大都会の夕焼けに
まるで錆び付いた歯車のように
うつむいた男たちの行列が
通りすぎてゆく
楽しいかい?
ほんとに生きてるって言えるかい?
真っ赤に燃えてる瞳の色は
ほんとは夕焼けの色なんだろ?
真っ赤に燃えてる瞳の奥で
ほんとは何かをなげいてる
そんなお前らにプレゼントするぜ
俺の心からのプレゼント
どうだい、見えるか?
俺からのプレゼント
ほうら、でっかいマグロだぞ
マグロの腐った瞳の中で
きっとお前は泣くだろう
泣きたい時は泣けばいい
涙流して泣けばいい
腐った瞳のその奥で
俺にはわかる
痛いほどわかる
マグロの気持ちが良くわかる
天空詩人さん |
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