Pilot Air Line
PAL003便
Macユーザなら
JFile2.0には気をつけろ!



JFileは便利なソフト

JFileって名前だけ聞くと、
Jってついてるだけに、JDocとかの仲間の日本語ソフトかな、
と思われがつだが、実は全然違う。
Jはこのソフトの作者であるレートさんのファーストネームJohnのことらしい。
で、どんなソフトなのかというと、
ひとことで言うと「データベースソフト」です。

Macintoshの世界で言うとファイルメーカーProみたいなソフトだ。
もっとも、Palm Pilot用だからそんなに複雑なことは出来ない。
けど、ちょっとしたデータベース記録にはとても便利なソフトなので、
私はこのソフトをPalm Pilotを初購入した夏以来愛用してきた。

※なお、別の作家が作った「JFile File Converter」というコンバートソフトを使えば、
 ファイルメーカーとかの汎用データベースなんかからも、データを同ソフト用に
 コンバートできるので非常に便利です。
※JFile File Converterの最新版は1.1.1です。同バージョンからはアイコンもついた。

私は、このJFileを バージョン1.6bから使い初めて、
気に入ったのでウェブのPilotGear H.Q.のサイトからすぐに登録した。
登録料は15米ドル。オンライン登録すると、数日でLand-J Technologiesから、
登録版を添付したメールが届いた。これをPalm PilotにインストールすればOK。
登録しないと、データベースは2個しか作れないが、登録すれば無数に作れる。

以来、なにごともなく使ってきた。

JFileと僕との蜜月時代がしばらく続いた。



きっかけはバージョン2.0!

ところが、あれは97年10月の終わり頃、
JFileと僕の間にとんでもない事件が起きてしまった。
そのきっかけとなったのは当時のJFileの最新版であるところの
バージョン2.0の登場だった。

このJFile2.0は解説書を読んだだけでも
ゾクゾクするような新機能がドドンと増えたメジャーアップデートだった。

1

 パスワード機能

2

 ソートや検索の記憶

3

 ポップアップリストや日付、小数点など新フィールドタイプ

4

 第2、第3のソートフィールド

5

 データベース画面でフォーマットの整形が可能

6

 コラムのヘッドをダブるタップすれば前方&後方ソートが可能

7

 フィールド間のカット&ペーストが可能

8

 MemoPad にレコードの書き出しが可能です

9

 レコードの複製が可能

・・・などなど、多少翻訳に自信はないが、
解説書にはなかなか素敵な新機能が並んでいた。

私の場合、登録ユーザだったので、
ちゃんと登録版のバージョン2.0がメールの添付書類の形で届いた。
解説を読んでみると上記のごとく「こりゃあいいぞ!」と、
しかも「旧バージョンに上書き可能で古いデータや設定もそのまま使える」
なんて書いてあるんで、
なんにも考えずにすぐさまPalm Pilotにインストールした。



HotSync不能!しかも母艦が・・・!

ここから悲劇は始まった。

最初はなんでもなかった。
Palm Pilotの方では無事上書きも終了、
バージョン1.6b時代のデータもしっかりバージョン2.0で使えたので
とくに問題もなく、バージョン2.0って、凄いじゃん!と無邪気に喜んでいた。
ところが数回後のHotSync(正確には、インストールしたHotSyncの
次の次の回のHotSync)でその事件は突然起こった。

いきなりHotSyncが出来なくなってしまったのだ!

Palm Pilotを買ってすぐの頃に何度も経験した
「接続がうまくいきません(英語)」というダイアローグが出るだけの
トラブルとはちょっと様子が違う。

今度もまたダイアローグは出る。同じ奴が。
ところが、それだけでは終わらない。
そのダイアログが出る前に母艦のMac本体がフリーズしてしまうのだ。
こりゃただごとじゃないぞ!

何度やっても同じ結果。

微妙にフリーズの仕方が違うが、やっぱりHotSyncは全然ダメ。
詳しく言うと、純正ソフトのシンクロには無事成功する。
ところがPilot Databaseの途中で必ず母艦のMac本体がフリーズしてしまう。

しかも、

場所は毎回同じ場所。

Palm Pilotのシンクロ画面に「○○○○」という書類名が出た直後なんだが、
問題があるらしいのはこの「○○○○」の次に登場する予定の書類らしく、
「○○○○」のバックアップ書類をいくらいじっても何の変化もない。

バックアップ書類を疑う!

