これが機長作抽選Scriptだ!



今回のクイズのために、
機長が作った抽選Scriptについて。


今回は「AppleScript」の話なので、
Macintoshユーザ以外には、
なんのこっちゃ?って感じだろう。

Windowsユーザの人にもわかるように
あえて説明をすると、
「Apple Script」とは、
GUIの権化みたいなMacintosh
(つまり、MacintoshにはDOSみたいに
Scriptを打ち込んで操作する機能がまったく存在しない!)
の中で、あえてScriptを使ってマシンやアプリを
操作出来る使えるようにしたもの
・・・って感じかな?
(厳密にはちょっと違うかもしれないが、許せ!)
ま、とにかく、Macintoshユーザでも、
普段はあんまり使わない代物だ。
でも、機長が世界で唯一、
多少は使えるScript、それが「AppleScript」だ。


今回のクイズの正解者が
複数だった場合に備えて
機長はAppleScriptを使って
自家製の抽選Scriptを作った。


それがこれだ!
(下図)



なぜ3号か?ダイアログ表示などで
この3号が完成する前に「失敗作」が2つあったからだ。
ほっといてくれ!



ま、外見だけ見せられても
普通のApple Scriptと同じなので、
中身を見せることにする。

こんな感じだ。
(下図)



要は、AppleScriptが持っている
「random number」という概念を使って、
「1」から「エントリー数」までの数字の中から
1つの値をAppleScriptが
無作為に選び出してくれるわけだ。


ちなみに、普通のサイコロを作るだけなら
下記のようなScriptを一行書くだけでいい(・・・はずだ)。


display dialog
(random number from 1 to 6)
     



これだけでサイコロの完成だ。



【使い方】

まず、アイコンをダブルクリックすると、
こんなダイアログが出る。

ここで、エントリー数を挿入する。
(下図)



適当に「55」とか打ってみる。
で、あとは「OK」ボタンを押すだけで
下図のようなダイアログが表示される。



なんか味気ないダイアログだが、
こうしてランダムな数字が選ばれるわけだ。

今回は「1」から「55」の中から「27」が選ばれた。

以上が、このScriptの機能だ。
なんてシンプルな・・・。


ところで今回は、
最大3人の当選者が考えられるので、
上記の作業を3回繰り返すことになる。

というわけで、
万一、3回の抽選で同じ数字が表示された場合は、
「パス」としてもう一回抽選をすることにする。

都合、3回+パスの回数だけ
抽選を行って、
当選者3名を決める。

今回は、
機長にしては珍しく公平を期してみた。
Apple Script好きなので、ちょっと作ってみたかった
というのもある。
「Apple Script好き」なわりには
大したScriptじゃないが、
機長はこれでも十分に大満足だ。


ただし、もしも機長のScriptに問題があって、
本当は公平じゃなかったとしても
その責任を機長は負わない。
理由?
・・・そんなものはない。



じゃ。






98年9月10日