ミニ定期便 Back Number
倉庫014

261  CLIE Answer Q !始動
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 「ミニ定期便260 CLIE Plaza!の秘密」でも紹介したように、「CLIE Plaza!」についても、クリクラ!は、素晴らしいリポート(「CLIE Plaza!っておもしろいぞ!」〜2000.9.2)を発表している。画像つきでとてもわかりやすい!

 そんなクリクラ!が、今度は、CLIE専用のQ&Aサイトを作った。その名も、「CLIE Answer Q !」

 これは、単なる「質問に答えます!」的なサイトではなく、「質問したい人」と「教える知識がある人」が、信頼関係でもって情報を共有するサイトのようだ。CLIEという新ジャンルのこともあり、なかなか一筋縄ではいかないかもしれないが、頑張ってもらいたい。

 それにしてもクリクラ!運営者のSPAさん、ご苦労様です!CLIEユーザには、これまでのPalmユーザとは違った新しい層のユーザも多いと思うので、大変だとは思いますが、頑張ってちょ。

262  日本も危ない?
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 「I Love You!」メール事件でウイルスメールのメッカとまで誤解されそうに有名になってしまったフィリピンで、またまた新種のウイルスが流行っているらしい。その名も「エラップ・エストラダ」!日本人にはなじみのない名前だが、これは、フィリピンでは知らない人はいない、同国の大統領の名前らしく、以下のようなウイルスメールらしい。

失言の絶えないエストラダ大統領に関するジョークが書かれている。「さらにジョークが読みたい人は、次に進んでください」との説明に従い、添付ファイルを開くと、ウイルスに感染し、ユーザーのパスワードや電子メールIDなどが盗みだされる

これを読むと、誰もが気づくはずだ!次は日本が危ない!「失言」と言えば日本にも「彼」がいる!そして、彼の失言集なら、機長だって読みたいぞ!というわけで、いくら面白そうだからって、「彼」の失言集メールが送ってきても、くれぐれも開いたりしないように気をつけよう!

 それにしても「コレ」は凄い言葉だな。普通の人が言ったら、人生の機微をスポーツに喩えた凡庸な例え話にも聞こえるのだが、彼が言うと、例え話というより、まさに、「彼」の生き様そのままに聞こえてしまう!笑わせてるつもりはないと思うが…。

263 【訂正】通算番号の変更
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 調べてみたら、この「ミニ定期便」シリーズの通算番号が、248〜262まで狂っていたので、勝手ながら以下のように訂正した。この「iPAL-NEXT」からリンクを貼っている皆さんへ!もしもアレでしたら、訂正をお願いします。

 この「ミニ定期便」シリーズの通算番号は、当然のように「n+1」という、ごくごくありきたりの番号で進んでいる。つまり、わかりやすく言えば、発表順に1個づつ通算番号をつけているのだが、たまたま調べてみたら「ミニ定期便249 男と女と右脳と左脳」の次が「ミニ定期便248 濃すぎる4日間」となっていた。この時点で、ミニ定期便248と249が重複で誕生してしまい、以降の通算番号が2個づつズレていた訳だ。という訳で、以下のように通算番号を変更した。

■「ミニ定期便248 罪と粋」
 →(そのまま)
■「ミニ定期便249 男と女と右脳と左脳」
 →(そのまま)
■「ミニ定期便248 濃すぎる4日間」
 →「ミニ定期便250 濃すぎる4日間」
■「ミニ定期便249 SONYの理由」
 →「ミニ定期便251 SONYの理由」
■「ミニ定期便250 偶然であって欲しいこと。」
 →「ミニ定期便252 偶然であって欲しいこと。」
■「ミニ定期便251 どんどんPDF」
 →「ミニ定期便253 どんどんPDF」
■「ミニ定期便252 そんなところにいたのか!」
 →「ミニ定期便254 そんなところにいたのか!」
■「ミニ定期便253 木馬払い」
 →「ミニ定期便255 木馬払い」
■「ミニ定期便254 イメチェン?」
 →「ミニ定期便256 イメチェン?」
■「ミニ定期便255 がんばれ!森さん」
 →「ミニ定期便257 がんばれ!森さん」
■「ミニ定期便256 CLIE Plaza!に行ってきた!」
 →「ミニ定期便258 CLIE Plaza!に行ってきた!」
■「ミニ定期便257 日経新聞の1面トップ」
 →「ミニ定期便259 日経新聞の1面トップ」
■「ミニ定期便258 CLIE Plaza!の秘密」
 →「ミニ定期便260 CLIE Plaza!の秘密」
■「ミニ定期便259 CLIE Answer Q !始動」
 →「ミニ定期便261 CLIE Answer Q !始動」
■「ミニ定期便260 日本も危ない?」
 →「ミニ定期便262 日本も危ない?」

