Pilot Air Line
PAL038便
タンゴがうまく踊れない!







タンゴ殺人事件






先日「10,000アクセス記念!神様のタンゴ」の中で紹介した
「Add Tango」のことで、大事な報告がある。

機長はこの記事の中で、
話題の「YAMADA-ROM」収録のこのソフトを絶賛した。
実際、あの記事を書いたのは
「YAMADA-ROM」購入直後のことで、
あそこに書いたことに嘘はない。
いわゆる普通のコンピュータのIM
(インプtドメソッド)のように
J-OSで手軽に単語登録が出来るのは
この上なく便利なことで、このソフトのためだけに
「YAMADA-ROM」を購入しても損はない。
それくらいに思っていたし、今でもそう思っている。

だが、あの記事の直後あたりから、
機長は「ある異変」に気づき始めていた。
「Add Tango」を使っていると、
時々、エラー表示が出て
OSごと落ちてしまうことがあるのである。

これはおかしい!
しかも記事であそこまで絶賛しておいて
これでは「パイロット航空」の威信にも係る。

でも、原因は不明。
威信もクソもあったもんじゃない。

ところがそのうち、このトラブルについて
「あること」に気がついた。
真犯人は「Add Tango」ではなく
「Add Tango」の親玉である「DAL」が怪しい!
実際、「Add Tango」以外のモジュールでも
エラーが起こることが確認された。

これは間違いなく「DAL」だ。
そこで「dal folder」同封「DAL.TXT」を読んでみる。


DALとJ-OS Proをインストールした状態で
日本語の検索を行うとエラーが
発生することがあります。
ご面倒ですが、Findをするときは
DALをはずして行って下さい。



「注意」という項目の中に、以上のような記述はあるが、
機長はFindを滅多に使わない性格なので関係ないようだ。

そこで今度はこの「DAL」生みの親である
神様のHPを訪ねてみた。
だが、ここには「最近のニュース」という項目の中に
下記のような記述があるだけだった。


DA Launcher2.0b1の公開です。
ようやくJ-OSとのコンフリクトを解消しました。
それに伴い起動方法が変わりました。
慣れている方にはごめんなさい。
(98/2/18)



以上の情報を総合するとこうなる。

つまり、以前はJ-OSとの関係でFindに絡むバグがあったようだが、
最新バージョンを使っているかぎり問題はないらしい。
実際、機長はリリースされたばかりの「YAMADA-ROM」収録の
「DAL」を使っているわけだから、
本当はトラブルなんか起こるはずがない。

だが、現実にトラブルは起こった!

う〜ん、最近「POP!」とか「Pyrol Hack」とか
Hack系のソフトを詰め込んでるから、そのせいかな・・・と、
さすがの機長も弱気になった。

と、その時、ふと気になって「DAL」の本体である「DAL.PRC」を
テキストエディタで開いてみた。
金田一少年の中で何かが閃いた!

そしてわかった。犯人はお前だ!

テキストエディタで開いた「DAL.PRC」の中には、
しっかりと「Version 1.0」の文字があった。
こいつ、若ぶってたけど、ほんとは年寄りだったんだ!

ここで改めて、同じフォルダに入っていた「DAL.TXT」を開いてみる。
もしかしてβ版初期の「J-OS Pro」でバージョン名を
何度も直し忘れた作者である。
もしかしたら「Version 1.0」が間違っている
可能性もゼロとは言えない。
が、ここにはバージョン名はおろか
リリース年月日も入っていない。
この「YAMADA-ROM」収録の「DAL.PRC」のバージョンが
1.0である可能性がますます高まった。

で、今度は神様のHPから、
最新バージョンと書かれている「DA Launcher2.0b1」を
ダウンロードしてみた。

フォルダ名からして
「DA Launcher」(バージョン1.0は「dal Folder」だった)と違うし、
内容物も明らかに違っている。
小文字で書かれた「dal.prc」をテキストエディタで開くと、
しっかりと「DA Launcher 2.0b1」と書いてある!
「dal-j.txt」にも、バージョン名こそないが
末尾に「98/2/18」とリリース日が明記されている。

