のアイコンが選択されたりする。
実は機長は、Pal Mac 2001!の記事を読むまで、標準ランチャーにそんな機能があることすら知らなかったのだが、それをさらに一歩踏み込んで機能として取り入れた高橋さんの決断と作品の完成度に感動した。
【追伸】作者である高橋さんからのメールには「ちなみに、改行入力でそのアプリが起動、バックスペースを入力するとそれまでのGraffiti入力がクリアされます(検索のやり直し)」ということも書いてあった。背中の痒いところを掻いてもらった気分だ。