ところで、ここで言うバックアップ書類ってなんのこっちゃ?
という方のためだけに簡単に説明すると、
母艦であるMacのHDのどこかにある
「Pilot Desktop 1.0」というフォルダの中に
「あなたの登録ユーザ名(またはその省略形)」というフォルダがあるでしょ?

私の場合、登録ユーザ名が「Kicho」だとすると、
ズバリ「Kicho」というフォルダがある。

このフォルダが実は、
Pilot Desktopが作ったPalm Pilot内のデータの保存倉庫みたいなものです。
で、この中に、5〜6個のフォルダと「HotSync.Log」という書類が入ってる。
一度でもHotSyncをすれば5個のフォルダと
「HotSync.Log」という書類が出来る。

※なお、一度でもソフトとか書類をHotSyncでPalm Pilotにインストールすると、
 「Install」という7個目のフォルダも登場する。これは他のフォルダとは性格が違って、
 インストール準備から実際のインストールまでの間、インストールするソフトや書類を一時的に
 保存する貸金庫みたいなもので、インストールが終了すると中身は空っぽになってる、はず。

絶対に入ってるフォルダは
「address」「datebook」「memopad」「todo」「Backup」の5個。
最初の4つは名前を見て貰えばわかるように、
Palm Pilot純正ソフトのバックアップ書類が入ってるフォルダ。

5つめの「Backup」が問題のフォルダで、
ここにはPalm Pilotに入れた純正やサードパーティ製のソフトが
それぞれ勝手に「俺っちの書類はバックアップしておかないと
みんな困るんじゃないか」と判断した書類がこの中にバックアップされます。
純正ものだと「Graffiti_ShortCuts.PRC」とか
「ExpenseDB.PDB」なんかが入ってる。

さて、今回の焦点はこの「Backup」という名前のフォルダ。
JFileの場合も、そこで作った書類はこの「Backup」フォルダの中に
万一の場合に備えてバックアップされます。
例えばJFileで「私のデータベース」というデータベースを作成すると、
次回のHotSync以降、「Backup」フォルダの中に
「私のデータベース.PDB」というバックアップ書類が作られる。
実は今回の事件のポイントは
このJFileが作ったバックアップ書類にあったのだが、
この時点ではそんなことにはこれっぽっちも気づいていなかった。

もしかしたらバックアップ書類の日付とかに問題があるのかも?と思って、
「fix PDB dates 1.0 D」というソフト
「Backup」書類の日付の違いを修正してくれるApple Script)のお世話にも
なったけど、全然影響なし。

ハードリセットの決断!

とにかく、何度も何度もHotSyncに挑戦するけど、失敗の連続で、
もう、どうにもならない!他に手の打ちようがない。
HotSyncが出来ない以上、
このまま使い続けてもハードリセットの憂き目にあったら、
すべての個人データは消えてしまう。
どうせいつか消えてしまうのなら!と、ついにPalm Pilotをハードリセットして、
ゼロからインストールし直すという決断をすることにした。
この結果、サードパーティ製のデータはすべて消えてしまう。
それは諦めるしかない。
そのかわり、純正ソフトのバックアップはとることにした。

まずは、前述した「Pilot Desktop 1.0」というフォルダの中にある
「あなたの登録ユーザ名(またはその省略形)」のフォルダを
HD内の別の場所に移動した。
この状態でPalm Pilotをハードリセットすることにした。

解説本を読むと、ハードリセットの方法は:

「電源ボタンを押しながら、本体裏にあるリセットボタンを押す。
その後、上ボタンを押します。(注:メモリの内容はすべて消える)。」

(渡辺建一&山田達司著「Pilotナビゲーションブック」より)

ということなんだが、なぜかこれがうまくいかない。
何度やってもデータが消えない!(原因不明)
こりゃあかん!ということで、ハードリセットよりも大技と言われる
「電池抜き」に挑戦することにした。

さっきの本に「電池抜き」の方法は:

「電池を抜いて、20分ほど放置する。
その後、電池を入れ、ハードリセットを試す。
メモリの内容はすべて消える。」

と出ている。
電池を抜くというのは少し勇気のいることだが、
とにかく藁にもすがる気持ちで挑戦してみた。

結果は・・・

見事成功!