※関係サイトの皆様、申し訳ない!
 今後のことを考えると、被害は最小限の方がいいだろうと思い、以上のように訂正させてもらった。

264  すべては発売日に!
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 いくつかのサイトに、ソニーのCLIE先行発売に関する広告の中に「発売日以前に出荷が行われる場合にはお届けも早めます」なる一文があって、その真意は?というのが議論になっている。

 まず、機長はその広告自体を見たことはないので、なんとも言えないが、そう言えば、この文章に関連するような記憶が機長には、ちょっとばかしある。

 先日の「PDA style Meeting」で、SONY社・清水博幸さんは、だいたい以下のような話をしていた。

■世間では、ずっと前からSONYがPalmOSマシンの準備をしていたように勘ぐられることも多いが、マジな話、動き始めたのは昨年11月のPalm-SONY提携以降だ。そこからチームを組んでゼロから、それこそPalmOSの社内お勉強会などもしながら、作り始めた。

■発表(発売)の時期がココ(夏〜秋)になったのも、Palmという「旬なマシン」だけに、出来るかぎり早く作り上げて市場に出したかったから。また、チームのメンバーが飽きないように早く出したい!というのも、実はあった。

■今、一生懸命、工場で製品を作っている最中だ。現在、展示されたりデモされたりしているマシンは、発表時にあわせて急いで作った「ごく少数の試作機」だ。だから本当に数が少ない。

■我々(SONY社)の仕事のペースが速すぎるので、いろいろ勘ぐられたりすることも多いが、実のところ、このCLIEだけでなく、VAIOでもなんでも、うちでは半年ペースで新製品を作ってきているので、そんなに異常なことじゃない。作り手としては、このペースはかなりつらかったりもするのだが…


…機長の記憶が確かならば、だいたい以上のような話をしていた。

 これらの話を総合すると、冒頭で書いた「発売日以前に出荷が行われる場合にはお届けも早めます」という一文は、まさにその文字通りの意味、という可能性も高い!

 つまり、それこそギリギリのタイムスケジュールで作っているせいもあって、もしかしたら予定日より早く作れるかもしれない。予定日前にもしも完成したらすぐにでも送るが、作れなかったら発売日にね、ということではないか?発売日に間に合わなかったらどうするのか?…までは知らないが。

 以上はあくまで機長の個人的な推測なので、外れていたらゴメン!

265  携帯電話チャット時代は来るのか?
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 近年、ますますヒートアップしている「インスタントメッセージ」戦争に、NOKIAがついに参戦するようだ。

 「携帯電話ベースのチャット・システム」(CNET 9/1)

 すでに、今年の初頭からこのジャンルへのアクションは、みられたが、世界レベルでの携帯電話の雄・NOKIAの参戦は、本格的な携帯電話チャット時代の幕開けを予感させる。

 でも、やっぱり、みんながひっかかるのはコレ!

「欧州やアジアにおいて、携帯電話での初歩的なメッセージ機能が急速に普及していることは、そこに市場があることを示しているが、携帯電話のダイヤルボタンでメッセージを打ち込むのは依然として困難だ、とアナリストたちは述べている」この記事より)

 でも、i-modeで指先の筋肉が異常に発達した日本の若者たち(たぶん、PCのキーボードを叩くより携帯のキーを押す方が速い人たち)はかなりハマりそうだ。そして怖いのはパケット料金!…って、もしかしてすでにこういうシステムってある?

