PAL051-B便
無限地獄に堕ちたら?
(その2)



98/5/13追加版






「初期化無効リセット」?





というわけで、記事中でパーサー君から
説明があったと思うが、
上記記事中の「岩間さんの無限地獄講座」の中で
機長は岩間さんの手紙を一部読み違えていたので
さっそく訂正させてもらうことにした。

それにしても、
「Upボタン+リセットボタン」による
「各ソフトの初期化をキャンセルしてのソフトリセット」って、
あまりにも長すぎる名前(24文字もあるぞ!)だ。
この名前だって、実は適当に省略しているぐらいで、
もっと厳密に書くと、
「各アプリケーションのイニシャライズを
キャンセルした状態でのソフトリセット」
・・・ってことになる。(36文字!)
ほとんど寿限無だ。

そこで、機長は提案したい、
「Upボタン+リセットボタンによるソフトリセット」を
「初期化無効リセット」
呼んではどうだろうか?

これまたあくまで提案なので、
なんの法的拘束力もないし、
好きなように解釈してもらって構わない。

ところで、
機長が「Upボタン+リセットボタンによる
ソフトリセット」
のことを
まず最初に「機能拡張OFF状態でのソフトリセット」とか
「Hack無効状態でのソフトリセット」とか
呼んでいたのはなにゆえなのか?

自分で考えてみたところ、
ある一冊の本を思い出した。
機長のバイブルでもある、

渡辺健一+山田達司著
「Pilotナビゲーションブック」!


この本の254ページ、
「第8章 Pilot実践Q&A
10、故障しちゃった。どうしたらいいですか?」
の中に以下のような記述が出てくる。


機能拡張をオフにしてソフトリセット:
上ボタンを押しながらソフトをソフトリセットする



どうやらこの一節こそ、
機長が「機能拡張OFF状態でのソフトリセット」という
言葉を使っている出典元らしい。

そして機長はMacintoshユーザなので
ごくごく自然な形で
「機能拡張=Hack」と解釈してしまった。

※【機長はMacintoshユーザなので】


実際、Macintoshの世界には
トラブった時に「Shift」キーを押しながら
再起動するという
緊急処置の方法があり、
これがUpボタンを押しながらの
ソフトリセット言うニュアンスに酷似している。
でも、残念なことに違ってたみたいだ。



というわけで、
そろそろ神様の出番かもしれない。

どうなんでしょう、この問題?
神様の言う「機能拡張」とは?

なんか神学論争みたいだな・・・。



 
無限地獄からの生還





さて、そんな無限地獄問題について
まるで木曜スペシャル「私は死後の世界から還ってきた!」
に出てきそうな、生還報告も届いている。

sandiego空港のけー管制官からの報告。


さて無限地獄、読みました。
僕も体験済みです。
僕の場合はmacでwindowsフォーマットのアプリを
インストールしたら なっちゃったんですけど(^^;;

で、復帰方法はクレイドルからの
hotsync onでOKでしたよ(よかった、よかった)



こういうこともあるらしい。
機長などは無限地獄状態でのHotSyncなど
恐くて出来なかったのだが、
ちゃんと出来てしまったらしい。

ところで、
「macでwindowsフォーマットのアプリ」って?



 
ビーケーさん






ところで、機長のDatebk3 MajorUpgradeの記事について
東五反田空港の三島管制官からこんな報告を貰った。


5月13日のフライトで・・・

【repeats on integrated todo's】

直訳すると
「統合化されたTodoが繰り返される」
・・・???よくわからんが、
さっき書いた「TodoデータベースからのTodo」が
しっかりと繰り返されるとか、そういうこと?

・・・とありましたが、

私の理解では、、、
「組み込みのTodo--bk3のスケジュールの
3タイプ(Appt,Todo,Done)のなかのTodo--がリピートにできる」
だと思いました。

現状ではたとえば:
「自動車税納付」というTodoタイプのアイテムを作って、
これを毎年繰り返しにしよう考えRepeatフィールドを
YearにしてOKをタップするとTodoタイプが
勝手にApptタイプに変わってしまう。
逆にYear RepeatのApptタイプのアイテムを作って
Todoにしようとすると
「リピートタイプのアイテムはTodoにはできません」
というメッセージがでてはねつけられます。

新バージョンではこれが解決されるのだと思います。
私の場合共働きなもので「小学校給食費振り替え」
「保育園父母会連絡網まわし」
「粗大ゴミ連絡〆切」
みたいな所帯じみた繰り返しTodoがいっぱいあります。
新機能はうれしいです。



まさにその通り!

はっきり言おう、機長の語訳だった。
確かに、現行のDatebk3では不可能だった
「Todo項目」の「Repeat」が出来る!ということで
間違いないらしい。

実際に三島管制官の言うとおりの実験をしてみた。

現行のDatebk3(4.5e現在)で
「Todo」属性の項目に「Repeat」属性をつけるとどうなるのか?
試してみたら「Repeat」属性がついた瞬間に
「Todo」属性が消えて「Appt」属性になってしまった。
逆に、「Repeat」属性の項目に「Todo」属性をつけようとしたら
ダイアログで怒られてしまった。

間違いないようだ。

ところで、
「保育園父母会連絡網まわし」というデータが載ってる
Palm/Pilotって可愛いな。

ところで、
最近ではDatebk3マニアの巣窟となっている
「銀河鉄道 P.A.L.M.」ROBINさんからも
同様の指摘を貰った。


【repeats on integrated todo's】について

この"Repeat"は、
通常のスケジュール項目にあるやつと
同じだと思います。
ほら、「毎月10日」とか
「毎週月曜日」とかの設定です。
これまた便利な機能ですねー。



