最近の詩人たち



written by 大野重久


無題



人生五十年

妻に逃げられ




大野重久さん
♂・公務員(埼玉県)

ポエムを書くのは、十代の頃以来、久しぶりだそうです。

comment
「貴君のホームページを拝見いたしました。まことに愉快な内容で、たびたび大笑いいたしました。ところで、数々の諸先生方を前にしてお恥ずかしいかぎりではありますが、拙作を送ります。昨年度の暮れに起こった出来事をもとに創作したものです。大いに笑って下され」


選者のコメント

バカルディの三村だったら「もう終わりかよ!」とツッコんでしまいそうな・・・。

新年早々、凄いのが届いてしまった。

インターネットを初めて2ヶ月という大野さんのメールには
「大いに笑って下され」と書いてあったけど、正直、どうしていいもんやら困ってしまう。

そういう意味では、これまで取り上げた作品の中でももっとも「困ったポエム」だと言えるかもしれない。

短い十一文字の中にいろんなことが書き込まれているような、なんにも考えていないような、とにかく、ここまで来ると大野さん、あなたは山頭火の世界に一歩踏み込んだのかもしれない。もしくはもっと遠いところに。

(大野さん、いろいろ書いてすみません。こういう扱いになっちゃうんですけど、いいですよね?いやだったらその旨ご連絡下さい。メールにもあった新作、期待しています)