 さて、そんな戦争に、パームはどうやって絡んでいこう?
(普通のICQソフトならPalm用もすでにあるが…)

266  今年のWORLD PC EXPOは!
  Date: 2000-09-03 (Sun)

 日経BP社から白い封筒がやって来た。今年も「WORLD PC EXPO」の季節がやってきたらしいのだ。

 それによると、今年の「WORLD PC EXPO 2000」は、10月17日〜21日まで、東京ビッグサイトで開催されるそうだ。

 さて、Palmユーザにとって注目のイベントは?というと…

■スペシャルセッション
■日 付=10月21日(土)B-2 11:00〜12:00
■テーマ=「Palm Computing インターネット時代の戦略」
■講 師=カール・ヤンコフスキーさん(米パーム・最高経営責任者)

カール

 う〜ん、どうせなら、Jeff HawkinsとかDonna DubinskyとかのHandspring組も、来ないのかな〜?
 ま、でも、どんな発表があるのか、ないのか?とにかく、楽しみだ。

267  パブリリポート
  Date: 2000-09-04 (Mon)

 角川、講談社、光文社、集英社、新潮社、中央公論新社、徳間書店、文藝春秋という出版大手8社の共同企画であることを看板に、9/1に大々的にオープンした「電子文庫パブリ」については「ミニ定期便247 9/1から始まるもの」でも触れたが、ここを実際に覗いてみたリポートを、「青空文庫パーム本の部屋」の管理人でもおなじみ「Pal Mac 2000」Pal Macさんが書いてくれている。(00/09/04 電子文庫パブリ)

 機長などもかなり期待しているこの「電子文庫パブリ」だが、このリポートによると、各社の利害のせいだろうか?形式の問題など、いろいろまだまだま大変なようだ。頑張って欲しい。アメリカの流れを受けて、日本でも出版電子時代が本格化しようって時代に、そんなスタイルの乱立は…ちょっと恥ずかしい。

268  鬼のワキをくすぐって
  Date: 2000-09-04 (Mon)

 9/1に、DCジャパンは,「日本の携帯情報端末市場の動向と予測」を発表した。

 それによると…

「1999年は全体の出荷量が対前年比4.9%成長の131万6950台と堅調な伸びを見せた」携帯情報端末市場だったが、「2000年には一旦落ち込」んでしまうんだそうだ。これは、「iモードを中心とするフィーチャフォンの爆発的な普及の影響とされ,来年2001年以降は年間平均成長率24.7%で拡大する」んだそうだ。

 そうなのか、Palmに関する限り、今年2000年はパームコンピューティング社、ハンドスプリング社、そして、真打ちソニー社の本格参入により、日本で初めての大ブレイクをしている感のある携帯情報端末だが、Palm以外の各社まで含めると、「いったん落ち込」む予定なのか?それは知らなかった。これだけでも、PalmOSマシンを除く他社PDAが深刻な影響を受けているのがわかる。(もっとも、例の部品不足だって多少は影響を与えているとは思うが、どうなんだろう?)

 さて、IDCの予測である、携帯電話のせいで落ち込んだPDAの売れ行きが2001年以降、「年間平均成長率24.7%で拡大する」という予測は、PDA界で主流になるであろう「ひとつの大きな変化」を暗示しているように思える。かつて、ザウルスやPocketPC陣営、またPalm陣営がカラー化してもおきなかったが、今後起こりうる大きな変化とは!

 おそらく、「PDAの無線通信機能内蔵」だと睨んでいる。これによって、PDAは携帯電話への劣等感(ネットワークとの常時接続の不可)を減らし、優越感(大型液晶画面の表現力)をますます増すからだ。その後の、携帯電話とPDAの最終戦争がどんな結末になるかまでは不明だが、IDCが予想する通りに、「年間平均成長率24.7%で拡大する」のだとすると、PDAはやはり携帯電話との境界線をなくしつつ、ある種のスタンダードになっていくことが考えられる。つまり、携帯電話とPDAが1つの緩い1ジャンルとなって、しばらくの間はPCを上回る速度で普及し続けるという未来だ。

 …と、以上はIDCジャパンのデータを肴にした、機長の勝手な予測だ。もしその通りにならなくても「iPAL-NEXT」は一切その責任を持たないので、そのつもりで。なお、このウェブページは自動的にリロードしないので、後は任せた。

269  元素分析モジュール
  Date: 2000-09-04 (Mon)

 Visorに特化したウェブサイト「AD-Visor」には、「夢のSpringBoard!」(左メニューの「特集・企画」から)という人気企画があるのだが、機長が欲しいSpringboardモジュールはこれだ!