その通り。

さらにROBINさんは
こんな感想コメントも寄せてくれた。


【todo's from the todo database】について

これは、機長のおっしゃる通りの
機能なんだと思います。これはすばらしい!
これまでデスクトップ側PIMで入力した
ToDoだけは仲間外れ(Pilot側で自分で
ToDoからDatebk3に移し替えしなきゃならなかった)
でしたが、一挙解決ですね。



これを読んで、機長の心の中で
コロンブスの卵が割れた!(・・・意味不明)

何が言いたいかというと、
ずっと前にも書いたと思うが、
時間指定のスケジュール項目とTodo項目が
同じ画面で存在しないと許せない機長は
初めてPalm Pilotを手にして以来、
Datebk3が誕生する以前においても
標準DateBookアプリだけで使いこなしてきた。
つまり標準Todoアプリを使ってこなかったのだが、
そのせいで、ROBINさんが書いているような使い方は
考えてみたこともなかった。

Datebk3、とにかく楽しみだ!



 
マックで機長の夢!





ところで、Macintosh×Palm/Pilotユーザにとっての
素晴らしい福音がつい最近発表された。

ひとことで言うと、
これまで長く苦しい中世暗黒時代を生きてきた
Macintosh×Palm/Pilotユーザにようやく近代の光が訪れるらしい。



それを象徴するニュースが二つあった。

(1)
ひとつは3Com社がApple社のお荷物ソフトだった
「Claris Organizer」の権利を買い取ったこと!

(2)
そしてもうひとつは
同社がまったく新しい
「Macintosh-based Conduit Development Kit (CDK)」を
リリースしたことだ!

前者の「Claris Organizer」は、
Palm IIIの登場の頃から噂されていた
新型MacPacのMacintosh側の受け皿となるらしい。

この「Claris Organizer」をベースとした
Macintosh側のPIMソフトは
スケジューラ、アドレス、Todo、ノートらの項目を
シームレスに統合した環境として提供してくれて、
Macintosh名物ドラッグ&ドロップや
ユーザによるさまざまなインターフェイス上のカスタマイズ、
強力な印刷オプションも提供してくれるらしい。

待ちに待った!
ほんとに待ちに待ったMacintoshユーザの解放の時がやってくる!

Windowsユーザには信じられないことかもしれないが、
MacintoshユーザはこれまでDateBookデータを
標準のままで書き出すことさえ出来なかった。
(確証はないが「Claris Organizer」ベースなら可能なはず)

しかも、Macintoshユーザなら知っている
あの「Pilot Desktop」立ち上がりの
「お前は筋肉がついてないのか!」と
ツッコミたくなるような異常な遅さからもたぶん開放されるはず。
(確証はないが「Claris Organizer」ベースなら可能なはず。
機長の記憶が確かならば
「Claris Organizer」が「Now Update&Contact」に
まさっていた最大の売りがこの立ち上がりの素早さだった!)

そんな素敵な未来予想図だけでも嬉しいのに、
もうひとつの「Macintosh-based Conduit Development Kit (CDK)」
リリースというのが嬉しい。
(こいつのプレリリース版は
すでに「Palm Pilot Gear H.Q.」で公開している)

これは通常のユーザがダウンロードしても意味はない。
機長もダウンロードしてから気づいた。

その代わり、こいつもまた
これまたMacintosh×Palm/Pilotユーザに素晴らしい未来を
見せてくれるはずだ。

infoseek newsさんの
「3Com Announces New Macintosh Offerings for the
Industry-Leading Palm Computing Platform; New
products include all-new desktop software, extensible
HotSync architecture and conduit development tools」
という
やたらと長ったらしいニュース記事によると、
このディベロッパー向けのソフトを使うことによって、
これまではWindowsユーザだけが享受してきた
母艦のデスクトップ上のソフトと
Palm/Pilotソフトとの高度な連携処理が可能になるらしい。

う〜ん、泣いちゃうぞ。
あんまり嬉しくて。
なんか記事内では、インターネットはもちろん
FAXソフトや電子メールソフトとの連携の話まで書いてあった。

まさに
Mac×Palm革命だ!

さらにこの記事には
前にも「パーム航空」で取り上げたことのある
Palm Computing社のマーケッティング部門の副社長である
Ed Colliganさんのコメントも載せていて、
「Macintosh×Palm/Pilotユーザに新時代が訪れる!」
みたいな嬉しいことが書いてある。



一方、Apple社の国際マーケッティグ部門の副社長である
Phil Schillerさんのコメントも載っていて、
「今回の両社の提携はエキサイティングなものであり、
それはまさにiMacとPowerBookG3の発表なみに興奮できるものだ」
と、自社新製品をさりげなく宣伝しながら
その興奮を伝えてくれている。

う〜ん、待った甲斐があった!
これって、JobsによるMacintosh復興プロジェクトの
成果とも言えるかもしれない。

これであとはSuperPilotが
Macintoshに対応してくれれば・・・。

なお、新しい「MacPac」の登場は今年の夏の終わり。
これまでのすべての登録ユーザは
無料で手に入れることが出来るようで、
リリースの日から60日間だけ
Palm ComputingのHPから無料ダウンロード出来るらしい。

市販版の値段は14.95ドルで
今年の暮れ頃に登場するらしい。

なんか嬉しいぞ〜嬉しいぞ〜、
すっごく嬉しいぞ〜。

じゃ。





1998年5月13日b

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