「20分ほど」というのはポイントで、
これを待ちきれずに「10分ほど」だとデータが残ってたりもしたが、
我慢して「30分ほど」待ってたら、しっかりデータは消えてくれた。

これで買いたてのPalm Pilotと同じ状態に戻った。



電池抜きでHotSync成功!

この状態でHotSyncに挑戦してみたところ、見事に成功。

そこで、J-OSのインストールにかかった。
(その前に新しいユーザ名称の登録をした。
別場所に移した「あなたの登録ユーザ名(またはその省略形)」の名前も
ダイアログに登場したので、万一の場合も考えて今度は別の名前で
登録することにした。

参考:古いユーザ登録名は「Palm Kicho」だったが、今度は「Kicho」にした)

これによって、「Pilot Desktop 1.0」というフォルダの中に
「新しい登録ユーザ名(参考:Kicho)」というフォルダが作られた。
この状態でHotSyncに成功。J-OSも無事インストールされた。

続いて、別場所に移した
「古い登録ユーザ名(参考:Palm Kicho)」というフォルダの中の
Pilot純正ソフトのバックアップ書類
(それぞれ「address」「datebook」「memopad」「todo」
と言うフォルダの中にある書類。
すべて「〜.bak」と「〜.dat」という接尾辞がついている)

「新しい登録ユーザ名(参考:Kicho)」の中の対応する
4つのフォルダ「address」「datebook」「memopad」「todo」の中に
移した。

この状態でHotSyncをすれば、
理論的には純正ソフトのデータは昔のものが
すべてPalm Pilotに復活(リストア)するはずだ。
理論的には。

で、やってみた結果、これが見事に成功して、
純正ソフトに関する限り、
トラブル前のすべてのデータがPalm Pilotに戻ってきた。

やった〜!

再び絶望の時!

ここまで来ると、
サードパーティ製ソフトのデータで戻せるものがあったら戻したい!
という願望がむくむくと生まれてきた。
「古い登録ユーザ名(参考:Palm Kicho)」というフォルダの中の
「Backup」フォルダには
いくつかサードパーティ製ソフトの古いバックアップデータが残っている。
これらをなんとか復活(リストア)させたい!


実は、私は「BackUp Buddy」というソフトで
本来はバックアップされないソフトや書類に関しても
「強制的にバックアップさせる」設定にしていたので、
この古い「Backup」フォルダには大量のバックアップ書類が残っていた。

ただし、この「バックアップ書類」のせいで大トラブルが起こった以上、
少しでも怪しい書類を復活(リストア)させることは
かなりの危険な賭になる。
そこで、どうしても必要と思われる書類だけを
2〜3選んでPalm Pilotに復活(リストア)させることにした。

選ばれたのはJFileのデータベース書類を含むほんの2〜3点。
これくらいに絞ればなんとか成功するのでは?という微かな期待とともに、
これらの書類を「古い登録ユーザ名(参考:Palm Kicho)」という
フォルダの中の
「Backup」フォルダから「新しい登録ユーザ名(参考:Kicho)」という
フォルダの中の
「Backup」フォルダに移して、HotSyncに挑戦してみた。

その結果・・・

またまた悲劇が襲った。

HotSyncはPilot Databaseのシンクロの途中で再び中断されて、
母艦であるMacがフリーズしてしまった。
すべてイチからやり直しだ!
まるでMacを買って初めてSadMacの悲しいメロディを聴いた時のような
絶望的な気持ちになった。

悲劇は繰り返す!

ここから再び、面倒くさい作業が始まった。

(1)
「Pilot Desktop 1.0」というフォルダの中の「登録ユーザ名」という
  フォルダを別場所に移動。

(2)
Palm Pilotの「電池抜き」でデータを削除

(3)
HotSyncが無事行われる

(4)
次回のHotSyncでJ-OSのインストールにも成功

(5)
純正ソフトのバックアップデータを古いフォルダから
新しいフォルダに移してから、三度目のHotSync。
これも成功

ここで、再び悩んだ。

このままならなんの問題もなくHotSyncは出来る。
しかし、このままではサードパーティ製ソフトのバックアップにある
大事なデータは永遠に失われたままになる!
でも、このデータの中にどうやらトラブルの原因が眠っている。

どうする、俺?