 ■携帯可能な元素分析装置を開発=犯罪捜査、考古学に威力−科技庁関連団体(時事通信)

 ま、そんな簡単にSpringboardモジュールにはならないんだろうけど、こんなの出来たら、殺人事件の現場から遺跡の発掘現場まで、いろんな現場でVIsorが登場して、楽しいだろうな、という想像。

 他にも、恋人の部屋で見つかった不思議な毛の分析など、応用範囲は広そうだ。…そこまでするか、普通?

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■ところで、この記事とはちっとも関係ないが、本日(9/4)の未明、午前0時過ぎだったかな?おかげさまで「iPAL-NEXT」が70,000アクセスを達成した。読者の皆さん、大感謝だ!

270  なんか凄そう!
  Date: 2000-09-04 (Mon)

 これは、お伽話じゃない。毎日新聞社が配信した現代のニュースだ。「<比ホロ島>女性の拉致事件が続発 過激派組織が「花嫁」獲得?」

 ただし、「拉致」=「花嫁獲得」という単語はなかなか結びつかないな〜。「拉致」後に過激派組織が彼女たちを丁重に扱っているという確証でもない限り「花嫁獲得」なんて言葉は似合わないと思うのだが…。

271  pdf on the palm
  Date: 2000-09-04 (Mon)

「ミニ定期便253 どんどんPDF」でもすでに紹介した、Ansyr Technology社が発表したPalmOS用PDFビューワのイメージ画像が以下の記事からリンクしている。

「Ansyr、Palm用PDFビュワーソフト「Primer」を発表」

 う〜ん、これなら欲しいな!とくに地図なんかのインストールはずいぶん楽になりそうだ!でも、最大の関心事は「日本語版を出す気はあるのか?」だが、同記事によると「正式なリリース時期や英語以外の言語への対応はアナウンスされていない」らしい。

 このソフトの名前は「Primer」。とても期待のソフトだが、日本語対応ということになると、本家「Adobeが「Acrobat Reader Mobile Editon」の開発を行なっている」Palm用PDFビューワの方が先になるかもしれない。電子ブック問題とも絡んで、ますます目が離せないPalmのPdfビューワ戦線だ。

 この情報は、Palm Pilotのページのリンク集から見つけた。

272  諸行無常。
  Date: 2000-09-05 (Tue)

 ここまで書かれると、ライバルマシンでもちょっと寂しくなる。

「9月4日のアキバ (携帯情報端末) :Palm軍団ひとり勝ちで,モバイルフロアは閑古鳥」(ZDNET)

 それにしても、昨年の今頃なんて、すでにワークパッド日本語版はIBMさんからリリースされてはいたけど、本屋さんに行くとWindowsCEの雑誌はいくつかリリースされてるけど、Palmの雑誌なんてどこにもなくて(今でも「Palm Magazine」一誌、しかも1号しか出てないけど)、普通のPC雑誌なんか見ても、「モバイル特集」じゃ、決まってPocketPC(WindowsCE)やザウルスの隅っこに、ちょこっと申し訳なさそうに囲みコラムみたいにPalmが紹介されてただけで、しかも、Graffitiが使いづらいだの、液晶や文字が汚いだの、地味だの、日本人向きじゃないだの、さんざん酷評されてて…。ライターのモバイル批評でもごくごく一部の人を除けば、Palmは無視されるかやっぱり酷評されるか、という扱いだった。それでも、雑誌に載るだけ、日本IBM参入前よりはましだと思ってた。

 ところがだ!

 わずか1年たって、パームコンピューティング社やハンドスプリング社が派手な広告宣伝を打って日本語版をリリースして、今度はソニーがCLIEを出すぞ、って宣伝しただけで、どうだろう?この変わりぶりは?マシンそのものの性能についてはカラー版(Palm IIIc)が出たことと、色つきマシンのVisorにSpringboardモジュールが出たこと以外には、大きな変化はない。なのに、さまざまな雑誌に「Palm特集」の文字が踊り、みんながこぞってPalmマシンを絶賛する。

 この差って何?