そしてこの「dal-j.txt」の中で神様は書いている。


このバージョンになって、
ようやくJ-OSとのコンフリクトが解消しました。
のどにささったとげがようやく取れた思いです。
なので、シェアウェアにしてしまいました。
ごめんなさい。登録しなくても
これまでのバージョンと同じように動きますので、
許して下さいね。



これでハッキリした。
「YAMADA-ROM」にはなぜか最新のものではない、
旧バージョンの「DAL」が収録されていて、
これを使うとノドにとげが刺さる、
もとい、J-OSとぶつかってエラーを起こすらしい。

ここで最後に問題になるのが、
なぜ最新のはずの「YAMADA-ROM」には
「J-OS」シリーズと旧バージョンの「DAL」という
犬猿の仲のソフトがあえて一緒に収録されているのか?という問題。

だが、まあ、これに関しては、
以下のように考えるのが普通だろう。

「YAMADA-ROM」の正式発売日は知らないが、
少なくとも2月25日に閉幕した
「Mac World EXPO98」の会場ではまだ発売されていなかった。
そして機長が記憶するかぎりでは、
その約2週間後にはイケショップの店頭に並んでいた。
ということは3月の上旬にはリリースされていた。
一方の「DA Launcher2.0b1」のリリース日は2月18日。

だから、普通に考えれば「YAMADA-ROM」の中に
最新版の「DAL」を収録することは可能だったはずだ。
ところで、ここでふと思い出す。
「Mac World EXPO98」初日頃に
漏れ聞こえてきた神様の言葉。


「YAMADA-ROM」の発売日は
EXPOには間に合わないって聞いている


(神様談)



・・・この言葉が真実だとすれば、
「Mac World EXPO98」初日の少なくとも数日前には
「YAMADA-ROM」の制作過程が
神様の手から離れていたことになる。
同EXPOの開幕日が2月23日。
ということは「DA Launcher2.0b1」リリース日の5日前。
そう考えると、最新版の「DAL」のリリースが
「YAMADA-ROM」収録の〆切に間に合わなかったというのが、
結局のところの真相だったのではないだろうか?

こうして殺人事件の真相は判明した。
(殺人事件だったのか?)
でも、そんな真相云々はともかく、
みんなこれだけは覚えておいて欲しい。


「Add Tango」を使うなら
「YAMADA-ROM」収録の「DAL」は
使っちゃダメ!
神様のHPから
最新版をダウンロードして
そっちを使うこと!



もっとも「J-OS」とのコンフリクトだから、
「J-OS」を使わないで英語版そのままで使っている人は
そんなことは気にしなくてもいい。
・・・・あ、でも「J-OS」使ってなきゃ、
「Add Tango」を使う必要もないか。

こう考えてくると、
神様の言う「のどにささったとげがようやく取れた思い」というのも
少しわかるような気がする。



ハイジャック事件?





昨日、つまり4月1日に「パイロット航空」を訪ねた方なら、
すでにご存知だと思うが、
昨日このHPは何者かの手によってハイジャックされた。

ま、「パイロット航空」なのでハイジャックと呼んでみたが、
Internetの世界でハッキングと呼ばれている事件が、
なんとこのHPで起こってしまったのだ!

これまでニュースなどで、
同様のケースを読んだりしたことはあるが、
まさか自分の身に降りかかるなどとは思ってもみなかったので、
機長もさすがに驚いた。

機長がその異変に気づいたのは、昨日夜のことだった。
いつものように、帰宅してまず服を着替えながら
「Eudora Pro」の開いた時だった。
受信ボックスに機長宛の大量のメールが届いている。
???
そして開いてみるとそこには、
機長にはなんのことやら意味不明の内容が書かれている。

その中のいくつかを紹介すると、

まずは、sony空港の藤井管制官からのメール


船長さま。

以前、メールださしていただいた、藤井でございます。

sony空港の管制官として
旧機長さまの航行をお助けしてまいりましたが、
旧機長さまが、このたび船長に就任されたときき、
一灯台守として、ふたたび船長さまの安全を
陰ながらおまもりしていく所存でございます。

びるげいつさまも
船長のような優秀な方をお味方に
され、さぞ、ご安心のことでしょう。

それでは



続いては、「Pilotな日常」増田さんからのメール。


今日のページ見ました。

一言だけ、
「まあ、人それぞれだし、しょうがないよね」と
一瞬思ってしまった自分が悲しい。



似たような意味不明のメールが何通も・・・。

「船長」?