結局、データをひとつづつ確認しながら
復活(リストア)させることにした。

1個目のバックアップデータを
新しい「Backup」フォルダに入れてHotSync。

結果は・・・成功!

2個目のバックアップデータを
新しい「Backup」フォルダに入れてHotSync。

結果は・・・これまた成功!

3個目のバックアップデータを
新しい「Backup」フォルダに入れてHotSync。

結果は・・・
ここで再び、母艦のMacがフリーズしてしまった!

ここに来て、すべてのトラブルの原因がわかった。

この時、引っかかったデータというのが、
JFileのデータ「○○○○.PDB」だった。
つまり犯人はコイツだ!

どうやらこれを復活(リストア)させると、
なぜか母艦が壊れてしまうらしい。
とんでもない時限爆弾だ。

このデータは、出来れば復活させたい自分にとって
貴重な仕事用データだったが、
これを諦めるしか他に方法はない。

再び、面倒くさい作業が始まった。

(1)
「Pilot Desktop 1.0」というフォルダの中の「登録ユーザ名」という
  フォルダを別場所に移動。

(2)
Palm Pilotの「電池抜き」でデータを削除

(3)
HotSyncが無事行われる

(4)
次回のHotSyncでJ-OSのインストールにも成功

(5)
純正ソフトのバックアップデータを古いフォルダから
新しいフォルダに移してから、三度目のHotSync。
これも成功

(6)JFile以外のバックアップ書類を古い「Backup」フォルダから
  新しい「Backup」フォルダに移してHotSync。無事成功!

こうして長い長いトラブル脱出劇は終わったが、
なぜ「JFile」のデータだけが復活(リストア)に失敗して、
しかもPalm Pilotではなく母艦の方がフリーズしてしまうのか、わからない。
ただ、おぼろげながらわかってきたことは、
バージョン1.6b時代のJFileでは何でもなかったデータが、
バージョン2.0になってから急におかしくなったということ。

どうやらバージョン2.0に何か秘密があるらしい。
それにしても、母艦がフリーズするというのはよくわからない!
(そんなトラブルの症例はこれまで見たことも聞いたこともない)

はっきり言って途方に暮れた。

でも、しょうがない。失ったデータのことは諦めて
気持ちも新たに使い続けるしかない。

作者からのメール!

と、そんな時、
「JFile」の作者であるJohn Lehettさんから一通のメールが届いた。

そこにはJFileの
さらに新しいバージョン(2.1)のアップデータが添付してあった。
さらに、添えられたメールにはこんなことが書いてあった。

メールの概要


Macintoshユーザのための注意
(PCオーナーには影響ありません):

JFile 2.xのデータベースのバックアップ
(あなたのバックアップディレクトリの中では
.pdbファイル)は現在、
Macintosh用のHotSyncツールでは
リストア出来ません。
これらは「効力のある」.pdbファイルであり、
PC用のHotSyncではインストール可能です。
でも、
Macintosh用のHotSyncアプリのバグのために、
これらはMacintoshプラットフォームから
Palm Pilot上に送ることが出来ません。
Palmではこの問題について現在研究中です。
Palmからの情報を貰い次第、
私はJFileウェブページに
アップデート版を出します。

もしもあなたがこのような
バックアップを行いたい場合、
私はMacintoshのHotSyncの問題が解決するまで、
File 1.6bの使用をお勧めします。
もしもあなたが JFile 1.6bのコピーを必要ならば、
お気軽に下記の宛先までメールを下さい。

このメールのおかげでやっと答えがわかった。

問題はやはりJFile2.0にあった。
が、本当の問題はJFile2.0自身ではなく、
そのデータを扱うMacintosh版の「Pilot Desktop 1.0」にあったようだ。
だからこそ、Palm Pilotではなく
母艦であるMacintosh本体がフリーズしてしまったらしい。

作者からのメール、その2!