 もちろん、今の状況、とっても嬉しいんだけど、昨年までの酷評から今年の絶賛までの変わりぶりって何だろう?ザウルスが突然悪くなった?PocketPCが突然ダメダメになった?そんなことはない。どっちも確実に進歩している。それに比べたら、互換機が出て、日本語版が出た以外にはPalmの進化なんて寂しいぐらいだ。

 そう考えると、ちょっと背筋が寒くなる。結局「宣伝費」な訳?結局「結果としてのシェア」な訳?…宣伝がたくさん出て売れまくれば、雑誌は絶賛!批評家も褒めまくる。…う〜ん、ま、資本主義の国だから当然のこととは言え、なんだかな〜って気持ちになってしまう機長だ。

 今夜だけは、昨年までさんざんチヤホヤされてたのに突然無視され始めたザウルスとPocketPCに乾杯!って気分だ。

273  ネットでも支店?
  Date: 2000-09-05 (Tue)

 Macintosh関連商品を中心にPalmまで販売するネットショップの「MacLet」が支店を開設したというニュースに驚いた。

「マックレット,楽天市場に「MacLet楽天支店」をオープン」(MacWIRE)

 もともと、ネットショップとういものは、ごくわずかな準備資金で1サイトで運営すれば、世界中からそこにお客さんがやってくるから経済的合理性がある!と思っていた機長には、最初この「ネットショップにおける支店」というものが、どういうことだかわからなかった。

 でも、この「MacLet楽天支店」のように、大きなネットショップアーケイド(楽天市場)に支店を構えて、しかも、本店とは方向性を変えるというスタイルは面白いな〜。こういうのって、普通なのかな?ひとつお勉強になった機長だ。

274  世界一の辛口ニュース
  Date: 2000-09-05 (Tue)

「インド産唐辛子、世界で一番辛い」(ロイター)

オリンピックで日本が、「柔道でだけは負けたくない!」と真剣に思うように、彼らもそう思ったのだろうか?

275  質問!
  Date: 2000-09-05 (Tue)

 「白星を挙げた力士はハンバーガーがタダに 両国」(毎日新聞)

 この記事によると、「大相撲秋場所が開かれている東京・両国国技館そばの日本マクドナルド両国駅西口店」では「勝った力士が部屋名としこ名を告げるとハンバーガーセット1種類が無料となるサービスが始ま」ったそうだ。

 ここで質問が2点。

1)マックの店員さんは、「部屋名」と「しこ名」を聞いて、その日(または前日)の勝敗表で確認するんだろうか?

2)そもそも、マックの店員さんは「部屋名」と「しこ名」だけで、幕下の力士まで、それが本人であることを確認できるんだろうか?

 …ま、面白企画だから、そんな厳密なことはやってないと思うが、ちょっと気になる。そして、本当はもうひとつ聞きたい質問がある。

3)どう見ても力士に見えない男が「部屋名」と「しこ名」を名乗った時にはどうするのか?

276  動画時代の胎動
  Date: 2000-09-06 (Wed)

 すでにPDA JAPANなどで報じられているが、「Palm機で最大25フレーム/秒の動画を表示」する「FireViewer」の次世代バージョン(Version 5)ってのは凄そうだ。

 最大、って書いてあるからいつでも25フレームってことじゃないと思うけど、かなり凄いキャパシティだ。「FireViewer」と言えば、現在は静止画(普通の画像)ビューワ(旧名=ImageViewer)なんだけど、動画まで扱ってしまうというのは凄い転換だな〜!(やっぱり、Palm IIIcあたりが、これまでPalm界の標準画像アプリだと思われていた「FireViewere」じゃなく、「AlbumToGo」を標準登載しようとしたことなんかの影響もあるんだろうか?…よくわからんが)

 そして、まもなくリリースされるCLIEはCLIEで独自のフォーマットで動画を扱おうとしている。う〜ん、動画のフォーマットぐらいは統一して貰えるとユーザとしては助かるんだけどな〜。誰か、織田信長みたいに力技で統一してくれないかな〜?

 さらに、動画時代が本格化すれば、必然的にデスクトップマシンと同じ悩みをみんなが抱えるようになる。そう!メモリ(デスクトップにおけるハードディスク容量)が足りな〜〜〜〜い!

 それにしても、Palmで動画を扱うための本当の意義って何だろう?

