LONG COLUMN 010


林裕峰作品集2

林裕峰先生とは…

ひとことで言うと
こんな人だ。



これだけだと、先生は凄い人だ、と勘違いされそうだが、
実際に凄い人だ。

でも、その素顔は
かなり「おもろいオッチャン」だったりもする。

日本Palm界のアホ集団と噂される
PAG-Jにも参加(正式メンバー?)していて、
その時はこんな顔をしている。



よくわからん?

そういう人は、
下記のページを読もう。
読む、というか
その作品群を眺めてみよう。

■くりすたるあーと

ますますわからなくなるかもしれない。

さて、

そんな先生がかつて、
機長のために
こんな作品を作ってくれたたことがある。

そのなりゆきについては
下記の記事で読むことが出来る。

■ミニ定期便462 裕峰先生のこと

■ミニ定期便588 「高円寺」特別公開!

■ミニ定期便603 高円寺2

そして、完成した作品がこれだ!

■Palm de CLIE!〜高円寺〜

ところがだ!

これに勝るとも劣らない作品が
再び機長のもとに届いた。

それはmak21の会場でのこと。

ちょうどステージ真ん前の通路をこっそりと歩いていた機長を
裕峰先生が呼び止めて、
ある、素晴らしいものをプレゼントしてくれたのである。

それがこれだ!



先生「機長はん、これどうぞ!」

機長「わ〜、キレイですね〜!いいんですか、こんなもの貰っちゃって?」

先生「全然構わん!」

機長「ホントに貰っちゃってもいいんですか?」

先生「構わんと言ったら構わん!」

機長「ホントにありがとうござ……………ところで、これ、なんですか?」

先生「ん?」

機長「何かのケースみたいなんですけど…」

先生「そう、何かのケースだ。それに絵を描いてみた。機長さんにプレゼントだ」

機長「ああ、なるほど…」

先生「気に入ったら使ってくれ」

機長「ハイ!是非使わせて……………で、これは何に使うものですか?」

先生「ん?」

機長「ほら、ケースと言っても、CLIE用とか、Visor用とかありますよね?」

先生「ああ、あるな」

機長「で、これは何用ですか?」

先生「それはわからん」

機長「は?」

先生「そこまでは知らん」

機長「あ、そうなんですか?」

先生「機長さんはPalmのマシン、いろいろ持っとるだろ?」

機長「まあ、多少は…」

先生「どれかにはハマる」

機長「じゃあ、少なくともPalmマシン用なんですね?」

先生「うん、たぶん!」

機長「なるほど…」

先生「気に入ったら使ってやってくれ!」

機長「ハイ、ありがとうございます!」

…という訳で、

上記の画像に映ってる
謎のケースをありがたくもらった。

ところが、
何用のケースなのか、さっぱりわからない。

実際、機長は「iPAL-NEXT」なんかをやっているので
市販されているケースについては、
現物はともかく、画像ぐらいは一度は見たことがある。

でも、こんなケース、
生まれてこの方、一度も見たことがない。

なんなんだ、これは?!

ま、とにかく自宅まで帰ってきてから、
自宅にある数種類のPalmOSマシンにハメてみた。

透明なケースを
ひとつづつマシンにハメていく気分は
まるでシンデレラ姫を探す王子様の気分だ。

これも違う!
あれも違う!
それも違う!

で、結局ピッタリとハマったのはこれだった。



そう、VisorDeluxeだ。

てことは、自宅にはないがVisorSoloでもVisorPlutinumでも
ハマるはずだが、VisorPrismにはハマらなかった。

とにかくシンデレラは見つかった!

マシンのくせに林裕峰作品を身に付けることができるなんて、
なんて幸せなマシンなんだ〜!

では、改めて、
VisorDeluxeに装着した状態の
林裕峰作品を眺めてみよう。

最高級の器は、
裸のまま美術館に飾っただけでは
本当の素晴らしさはわからない!

そこに実際に食物を載せた瞬間に
それまで見せたこともない
輝を見せるものだ!

もっとも、どんな機種のためのケースかも
知らずに絵を描いたこの作品の場合、
多少は当てはまらないかもしれないが…(笑)

とにかく、
とっくりと見てくれ!



とにかく美しい!

最初、絵柄の方向が普通の逆じゃないか?
…と、不思議だったのだが、
こうして装着してみると、
おそらくはクビからぶら下げるための紐を通す穴の方角に
合わせていることがわかる。

そう、この絵柄は
この装着状態でクビから下げると
ちゃんと天地が合っているのだ。

裏面から見るとこうなっている。



本当に最小限の固定部分で
マシンを支えている。

もちろん、裏面なので
裕峰先生の絵柄は見えないが、
2つ前の画像で見たように、
ケースを開いた状態で
透明ケースの裏側に透ける絵柄も
まるで静かな湖面に映った富士山のように美しい。

ユーザーの視点からしばしば見ることになる
この裏側の透かし絵の美しさは
表の美しさを越えてしまうかもしれない、
怪しい美しさを持っている。

…と、

この裕峰先生の作品を眺めながら、
機長はあることを思い出していた。

あること…

それは、このVisor用のケース(Prismを除く)は、
果してどこの製品のものなのか?

あらためて、Palm系のネットショップの
ケース売り場などで探してみるが、
全然同じものが見つからない。

では、市販品じゃないのか?

それもよくわからないが、
これだけの透明で美しい整形のケースを
素人が市販する以外の目的で作るだろうか?

それはどうも考えづらい。

では、いったい?

ただ、少しばかりヒントは見つかった。

この画像ではわかりづらいが、
絵柄の中央よりやや上の部分に
「Snap Colors」という文字が
ほんのりと見えている。

「Snap Colors」

…どっかで聞いたことがあるぞ!

さっそくグーグってみたら、
2番目のところに
「?f?o?C?X?l?b?g ?v?d?a?T?C?g」という名前で出ている
ページが見つかった。

開いてみた。



…という「海外Mobile関連グッズ/PCアクセサリー」を扱う
「DEVIENET」というショップが見つかり、
そこに「Snap Colors」という
Palm用ボディケースのブランド名が見つかった。



さらに同ページからリンクされている
「Palm対応機種表」なるページを見ると、
「Visor Deluxe」と「Visor Platinum」の欄には
「3月初旬発売予定」とある。

どうやらこのショップが怪しい!



誰?


ところで、

ひとつ大事なことを忘れていた。

この作品にはもうひとつの謎がある。
もう一度、裕峰先生の絵柄をゆっくりと見て欲しい。

何かに気づくはずだ。

何かとんでもないものに!



ようく見て欲しい。

















































あっ!



とんでもないものが
紛れ込んでいた!



画像を見てもわからない人は
上のアイコンをクリックしてみよう!


実はこの作品にはタイトルがついていなかったのだが、
機長が勝手につけさせてもらった。

「洛外浮浮浮図」




2001年03月03日











【注意】

先生に何か作品を依頼したい場合は
下記のページを必ず参照のこと!

■アート依頼の方法
(くりすたるあーと)

いくら普段アホな言動の目立つオジサンとは言え、
やっぱり凄い人だったりするので、
いきなりマシンを送り付けて「塗って!」などと
失礼のないように、ネ。






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