それから数日後、John Lehettさんから
「JFile and Mac Users」というタイトルのさらに詳しいメールが届いた。

メールの概要


Macユーザにご注意(PCユーザはこのメールを無視して下さい):

これまでのアップデートの通知でお伝えしたように、
MacintoshのHotSyncにはバグがあり、
その結果、JFile 2.x. pdbファイルに悪影響を与えます。

私はMac用HotSyncにおけるバグについて報告した。
それは、Macintosh側のJFile 2.x .pdbがPalm Pilot側の
ディベロッパーサポートにインストールされるのを妨害するというものだ。
Palm Computing はすでにこのバグの存在を認め、
将来のMac用HotSyncアプリケーションのアップデートの際には
この問題を解消するつもりだと発表した。

このバグを起こしている原因のひとつは、
JFileがそのフィールドネームや、
またデータベース(または、.pdbファイル)の一部に
「ポップアップリスト」の見出しを保存していることにある。
JFile 2.xの各種新機能のせいで、
このエリアに保存されている情報量は増えている。
しかし、Mac用のHotSyncアプリケーションにはバグがあり、
もしも.pdbファイル内の「アプリケーション特有の」情報が
「ある長さ」を越えてしまうと、クラッシュしてしまう。

JFile 2.xに関して、
Mac用のHotSync製品でこうしたバグを回避するために
私が選べるオプションは下記の通りです:

(1)
JFile 2.x から、
Mac用HotSyncのバグを誘発してしまう各種新機能を削除してしまう。
でも、これはあんまり賢い選択肢とは言えない。
本質的に、これではほとんど
JFile 1.6bに逆戻りすることと同じことになって、
あえて JFile 2.xをリリースした意味がなくなってしまう。

(2)
Mac用HotSyncのバグが起きないようにするため、
基礎的なレベルのコードから JFileを設計し直す。
これは現在我々が挑戦中のオプションだ。
しかしながら、このためには JFileに
あまりにも大きな改良を加えなければならない。
しかもその結果、完全に解消するわけではない。

(3)
これもまた可能性のあることだが、
Palm Computingがタイミングよく、
Mac用HotSyncのパッチバージョンをリリースしてくれること!
さっきも述べたように、
Palm Computingは私のバグリポートから1週間以内に、
公式にバグを認める声明を発表している。
だから可能性のあるニュースだと思う。
私は現在、Palm Computingがこのパッチを作るよう促している最中だ。
そしてこれからもメールでMacユーザに
Palm Computingからのさらなる情報を公開していくつもりだ。

現時点で Macユーザに関してもっともお勧めな方法には、
(サードパーティ製の JFile .pdb convertersを通しての)
データベースコンバージョンが必要だ。
また、JFile .pdb filesをインストール出来る必要がある。
そして、上記のオプションのどれかひとつが解決されるまで
JFile 1.6bを使い続けることだ。
もしも (Mac用のHotSyncバグを引き起こさない)
JFile 1.6bのコピーが必要なら、
お気軽に私宛までコピーを請求して欲しい。

あなたに起こしてしまった多くの混乱について謝罪します。
もしもさらなる質問があったらどんどん私宛までメールを送って欲しい。
 

・・・というとてもわかりやすくて丁寧な内容だった。
(機長の訳には多少問題があるかもしれないが)

そこで機長は現在、
忠告通りにバージョン1.6bを使っている。
これならとくに問題は起きていない。

作者からのメール、その3!

でも、失われてしまった古いデータに未練はある。
そこで、John Lehettさんに
「いったんバージョン2.0でフォーマットされてしまった1.6時代のデータを
復活(リストア)するオプションはないか?」
とメールで質問したところ、すぐにお返事が帰ってきた。

メールの概要


いったんバージョン2.xがアクセスしたデータベースは、
2.0フォーマットの.pdbファイルに書き換えられてしまうので、
二度と1.6bで読むことは出来ない。

もしもあなたがPC環境にアクセスする方法を持っているなら、
ベストの方法は、PC converter for JFile を使って、
それらのJFile 2.x .pdbファイルをコンバートすることだ。
そしてそれをPC toolsかMac converter for JFile 1.xを使って、
JFile1.6bファーマットに書き出せばいい。

・・・ということだそうで、
PC環境にアクセスすることが出来ない機長は、
「Pilot Desktop 1.0」の新しいバージョンが出来るまで我慢することになった。



たったひとつの解決法!

以上が、今回のトラブルの顛末だ。

なんとか頑張ってわかりやすく書いてみたつもりだが、
理解できただろうか?

あれ以来、JFileはどんどんアップデートして、
現在(97/11/13)最新バージョンは2.2rまで来ているが、
とにかくMac×Pilotユーザには関係ないままだ。
とにかく
バージョン1.6bで我慢するしかないわけだ。

てなことで・・・。



97年11月15日


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