 ない!…とは言わない。たぶんまだ見つかっていないだけだろう。そりゃ、毎朝のニュースを電車の中で見られたらちょっと嬉しいけど、そこまでのインフラが揃うにはまだまだ時間がかかりそう。いくらなんでも、通勤電車の中でモー娘。の最新PVを見てニヤニヤってのもちょっと異常だしね。悪いことじゃないが、ちょっとコワい。

277  手のひらの上のささやかな欲望
  Date: 2000-09-06 (Wed)

 これまで国内のPalm文化は、良くも悪くも「手作り感覚の一肌文化」だけでここまで成長してきた。ところが、その限界をビジネス的に知っているソニーは、CLIEとともにハンドメイドではない「大量生産の均質文化」を手のひらの上に持ち込んで、更なるPalm文化のパイを広げようとしている。これは、ビジネスとしてPalmを考えるなら当然の企業努力とも言える。(ただし、同時にソニーはこれまでのハンドメイド文化さえもCLIE文化の中に取り込もうという努力をしているようにも思えるが…)

 ところが、この「大量生産の均質文化」の場合、「手作り感覚の一肌文化」と違って、その文化そのものは「熱」を持っていない。だから、そのまんまでは「魅力」に欠けるソフトになりがちだ。そんな時に「大量生産の均質文化」の最大の武器となるのは「欲」、つまり「人間の果てしない欲望」だ。人間、お腹が空いたらなんでも食べる!お腹さえ空いていれば、手作りかどうかではなく、腹がふくれるかどうか?が何よりも重要になる。

 そういう意味で、今回のCLIEによる「Palm新文化圏」とともに誕生する「エキサイト、“エキサイト出会い”のPalm OS対応版」のような「人間の欲望を素直に刺激するサイト」誕生の意味は大きい。

 とても当たり前のことだが、人間は「欲望」によって動く。手のひらでその「欲望」が簡単に掴めるなら、数万円の出費にも目をつむることはある。誰にもそんな経験はある。

 さて、どうせPalmで「出会いのサイト」を作るなら、i-mode端末との差別化をする意味でも、CLIE名物である写真つき名刺カードを使ったデータベースシステムなんかが作れたら面白いんだけどな?「顔」が介入することで、決してメジャーな存在になるとは思えないが…。

※「エキサイト出会いPalm版」誕生の情報は、Palmfanで知った。

278  KICHO met Jornada540
  Date: 2000-09-06 (Wed)

 某所で、短い時間ではあったが、PocketPCマシン「HP Jornada 540シリーズ英語版」最新機種を触る機会に恵まれた。(機長に貸してくれた人、感謝!)

 さて、その感想は?というと、すごくよく出来ている!

 最大の印象は、このマシンは「小型のコンピュータ」だ!という感じだ。それはパームを触った時に感じる「機械仕掛けの手帳」という印象とはずいぶん違った格調の高さを感じる。

 なんで、こんなこと思うんだろうな、と思ったらまず、重い!というのがある。そう、重量の話だ。重さ=260 gというのは、Palm界の最重量マシンのひとつであり、同じカラー液晶を持ったPalm IIIcの193gよりも67g重い。さらに、まもなく出る最軽量のカラーPalmマシンであるCLIEの120gの倍以上(2.17倍)の重さだ。ズシリと手のひらに食い込んでくる感じは、手帳というよりもコンピュータだ。嫌みじゃなく、Palmの手軽さとは違う重厚な魅力がそこにはある。気軽にポケットなんかにほうりこむんじゃねえ!というプライドのようなものさえ感じられる。

 じゃあ、駄目なマシンかというと、ちっともそんなことはない。液晶なんか、とってもキレイだ。CLIEに比べてPalm IIIcのカラー液晶はキレイだよな、なんて議論のはるか上を舞い飛ぶ大鷲のように、とってもクリアな液晶を楽しめる。(そのかわり、ちょびっと角度を変えるだけで液晶は見づらくなる。これは短所とも言えるが、他人に盗み見される被害を食い止める意味では、かなりの長所とも言える)