「びるげいつさま」?

「人それぞれ」?


機長にはなんのことやらさっぱりわからない。

おまけに追い撃ちをかけるように、
機長が参加している某メーリングリストには
ずばり「パイロット航空が、、、」のSubjectで
何通かのメールが連なっている。


今、いつも通りホームページを巡回していたのですが
パイロット航空がすごいことになってます (^^;




・・・でも、まんがいち明日もこのままだったら・・・
・・・まさか・・・




愕然としてしまいました。
が、無事にスペシャルバージョンまでたどり着けました。



・・・いったい、「パイロット航空」に
何が起こったのか?!

恥ずかしい話だが、
機長は急いでNetscape Navigatorを立ち上げると、
自分のHPを(自分のHPなのに)恐る恐る開いてみた。

さすがの機長も驚いた。

何者か正体不明のハッカーの手によって
「パイロット航空」がすっかり乗っ取られていた。
オリジナルのページを書き換えた、非常に悪質な手口で。
しかも、そのページには
機長がこよなく愛するPalm Pilotに対して、
読むに堪えないような誹謗中傷の言葉が並んでいる。
いったい誰がこんなことを?!

幸いなことに、
このハッカーはオリジナルのサイトは消さずに
残しておいてくれていたので、
こうしてもとの通りに復活することは出来たが、
それにしてもなぜ?という気持ちが残る。
しかも、どうやって
機長が契約しているプロバイダのサーバに侵入したのか?!

でもまあ、復活できたことだけでも感謝しなければならない。
ただし、このハッカーがアクセスカウンタだけは
機長のオリジナルページから盗用していたために、
おそらくはこのページを見て混乱した読者が
間違えてこのアクセスカウンタを操作してしまったのか?
カウンタの数字が狂っていた。これが被害といえば唯一の被害だった。


カウンタの数字は結局、アクセスカウンタの会社の
サービスのひとつであるアクセス分析の結果をもとに
誤差10〜20程度で修正することは出来た。良かった。

※マジお願い


なお、
「パイロット航空」では、
ごくごくたまに
サイト内のGIF画像の中に
秘密のスイッチを忍ばせておく場合も
ないことはないが、
このトップページの
アクセスカウンタだけはマジものなので
勝手にクリックしたり改変しないで
もらえるようお願いしたい。

これはシャレ抜きで、マジのお願いです。
よろしくお願いします。



さて、今後、今回のHPジャックのような
悪質なイタズラが二度と起きないための警鐘として、
今回の犯人であるハッカーが残した
唯一の手掛かりである、偽の「パイロット航空」ページを
ココで公開する。

もしもこれを見て犯人に心当たりのある方がいたら、
是非機長までご連絡いただきたい。

基本的には、犯人が残したままを別ページに移動しただけだが、
トラブルのもとになったアクセスカウンタは外させてもらった。
また、機長宛に届いたいくつかのメールにあった
「スペシャルバージョン」とか言う謎ページは、
犯人がすでに撤去した後だったのか、
いくら捜してもサイト内から発見することは出来なかった。

【お詫び】

今回の事件で、基本的には機長も被害者だった訳だが、
サイト責任者としては今回の事件で多くの読者の方に
多大な混乱とご迷惑をおかけしたことに責任を感じており、
今後はこのような事故が起きないよう、
くれぐれも注意したいと思っている。




Hz対応表





今回の事件ですっかり忘れていたが、
近頃ごろ妙な盛り上がりを見せている
「輝け!第一回HotSync音楽大賞」の方で、
機長のリクエストに答えて、
日立研究所空港の渡部管制官から
「ドレミファ音階のHz対応表」と
その解説
を送っていただいた。
本人は「さくっと作った」と書いているが、
なかなか凄いものが出来ている。
機長はさっそくこれをもとにこんなものを作ってみた。

「スピードHotSync」
(機長・作)

1-523-500
2-0-500
3-523-500
4-0-500
5-2093-1000
6-0-0

やっぱり機長は音楽的才能がないらしい。


じゃ。




1998年4月2日


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