 あと、ワードやらエクセルやらも触ってみた。非常によく出来ている。私にこのマシンを貸してくれた人の話によると、ほぼ、デスクトップ上のワードやエクセルと同じ機能を提供してくれるらしい。ただし、画面のサイズは御存知のようにちっちゃい。こんなちっちゃい画面で、フル機能のワードやらエクセルを使うのは、VAIO C1でワードやエクセルを使う苦労の数倍は要するだろうと想像できる。それこそ、本当に雪山の中で遭難して、ノートブックパソコンさえ持ってなくて、それでもワードやエクセルのフル機能を使う必要でもない限り、機長はあんまり使いたくないな〜。Palm用のエクセル書類ビューワソフト(TinySheet)で十分じゃん?と思う。(こう思ってしまうところが、すでにPalm社の罠にハマっているのかもしれない。だって、雪山で遭難してワードやエクセルのフル機能を使って華麗な文章を作らなければならない必然性が絶対にない!なんて言えないから。だいたいの機能が揃っただけのビューワで我慢するなんて発想はきっと、Palm社の罠なのかもしれない)

 機長も過去に何度か「パーム航空」で書いたことがあるが、PocketPC名物の砂時計(コンピュータに何か指示をした際に表示される待ち時間アイコン)は、完全に消えた!これは素晴らしい進化だ。とにかく動作の軽快なPalmを使っていると、砂時計で待たされるなんてことは考えただけでも虫酸が走ったものだが、今回のPocketPCから砂時計は完全に消えた。…その代わり、数色のカラーがグルグルと廻る新デザインの「待ち時間アイコン」が登場した。画面が切り替わる時、複雑な操作を待たされる間、このグルグルアイコンが、廻っている。ま、それでも、かつての砂時計ほどしょっちゅうは登場しない。これはPocketPCの大いなる進化だ。でも、たまに待たされてしまう。これはちょっとしんどいかも。

 手書きメモの敏感さについては、これはもうPocketPCもPalmもそんなに変わらないような気がした。あくまで体感だが。

 中身に関して触ったのは、だいたいこんなものだ。時間の制約もあって、この程度にさせてもらった。で、感想の残りとしては、4つボタンの謎がある。実はこのマシンにもPalm同様、4つのボタンがついている。これって前の機種からそうだったのか?機長は覚えていないのだが、この4つボタン、Palmのマネではない!…なぜ、そう断言出来るかというと、4つボタンのデフォルト設定は、ホーム、アドレス、スケジューラ,ToDoになっているのだ。Palmなら、アドレス、スケジューラ,ToDo、メモ(m100では手書きメモ)の4つだ。ほうら、全然違うでしょ?でも、機長などにはもっとも重要だと思われるメモ機能がデフォルトボタンに設定されていない理由はよくわからない。う〜ん、あえて考えれば、手軽なメモより、Microsoft名物の重厚ワープロであるワードを使って欲しいからかな?そのために、いちいちホームボタンを押して、そこからアイコンをタッチするというのは、Microsoftには都合がよくても、ユーザには面倒なことこの上ないと思うのだが。(確かめた訳ではないが、どこかの設定をイジればボタンの設定は変更できるとは思う。でも、Palmと同様、ボタンにはアイコンがプリントしてあるからな〜)

 そして、最後の感想は、パワーボタンの位置だ。これはPalmとは似ても似つかない。というのも、このマシン、本体とカバーの関係性がPalm IIIスタイルなのだが、パワーボタンが、完全にカバーの下に隠れている。その結果どうなるかというと、(1)カバーを開ける(2)パワーボタンを押す…という動作が確実に2ステップになる。ところが、Palmでは代々、カバーを開ける動作とパワーボタンを押す動作が同時に出来るよう工夫された位置にパワーボタンがついている。さらにスタイラス動作までもが流れるような動作で出来るよう設計されている。「HP Jornada」の場合、パワーボタンはカバーの下に完全に隠れているので、ポケットやカバンの中での誤動作の可能性は少ないが、そのかわり、使用するまでの指のステップが無駄に多い。

 以上が、「HP Jornada」を触ってみた機長の感想だ。決して悪いマシンじゃないと思う。それどころか、次世代、次次世代のPocketPCはPalmにとって驚異になるかもしれないという進化ぶり(というか、「Palmもどき」への進化ぶり)は感じられた。こうして、他のOSマシンを触ってみるたびに、その良さを再認識できるPalmというマシンは、作りは「ちゃちい」がなんて偉大なんだろう?

279  任天堂の賭け
  Date: 2000-09-06 (Wed)

 PDA JAPANからリンクされている「ゲーム機の高機能競争に背向ける任天堂」というニュースが面白い。

 実は機長は、家庭用ゲーム機とかに疎い(それどころか、パソコン用ゲーム機にも疎い)人間なのだが、そんな機長でも最近の「ハード性能にあまりにも追いつけていないソフト」という状況は薄々気づいている。

 近年の家庭用ゲーム機競争のために、各メーカーのハードはものすごいスピードで進化した。だが、肝心のゲームソフトは一部の例外を除いて、まったく追いついていないように見える。

 この<現実A>に、さらに、Microsoft vs SONYによる「家庭内ネットワーク独占戦争」という高次元の<現実B>が重なって、まるで冷戦時代の米ソ軍拡競争のような凄まじい技術戦争が近年続いてきたわけだが、あまりにも高速すぎた開発競争は、ソフト不毛の時代を(一時的なことだとは思うが…)作ってしまったように思う。

 そんな時に打ちだした任天堂の「高機能競争に背向ける」戦略というのはとても面白い。賛否両論あったようだが、かつて黄金時代の任天堂はソフトウェアベンダーを縛りに縛ってハイレベルなソフトウェア水準を維持するという戦略で、高機能競争以前の時代に覇権を握っていた。が、高機能競争に巻き込まれることで、他社と同様、「ハードの独走、遅れまくるソフト水準」という現実にぶつかってしまい、そこで考え出した戦略が、今回の方向転換なのではないか。

 まったく同じ、とまでは言わないが、この戦略は、PalmにおけるZen of Palmの思想に近いものを感じる。確かに、まるで時速300キロで高速道路を駆け抜けているような最新3Dを使った演出も面白いと思うが、たとえば「FreeCell」や「オセロ」の持つオリジナルなゲーム感覚だって、やっぱり面白いのだ。

 この両者の面白さはもともと別次元のものとは言え、「ゲームの面白さ」という意味では平等だ。何も「FreeCell」や「オセロ」をプレーするために、巨大なトランプカードが3Dで舞い上がるような演出や、最新ポリゴンのオセロ盤がリセットのたびに大爆発を起こすような演出は必要ない。ただ、「ハートの6」と「スペードの6」の見分けが出来て、「オセロ盤の縦横の升目」がちゃんと認識できれば、十分に面白い時間を楽しめる。

 そういう意味で、「ゲーム」にも「Zen of Palm」の思想は展開できるような気がする。より派手な演出を!という「高い技術水準」だけを追求しても面白くない。幅広いゲームタイトルが生まれるだけの余裕のある「やや低めの技術力」の方が、より多くのユーザが楽しめるゲーム機だとも言えるのではないだろうか?もちろん、大は小を兼ねるというのも現実だし、遠い将来のことまではわからないというのも現実だが、結局、ゲームの本質とは、「ハードが凄いか凄くないか?よりも、ソフトが楽しいか楽しくないか?」だと思う。

 これは、PDA世界におけるPalmのアドバンテージにとてもよく似ている。さて、任天堂の賭けは、Palmのようにゲーム業界での勝利を収めることが出来るだろうか?

<
280  i-mode閲覧の皆さんへ
  Date: 2000-09-06 (Wed)

 この「iPAL-NEXT」は、もともとi-mode完全対応を謳い文句にはじめたものの、結局cgiの便利さに負けて、今では「i-modeでも見られる普通のサイト」になりさがっている。そんな「iPAL-NEXT」にとって、i-modeのために唯一開かれた閲覧手段が、iGATE経由「i-mode専用URL」だった。

 「iGATE」とは、ブラウザ上でi-mode閲覧に適さないサイトを、i-modeに最適化した形に整形してくれるとっても便利なサイトだったのだが、PAL-NEWSに寄せられたOVAさんの投稿によって知ったのだが、その肝心の「iGATE」が現在なぜかサービスを停止している。これが一過性のものなのか、恒常的なものなのかわからないので、「iPAL-NEXT」としてもi-mode閲覧者の便宜を考えて、OVAさん推薦の同様サイト通勤ブラウザ経由のURLを表示することにした。

■通勤ブラウザ経由のi-mode専用URL

OVAさん、本当に感謝だ!

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